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地元にも観光客にも人気の絶景カフェ、Ploughman`s Lunch Bakery

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小高い丘の上、階段を登りきると目の前に広がるグリーンの芝生。眼下に広がる宜野湾(ぎのわん)の町並みの向こうには、水平線と蒼い海。そんなとても気持ちのよい場所にあるのは、地元客にも観光客にも大人気のベーカリーカフェ、「Ploughman`s Lunch Bakery」だ。


 
ツタで覆われた外人住宅の建物を入ると、まるでヨーロッパの片田舎のベーカリーに来た様な洗練されながらもどこかホッとするあたたかみを感じる。オーナーの屋部さんの穏やかな人柄があらわれているのかもしれない。5月に改装して内装は少しシンプルになり、ランチもオープンサンドを中心としたメニューに変わった。


 
「プラウマンズランチ」とはイギリスで親しまれている素朴なパンにチーズなどを挟んで食べる農夫のランチの事。オープンサンドのメニューはオーナーの屋部さん自らが焼く焼きたてのパンからつくられるサンドウィッチに、瑞々しい新鮮な野菜がたっぷり添えられている。一見素朴なパンは、もちもちしているのにとても軽く、食べやすい。人参とトマトのポタージュも、甘みと酸味が引き立て合う絶品だ。

 
アボカドのサンドは特製のサルサソースがしっかりと絡んで、アーモンドとトルコのチリパウダーが絶妙なアクセントになっていた。

 
朝10時に出そろう12種類前後のパンは、午後になるとパンを買いに来たお客さん、カフェでランチを食べてからお土産に買って行くお客さんであっという間になくなってしまうこともある。オーガニックの食材が中心で産地にもこだわっているが、ストイックに突き詰めるよりも「美味しさ」を重視しているという。

 
もともと設計を仕事にしていた屋部さんが、海外への移住費用をためる為に様々な仕事をしていくうちに、人が集まり情報を集めながら発信する場が欲しくなり、お店を持とうと思ったのがはじまりだった。最初はパン職人と組んでお店をきりもりしていたが、やがてそのパン職人が独立することになり、2年ほど前から屋部さん自らがパンを焼く様になった。

 
「半分独学なんで、パンづくりのセオリーにとらわれすぎないところがあります。ずっと学んで来た人だったらやらないようなやり方でも、自分が美味しいと思えば採用してしまう。そうやって実験するのが好きなんですよ」
 
今回改装にあたってメニューを変えたのも、ランチプレートで毎日同じものをつくり続けるのではなく、オープンサンドという形でパンと具材のバリエーションを色々試して、新しいものをつくりつづけていきたいからだと言う。

 
インテリアや内装も、設計をやっていた屋部さんが自ら手がけたもの。そしてそのセンスや世界観が、そのまま食にも通じている。コーヒーにもかなりこだわっていて、県内の有名コーヒー店からの豆を時々に応じて仕入れているので、カフェとしてゆっくり利用することもできる。

 
またここに来る為に沖縄まで足を運びたくなる人が沢山いるのも頷ける、とっておきのカフェなのだ。
 
 
Ploughman`s Lunch Bakery
住所/沖縄県中頭郡北中城村安谷屋927-2
電話/098-979-9097
営業時間/8:00〜16:00
定休日/水曜日
 
沖縄CLIPフォトライター Sandy
 
 
 

 

 

 

 

 

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