那覇市の国際通りに隣接する桜坂エリアから徒歩5分程。「サンライズなは」は、昔ながらの雑貨屋や衣料店が立ち並ぶローカル色の濃い商店街です。その一角に、不思議と違和感無く溶け込む、ウッド調のモダンファサード。『Taste of Okinawa(テイスト オブ オキナワ=ToO)』は、県内約15銘柄を中心に、全国各地のクラフトビール30種類以上を常備するダイニング&ビアBARです。夜は沖縄食材を活かした創作料理をサーブする大人の洗練空間。味にうるさい食通&ビールマニアで賑わいます。
しかし、デイタイムは、全く別の世界! 開放感いっぱいの店内を覗くと、その理由も一目瞭然。まず目に入るのは、ど真ん中に鎮座する巨大な2つのテーブル。およそ一般の飲食店ではありえない、ある種“ステージ”を思わせるビッグサイズ…。そう、何を隠そう、昼間はここで「沖縄料理体験」教室が展開されているというわけです。
“沖縄の食”をテーマとし、主にインバウンド向けに沖縄料理体験プログラムを提供しつつ、夜はBAR営業と、2つの顔を持つオリジナルなスタイル。海外経験の長いオーナー・護得久 朝晃(ごえく ともあき)さんが、クラウドファウンディング活用などを経て、地元・那覇で2016年9月にオープンした、いわば「食のスタジオ」です。「お酒を飲みながら楽しくクッキング♪」と言った、通常の料理教室とは一線を画すコンセプトは、「ヨルダンで体験した料理教室にインスパイアされました」。そんなコスモポリタンなマインドは、体験の内容にも色濃く反映されています!
「せっかくなので観光も♪」と、まずは徒歩数分の『牧志公設市場』等、周辺を巡りつつ、食材探しに繰り出すのが、ToO流。「地元市場の買い出しから始まるのは、外国の料理教室ではよくあるんですよ」。なるほど、ちょっとした海外スタイルが実に新鮮! もちろんアーケード内なので、雨の日も安心です。
那覇のマチグヮー(商店街)を、地元のおばぁとゆんたく(お喋り)したりで、30分程練り歩いたら、店舗に戻り、いよいよ料理体験スタートです。
季節ごとにチョイスされるメニューは、例えば、ゴーヤーチャンプルー、ラフテー、アーサ汁、サーターアンダギーなどの伝統的な沖縄料理がスタンバイ。この日は、沖縄そば、ジューシー、モズク酢の3品に挑戦です(もちろん紙のレシピももらえます)。食材には、島野菜や豚肉など、地元産がふんだんに使用されるのも嬉しいポイント♪ この日のレクチャーは、笑顔が素敵なバイリンガルスタッフ、松尾 梨奈(まつお りな)さんが担当。手を動かしながらも、沖縄そばの歴史や王朝時代からの味付けなど、一つひとつ紡がれる奥行きある会話も魅力です。
ところで、メインディッシュの沖縄そばは、小麦粉の麺打ち作業からと、本格的。こねて、寝かせて、広げて、切って…。30分以上かけてようやく麺の形に整ったら、大鍋で2〜3分、軽く混ぜながら茹でます。
麺を作る合間あいまには、ジューシー用の島野菜を刻んだり、仕込み済みポークと共に、出汁入りゴハンに混ぜて焚き出したり、終始手際よく進行♪ そして最後に、手早く三杯酢にモズクを絡めて、沖縄料理3品が一丁上がり!
濃厚でありつつも楽しみながらで、アっという間の約2時間。もちろん調理中は、ToO自慢のクラフトビール(要別途購入)片手の作業が王道です(ちなみに、松尾さんオススメはコーヒービール『バイシクルコーヒーIPA』)♪
そして、(紹介し切れない程の細やかで丁寧な行程を経て)全ての準備が整ったら、いよいよお待ちかねの試食タイム♪ 紅しょうがや刻みネギをお好きにトッピングして、いただきます!
もちろんその前に、SNS用の写メもお忘れなく♪
自分で作った料理は、何と言っても世界でただ一つ♡ 感慨はひとしお&味わいも格別です!
「まずは、私達の地元、昔ながらの那覇の街を知っていただいて。それから、沖縄の伝統的な料理を覚えていただいて。試食の際はもちろん、調理中もお酒を飲みながら、美味しく楽しい時間をお過ごしいただけたら、何よりです!」と、最後に松尾さんが笑顔で語ってくれました(中央)。
マチグヮー散策&市場のお買い物。プラス伝統的沖縄料理体験×厳選クラフトビールという、大充実の3時間@ToO! これまでとは、ひと味違う全く新しい沖縄時間をお約束します!
Taste of Okinawa(テイスト オブ オキナワ)
住所/沖縄県那覇市壺屋1-6-21
電話/098-943-6313
営業時間/17:00~23:00(料理体験中はテラス席のみ)
定休日/月曜
駐車場/無
Webサイト/https://tasteof.okinawa/about-jp/
[沖縄料理体験]
料金/大人6,500円・子供3,500円(共に税込)
時間/15:30〜18:30(要予約)
人数/1〜20名
※Websiteの予約受付は外国人向け(英語)に付き、日本語での体験ご希望の場合は、
お電話又はEメール(reservation@tasteof.okinawa)にてお問い合わせください。
▼関連サイト:
・琉球料理が学べる八重瀬町の『古民家あかばな』でくつろぎの1日を
・石垣島「まるたか農園」で島野菜の料理体験! 沖縄料理のランチもお楽しみ!
・市場体験して、手打ちの沖縄そばを作ろう!
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
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『Taste of Okinawa(テイスト オブ オキナワ)』で(マチグヮー巡りからの)伝統的な沖縄料理を体験!
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