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グルメ女子にはたまらない新アクティビティ!レストランバスで体験する沖縄の朝時間

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「食」は旅行には欠かせないコンテンツの一つ。どこかへ旅行しようと思ったら、何よりも先に「食べたいものから探す」という方も多いのではないでしょうか。そんな多くの旅行者の楽しみである「食」のあたらしい体験メニューがこちら。
 
真っ赤なデザインが目を引く「レストランバス」
 
なんとバスの1階はキッチンになっていて、走行中でも地元食材を使ったコースメニューが楽しめるという「レストランバス」。日本でも1台しかないというこのバスは、新潟、東京で運行後、2016年10月に沖縄へやってきました。2017年2月末までの期間限定運行ということで「これは行かなきゃ!」と、女友だちを引き連れて体験してきました♪
 
コース料理の一品目「島野菜と那覇マグロのスープ」
 
今回体験したのは、午前7:30出発の「沖縄モーニングコース」。1〜2月はまだ薄暗い朝の時間帯に、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハに集合です。寝ぼけ眼で席に着くと、やちむんに入った温かいスープが用意されていました。冷え込む朝もこの温かさにホッとします。
 
1階のキッチンではプロのシェフが調理。走行中でもできたてのコース料理がいただける
 
お料理を温かい状態で提供できるのも1階にキッチンがあるレストランバスだからこそ。ベテランのシェフが同乗しているので、車内では常にできたてのごちそうが運ばれてきます。
 
この日のスープは、人参、ジャガイモ、冬瓜など、バターで炒めた県産野菜を牛乳で煮込み、シンプルに塩で味付けした、朝の身体にやさしい「島野菜と那覇マグロのスープ」。お肉かな? と思うほど、ジューシーな食感をしたマグロは那覇の漁港でとれたもの。
 
見たことのない色や形をした魚たちに興味津々
 
「実は、沖縄のマグロは日本全国で漁獲量3位を誇ります」と、バスガイド 山里さんの話にふむふむと耳を傾けていると、最初の目的地、那覇市沿岸漁業協同組合内のセリ場に到着。
 
鮮やかなブルーが特徴のイラブチャー
 
セリが始まるまでの間、静かにせり落とされるのを待つ魚たちを見学します。アバサー(ハリセンボン)やイラブチャー(アオブダイ)など、県外では見ることのない不思議な色や形の魚たちに興味深々。夢中になって写真を撮っていると、いよいよセリの時間に…。
 
セリを取り仕切るのはセリ長の座安健二(ざやす・けんじ)さん
 
威勢の良い掛け声が飛び交い、数秒単位でテンポよく魚たちがせり落とされていきます。その驚くべき速さと、緊張感漂うセリの雰囲気に、早朝の眠気も覚めるほど。漁師=海人(うみんちゅ)の世界を垣間見た瞬間… まさにここでしかできない貴重な体験です。
 
県産魚の代表格「グルクン」
 
レストランバスのスタッフもセリに参加。この日せり落としたのは、県産魚として有名な「グルクン(タカサゴ)」です。沖縄では唐揚げがお馴染みですが、どのように調理されるかはこの後のお楽しみ。それにしても、せり落とされたばかりの新鮮なお魚がいただけるなんて贅沢…!
 
コース料理の二品目「ミーバイと島らっきょうの南蛮漬け」
 
セリ市の興奮冷めやらぬままバスに戻ると、席には本日2品目のお料理が。サクサクの衣に包まれた県産の高級魚「ミーバイ」を主役に、添えられているのは地元でとれた島らっきょうとオクラ。パイナップルの風味漂う南蛮ソースが良いアクセントとなって、お酒のおつまみにもぴったりな一品。
 
飲み放題のビールで乾杯!
 
ということで、贅沢にも朝からビールで乾杯! なんとバス車内ではビールが飲み放題♪ 集合場所に車で来ちゃった…というドライバーには、ノンアルコールビールや、さんぴん茶などのソフトドリンクもありますよ。
 
車窓から見えるエメラルドグリーンの海! 思わずスマホでパシャリ
 
でもやっぱりレストランバスの醍醐味はアルコールが楽しめるところ。3.8メートル(通常のバスの倍の高さ!)からの景色を眺めながらいただくお酒はまた格別です。
 
シークヮーサージュースが出てくる魔法の蛇口
 
続く目的地は「沖縄特産販売 ヨナーズ」。ここの名物は、子どもたちにも大人気という魔法の蛇口。何が魔法なんだろう? と恐る恐る蛇口をひねると、出てきたのは黄色の液体! そう、魔法の正体は「シークヮーサージュース」だったんです。美容・健康にも良いとされるシークヮーサーの爽やかな酸味は良い箸休めにもなりました。
 
昔ながらの家づくりが残る古民家
 
バスの車窓が少しずつサトウキビ畑の長閑な風景に変わるころ、最後の目的地「喜屋武(きゃん)集落」に到着です。観光地としてはあまり知られていない場所ですが、実は沖縄の人気アーティスト「かりゆし58」のPVのロケ地として使われたことのある穴場スポット。
 
沖縄の古民家は、玄関となる縁側から向かって右が「一番座」、その隣に「二番座」「三番座」と畳の部屋が横一列に並ぶのが特徴。現地のガイドを務める茂屋武光(もや・たけみつ)さんの案内のもと、集落をお散歩していきます。
 
なかなか薄く焼くのが難しい…ポーポー作り体験
 
歩き進めていくと、立派な古民家に到着。聞くと茂屋さんのご自宅なんだとか。お邪魔して「ポーポー作り」を体験します。ポーポーは沖縄の伝統的なお菓子。小麦粉の生地をクレープのように薄く焼き、クルクル巻いていただきます。地域によってはあぶら味噌を中にはさんだり、黒糖を生地に練り込んだりするそう。この日は程よい甘さの黒糖味でした。
 
古民家でいただくと、より一層おいしく感じられる沖縄の家庭料理
 
ポーポー作り体験の後は、そのまま古民家で本日のメインメニューをいただきます。野菜の甘みが感じられる「人参しりしり」、シャキシャキした食感がおいしい「ナーベラー(へちま)の肉味噌あえ」など、お皿に並ぶ品々はどれも地元の食材や調味料を使用して作られたもの。今朝せり落としたグルクンは、油で揚げて、シークヮーサー醤油とネギをかけていただきます。小ぶりなのに身がプリプリして美味! 唐揚げにすれば、中骨もおいしく食べられます。
 
まだ温かいできたてのお豆腐
 
お豆腐は喜屋武集落唯一の手作り豆腐店「徳門とうふ家」のできたて豆腐を。集落の人たちはもちろん、遠方からもお客さんが買い求めてやってくるという、人気のお豆腐屋さんです。おいしさの秘密は、お水。酸素を多く含む還元水「πウォーター」を使うことで、大豆本来の甘みが感じられる丁寧な豆腐作りができるのだそう。シンプルにカツオ塩をかけていただきました。
 
西表島のマンゴーソースをかけていただく濃厚なソフトクリーム
 
あ〜お腹いっぱい! 食後は茂屋さんとのゆんたく(おしゃべり)を楽しみ、身も心も満たされたころ、バスへ戻ります。バスでお腹いっぱいの私たちを待っていたのは、お口直しのデザート♪ 糸満市名城にある「横井牧場」直送のソフトクリームです。シェフお手製のマンゴーソースをたっぷりかけていただきます。もちろん甘いものは別腹! 
 
お腹いっぱいの満足顔で記念撮影
 
ちょうど太陽がバスの真上に来るこの時間、冷たいデザートが良いクールダウンにもなって、あっという間に完食。満足顔で解散の時間を迎えます。
 
今回参加したのは「沖縄モーニングコース」でしたが、スイーツと一緒に、ビーチや中国式庭園「福州園」のライトアップが楽しめるピクニックコースもあるのだそう。女子にはたまらない「食」の新アクティビティ! ぜひ2月末までに体験してみてくださいね。
 
 
写真:沖縄CLIPフォトライター Sachiko 
文:沖縄CLIP編集部 新里南
 
■今回沖縄CLIP編集部が体験したコースはこちら
沖縄モーニングコース 〜 セリ体験&新鮮魚の朝ごはん 〜
料金/大人おひとり様あたり12,000円(税込)
運行日/土曜日 ※ツアー最少催行人数は10名以上
TEL/0570-200-770(10:00〜19:00)
 
■レストランバス公式サイト
 
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