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あの!『キンキンゴーヤー』がすくすくと成長… 6月の出荷まであと僅か、な現場リポート【PR】

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沖縄本島北部、本部町(もとぶちょう)は健堅(けんけん)地区の『キンキンゴーヤー』(過去の取材記事はこちら→ http://okinawaclip.com/ja/detail/1852 )といえば、35年ぶりに復活した巨大ゴーヤー。沖縄CLIPも注目する伝説のプロダクトです! 詳細は前回の記事で紹介した通りですが、現在6月の品評会&本出荷に向けて、順調に身をふくらませているとのこと! 早速、成長度合いを確認すべく現場へ急行&そのプロデュースを一手に担う合同会社 健堅を訪問。代表社員の仲栄真 雅宏(なかえま まさひろ)さんから、改めてお話を伺いつつ、まずは苗木を見せていただきました。


まるで我が子を自慢するかのような笑顔を見せる仲栄真さん。

 

「一般的にゴーヤーは、病気にかかり易いなどの理由で種からの育成は難しいため、カボチャかナーベラー(ヘチマ)の根に接木(つぎぎ)して育てます。キンキンゴーヤーも同様です」。かくして、去る3月20日、健堅地区関係の(名簿登録された)希望者約130名に、苗木が(各5本まで無料)配布されました。「各自が“あたいぐぁー農業”(=沖縄の言葉で「家庭菜園」)で、育てます」。

 

そのうちの20名ほど(各3本まで)の栽培者が、第4回となる品評会(日時:6月中旬予定/場所:もとぶかりゆし市場 / 主催:合同会社 健堅 / 問い合わせ:0980-47-6151)に出品予定です(昨年は63本出品)。重量や揃い(長さ・太さ)はもちろん、形状、色・艷、傷み、熟度などを点数化して、1等を決めるイベント。こちらは、観光客はもちろん一般の方も見学は自由! 気になる試食も展開予定です。今からその賑わいが楽しみですね。

 

接木の技術がものをいうキンキンゴーヤーの苗木。根には、カボチャまたはヘチマを使用。


続いて、健堅社員の比嘉 就(ひが しゅう)さんに、ビニールハウスの栽培現場をご案内いただきました。

気温25度程度を安定して維持するためのビニールハウス栽培。

 

「今はまだ、身をふくらませているのは、この、サイズ30cm強の1本だけですが、これから暑くなって、どれもこれも35cm以上に成長しますよ」。

青々とした鮮やかな色合いと、独特のほの甘い香りが、夏の本格到来を予感させてくれます。

 

キンキンゴーヤー一本一本に惜しみない愛情を注ぐ比嘉さん。


現状は、ペットボトルのおよそ1.5倍の30cm。まだまだ伸びしろが!

 

ところで、キンキンゴーヤーは、特別な育て方はあるのでしょうか?「一般的には、通常のゴーヤーとそれほどに違いはありません。但し、気温は25度以上を保つ必要が有りますので、ビニール栽培がベストです。育て方としては、苗木に水をやり陽に当てれば、数日で茎が伸びてきますので、ある程度の大きさになったら、次は網による『棚』を用意しましょう。その方法は、縦と横の2通り。一般家庭では、壁や窓冊子などに網を張るだけの縦棚が簡単です。しかし庭など充分なスペースを確保できる場合は、それぞれが干渉し合うことが少ない横棚がベターです。高さは120cm程度、日当たりの良い場所に設置すれば、どんどん育ちますよ。もちろん支え棒や網はホームセンター等で購入できるものでOKですが、収穫時期のキンキンゴーヤーは1本600g以上になりますので、重量に耐えられるしっかりとした作りにする必要があります」。

 

一般家庭でキンキンゴーヤーを育てる場合は、縦に網を張る方式が簡単です。

 

スペースが充分な場合は、地上120cmくらいの高さで水平に網を張って育てます。

 

続いて、見せていただいたのは、日々の作業。「この時期、キンキンゴーヤーは花を咲かせます」。見てください、あまり知られていませんが、ゴーヤーは南国にふさわしい、鮮やかな黄色の花弁を開きます。

 

初夏の頃、ゴーヤーが美しい花を咲かせることは、あまり知られていないかもしれません。


「その際に大切なのが、受粉。こうして、雄しべと雌しべを『兜合わせ』することで、確実に受粉させます」。済んだ花には紐を結んでおけば、一目瞭然です。

手慣れた手つきながらも丁寧に、人工的受粉。

 

こうして数日後には真緑の身をつけ、数週間後にはアバシーゴーヤー同等以上に膨れ上がり、数カ月後には巨大なキンキンゴーヤーの完成です。長さ35cmになれば収穫OK。その後40cmくらいまではおいしくいただけるとのことです。

 

まだまだ成長の途上ですが、目前に迫ったキンキンゴーヤーの収穫に心底ワクワクさせられました! 沖縄CLIPでは、今後も折にふれてキンキンゴーヤーの“いま”をお届けする予定。乞うご期待!

 


【キンキンゴーヤーのご予約方法】 

 
件名を「キンキンゴーヤー購入希望」として、お名前、購入本数をご記入のうえ、下記のアドレスまでメールでご連絡ください。 
 
 
 
価格/1本10,800円(税込) 
 
 

 

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)

 

■関連記事はこちら

伝説の巨大ゴーヤーが35年ぶりに復活! 本部町健堅地区の「キンキンゴーヤー」

連載/島の恵み、島の味 その10 ゴーヤー

 

 

~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

 


【ちゅらまーい Ha:mo(ハーモ)で巡る沖縄:女子旅 編】今帰仁~古宇利島をわくわくドライブ!〔PR〕

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沖縄の魅力と言えば青い空とエメラルドブルーに輝く海。ゆったりとした自然の爽快感を求めて沖縄のシーサイドを探訪したい! そんな時、普通のレンタカーでも良いのですが、もっと自然を身近に感じられるおすすめの一台があります。しかも、ペーパードライバーや免許を取ったばかりで運転に自信のない方でも、遊園地のゴーカート感覚で乗ることができる乗り物は、一人乗りの超小型電気自動車です。環境にも優しい乗り物で、沖縄本島北部・本部(もとぶ)半島を回遊できるサービス「ちゅらまーい Ha:mo(ハーモ)」でちょっと特別な体験をしてみませんか?

 

「ちゅらまーい Ha:mo」の観光ルートは全部で8つ用意されていて、緑や自然を体験できるルートや、世界遺産の今帰仁城跡(なきじんじょうあと)と集落を散策するルート、本部の生活を感じられるルートなど、どれも魅力的。今回は私がおすすめの「たっぷり古宇利島(こうりじま)」ルートの4時間コースを、運転歴約3ヶ月の私が友人といっしょに女子2人旅で体験してきましたので、ご紹介したいと思います。

 

 

このコースのスタートは「今帰仁あいあいファーム」でした。安心・安全に乗車するための説明をスタッフから聞き、「おすすめルート案内」機能付きタブレットを車内に設置したら出発です!

 

 

私も友人のMちゃんも、じつは方向音痴。でも、目的地まで「ちゅらまーい Ha:mo」の音声案内がナビゲーションしてくれるので、土地勘がなくても安心でした。

 

 

友だちや家族など複数人で利用する場合には、トランシーバーで連絡をとりながら走ることが出来るので安心だし、何より楽しいと思う。車体のコンパクトさもかわいくて、軽自動車の半分程の大きさなので小回りが利くし、狭い道もスイスイ進めます。私の苦手な縦列駐車も難なくクリア出来ましたよ。

 

 

最初の観光スポットはワルミ海峡を一望できる「橋の駅リカリカワルミ」。売店では工芸品や地元で採れた野菜・フルーツの販売もしています。後ろにはトランクも付いているので、たとえお土産を買い過ぎてしまっても大丈夫です。

 

 

沖縄の観光地をのんびり巡りたいとき、車では早すぎるし、自転車やバイクでは暑すぎるけど、「ちゅらまーい Ha:mo」では最高速度は60km/hなので、景色を楽しみながら運転するのには丁度良い速度だし、屋根も付いているのでとても快適ドライブができます。

 

 

“車で行くことのできる離島”として人気のある「古宇利島」にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアはないので、渡る前に観光施設「美らテラス」でドリンクを購入するのが良いかもしれません。

 

 

日本で2番目の長さを誇る橋「古宇利大橋」は、南国の雰囲気を味わいたい人におすすめのドライブコース。「ちゅらまーい Ha:mo」なら、風景や風、自然が奏でる音や香りを感じながら走ることができるので、走りながら自然からの癒しパワーをたっぷり吸収しました♪ 落ち込んでいる方や仕事で疲れている都会人でも、元気になれるかもしれません。

橋を渡ると、すぐに次の観光スポット「古宇利ビーチ」と「古宇利ふれあい広場」があります。古宇利ビーチは遠浅で波も穏やかなので、小さな子ども連れのファミリー層から特に人気があるそうですよ。

 

 

次の目的地である「テーヌ(ティーヌ)浜」までは5分ほど。このスポットは、アイドルグループの嵐が出演したJAL先得のCMロケ地として一躍有名になりました。

 

 

海の中からニョキっと顔を出すハート型の岩「ハートロック」で写真を撮る時は、ハートのポーズで決めてみましょう!

 

 

観光客で賑やかなテーヌ浜とはガラッと雰囲気が変わり、静寂でしっとりとした時間が流れている「トケイ浜」は、シュノーケルの穴場スポット。海岸沿いには円盤状の大きな穴の開いた岩「ポットホール」が散在しており、ミステリアスな自然現象を見に訪れる人も多いそうです。絵画のように鮮やかな色彩の海を、時間を忘れてボーっと眺めているだけで心が和みました。

 

 

ラストは、海抜82mから島々を見渡すことができる「古宇利オーシャンタワー」。圧倒的なブルーとエメラルドグリーンのグラデーションは、言葉を失うほどの美しさです。館内のレストラン オーシャンブルーで、絶景の海を眺めながらランチを楽しむのもおすすめです。

 

 

 

心とお腹が満たされたら、ゴール地点に戻りましょう。実は体験する前までは「4時間コースは長過ぎるのでは? ショートの2時間でも十分なのでは?」と思っていたのですが、いつもと違う目線で楽しむ観光地巡りは新鮮で、あっという間に充実の4時間が経ってしまいました。

 

お友達のMちゃんにも感想を聞いてみると、「レンタカーとは違った目線で楽しむことができたし、のんびり走れて良かった」とのこと。

 

そうそう、車というより“アトラクション感覚で楽しめる新しい乗り物”でしたよ。ということで、ペーパードライバーや車の運転に自信のない人、初めての土地でも迷わず観光スポットを巡りたい人、他の観光客とはちょっと違った楽しみ方をしたい人は、「ちゅらまーい Ha:mo」をぜひ体験してみてください。

 

 

文:沖縄CLIPフォトライター Sachiko

写真:沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)

 

■今回Sachikoが体験したコースはこちら
たっぷり古宇利島ルート(4時間コース)

 

■このコースの立ち寄り先の記事はこちら

古宇利オーシャンタワー

ハートロック

古宇利大橋

 

■ちゅらまーい Ha:mo(ハーモ)

2時間コース・3,000円

4時間コース・5,000円

代表番号:090-6866-6305(一般社団法人 本部町観光協会)

公式HP:http://info-motobu.okinawa/ev/

お問い合わせ先:churamaai@info-motobu.okinawa

 

 

*この記事は、トヨタ自動車株式会社のスポンサード記事です*

識名園から徒歩5分。那覇市真地(まあじ)にある、地元で大人気のパン屋さん『いまいパン』

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パンの焼ける香りがお店の外まで漂い、その香りに誘われて扉を開くと、小さな店内には様々なパンがぎっしりと並べられていました。
 
 
「閉店するギリギリまでお客様に沢山の種類の中からパンを選んでほしいから」と、朝の5時から18時までパンを焼き続けるのは 『Boulangerie Patisserie Imai Pain(ブーランジェリー・パティスリー いまいパン)』オーナーの今井 陽介(いまい ようすけ)さん。
 
閉店直前になるとパン棚がガランとしてしまうパン屋さんが多い中、こちらは常にたくさんのパンが揃っています。
 
 
茨城県出身の陽介さんは東京の製菓専門学校に通い、卒業後は東京でパン職人として腕を磨きました。そして修行のためにフランスへ。2年間の修行を積んだ末、なんとパリのバケットコンクールで第3位に入賞! その後は「日本のおいしいパンを自国に広めたい」とマレーシアの首相から依頼を受け、技術を指導するために現地へと渡りました。そんな陽介さんが沖縄にお店をオープンするキッカケとなったのは、寒いのが苦手だったことと、沖縄出身の奥様あいこさんとの出会いでした。
 
 
高校卒業後は大阪の製菓学校へ行き、卒業後は熊本の菓子店で基礎を身につけ、フランスへ渡って3年間修行したあいこさん。「洋菓子を学ぶにはやはり本場へ行かないと!という使命感みたいなものがあったんです」と話します。 帰国後は東京のケーキ屋さんに就職。しかし、その後ハンガリーへ飛ぶことになります。首都ブダペストにある1858年創業の老舗カフェ『ジェルボー』が、日本に初進出をする際の立ち上げメンバーに大抜擢されたためです。あいこさんは半年間ブタペストのジェルボーで研修をし、現地で愛されているお菓子を学びました。帰国後は東京のジェルボーでスーシェフパティシエールとして勤務しました。
 
 
実はフランス時代に共通の知人を通して出合っていたおふたり。しかしその時は仲が深まることはなく、再会するまでの約10年間は連絡をとることもなかったと言います。マレーシアから一時帰国中だった陽介さんは、あいこさんが東京のジェルボーで働いていることを知り、お店を訪れました。そして「沖縄でお店を開きたい」ことを伝えました。 その数ヶ月に3.11東日本大震災が発生。今後の人生を考えるキッカケになったそうです。そして「陽介さんの夢についていこう!」と決断したあいこさん。その後に交際、結婚へと発展しました。
 
 
おふたりの想いと夢が形になった「いまいパン」がオープンしたのは2012年の11月。「地元の人たちに、街のパン屋さんとして日常的に使ってほしい」と思っていた今井さんご夫妻は、県民が愛着を持っている県産の食材を積極的に使うことに決めました。例えば牛乳は南城市(なんじょうし)の玉城牧場のものを、卵は南風原 (はえばる)の美ら卵を使います。小麦粉は、美味しさと食感を追求するために何度も何度も配合を変えながら行きついたのが県産とカナダ産、オーストラリア産、国産小麦のブレンドでした。 
 
 
看板パンのひとつ「繁多川(はんたがわ)豆乳パン」は、イギリスの有名料理家ジェイミー・オリヴァーも大絶賛した長堂豆腐店の豆乳を贅沢に使用しています。こちらは沖縄で唯一、今でも機械を使わず手作りで豆腐を作る老舗店。
 
 
 
 
その他にも伊江島全粒粉食パンや、恩納村小麦のカンパーニュ、お総菜パンに使う野菜も出来る限り県産のものを使用します。
 
 
 
フランスのパン屋さんでは、必ずケーキや焼き菓子などのスイーツも一緒に販売しているのだそうです。多くの男性が甘党なため、朝からエクレアやケーキを買っていく姿が見られるのだとか。ここは日本。しかし、いまいパンでも同じ光景が見られました。
 
 
お土産物にも力を入れています。 世界遺産の識名園(しきなえん)から徒歩5分のところにお店を構えるいまいパン。観光スポットでありながらお土産物がないことに気付いた今井さんは、識名園を意識した焼き菓子を作ることに決めたのだそうです。シンプルな味わいで昔から親しまれている繁多川の「丸吉塩せんべい屋」とコラボレーションをして出来上がったのが「識名園 浪漫餅(るうまんぺい)」。2016年2月には、優れた特産品に贈られる那覇市長賞で優秀賞を受賞しました。
 
 
特注の塩せんべいにキャラメル状のアーモンドスライスとココナッツ、フランスのゲランドの塩をトッピングして焼き上げた浪漫餅は “沖縄とフラン スのチャンプルー” というコンセプトで作ったそうです。サクッの後にカリカリとした食感が楽しめ、甘さと塩気のバランスが絶妙の浪漫餅。フランスの国旗であるトリコロールカラーのパッケージには識名園といまいパン、王様が描かれています。
 
 
宮古島の黒糖を使用した「黒糖サブレ」と、さんぴん茶の茶葉を生地に混ぜ込んだ「さんぴん茶クッキー」の入った「琉球国王のティータイムクッキー」も沖縄土産にぴったりです。
 
 
オーブンから出てきたばかりのパンが次々と店頭に並べられていきます。焼き立てのバケットからはクラスト(外皮)が弾けるパチパチパチという音、通称 ”天使のささやき” が聞こえ、私は静かな興奮を覚えました。
 
「早く取材を終わらせてパンが食べたい…」。正直そんな気持ちでした(笑)
 
 
というわけで、帰りの車の中でパンを頬張ったのは言うまでもありません。小麦粉が主役のシンプルな塩パンは心がホカホカと温まる優しい味。素朴な味わいなのに味に膨らみがあり、毎日でも食べたい美味しさでした。ちなみに塩パンはこちらの人気No.2。
 
 
No.1はぜひお店で確認してみてくださいね♪
 
そうそう。こちらでは、売れ残ってしまった分は施設に無料で配ったり、クロワッサンダマンドのようなお菓子パンに再加工するそうです。心を込めて作ったパンを無駄にすることなく、工夫をしている今井さんの考えに共感を覚えました。
 
 
 
Boulangerie Patisserie Imai Pain(ブーランジェリー・パティスリー いまいパン)
住所/沖縄県那覇市真地12-4
電話/ 098-836-3008
営業時間/7:30~19:30
定休日/月曜日(月1火曜日不定休)
 
 
 
 
▼沖縄のおいしいパン屋さん
 
 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

山原食堂 Kuni(ヤンバルショクドウ クニ)&今帰仁の駅 そ~れ

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農産物直売・加工販売の「今帰仁の駅 そ~れ」の隣に2015年オープンした食堂「Kuni」。
 
沖縄の野菜・肉・魚をふんだんに使った中華、エスニックやイタリアンをとりまぜた創作料理の店。その際立つ美味しさで人気急上昇中です。滞在中に沖縄料理を食べすぎて少し違ったものが食べたい時には特におすすめです。沖縄本島の中でもよりのんびりとした雰囲気が人気のこの今帰仁界隈、ゆったり過ごせるゲストハウスがチラホラとある中で食事ができる店が少ないのですが、この店は昼も夜も営業していてお酒も飲める貴重な存在。「そ~れ」は地元の人も利用していてローカルな雰囲気。今帰仁の直売野菜や農産加工品が豊富に揃っていて食事の前後でお土産も買えますよ。
 
 
住所/沖縄県国頭郡今帰仁村字玉城157
 
音楽 : TROPICALISM
 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜
 
Kuni.jpg ( 361 KB )  ファイル詳細へ

やんばる・シンカヌチャービレッジ

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やんばる(沖縄本島北部)の自然の中で、「パーマカルチャー」の暮らしを実体験できる施設です。「パーマカルチャー」という言葉よく耳にするし気になる…でもいったい何なのか? 『パーマカルチャー=そこに暮らす全ての生き物(人間も含めて)が、「活かし合う」(お互い快適により豊かに暮らせる)ように「デザイン」(配置)する、という事。結果、循環型の持続可能なライフスタイルとなる、というワケなのです』(オーナーの相川さん)
 
ライフスタイル=生活全般なので、もっと具体的に知るにはそれを実践している場所を体感するのが一番しっくりきそう。ここは実際にパーマカルチャーの概念でデザインされた敷地に住居やガーデンがあり、ワークショップや宿泊体験ができます。きっと「パーマカルチャーってこんな感じだったのか!」という思わぬ発見と体感ができますよ。(ワークショップや宿泊体験は予約制です。詳しくは下記HPからお問い合わせを)
 
 
 
 
 
音楽 : MAKOTO MIYATA
 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時 
 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

宗像堂(むなかたどう)

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ここ数年沖縄では質の高い美味しいパンを提供する店が続々と登場し、全国からも注目を浴びるようになりました。宗像堂はそのムーブメントの火付け役とも言える草分け的存在のお店であり、遠方から多くのファンが訪れます。自家製の天然酵母に日々真摯に向き合い、手製の石窯で焼かれたパンは一度食べたら忘れられない独特で深い味わいがあります。
 
現在本島の農家と提携して小麦の栽培を開始し、今後一定量の自給も目指しているそうです。店の奥に大きなガジュマルのある広い庭とその横に軽く食事や喫茶のできるスペースがあり緑を感じながらくつろげるのもまたこのお店の魅力です。
 
 
 
宗像堂
住所/沖縄県宜野湾市嘉数1-20-2
 
音楽 : SAWA
 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

スパークリングワインが進む島豆腐レシピ「島豆腐とスーチカーのトマトソース煮込み」

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2015年の10月にフォトライターデビューをした私。半年間頑張った自分へのご褒美として、先日1週間オーストラリア(メルボルンとフィリップアイランド)へ行ってきました。今回は香港経由で、行きも帰りもキャセイパシフィック航空を利用しました。香港からメルボルンまでの飛行時間は9時間20分。その間に機内食が2回提供されるのですが、私は“ベジタリアンミール”を選んでみました(キャセイパシフィックではフライトの出発時刻の24時間前までに連絡をすれば、ユダヤ教徒食やヒンズー式菜食、グルテンフリーの食事、フルーツプレート、低ラクトースの食事など20種類のスペシャルミールの中から選ぶことが出来るのです)。
 
 
写真はメルボルンの本屋さんで購入したレシピ本。本文とは関係ありません
 
“なぜベジタリアンミールを選んだのか”は説明すると長くなってしまうので省略しますが、そんなわけで私は動物食品を一切使用しないスペシャルミールを楽しんだわけです。そのなかの“豆腐のトマトソース煮込み”が美味しくて(機内食で感動したのは、この時が初めて!)帰国後に家でも再現してみようと思いました。その時の様子はブログにも書いたので興味がある方はぜひご覧ください。
 
前置きが長くなりましたが、今回の『Sachikoの酒の肴 沖縄レシピ』は、美味しかった機内食を参考にして一品作ってみました。私はベジタリアンではないので、お肉も使いました。
 
 
『島豆腐とスーチカーのトマトソース煮込み』
 
【 材 料 】4~5人分
島豆腐 250g
スーチカー(塩漬け) 150g
ひき肉 90g
ミックスビーンズ 60g
トマト缶 250g(一缶)
パプリカ 1/2 個
玉ねぎ 小1個
チキンブイヨン 1個
ブラックオリーブ20g
 
【 作り方 】
1. みじん切りにした玉ねぎとひき肉を鍋に入れ、オリーブオイル大さじ1と塩胡椒(ひとつまみ)を加えて玉ねぎがしんなりとするまで炒めます。
 
2. 1の鍋に細かくカットしたパプリカとミックスビーンズ、短冊切りにしたスーチカーとトマト缶を加え、軽く混ぜたら一口サイズにカットした島豆腐を入れます。
 
 
3. 鍋の蓋をして弱火でコトコト20分程煮込みます。途中で2~3度蓋をあけ、ざっくり混ぜてください(この時点で味見をして塩気が足りないと感じた場合は、塩で調節して下さい)。
 
4. 器に盛って、ブラックオリーブをトッピングしたら完成です!
 
 
そうそう。スーチカーとは、豚の塩漬けのこと。
 
 
豚の三枚肉をたっぷりの塩で漬けて作る沖縄の伝統料理です。三枚肉に塩をもみ込んでから1週間程冷蔵庫で保存し、その後茹でるだけのシンプル料理ですが、待つのが面倒な私は大体いつも市販品を買ってきてしまいます。島豆腐については、ぜひこちらを参考にしてください。木綿豆腐よりも水分が少なく、密度が濃い島豆腐は煮崩れしにくいので、煮物や炒め物にも大活躍する食材です。
 
 
島豆腐とスーチカーのトマトソース煮込みは、スパークリングワインと一緒にいただきました。トマトの酸味とスーチカー&ひき肉のまろやかさはキュッと辛口のシュワシュワ系によく合うのです。ショートパスタやクスクスを添えても美味しそうですね。
 
沖縄料理の定番食材=島豆腐は泡盛や日本酒のおつまみとしてだけではなく、洋風にアレンジをして、ぜひワインにも合わせてみてください。
島豆腐を使ったレシピは今後も考えていきたいと思っています♪
 
 
 
 
▼島豆腐を使ったお料理がいただける沖縄の飲食店はこちら
 
 
 
 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

「沖縄でチーズづくり?」固定観念をくつがえしたジョンさんの美味しいチーズ【The Cheese Shop (南城市)】

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「チーズマニアの間で、沖縄のチーズが注目されているらしい・・・」。しばらく前に友人からその話を聞いた時、頭に浮かんだのは中城(なかぐすく)村で作られているヤギのチーズでした。沖縄では那覇の近くでも、八重山の小さな離島でも、ヤギのいる風景は日常の中に溶け込んでいるからです。
 
 
 
でも、話の続きを聞くと、話題になっているのは牛乳を原料にしたチーズだとのこと。それもカマンベール系やブルーチーズ系、そしてロックフォール系などの本格的なチーズだと聞いてぜひ食べてみたいと思ったのです。
 
沖縄でおいしいチーズを作っているのはイギリス出身のジョンさん。雲のようにふわふわとした白いひげがシンボルのジェントルマンです。
 
 
 
ジョンさんが使っているのは有用微生物を配合した飼料で乳牛を育てている親泊清(おやどまり・きよし)さんの牛乳です。牧場のある南城(なんじょう)市はのどかな田園地帯。だからストレスも少ないのでしょう、牧場では牛たちがのんびりと草を食んでいました。
 
「牧場の一角に工房があるので、新鮮な牛乳を必要な時に調達できるんです」とジョンさん。香り豊かなしぼりたての牛乳を新鮮なうちに自分たちで低温殺菌。63度で30分。これが一番いいのだそうです。
 
 
オススメのチーズは南城市の地名をつけた「土地の味」がするチーズ。
 
たとえば「ワキナグニブルー」。稲が実る場所(湧稲国)という意味の古い集落名から名付けたこのチーズは、ゆっくりと時間が流れるこの地域と同じように、穏やかでまろやかで、味わい深いブルーチーズです。
 
 
 
一番人気の「大里ホワイト」は白カビ系のチーズでクリーミィ。牧場がある大里地区から名前を借りたそうです。
 
そして、同じくらい人気が高い「ちゅら南城」はマイルドでナッツの香りが漂う食べやすい仕上がりです。
 
最近は、米麹と泡盛で発酵させた「cheese-yo」など、より一層地域色が感じられるチーズに取り組んでいるそうです。
 
 
「好きな時においしいチーズを食べたいでしょ」
 
チーズを沖縄で作りはじめた理由を尋ねてみたら、こんな答が返ってきました。
 
「日本に暮らすようになってから、自分が食べたいチーズがなかなか手に入らず、それならば自分で作っちゃえ!」と自らチーズをつくりはじめたのです。
 
チーズを作り始める前に自分で作ったのは沖縄伝統の豆腐餻(とうふよう)。豆腐のチーズと呼ばれて親しまれている発酵食品でした。結果はバッチリで、友人たちにも好評だったそうです。
 
 
亜熱帯の沖縄でも発酵がうまくできることを確認できたジョンさんはまず、故郷のイギリスを代表するチェダーチーズ1本に絞って毎日つくり続けました。納得できるものを作ることができるようになった時点で他のチーズにトライして、成功したらまた新しいチーズへと、繰り返しているうちにいつの間にかチーズの種類が70種類にまで増えたといいます。
 
 
工房には、フーチバー(よもぎ)、長命草、ウコン、ハイビスカスなど地元沖縄の植物のほか、ホップやハーブ、キノコなどたくさんの種類の植物がストックされ、チーズに味のバリエーションを持たせるために使われています。
 
 
「ここでは動物も植物もみんな元気ですよねー」
 
北海道から沖縄に移った時の印象を表情豊かに振り返るジョンさん。
 
「自然が元気だということは菌も元気ということ。実際同じ牛乳を使って同じようにつくっても、できあがるチーズは場所によって違うんですよ」
 
チーズは地域と人がつくるもの。その時々の温度や湿度、いろいろな条件を見ながら、育てるように寄り添うことが必要なのだとか。
 
 
「つくったチーズは娘のようなもの。本当は売りたくないんです」
 
子どもの頃からおやつ代わりにチーズを食べて育ってきジョンさんは、これまで様々なタイプのチーズと出会い、それぞれのチーズに恋をしてきたのだそう。だから、チーズへの愛着はとても深く、チーズのことを話し始めると止まることを知りません。
 
 
今までに食べたことのあるチーズについて会話を楽しんだり、おすすめのチーズを試食したり、コミュニケーションを楽しみながら自分に合ったチーズを探せるお店です。時間にゆとりを持って訪ねてみてはいかがでしょうか。
 
 
Cheese Shop
住所/南城市大里字仲間1155 JAアトールショピングモール
電話/090-2051-5188
営業時間/13:00~18:00
定休日/火曜日
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《南城市のおすすめスポット》
 
 
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
 
 
~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

呼吸する彫刻、体温を持つ物体。アートユニット与太郎【前編】

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空が青くて空気が透明な初夏のある日、沖縄本島中部にある工房を訪ねたら、彫刻家のお二人がものづくりにいそしんでいた。
 
風がそよぐ木の下でザッ、ザッ、ザッと彫り進める。眩しい太陽をまろやかにする木の下で、ペッタンペッタンと捏(こ)ねていく。
 
 
 
奥山泉(おくやま・いずみ)さんと吉田俊景(よしだ・としかげ)さん。子どものように自由で伸びやかな感受性と、力強くて体温が感じられる造形力から生み出される作品は存在感がものすごい。知る人ぞ知る伝説の漫画雑誌『ガロ』にでも登場してきそうな作風は老若男女にかかわらず、見る人の好奇心を刺激する。
 
 
 
お二人が暮らしているのは1970年代~80年代に沖縄のあちこちに建てられたコンクリートの平屋のお家。そして、アトリエは庭先の桑の木の下。
 
「世界一広いアトリエって言えなくもないんですよね」と吉田さん。
 
取り囲む壁も、大空と大地から二人を隔てる天井も床もないアトリエはこの星の隅々とつながっているから、アトリエは地球サイズというわけだ。
 
 
この場所で仕事をしていると、色んな音が耳に聞こえてきたり、自然や生きものの営みが目に入ってくるのだそうだ。
 
たとえば、近所で誰かがピアノを爪弾くのが風に乗って聞こえてきたり、黄昏時にコウモリがどこからともなくやってきて庭木の枝にぶら下がったり。そういう何気ない生の断片が、奥山さんと吉田さんの作品のモチーフになったり、器に描かれる物語の登場人物になったりする。
 
 
奥山さんの作品によく登場するモチーフにヤギがある。ご存知のようにヤギは沖縄ではダントツに人気の高い家畜。ほとんどの家庭で飼われていたという昔に比べると数こそ減ってきたものの、眺めてよし、可愛がってよし、食べてよしの人気者であることに変わりはない。
 
 
奥山さんもヤギ好きの一人。お気に入りは近所でヤギを飼っているおじいさんと彼のヤギたち。暇を見つけてはデッサンに出かけ、おしゃべりするのが楽しみだという。たまに野菜をおすそ分けしてくれるそのおじさんは、生計を立てるためというより、ただただ可愛いいからヤギを飼っているのだそうだ。
 
 
そのようにしてこの世に産み落とされるものたちは、彫刻以外にも、カトラリーやお皿、Tシャツ、バッジ、オブジェなどさまざまだ。最近注目されているのが、読谷(よみたん)村にあるパン屋「水円」や、宜野湾(ぎのわん)市のごはん屋「米や松倉」などこだわりの店の看板だ。
 
 
「彫刻って食べていくのが難しいんですよ」
 
沖縄にある芸術大学の大学院を卒業して社会に出た二人は、いろんな種類のアルバイトで生計を立てながら、時間を見つけて作品を作り続けた。もちろん、二人の努力が基本にあるが、首里城の修復や中城(なかぐすく)村の遺跡の発掘に関わる仕事を通じて知り合った地域の人との交流が彫刻家として自立していく上で大きな後押しになってもいる。
 
 
ある時、龍を彫ってくれないかと地元の人から依頼が来た。北中城村の大城集落の公民館に飾るものだという。
「ナイチャー(県外出身者)の自分たちに地域の人たちが大切な仕事を託してくれたことが嬉しかった」という奥山さん。完成まで8年。その間、公民館での作品づくりがきっかけになって、地域に住む人たちとの絆が次々に育まれていった。
 
 
「がんばってるねー」、「お茶飲んでー」と知らない人が集まってくる。「おじぃ」は野菜や弁当を差し入れてくれたし、「おばぁ」は孫の自慢話や昔話を聞かせてくれた。度々やってきては二人が龍を掘る様子をじーっと眺める男性がいた。聞けば昔大工をしていたという。最初は恥ずかしそうに覗き見していた小学生も、そのうち声をかけてくれるようになった。
 
作品が出来上がった時、「どんな龍が出来上がるかねー」と楽しみにしていたお年寄りの何人かがグソー(「あの世」を意味する沖縄の言葉)に旅立ち、小さかった小学生はたくましい高校生になっていった。
 
 
龍の制作を始めてしばらくすると、こんどは地元の小学校の創立記念モニュメントを制作してほしいという話がきた。
モニュメントをつくるにあたって、学校に通う子どもたちにいろんなポーズを取ってもらってイメージを膨らませていった。
 
「モニュメントの制作を通して、小学生たちに彫刻ができあがる過程を見せることができただけじゃなく、子どもたちとのやりとりから私たち自身も美術の力をあらためて感じることができました」と奥山さんと吉田さんは当時を懐かしそうに振り返る。その頃関わりがあった小学生のなかには現在彫刻家を目指している子もいるそうだ。
 
 
龍やモニュメントを通して知り合った村人たちとの交流は、もちろんいまでも続いている。暮らしの中で生まれてくる地域の人とのつながりや、日々の暮らしでふと出会う何気ない自然の営み。沖縄からいろんな影響を受けながら、二人は見る人、触れる人の心に火を灯す、温もりのある作品をつくり続けている。
 
◯後編では実際に購入することができる二人の商品を紹介します。お楽しみに!
 
 
アートユニット与太郎
住所/沖縄県中頭郡北中城村
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也 
 
 
《アートユニット与太郎の奥山泉さんが手がけた看板のあるお店》
 
 
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シマアシビ <阿嘉島> サバニ

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那覇から西に約40キロ、那覇港から高速船で約1時間、フェリーで1時間半ほどで渡れる阿嘉島(あかじま)。
 
 
2014年の珊瑚の日(3月5日)に31番目の国立公園に指定された慶良間(けらま)諸島。そのなかの有人島・阿嘉島は、人口300人ほどの信号も交番もない小さな島です。
 
 
島では天然記念物のケラマジカの姿は珍しいものではなく、一日に何匹かのケラマジカを見掛けることもあります。ときには野生のケラマジカのつぶらな瞳と目が合うこともあります。
 
 
橙色に熟したパイナップルのようなアダンの樹の下では、オカヤドカリたちがワサワサと元気に暮らしています。深い青紫色のヤドカリはちょっと珍しくはありませんか?
 
 
ソーダ色、エメラルドグリーン、コバルトブルー、海の美しさは言うまでもなく、阿嘉島は自然界の生き物たちの息遣いがごく身近に感じることができる、のんびりとした島なのです。
 
 
沖縄に移り住んでからまもなく、ご縁あって、阿嘉島のサバニ・チームの一員に加えて頂きました。サバニとは、琉球弧の伝統的な小型漁船のことで、木造帆掛け舟を想像いただければと思います。
 
サバニ・チームの一員となってからは、ゴールデンウィークが終わると「サバニ帆漕レース」の準備や練習のために、ほぼ毎週末、サバニのある阿嘉島へ通います。
 
 
今年で17回目を迎える「サバニ帆漕レース」は、座間味村の古座間味ビーチから那覇港の一文字沖までサバニで渡るレースです。スタート地点の古座間味ビーチに40艇ほどのサバニが並ぶ景観は圧巻。サバニは沖縄の風景に溶け込み、まるで一枚の絵画のようです。
 
 
この週末も練習のために阿嘉島へ行きました。
 
サバニの動力は風と人力。ウェーク(櫂)で漕いで進めたり、ヨットのように帆で風を動力に変えて進みます。聞こえるのは波の音と風の音。そして、「イチ」「ニー」「イチ」「ニー」という自分たちの掛け声。流れに逆らって漕いでいるときは、それはそれは大変です。でも、うまく風を捉えてサバニがスーッと海を滑って行く時は快感。本当に気持ちがイイのです。また、大好きな海が手に取るように近いこともサバニの魅力かもしれません。
 
阿嘉島の海でサバニを必死に漕いでいると、すれ違うダイビングボートから「がんばってー!」と声援を送りながら手を振る女性たちの姿がありました。
 
 
阿嘉島と慶留間島(げるまじま)をつなぐ阿嘉大橋の上からも、「がんばってくださーい!」と応援してくださる観光客の方々の姿がありました。
 
手を振り返す余裕がないときもありますけど、声援ってすごく嬉しいんですよね。元気が出ます! もしも、あのとき応援してくださった方がこのコラムをご覧になっていたら、「ご声援ありがとうございました!」。
 
 
2016年の第17回サバニ帆漕レースは6月26日(日)。今後、慶良間諸島を中心に、沖縄の海でサバニの練習風景に出会うことがあるかもしれません。そのときは是非あたたかな声援を送ってあげてくださいね。
 
今年も梅雨明けが待ち遠しいな。
 
 
沖縄CLIPフォトライター 安積美加 
 
 
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過ごし方は人ぞれぞれ。日本最西端の島にある赤瓦の宿【民宿おもろ(与那国島)】

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バス停から歩いてわずか1分足らず。歩いて行ける距離には居酒屋もビアガーデンもあるし、ケーキ屋さえある『民宿おもろ』。島のほぼ中心部にあるとはいえ日本最西端の国境の島。人口もわずか1,700人足らずなので、島一番の繁華街に溢れているのは人いきれではなく、ゆったり流れる優雅な時間と贅沢なまでののどかさだ。
 
 
客室は6部屋で、すべて畳間の和室タイプ。クーラーはもちろん全室に完備。部屋の中は素朴な作りで、要所要所に杉材を使っているので落ち着いた雰囲気が漂っている。
 
 
お風呂は共同、食事は板張りの談話室兼食堂で。「人と人の交流を大切にしたいから」と、客室にはテレビは置かれていない。でも、無線LANと有線LANはあるのでご安心を。食事は朝夕毎日、日替わりメニュー。島の素材をふんだんに使った料理を楽しめる。
 
 
ホームページに書かれているキャッチフレーズは「一人旅でもグループ旅行やお仕事でも与那国島での楽しい旅をサポート」。与那国島に滞在する間にどう楽しむかはもちろん、お客さん次第。でも、島で過ごす時間をお客さんが楽しいと思ってくれるかどうかは女将の外間真奈美(ほかま・まなみ)さんにはとっても重要なことなのだそうだ。
 
 
なぜなら旅人がこの島に愛着を持ってくれれば、それだけこの島に暮らす人たちにとっては大きな喜びになるし、誇りにもつながるからだ。
 
 
「旅とは自分に、人に向き合うこと。島(訪れた場所)を想う、人を想う。優しいあなた自身を感じられたらいいですね」。真奈美さんは自著『日本最西端の国へ恋する旅人たち』(文芸社セレクション)にそう書いている。
 
 
旅とは普段の生活から離れること。いつもとは違う時間の流れの中に身を置くこと。異郷で目にする風景や、言葉を交わす人たちに何かを感じるということは、もともと自分の中にあるものを再発見することだという。
 
 
目の前に広がる自然の営みに安らぎを感じたり、心躍るバイブレーションを感じ取れるとしたら、それは自分の中にも安らぎや躍動感がある証拠なのだ。
 
 
「お客さんにもヘルパーにも、そしてもちろん旦那や家族にも恵まれたのよね。この家に嫁いで、この場所で生かされて、民宿で活かされてここまできたんですよ」
 
真奈美さんを観察していると、話好きのお客さんには積極的に話しかけ、静かに過ごすのが好きそうなお客さんには、言葉少なにさりげなく接しているのがよくわかる。相手に合わせたおもてなし。それが民宿おもろの心尽しなのだ。
 
 
「風を感じて、心を感じて、ダイナミックな自然に心も体も開放して、大地のエネルギーを受け取ってほしい」と静かに語る真奈美さん。いつもの陽気でお茶目な雰囲気とは違う落ち着いた表情をのぞかせていた。
 
夏と冬、そして春と秋。最西端の島とはいえ、季節によって島が見せる表情は違うという。時期折々の表情を楽しみに与那国を訪れるのも楽しいだろう。
 
 
民宿おもろ
住所/沖縄県八重山郡与那国町字与那国14
電話/0980-87-2419
料金/ 5,700円~(1名/1泊2食)
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《与那国島の魅力を堪能できる三つの記事》
 
 
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島の恵み、島の味 その33 スナックパイン

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爽やかな風が心地よい立夏の季節。待ちに待った南国の果物「スナックパイン」が出回ります。市場の入り口には「パインあります」「パイナップル」と書かれたのぼりが勢いよく風になびいて私たちを誘ってます。売り場に行くと「今が旬!」「今期 初入荷!!」といったアゲアゲなキャッチコピーがつけられ、ついついパイナップルの前に引き寄せられます。
 
©長浜商店
 
この季節に北部やんばる地方をドライブすると、サンサンとした太陽のもとに広がるパイナップル畑に遭遇することがあります。農家によってはスナックパインの収獲体験ができるところもあるそう。

©長浜商店
 
近くで見ると、多肉植物の様なトゲのある葉の真ん中に、可愛らしいパイナップルが姿を現します。露地栽培のパイナップルを初めて見た時は、こんな風に実がなるんだとびっくりしたものです。
 
 
スナックパインの栽培は、沖縄県本島では国頭村(くにがみそん)、東村、屋我地島(やがじしま)、宜野座村(ぎのざそん)、金武町(きんちょう)など中部地方から北部地方にかけて、離島は石垣島や西表島(いりおもてじま)などが盛んです。立夏の頃から1~2ヶ月が収獲の季節。この時期にしか味わえない貴重な果物です。
 
 
「ボゴール」という品種のパインですが「スナックのようにちぎって食べられる」ことから、通称「スナックパイン」として親しまれています。酸味が少なく、甘みが強いのが特徴で、子どもや酸っぱいフルーツが苦手な方にも人気な品種。
 
 
色は完熟を思わせるオレンジ色と、グリーンと黄色のグラデーションの2種類。普通のパイナップルは、緑色していると追熟して食べるまでに時間を必要としますが、スナックパインは市場に出る頃は既に食べごろ。色に惑わされず、そのままで美味しく食べられるそうです。そうはいっても、我が家では、緑色から少し時間をかけて、色合いが変わりあま~い匂いが漂いはじめてからいただきます。匂いほど正確なものはありません(笑)。部屋中に広がる甘い香りが目安です。
 
琉球ガラス叢雲(むらくも)平皿/松本栄
 
さて、「ちぎって食べる」と言われても、食べたことない方はパイナップルをちぎって食べるということに「???」な感じですよね? でも安心して下さい。丸みを帯びた小さな房にツメをかければ「ベリッ!」と簡単にちぎることが出来ます。口に入れると酸味がなく濃厚な甘さが広がります。この味わいが「やめられない止まらない」レベルで、気がつけばベリッとしてして口に運んでいる自分がいます。南国育ちの子供たちは手慣れたもので、黙々とどんどんちぎってはかぶりついていきます。小さくひとつずつ房をちぎるのもよし、2連、3連と贅沢にちぎってかぶりつくもよし。
 
 
スナックパインのもうひとつの特徴は果肉の柔らかさ。芯まで食べられる柔らかさで、ごらんの通り綺麗に食べきれます!
 
琉球ガラス叢雲(むらくも)平皿/松本栄
 
あっという間にごちそうさま。
 
沖縄県内では、スーパーや地域のJA市場、道の駅などでお手頃な価格で購入できます。遠方の方なら、スナックパインの通販サイトや沖縄物産展等などを利用すれば、ご家庭でスナックパインを味わえます。ちぎって食べる立夏の果実、あま~い香りとともにお試しあれ。
 
 
関連記事:沖縄生まれの美味しいフルーツ
 
 
【おすすめスナックパイン通販サイト】
スナックパイン・ピーチパイン専門店 沖縄うまいもの屋!長浜商店
Webサイト/http://okinawa-time.com
 
【掲載商品に関するお問い合わせ】
Galleryはらいそ
住所/沖縄県うるま市石川曙1-9-24
電話/098-989-3262
営業時間/11:00~16:00
定休日/水、日曜日
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ) 
 
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宮古島の温かい大人たちに支えられている高校生カフェ「んまがぬ家」

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何気なく訪れた場所でたまたま注文したご当地グルメが、想像以上においしかったという経験はありませんか?大手旅行サイトのランキングでも上位に選ばれるトップクラスの美しいビーチを抱える宮古島にある「んまがぬ家」(んまがぬや)はそんなお店の一つでした。
 
 
看板メニューはオリジナルの宮古そば「んまがぬ家そば」。温麺と冷麺の2種類を楽しめます。温麺は沖縄そばとラーメンのいいところを組み合わせたハイブリッド。豚骨をじっくり煮出した特製スープと宮古島では珍しい生麺のマリアージュが最高!ロース肉ではなく三枚肉を丁寧に味付けして手作りしたチャーシューとメンマがトッピングされています。
 
 
冷麺は、もちもちの生麺に自家製のゴマだれの組み合わせ。トッピングはえのきなめたけにオクラに梅肉。ゴマだれのコクに梅の爽やかな酸っぱさがピタリと重なっています。
 
温麺、冷麺のいずれとも完成度が高く、もう一度食べたくなること間違いなし。
 
 
宮古島(みやこじま)の方言で「孫の家」を意味する「んまがぬ家」。聞けば全国でも珍しい高校生カフェだそうです。オープンしたのは2013年。宮古島の学校に通う高校生たちが中心になって、メニューのセレクトからレシピづくりまでを行い、平日は大人、週末は高校生が切り盛りしています。
 
 
開店のきっかけは、テレビドラマ『高校生レストラン』のモデルになった「まごの店」の仕掛人、岸川政之さん(三重県多気町役場)の講演会。岸川さんが紹介した高校生による地域活性化の事例に心を動かされた高校生が、宮古島でも何かやりたいと声をあげたのが始まりなのだそう。
 
 
その後まもなく、宮古島で結成された「高校生仕事クラブ」の高校生が中心になって、商品開発から製造、販売、 経理まで飲食店の経営を一貫して行っていく場としてスタートしたのです。
 
 
 
地域で栽培された野菜や果物、地元で育った鶏や豚など、宮古の素材をなるべく使用。新鮮なもずくを使ったじゅーしー(沖縄の炊き込みご飯)、マンゴーを使ったデザートや、多良間島の黒糖、宮古島の紅芋、宮古味噌を活かしたラスクと豆菓子などスイーツ類も楽しめます。
 
 
パティシエやお医者さん、看護師と将来の夢は人それぞれな高校生たちが、地域の大人たちに支えられ、三重県で開催された第1回全国高校生「まごの店」グランプリで優勝したり、研修で視察に行った岡山の産業祭でたくさんのことを学んだり、普段なかなかできない経験を通して大人になっていく場でもある「んまがぬ家」。他のお店とは一味違う魅力が多くの人を魅了しています。宮古島にお出かけの際はぜひ、訪ねてみてください。
 
んがまぬ家
住所/沖縄県宮古島市平良西里1440-1 ファーマーズマーケットあたらす市場
電話/0980-79-5036
営業時間/9:00~18:00 
定休日/水曜日
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
 
《宮古島のおすすめの店》
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

「ちゃんと作られたものって、それだけで美味しいんです」。沖縄のフードカルチャーに新しい風を吹き込む「味噌めしや まるたま」(那覇市)

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ずっしりとしたガラスの引き戸をズズズーッと右に引いて店内を覗いたら、年季の入った味噌樽がデーン! とただならぬ存在感を放っていた。樽の真ん中には「丸玉」のロゴ。その下に明朝体で書かれた「玉那覇味噌」(たまなはみそ)というほっそりとした文字が添えてある。
 
 
玉那覇味噌は4歳で即位した琉球王国最後の国王、尚泰王(しょうたいおう)の時代に創業して以来、昔ながらの天然醸造法で160年に渡って味噌を作り続けてきた老舗だ。
 
 
オーナーの中西武久(なかにし・たけひさ)さんは東京生まれの東京育ち。お母さんのご実家が玉那覇味噌ということもあり、子供の頃から、玉那覇味噌を食べてきたという。また、父方の祖父母の家では晩御飯に食する豆腐を毎日家で手作りしていたということからもうかがえるほど、丁寧な食生活と豊かな食文化を大切にしてきた家庭に育ってきた。
 
 
小学生の頃、キュウリに玉那覇味噌を付けて食べてから、スーパーで売っている速醸味噌(早く発酵がが進むようにコントロールして作る味噌)との違いを体で感じて以来、ここの味噌のファンになったという中西さん。
 
 
2005年に沖縄に移住して、地元でも玉那覇味噌の認知度が予想以上に低いことに衝撃を受け、「玉那覇味噌販売」を起業。県内の飲食店や保育園などに営業を行うかたわら、「いいものなのに陽の当たらない商品」を集めたネットショップを開店。「何気なく使っている食材の本来の姿を知ってもらえたら」と、生産量が少なかったり、アイテム数も少なかったりで、一般的な流通に乗りにくい小規模生産者の販売サポートにも携わってきた。
 
 
2013年に実の祖母、玉那覇久子さん(玉那覇味噌の3代目)が 103歳の天寿を全うした時、玉那覇味噌の販売拡大に全力を尽くそうと中西さんは決意。味噌の魅力を知ってもらうには実際に味わってもらえるレストランをつくるのが一番だと考え、2016年の3月に「味噌めしや まるたま」をオープンさせたという。

 
 
「味噌めしや まるたま」はあらゆる料理に味噌を使ったスペシャルティレストラン。「朝ごはんといえばお味噌汁」ということで、朝7時半には開店し、作りたての丁寧な朝ごはんを10時まで提供してくれている。特製味噌ソースが食欲をそそるノルウェー産サーモン定食、沖縄名物肉味噌と納豆の組み合わせの意外性を楽しめる納豆味噌定食などのほか、テイクアウト可能な味噌汁とおにぎりの単品もあるので、忙しい朝にぴったり。
 
 
 
ランチタイムには看板メニューの「味噌汁定食」のほか、和食ランチの定番の「味噌屋のさばの味噌煮」、「紅豚ロース生姜焼き定食」、そして、沖縄の伝統料理「いなむどぅち定食」などを楽しめる。ご飯は女性でも食べきれるように少なめの盛り付けだが、味噌汁とともにお代わり自由。なので、育ち盛りの男性諸君にも十分満足してもらえるはず。
 
 
 
夜の営業は17:00〜22:00まで。味噌フォンデュやピザなど、「味噌にこんな使い方があるとは!」と目からウロコの新しい世界を堪能できる。その他、トマトソースと味噌のマリアージュを楽しめる「地鶏のトマトチーズ焼き」や、味噌で味付けをしたグレービーソースが自慢の「自家製ローストポーク」など、味噌に関する固定観念を心地よく覆してくれるメニューが揃っている。新たなメニューもこれから随時登場するとのことなのでそちらも楽しみだ。
 
 
「開店以来、お客さんの反応は想定以上」と語る中西さん。なかには週に3〜4回通ってくれる常連さんもいるという。「難しいことをしてるわけではないんですよ。きっと、お味噌が料理の味を作ってくれてるんでしょうね」。飲食店で「おいしかったです」とお店の人に声をかけるのは多く人に経験があることだろうが、「ほんとにおいしかったです」という言葉を何人もの人からもらったことが何より嬉しいそうだ。
 
 
 
できたてのお味噌汁で心が和む一日を始め、首里の泡盛や循環型農法で知られる九州の焼酎と一緒に楽しむ優しい料理で一日を閉めくくる。沖縄のフードカルチャーに新しい風を吹き込んだ「味噌めしや まるたま」。訪ねる度に味噌の魅力を再発見できそうだ。
 
 
味噌めしや まるたま
住所/沖縄県那覇市泉崎2-4-3-1F
電話/098-831-7656
営業時間/7:30〜22:00 
定休日/日曜
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也 
 
 
 
《玉那覇味噌》
 
《沖縄の老舗から生まれた新しい味》
 
 
 
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日本最大級の蝶、オオゴマダラに会いにいこう!

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沖縄の島を歩いていると、時折ふわりふわりと何かが横切ることがあります。
 
なんだろう?
 
 
 
不思議に思って振り向いてみると、そこにはまだら模様の大きな蝶が優雅に花の蜜を吸っています。
 
 
そう、これが日本最大級といわれる「オオゴマダラ(大胡麻斑)」です。白黒のまだら模様が特徴的で、羽を広げると、なんと13cmに及ぶ大きさ。その羽ばたきはゆったりとしていて、まるでフワフワと新聞紙が風にまかせて飛んでいるようにも見えるので『新聞蝶』と呼ばれたりもします。
 
東南アジア広域に分布し、日本では奄美大島の東側に位置する喜界島、与論島以南の南西諸島に分布しています。
 
 
オオゴマダラの幼虫は、エリック・カールの絵本に出てくるようなビビッドな色をしていて、一見毛虫のように見えますが、触っても大丈夫。キョウチクトウ科のホウライカガミという葉を食べます。なんでもホウライカガミにはアルカロイドという毒性物質が含まれていて、幼虫の時にそれを体内に溜め込むことで他の動物から食べられないように身を守るんですって。
 
 
お腹いっぱいにホウライカガミを食べた幼虫は、だんだんと動かなくなり、サナギになる準備に入ります。
 
 
気がつけば、光り輝く黄金のサナギがあちらこちらの枝にぶら下がっています。ひときわ目立つ黄金の色は、他の動物たちに毒を持っていると思わせる警戒色とされていて、身を守るのに役立ちます。そして静かに、美しく大きな姿へ生まれ変わるのを待っています。
 
 
サナギになって約1ヶ月ほど経つと、優雅な羽を持つ蝶へと羽化します。身体が大きい方がメスで、一度に100~180個もの卵を生みます。ただし、自然界で幼虫になるのはわずか2%だとか。そこには、厳しい自然界の掟が待ち受けています。
 
そこで、沖縄県の各地では「オオゴマダラが育ちやすい環境を作ろう」とホウライカガミを植える施設や家庭が増えています。観光施設などでも美しい蝶を見てもらおうとホウライカガミを栽培し、蝶を飼育している施設もあります。
 
 
読谷村にある「体験王国むら咲きむら」のバナナ園の中には、オオゴマダラと自由にふれあえるコーナーが併設され、たくさんのオオゴマダラと戯れることが出来ます。
 
 
島のどこかでふわりと舞うオオゴマダラに遭遇すると、ふと魅入ってしまう。そんな妖艶な蝶をご覧になりたい方は是非訪れてみて下さいね。
 
 
 
【関連記事】
 
【沖縄でオオゴマダラが見られる場所】
体験王国むら咲きむら
住所/沖縄県中頭郡読谷村字高志保1020-1
電話/098-958-1111
時間/9:00~18:00
定休日/無
 
OKINAWAフルーツランド
住所/沖縄県名護市字為又1220-71
電話/0980-52-168
時間/9:00~18:00
定休日/無
 
ちょうちょガーデン/漫湖公園
住所/沖縄県那覇市古波蔵3-23ちょうちょガーデン
電話/098-853- 3144
時間/9:00~17:00(平日)、9:00~18:00(土日祝日)
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ) 
 
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今、私が贈りたい沖縄みやげナンバーワン!琉球みやらびこけし

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この島に生まれ育ってやがて半世紀。なのに、つい去年までその存在を知らなかった『琉球みやらびこけし』。誰かにおみやげやプレゼントを贈るなら、今、私は迷わずにこれを選びます! 花笠をかぶった紅型の琉装姿の「四つ竹」、頭にバーキ(かご)を乗せた魚売りの「糸満(いとまん)娘」、琉球絣姿の「絣帯」。高さ20センチほどのなんとも愛らしいこけしたちです。
 
 
この『琉球みやらびこけし』、実は本島南部の八重瀬(やえせ)町にある障がい者支援施設「太希おきなわ」の利用者のみなさんが、一つ一つ丁寧に手作りして生まれているものなんです。角材を円筒状に切り出す作業から、絵付けの仕上げまで利用者のみなさんで行っています。
 
 
材料となるのは、琉球松やエゴノキ。もともと台風や塩害対策として植えられてきた琉球松。そのくねくねした幹から出る美しい木目を活かした琉球松バージョンは密かな人気なのだそうです。
 
 
円筒状に切り出したものを、さらに機械を使ってこけしの形に整えていきます。もちろん細かい削りの微調整は手作業です。
 
 
きれいに成型されたこけしたちが、今か今かとお化粧してもらうのをワクワクしながら待っているようです。
 
 
絵付けを施すのは、この道40年以上の大ベテランさん。右手の自由がきかないため、左手だけで絵付けを行います。
 
 
立体、それも丸みを帯びた曲線のものに、真っすぐ線をひくのは健常者でも至難の技。ひと筆かいては、筆を口にくわえ、手でこけしを回し、また筆を持ち描くという風に、長年の熟練で培われた独特のリズムで作業が進められます。
 
 
こちらの方は、「絣帯」のこけしに赤い帯を塗ったあと、琉球絣の紺色を施しているところです。
 
 
おわかりになるでしょうか? 左手で色を塗りながら、左腕の中ほどでこけしを固定させつつ。それから、そのまま左腕中ほどで器用にこけしを回転させ、また色を塗り始めます。まさに職人技です。
 
 
頭にかぶる花笠の絵付け。細かい作業はみなさん目が疲れるそう。筆や材料をのせる台など、道具もひとつひとつ使いやすいように自分たちで考え出したのだそうです。
 
 
「琉球みやらびこけし」が誕生したのは、沖縄が本土復帰した1972年、今から44年も前のことです。“沖縄にも新たな産業を”と立ち上げられた民芸物産の会社からの委託を受け、製作がスタートしました。復帰から3年後の『海洋博』でもこけしは人気を博し、1974年には「糸満娘」が通産大臣賞を受賞しています。作業室の壁には、オープン当初作られていた今では幻となった作品たちが並びます。
 
 
こちらは、紅型を着たこけしに手紙用の巻紙がついた「ハイサイ・ドール」。昔から米軍基地内のみやげ品店では高い人気を誇り、沖縄を離れる兵隊さんにお別れのメッセージを添えて贈られたのだそう。昔は“サヨナラ・ドール”と呼ばれていたといいます。
 
 
総勢5〜6名ほどの作り手のみなさんの手仕事から生まれる「琉球みやらびこけし」は、1ヶ月にわずか30〜50体。“みやらび”とは、沖縄の方言で「美童/美しい乙女、娘」のこと。みなさん、完成したこけしを送り出す時は、娘を嫁に送り出すような気持ちなんだそう。
 
 
描き手によっても、ちょっとづつ顔の表情が違っていたりして、一つ一つ手にとってふれていただきたい「琉球みやらびこけし」。手塩にかけた箱入り娘たちばかりです。
 
 
きれいにお化粧してもらって、ユンタク(おしゃべり)しながら待ってますよ。
 
 
〈琉球みやらびこけし取り扱い店舗〉
【太希おきなわ】
八重瀬町字仲座1038-1 TEL.098-851-7522
【沖縄スクナムイ雑貨】
※現在通販のみ http://www.sukunamui.com
 
 
▼琉球みやらびこけしが買える関連ショップの記事はこちら
 
 
沖縄CLIPフォトライター 鶴田尚子 
 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

今のところガイドブックに載っていないおすすめの店。タコスが絶品、ローカル率がほぼ100%の「うちのやまち」(南城市)

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「旅行ガイドに載っていない◯◯」、「本当は誰にも教えたくない秘密の△△」。情報サイトでよく目にするキャッチフレーズです。人って、やっぱり新しいもの珍しいものが大好きな生き物ですから、こう言われると、ついつい耳をそば立てちゃいますよね。
 
 
さて、今日ご紹介するのは、長閑な南城市の中でもさらにのんびりした畑の中にある「うちのやまち」。タコスと沖縄のソウルフード、タコライスが自慢の小さなお店です。自宅の一室をリノベーションしたおかげもあって、アットホームでゆるーい雰囲気でいっぱい。いつ行っても、常連さんが必ずいるというローカル利用率が極めて高い地元の人気店です。
 
 
「うちのやまち、うちのやまち、うちのやまち・・・」。唱えていると「ひらけごま!」みたいに、何かいいことが起こりそうな名前がついたこの店は、今のところ旅行ガイドには載っていません。そして正直なところ、本当は誰にも教えたくない秘密のお店の一つではあるのですが、どしどし多くの人に知っていただいて、どんどん食べに行ってもらいたいと心から願っているお店です。
 
 
そう思うのは「うちのやまち」では「人」・「場所」・「もの」の輝きが、素朴で心地よいハーモニーを奏でているからです。
 
まず「人」。オーナーの山内日出雄(やまうち・ひでお)さんと日出雄さんを支えるお父さんとお母さんの存在がたまらなくいいんです。小さな店内で親子3人が手を取り合ってお客さんをもてなしている姿は沖縄の家庭そのもの、という感じ。眺めていると3人の人となりが伝わってくるし、「自分の家族と同じだー」と思えるところもあったりして、案外楽しいのです。
 
続いて「場所」。お店があるのは、風力発電のすぐふもと、サトウキビ畑に囲まれた集落の中。賑やかな幹線道路沿いならいざ知らず、静かな集落のなかにひっそり佇むタコス屋さん。牧歌的な風景の中で頬張るタコスもオツなものなのです。ちなみに、お店では山内家のあたいぐゎー(「家庭菜園」を意味する沖縄の言葉)の野菜をなるべく使用しているそうです。
 
 
そして「味」、10年近く試行錯誤を続けたというタコスシェル。日出雄さんによると、タコスとの出会いは二十歳くらいの頃なのだそう。「ある日、友だちが有名なタコス屋さんのタコスをテイクアウトして持ってきてくれたんです。食べてみたら、今までに経験のない味わいに衝撃を受けました」と、もともと料理を作るのも食べるのも大好きだったという日出雄さんはその時のことを懐かしそうに話してくれました。それ日以来タコスに熱中。「自分流のタコスを作ってみたい」と、ひまを見つけてはタコス作りに精を出したそうです。
 
 
「いろんなお店を食べ歩いたり、ネットで情報を仕入れたり。見よう見まねで失敗を繰り返す日々が続きました。いろんな種類の小麦粉を取り寄せたり、水の量を10cc単位で変えてみたりして、やっとタコスと呼んでも恥ずかしくないレベルまで到達したんです」。そう語る日出雄さんの言葉にはまだ先がありました。

 
「でも、冷めると生地が柔らかくなるし、油っぽさが前面に出てきてしまったんです」。
 
その後も何百通りものレシピでチャレンジを続けた日出雄さん。今のタコスが完成したのははじまりから10年も経ってのことでした。
 
実際に食べてみると、噂通りのパリッとした歯触りが。味付けは薄すぎず、濃すぎず。時間をおいて食べてみても油っこさがなく、あっさり。しかもサクサク感は残ったまま。ファストフードって、冷めるとNGなものが多いですが、このタコス、冷めた時により美味しく感じられるのです。
 
 
 

うちのやまちではタコス以外にも、マヨタコライス(大¥780、中¥680、小¥580)などユニークなタコライスを楽しめます。お米は岡山産のあきたこまち。日出雄さんの従姉妹が嫁いだ岡山県の山あいで作られてるお米は、寒暖の差と名水のおかげで美味しいお米として評判だといいます。
 
 
 
おすすめは4種類のお得なランチプレート(¥700〜)。その他、ブリトー(¥380)、自家製の日替わりスープ(¥150)、日出雄さんのお姉さんが作っている手作りのアイスクリーム(¥130)、7月から12月頃まで楽しめる自家製のシークヮーサージュース(¥150)など、サイドメニューもなかなかです。テクアウトももちろんOK。沖縄島南部にお出かけの際はぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
 
 
うちのやまち
住所/沖縄県南城市字佐敷字手登根754
電話/080-6480-5467
営業時間/11:00〜18:00
定休日/水曜日
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《沖縄のソウルフード》
 
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

今帰仁村の絶景と南国カレーとダッチベイビーパンケーキの店『Green Room Café』【PR】 

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今帰仁村(なきじんそん)の高台にある眺めが良くて、ここにしかない“沖縄初のオリジナルメニュー”がおいしい穴場のお店があります! 昨年7月にオープンした『Green Room Café』は、眺めの良いカフェとしても有名なカフェがあるエリアの、さらに上に登ったところにあるので、絶景がとっても素敵なお店です。



今帰仁の集落から山のほうに車で登ってくるので、亜熱帯植物が自生していたりする山道はまるでジェラシックパークのよう。お店にたどり着くまでの道中も楽しめます。そして、お店に到着すると、待っていたのはこのパノラマの風景!


 

芝生のお庭はとても広くて、展望台やブランコもあります。展望台には「夢を叶える展望台」と書かれていて、ここから眺めてみると、目の前に広がる美しい光景に幸福感を感じることができて、夢だって叶いそうな気持ちになってきます。

 

 

お店のメニューは、元々フレンチの料理人であるオーナーシェフが作るおいしい南国カレーの数々と、まだ県内で3軒しかないというダッチベイビーパンケーキが目玉です。まずカレーのほうでイチオシなのは、地元今帰仁産の採れたて野菜を使った『島野菜のカレー』(980円)。旬の新鮮野菜に、カレーソースもマッサマンカレー、グリーンカレー、レッドカレー、日本カレーの4種からお好みで選ぶことができます。なかでも、マッサマンカレーは、“世界で最もおいしい50種類の食べ物”で第1位に選ばれた料理としても知られています。まだ食べたことがない人は、ここ『Green Room Café』で食べてみてはいかがでしょうか。

 

 

またランチセットはカレーバイキングで、グリーンカレー、レッドカレー、日本人にお馴染みの味ポークカレーの3種のカレーソースがあるほか、サラダバー、デザート、ドリンクがビュッフェスタイルで食べ放題です。大人780円、こども580円(5歳以下無料)と、大変お得ですよ。

 

 

そして、特筆すべきは、ダッチベイビーパンケーキ。ドイツ版のパンケーキのことで、直径16センチのかわいいダッチパンで、お料理のパンケーキや、デザートのパンケーキをいただくことができます。お料理でイチオシメニューが、沖縄でGreen Room Caféだけのオリジナル『ダッチタコライス』(980円)。料理用に甘みをおさえた特製生地に、タコライスがのっているのですが、パンケーキの生地とライスとの絶妙なコンビネーションで、独特の食感と味わいが楽しめます。ナイフとフォークで食べる“新感覚のタコライス”ですよ。

 

 

デザートのダッチベイビーパンケーキで、一番人気なのが『バナナチョコダッチ』(880円)。ハワイアンパンケーキのようなヘビーさは無いので、とても食べやすいです。生地はシュークリームの生地にも似ていて、生クリームも甘さ控えめ、そしてメイプルシロップにもこだわり、世界三大シロップといわれるアレガニ有機メープルシロップを使用していて、上品な甘さで美味しいですよ。

 

 

店内の席と席の間隔もゆったりとしていて、のんびりするには気持ち良さそうな空間ですし、お庭も広いので、ウエディングパーティーや2次会などの会場としても貸し切ることができるそうです。

 

 

周辺の観光地からのアクセスも良くて、美ら海水族館から車で11分。世界遺産・今帰仁城(なきじんじょう)から車で3分。人気の古宇利島から車で15分です。今帰仁~古宇利島のドライブ途中などに、ぜひいかがでしょうか。

 

 

Green Room Café

住所/沖縄県国頭郡今帰仁村字諸志(おきなわけん くにがみぐん なきじんそん しょし)2088-9

電話/0980-56-5941

営業時間/11:30~19:00(ランチタイムは11:30~14:00)

ホームページ/http://greenroom-cafe.com

 

 

沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)

 

 

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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

沖縄最大の琉球ガラスの品揃えと体験ができる『琉球ガラス村』【PR】

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沖縄本島南部の糸満(いとまん)市にある県内最大級の琉球ガラスのショップ&工房が『琉球ガラス村』。那覇空港から30分のところにあり、“買う”ことができるショッピングセンターをはじめ、“体験する”ことができるガラス工房や、作品展示を“見る”ことができるガラスギャラリーなどを併設。琉球ガラス関連のあらゆるものが充実しています。

 


オープンしてから今年で31年目の老舗でもあり、ショップ内の琉球ガラスの製品なら、県内最大の品揃え。グラスやお皿、ランプや花瓶など、ありとあらゆるものが揃っています。琉球ガラスは、機械製ではなく、ひとつひとつが職人の手作業で作られているので、100%ハンドメイド品ならではのぬくもりを感じられるのが一番の魅力。

 

 

なかでも大人気なのは、グラス。琉球ガラスならではのフォルムの美しさ、沖縄らしい色鮮やかさ、透明感が素敵です。

 

 

金色の“Made in Okinawa”シールが付いているものは、本場・沖縄で作られた琉球ガラス製品です。ほかには銀色シールがあります。これは、海外(ベトナム)で作られたものの証。海外にも工場があり、毎月沖縄からベテランから中堅クラスの職人3名と色合いを管理する調合師が派遣されて直接指導しているので、沖縄で作られた製品と比較しても、品質的にはほぼ同等のものが作られてるのです。さらには、安く購入することができるのもポイントです。

 

 

琉球ガラス村には35名もの職人がいて、これまでに、名工の故・大城孝栄(おおしろこうえい)さんをはじめ、伝統工芸師も現在10名以上が所属しているなど、腕が確かな職人さんが揃っています。そのような名工や伝統工芸師たちの職人技を観ることができるのが、別館のガラスギャラリー。入場見学は、なんと無料です。

 

 

また、職人さんたちから直接指導してもらいながら体験できるのが、オリジナルグラス作り体験やお皿作り体験です。予約制で、毎日11時、14時、16時の3回行われています。料金はグラス1,620円~(小学生以上)、皿2,700円~(中学生以上)ですよ。

 

 

さらに、もっと気軽に楽しめる体験コーナーがあります。ガラスアウトレットショップ内で開催されているのが、アクセサリー作り(1,620円)、フォトフレーム作り(1,080円~)、ジェルキャンドル作り(1,080円~)、チューブストラップ作り(864円)、万華鏡作り(648円)、色付け体験(756円~1,620円)などです。そのなかで、女性に人気な体験のひとつは、アクセサリー作り。ガラスのトップを選び、ヒモの太さや色を選んだあと、お好きなビーズを選んで見本を参考にしながら自由に作っていきます。所要時間は約40分ほどで、フィニッシュはスタッフのかたが仕上げてくれるので安心ですよ。

 

また併設しているアウトレットコーナーでは、掘り出し物やお買い得品が見つかるのではないでしょうか。どんな商品が棚に並んでいるかは、来店してからのお楽しみです。

 

 

沖縄の伝統工芸の琉球ガラスを見て、買って、体験できる『琉球ガラス村』。沖縄本島南部の観光の際にでも、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

琉球ガラス村

住所/沖縄県糸満市福地169

電話/0120-471-616

営業時間/9:00~18:00

公式HP/http://www.ryukyu-glass.co.jp

 

沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA) 

 

 

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石垣島『VANILLA・DELI』で極上の石垣牛をカジュアルにほおばる!【PR】

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2002年オープンの『VANILLA・DELI(バニラ・デリ)』は、石垣島カフェの草分け的存在です。コンセプトは、“リトルNY”。カラフルに彩られたレトロポップな店内は、全30シート。スペースに余裕を持たせた空間作り&たっぷり入り込む自然光も相まって、思わず長居してしまいそうな予感が♪


 


コンセントにフリーwi-fi完備で、気長にゆるりと休憩&お仕事もOK! 観光客から外国人、地元の常連など、日々様々な客層で賑わいます。さらに終日でビールを提供しているので、暑い日は昼間からグビっと行く人も少なくありません!


 

 

最大の魅力は、何と言ってもオープン当初からこだわる石垣牛100%のグルメハンバーガー! 自慢のオリジナルメニュー7種類がラインナップされています。定番は「アボカドわさびソース」(930円 ※以下全て税別)ですが、ここ最近の一番人気が「モザレラチーズ」(1,379円)! そのおいしさの秘密はもちろんパティ。バンズに挟んだ時、最も美味しく感じられる点にこだわった独自の配合が、ブランドビーフの旨味を最大限に引き出します。この“主役”をボリューミーにダブルでイン! その上からまぶされた熱々トロットロなモザレラチーズとの相性は、まさに抜群の一言…。これに、さっぱり風味の厚切りトマトが加わり、絶妙なハーモニーに。贅沢な風味を完成させています。このラグジュアリーな味わいを、リーズナブルに提供できる秘密は、石垣牛の畜産農家と直接契約を結んでいるため。創業以来の安定供給が、信頼の味を支え続けてきた…というわけです。

 

 

各種セットメニューも充実していますが、サイドメニューも見逃せません。石垣牛のロコモコ丼(880円)を始め、各種パスタやサラダ、スイーツ、スムージーなど驚くほどの品揃え。イチオシは「ぐるくんのフィッシュ&チップス」(630円)。イギリスを代表するファストフードを、沖縄を代表する魚(県魚)でばっちりアレンジ! 

 

 

石垣島バーガーは、いずれも注文を受けてから一つずつ手作り。サーブまで5〜10分程要するため、イートインの方は「アイス・バニラ・ラテ」(S/410円 ※写真右)などドリンク片手に、黒板の「How to Ishigaki beef Hambarger」を眺めつつ、のんびり待つのがお約束です。

 

 

もちろん全メニュー、テイクアウトOK。お好きなスタイルで、石垣牛の極上な味わいを、カジュアルに&お腹いっぱいいただきましょう!

 

 

 

 

VANILLA・DELI(バニラ・デリ)

住所/沖縄県石垣市石垣12-2

電話/0980-83-3270

営業時間/11:30〜20:00

定休日/無休

Webサイト/http://www.arashiro.co.jp/

 

 

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)

 

 

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