いちごの旨みをギュッと凝縮させた果肉感たっぷりの「ダークベリージャム」。ゲル化剤を使用せず固めていないジャムはソースのようななめらかな食感で、甘酸っぱさと果肉のみずみずしさが口いっぱいに広がります。ジャムに使ういちごは、煮詰めることで濃厚な味わいになる「しずたから(ダークベリー)」。中まで赤い希少な品種です。
沖縄県南部の糸満(いとまん)市でいちごを栽培する三上 大輔(みかみ だいすけ)さんと妻の雅代(まさよ)さん、大輔さんの母親の由美子(ゆみこ)さんが愛情を込めて育てたいちごは甘味と酸味、旨みのバランスが絶妙で、南城(なんじょう)市にある直売所「軽便駅かりゆし市」や宜野湾市(ぎのわんし)の「ハッピーモア市場 トロピカル店」に出荷するとあっという間に売り切れてしまいます。
1998年に千葉県から沖縄に移住をした大輔さん。はじめは電照菊を生産していましたが、赤字が続いて栽培を断念。そんな時、なかなか手に入れることが難しいしずたからの苗を手に入れた大輔さんは、いちごの栽培をはじめることに。「沖縄はいちご栽培に向いていない」と聞いていたので、「試しに加工用いちごを植えてみよう」ぐらいの気持ちだったと言います。
実家がもともといちご農家だったこともあり、その時の知識と経験を活かしていちごの栽培をスタート。いちごはすべて減農薬で栽培しています。「実際に植えてみたら、思っていたよりコントロールしやすくて『沖縄はいちごを育てるのが難しい』というのは思い込みだったということが分かりました。沖縄は気候の動きが穏やかだからなのか、味が安定しているのかもしれません。沖縄の太陽と、風もおいしいいちごを作るために欠かせないです」と大輔さんは話します。
300坪ほどの敷地内で「よつぼし」「おいCベリー」「おひさまベリー」「やよいひめ」そして「しずたから」の5品種を育てている三上いちご園。「しずたから」は、品種の特徴から「ダークベリー」と名付け、栽培から加工まで行なっています。ダークベリーの栽培から加工まで行うのは、三上いちご園だけ。
「他のいちごを使うと、こんなに濃い味にはならないんです」と話すのは雅代さんと由美子さん。どこか懐かしい味わいに「昔よく食べた野いちごを思い出す」という人も多いのだとか。
(画像提供:三上いちご園)
ダークベリージャムは添加物ゼロ。着色料や香料、保存料、一般的にジャム作りには欠かせないペクチン(ゲル化剤)や酸化防止のためのビタミンCも使わず、ダークベリーとグラニュー糖のみをコトコト煮詰めて作ります。
とろ〜り濃厚なダークベリージャム。雅代さんは「乳製品との相性が良くて、私はヨーグルトにトッピングするのが好きです」と話します。「なかなか高級なジャムなので、パンにたっぷり塗って食べてくださいとは言いにくいですね(笑)」と話す大輔さんは、ホットミルクに加えるのがお気に入りなのだそう。
ダークベリージャムをクリームチーズやマスカルポーネチーズにのせると、おやつやお酒のおつまみにもぴったり。
混じりっけなしの純粋いちごジャムを、あなたも一度味わってみませんか?
三上いちご園
https://mikamiichigo.business.site
沖縄CLIPフォトライター 舘 幸子
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