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久米島紬に魅せられて。重要無形文化財に指定された、沖縄の“伝統美”を肌で感じる3日間【PR】

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手織りの素朴な味わいや気品を醸し出す久米島紬(くめじまつむぎ)。伝統的な技法が高く評価され、平成16年に国の重要無形文化財に指定されました。
 
 
“久米島紬”として認められるためには全工程をひとりが一貫して行い、「糸には紬糸または引き糸を使用すること」「天然染料を使用すること」「絣糸は手くくりであること」「手織りであること」などの条件があり、ブランドを守るためにはこれらの厳しい検査に合格しなければなりません。
 
 
2泊3日で久米島紬を体験しながら学ぶ企画『スーパー織姫たちの人生をつむぐ旅』。参加したメンバーからは「一着の着物が仕上がるまでこんなにも大変だったとは!」「初めて値段を見た時は高い!と思いましたが、久米島紬のことを学んでみてその理由が分かりました」という声があがり、皆さんますます興味を持たれたようです。
 
 
1日目は『久米島博物館』で、日本の紬織物発祥とされている久米島紬の歴史や文化について学びました。15世紀後半に堂之比屋(どうのひや)と呼ばれる人物が中国から養蚕技術を持ち帰り、広めたことから始まったとされている久米島紬。江戸時代には年貢(税金)として利用されていたそうで、少しのほつれや傷、汚れも許されなかったそうです。そして、その苦労が久米島紬の技術向上へと繋がったとも言われています。
 
 
2日目は『ユイマール館』で織り機を使ってコースター作りと糸つむぎ体験を。織り機の「カタン、カタン」とリズム良く響く音に癒されながら作業を進めていきます。ベテランの織子さんが横について織り方のコツを教えてくださるので、最初は「難しい」と言っていた参加者も、30分後にはそれなりに使いこなせるようになっていました。
 
髪の毛の1/20ほどの細さしかない蚕(かいこ)の繭(まゆ)から糸をつむぐ作業は慎重に。力を入れ過ぎてしまうと途中でちぎれてしまうので、程良く力を抜きつつ、集中して作業を進めていきました。
 
 
 
そして、サトウキビや月桃、シャリンバイ、フクギなど、島に自生する草木を煮出してストールを染める体験も。
 
 
 
世界にひとつだけのオリジナルストールは、首元をオシャレに着飾り、顔色もアップ。シンプルな着こなしによく映えますね。
 
 
午後は久米島紬の着物に着替え、“いつもと違う自分”に変身。
 
 
そして昔ながらの民家や歴史的建造物が多く残る真謝(まじゃ)集落を散策しました。真謝集落は久米島のなかでも紬が一番盛んなエリアです。歩いていると民家から織り機の音がのどかに響き渡り、ゆったりとした気持ちに。
 
 
途中で琉球王朝時代の役所跡=仲里間切蔵元跡(なかざとまぎりくらもとあと)に立ち寄り、モデル気分で写真撮影を楽しみました。
 
 
夕方からはホームビジット。久米島の一般家庭にお邪魔し、島の普段の生活を体験しました。畑で収穫した野菜をすぐ天ぷらにして味わったり、生の三線演奏に触れたり。
 
 
夕飯は中味汁(豚のモツを使ったお吸い物)やターンムジューシー(田芋の入った沖縄風炊き込みご飯)、大根と昆布のイリチー(炒め煮)など、沖縄県民にとっては馴染み深いメニューばかり。しかし参加をしたメンバーはほとんどが県外からだったので「ターンムって何?」「イリチーって?」など、初めて聞く食材や調理方法に興味津々。島人たちとの交流と沖縄料理は、皆の心に温かい思い出を残してくれました。
 
 
久米島の伝統的な職人技と、島の生活、島人の優しさに触れた3日間はあっという間に終了。参加者からは「もっと久米島紬について学びたくなりました」「居心地が良すぎてまだ帰りたくないです」という声が多数。「必ずまた戻ってくるので」と島に約束をして飛行機に乗り込んだのです。
 
■感動体験プログラムについて、詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko 
 
 
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