私たちの身体に必要な栄養成分がギュッと詰まった味噌(みそ)、「沖縄薬膳華みそ」。食育研究家の知念 美智子(ちねん みちこ)さんがこの薬膳華みそを考え、作り始めたのは1981年のことでした。

当時、喘息で苦しんでいる幼い娘さんがいた知念さんは、子どもの健康のために「みそを手作りしよう!」と決心したそうです。味噌は免疫力をアップさせる身近な発酵食品。お味噌汁は毎日飲むものだから、身体に良いみそを作り、使いたかったのだと言います。
知念さんが目指したのは、母の愛情と栄養がたっぷり詰まった無添加みそ。「筋肉も骨も内臓も髪の毛も、私たちの身体は毎日の食べ物からできています。ですから、大切な家族の身体を守るのは、毎日の食事作りをする母親の役目だと思ったのです」と知念さん。納得のいく味噌が出来上がるまで何度も材料の微調整をし、毎日おいしくいただける身体に良いみそが完成しました。

玄米や黒大豆、黒ごま、はと麦、黄大豆を使った薬膳華みそは、18種類のアミノ酸が入っており、他の一般的なみそと比べてアミノ酸の量が1.5倍以上も多く含まれています。さらに、2017年に麹菌や有用微生物の研究センターに分析依頼をした結果、老化や様々な病気の原因となる「活性酸素」を除去するSOD酵素が1g中に4000ユニット以上含まれていることが2017年になって明らかになりました。

薬膳華みそは、玄米と黒ごま・はと麦で麹を作るところから始まります。

麹ができたら塩をまぶし、そこへ圧力鍋で加熱をした黒大豆と黄大豆を混ぜ合わせます。その後ミンチ器にかけ、密閉容器に入れて10ヶ月~1年ほど寝かせて完成。

毎日のお味噌汁にはもちろんですが、料理初心者におすすめなのは、商標登録の「華美湯(はなびゆ)」。お椀やマグカップにお好みで玉ねぎ・生姜・白ねぎのみじん切りと薬膳華みそを入れ、温かいかつおだしを注げば即席みそ汁のできあがり。使う材料も少なくあっという間に出来てしまうので、忙しくて料理をする時間がない時や一人暮らしの方にもお試しいただきたいです。

身体も心もホッと温まる一杯です。塩辛くなく、深い味わいのある薬膳華みそ。ごはんにのせたり、野菜スティックにつけていただくのも良さそうです。
知念さんに「他にもおすすめの使い方はありますか?」と聞いてみると、「炒め物を作る時、塩や醤油の代わりに使ってみてください。味に深みとコクが出て美味しいですよ」と教えてくださいました。コレステロールや血圧を下げる効果や、発がん性物質を抑制する働きがあるとされている味噌。元気で長生きをするためにも毎日摂りたいですね。
知念さん考案の薬膳華みそは、2008年に文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞を受賞。そして2009年には製造法で特許を取得。その他にも沖縄県内で開催されている「産業まつり」で県知事賞を受賞、発酵学の研究で知られている東京農業大学の小泉 武夫(こいずみ たけお)教授からも御指導を受けています。また、沖縄市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。
みそは身体の基礎を作る“身礎(みそ)”とも言われています。おいしいだけでなく、健康作りにも役立つ「薬膳華みそ」。毎日の食卓に取り入れてみませんか?
沖縄薬膳みそ株式会社
住所/沖縄県沖縄市美里4-11-18
電話/098-979-6611
沖縄CLIPフォトライター 舘 幸子
※こちらの記事は「第5回沖縄のみりょく(味×観)発信商談会」で紹介された商品です。
*この記事は、琉球銀行・海邦銀行・コザ信用金庫のスポンサード記事です*
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜