自然豊かな石垣島の海が見える広い牧場で、400頭ほどの石垣牛とアグーを育てる「ゆいまーる牧場」。

ゆいまーる牧場では、繁殖と肥育の生産から、食肉卸、小売、加工及び焼肉レストランと、生産から流通まで一貫していて、まさに生産者の顔が見えるお肉なんです!
代表である金城利憲(としのり)さんは沖縄本島出身で、大阪で20年ほど神戸牛や三田牛など高級お肉を取扱い、食肉、小売、焼肉レストランに関わってきた肉のプロ。「こんな美味しいお肉、どうやって創るんだろう。地元でも育ててみたい」と、20年前に石垣島で牧場経営を始めました。
現在牧場で牛の世話を任されているのは、金城さんの娘さんの美由紀さん。美由紀さんは大阪生まれの石垣育ち。利憲さんの働く姿を見てきた美由紀さんは、牧場を始めた中学生の頃から牛を育てることを目指し始めたのだそう。そこで、高校は大阪から石垣島の高校に単身で入学し、それから東京の大学で畜産を勉強し、卒業後は鳥取で1年間の修行の後、石垣島に戻ってきました。
美由紀さんの妹ふたりも、沖縄本島にある直営焼肉店「炭火焼肉 金城」の経営及び流通を担当し、家族みんなでKINJOBEEFと石垣島アグーに情熱を注いでいます。

金城利憲さんと美由紀さん。美由紀さんの娘さんふたりと。

石垣島は現在、国内でも有数の子牛の繁殖地ですが、その多くが島外に出ていき各地のブランド牛へと育っています。美由紀 さんは「石垣牛というブランドがせっかく父により確立されたのに、子牛で終わらすのはもったいない。もっと多くの人に私が育てた本当においしい石垣牛を味わっ てほしい」と話します。
通常肥育牛の肥育期間は28ヶ月ほどが、ゆいまーる牧場では、32~36ヶ月以上という長期飼育をおこなっており、飼料は自家配合の資料とサトウキビの葉がらや自家牧草などを与えています。
石垣牛は、2000年に行われた沖縄サミットの首脳晩餐会でメインディッシュとして振る舞われたことで有名になりました。その提供者として動いていたのが金城利憲さんなのです。


沖縄在来の豚、アグーの繁殖にも力を入れていて、たくさんの石垣島アグーも元気に育っています。

石垣牛のトップブランド「KINJOBEEF」を試食をさせてもらいました。ミディアムレアで焼いたお肉を口に入れると、甘くてとろけるような食感。表面は香ばしく中は柔らかくて、次々と食べてしまうジューシーさです。
和牛には、悪玉コレステロールを減らすといわれる不飽和脂肪酸と、血液をサラサラにするといわれている、良質な油であるオレイン酸が豊富に含まれているそう。

こちらは「石垣牛KINJOBEEF&石垣島アグー豚セット すき焼きしゃぶしゃぶ用」。アグー豚は、金城さんにおすすめいただいた通り、レタスの千切りと一緒にお湯にくぐらせます。ひと口いただいただけで、アグー特有の甘みが広がり、旨みたっぷり。シャキシャキのレタスとの味わいが最高においしかったです。
ひと口食べただけで幸福感の広がるゆいまーる牧場のお肉。素敵な生産者の顔が見えるお肉を、あなたもぜひいただいてみませんか?
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沖縄CLIP編集部
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