6月の沖縄もイベント満載です。「ユッカヌヒー」と呼ばれる旧暦の5月4日には、沖縄県各地で海神祭やハーリーが開催されます。ハーリーは、爬龍船競漕のことで豊漁と航海安全を祈願して行う伝統行事です。また、ユッカヌヒーは今でいう「子供の日」のことで、子供たちの健やかな成長を願っておもちゃを買い与える風習があります。ハーリーは見るだけでも楽しめるので、観光客の方にもおすすめです!
■ 糸満ハーレー
多くの地域では「ハーリー」と呼ばれるようになりましたが、海人(うみんちゅ)の町糸満では「ハーレー」という古くからの呼び名で親しまれています。糸満市を代表する伝統行事で、平日に開催される年でも多くの人が参加します。
糸満ハーレーでは、西村・中村・新島(ミージマ)の3つのムラによる御願ハーレーや青年たちによる「青年団ハーレー」等さまざまなハーレーが行われます。クンヌカセーと呼ばれる転覆ハーレーは、レース中盤で一度舟を転覆させるレース。必死に水を書き出す姿に、会場も大盛り上がりです。

クライマックスは「アガイスーブ」というレース。2150mもの長距離を競うレースでこのレースを勝ち抜くことはとても名誉な事なのだそうです。

<糸満ハーレーの詳細情報>
日程:2015年6月19日(金)
場所:糸満漁港中地区(沖縄県糸満市西崎1丁目4−11)
詳細:いとまん観光ナビ
■ 宮古島の海神祭
旧暦の5月4日(今年は6月19日)には、宮古島の各地で海神祭が開催されます。海に感謝し豊漁を祈願する伝統行事で、地域に脈々と受け継がれてきました。海神祭では、各集落の神司(カンツカサ)による祈祷や御願バーリーなどを行います。
地域のお祭りなので、飛び入り参加できるプログラムはほとんどありませんが、見学するだけでも充分楽しめます。

ローカル感たっぷりのお祭りです。

■ 座間味島のサバニ帆漕レース
サバニ帆漕レースは、沖縄本島の那覇泊港から座間味島の距離を、伝統のサバニ船に帆をかけて競う横断レース。毎年夏至南風(カーチベー)が吹く頃に開催されています。今年は16回目の開催で、この時期の風物詩として定着してきました。
サバニ船は、かつて漁でも使われていた船で、その当時の姿を現代に復刻したのが、この「サバニ帆漕レース」なのです。

開催日当日の朝には、神人による安全祈願のセレモニーもあります。

そのほかにも6月の沖縄はイベント満載です。詳細のイベント情報は、沖縄CLIPのイベントカレンダーをご覧ください!>> 沖縄CLIP イベントカレンダー
沖縄CLIP編集部
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