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沖縄旅行のお土産に。沖縄の焼きもの"やちむん"の工房・窯元10選

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沖縄の伝統的な焼きもの「やちむん」。個性的な作家さんが沖縄県内各地で作陶しています。

今回は、県内でも個性がキラリと光る作家さんの工房や窯元をご紹介します。お皿やカップは毎日の生活を彩ってくれる大切なアイテム。

沖縄旅行のお土産としてもやちむんはおすすめ! 伝統的なものから現代風のデザインまで、様々なやちむんがあります。

お気に入りの作品をぜひ見つけてみてくださいね。
 

1.手びねりシーサーを作ろう「窯元 育陶園」(那覇市)



やちむん体験

沖縄の焼きもの店がひしめく人気スポット、那覇市の「壺屋やちむん通り」でシーサーを作ることができるのが300年の歴史をもつ窯元「窯元 育陶園」。粘土遊びのように簡単にできる手びねりで形を作っていきますが、初めてでもスタッフがついてばっちり教えてくれます。素焼きした皿に好きな模様で絵付けできる体験もありますよ。

やちむん体験

ちぎって、丸めて、手のひらでころがして形を作ります。まゆ毛、耳、ひげもつけて竹串で模様を描き、最後に目を入れたら完成! 子どもは嬉々とし、大人は童心にかえったように夢中になるのがまた楽しい。世界でただ一つの作品を、沖縄旅行の思い出に。焼きあがりまでに約1ヶ月かかり、できあがったら発送か来店での受け渡しを選べます。

■窯元 育陶園の詳細はこちら
壺屋の路地裏にある工房で手びねりシーサーを作ろう!



2.カルストを間近に望む山あいに佇む「もとぶ南蛮窯・カフェ阿吽」(本部町)



「もとぶ南蛮窯・カフェ阿吽(あうん)」

国内で唯一、円錐カルスト地形を見ることができる本島北部、本部(もとぶ)町の山里(やまざと)地域にある「もとぶ南蛮窯・カフェ阿吽(あうん)」。陶芸家の與那覇朝一(よなは・ちょういち)さんとお嬢さんでパティシエの尚子(なおこ)さん、そして奥様を中心にファミリーでカフェとギャラリーを切り盛りしています。

フェのお隣に併設されたギャラリーの作品

カフェのお隣に併設されたギャラリーでは、朝一さんのやちむんと大智さんの絵をたっぷり観賞できます。伝統的なシーサーや壷、花器、食器など、朝一さんの作品は、力強い中にも、どれもやさしさを帯びた独特のフォルムが印象的。やんばるのカルストに抱かれながら、土の温もりや、絵が放つ色彩の世界にゆったりのんびり遊んでみませんか?

■もとぶ南蛮窯・カフェ阿吽の詳細はこちら
カルストの山あいに佇むギャラリー&カフェ もとぶ南蛮窯・カフェ阿吽



3.沖縄県産にこだわったやちむん作りを続ける「陶眞窯」(読谷村)



「陶眞窯(とうしんがま)」の窯主相馬正和さん

壺屋に設置された3.6mもの「壺屋うふシーサー」と、牧志駅近くの「さいおんうふシーサー」を手掛けたのが、読谷村(よみたんそん)に工房を構える「陶眞窯(とうしんがま)」の窯主相馬正和さん。『大事なことは、難しい要求にも「無理です」「出来ません」で終わらせることなく、前向きに挑戦する心なのかもしれません』と話す正和さんのチャレンジ精神が、陶眞窯を支えています。

壺屋焼の伝統を守り、可能な限り沖縄県産にこだわっているのがこちらの特徴

壺屋焼の伝統を守り、可能な限り沖縄県産にこだわっているのがこちらの特徴。全ての釉薬の基本となる透明釉=白薬(しるぐすい)は、南部の八重瀬町(やえせちょう)で採れる具志頭(ぐしちゃん)白土と、金武町(きんちょう)屋嘉(やか)で採れるもみ殻、消石灰などで作られています。また、陶眞窯の器は、毎日の暮しの中で実際に使うシーンをイメージしやすいものが多く、お土産にもおすすめです。

■陶眞窯の詳細はこちら
【陶眞窯】大事なことは、難しい要求にも「無理です」「出来ません」で終わらせることなく、前向きに挑戦する心



4.オリジナルスタイルの新しい沖縄の器をお土産に「一翠窯」(読谷村)



南国的な鮮やかな色使いの器たち

南国的な鮮やかな色使いの器たち。読谷村や那覇市の壺屋で見かける沖縄の伝統的な陶器やちむんとは世界観がどうみても違う。和にも洋にも、そしてアジアにも、琉球にも、いろんなスタイルに合いそうな器を作っているのが読谷村にある「一翠窯(いっすいがま)」の高畑伸也(たかはた・しんや)さん。

昭和レトロなポピーが配置されたキッチュな平皿

こちらは昭和レトロなポピーが配置されたキッチュな平皿。沖縄市のコザ一番街という昭和チックな商店街に工房を構えていた頃、そこで感じた空気感がこの作風につながっているそう。他にも東南アジアで手に入れた昆虫標本を図案にした作品やタイの焼き物など、高畑さんが作る器はユニークなものばかり。オリジナルスタイルの新しい沖縄の器をお土産にするなら「一翠窯」を訪ねてみてはいかがでしょう。

■一翠窯の詳細はこちら
日々の暮らしにすーっと溶け込む新しい沖縄の器たち〈一翠窯(読谷村)〉



5.やちむんの新しい“琉球スタンダード”「陶房 眞喜屋」(南城市)



「陶房眞喜屋」

田園風景がひろがる南城(なんじょう)市の佐敷(さしき)にある「陶房眞喜屋」のやちむんは、おおらかでありながら、ディテールまで端整に仕上げられた秀逸さが際立つ作品が特徴。和にも洋にも馴染む、洗練された質感は、王朝時代の“薫陶”を受けながら、現代にふさわしいやちむんの“新しい琉球スタンダード”と言えます。

方言でマカイとよばれる碗シリーズなど

お土産におすすめなのが、多目的カップとしても人気の蕎麦猪口に、方言でマカイとよばれる碗シリーズ。いきいきとした唐草紋様やリズミカルな筆さばきの絵付けに、重ねられた器たちを真上から眺めているだけでも、心が躍ります。

■陶房眞喜屋の詳細はこちら
やちむんの新しい“琉球スタンダード”の旗手『陶房眞喜屋』(南城市)



6.かわいい動物たちがモチーフ「工房香月舎」(那覇市)



房香月舎(かつきや)の作品は、かわいい動物たちがモチーフ

工房香月舎(かつきや)の作品は、かわいい動物たちがモチーフになっていて、とてもかわいいデザイン。カップの表面にクマが描かれていたり、持ち手が動物のカタチをしていたりと遊びごころがあります。お子さんへのプレゼントとしてもおすすめです。

陶芸家 香月(かつき)さんがつくる器

陶芸家 香月(かつき)さんがつくる器は、どれもユニークで華やか。1度見かけたら目が離せなくなってしまうようなものばかり。色合いも柔らかくかわいいやちむんたち。あなたの好きな動物を見つけて、沖縄旅行の思い出と一緒にお土産に持ち帰りましょう。

■工房 香月舎の詳細はこちら
工房 香月舎で見つけた食卓を彩り、愛着の湧くうつわ(那覇市)



7.カラフルでかわいいやちむんたち「工房双子堂」(読谷村)



ピンクやブルーのカラフルな色合いが特徴の工房双子堂のやちむんたち

ピンクやブルーのカラフルな色合いが特徴の工房双子堂のやちむんたち。その名の通り、双子の陶芸ユニット「双子堂」が丁寧に作っている作品です。テーブルに並べば一気に食卓が色鮮やかになりハッピーな気分になること間違いなし。

北欧を感じさせるデザインの器

この陶器を制作しているのは大阪出身の陶芸ユニット「双子堂」の姉妹。コーヒーカップ以外にもボタンや花器、ミルクピッチャー、お茶碗など様々な種類の陶器を制作。北欧を感じさせるデザインは女性にも人気です。

■工房双子堂の詳細はこちら
可愛らしい雑貨のようなカラフルやちむんたち。双子の陶芸ユニット「工房双子堂」を訪ねて。



8.青の鮮やかさが印象的な夏至南風が人気「志陶房」(読谷村)



工房「志陶房(こころざしとうぼう)」の夏至南風(カーチベー)シリーズの器

青の鮮やかさが印象的なこのやちむんは、読谷村の工房「志陶房(こころざしとうぼう)」の夏至南風(カーチベー)シリーズの器です。夏至南風(カーチベー)は、初夏ごろに吹く季節風で夏の訪れを告げる風。沖縄の海や空も連想させるような鮮やかな青の器は、食卓に彩りを加えます。

夏至南風(カーチベー)シリーズとヴィンテージシリーズ

夏至南風(カーチベー)シリーズの他にも、シンプルなデザインが特徴のヴィンテージシリーズもあります。シンプルだからこそ料理そのものの良さを引き出し、そして盛りつけを楽しめるのが魅力。食卓が一気におしゃれになりますよ♪

■志陶房の詳細はこちら
志陶房(こころざしとうぼう)沖縄の爽やかな夏を感じさせる器。食卓に沖縄の風を。



9.個性的だけれど親しみを感じさせるやちむん「ボノホ」(南城市)



佐藤尚理さんの作品たち

南城(なんじょう)市で作品を作り続ける、つくり手の佐藤尚理さん。長野県から沖縄へと移住。沖縄県立芸大で彫刻を学び、ふとしたきっかけから現在は沖縄県南城市佐敷(さしき)で、自分で建てた工房で作陶しています。

佐藤さんの作品たち

佐藤さんの手から創りだされる作品たちは、どれも個性的なのだけれど親しみを感じさせるデザイン。その器はゆるやかにゆがみ、陶芸の常識を軽やかに飛び越えるかのように自由なカタチと色をまとっています。シンブルに並べられたうつわたち。飾らないけどおしゃれ、そんな空間がここにはあります。

■ボノホの詳細はこちら
うつわ+喫茶 ボノホ(南城市)のつくり手・佐藤尚理を訪ねて
(喫茶は営業休止中です)



10.老舗窯元から生まれたブランド「guma guwa(グマーグワァー)」(那覇市)



「guma guwa(グマーグワァー)」の器

思わず「これやちむんなんですか?」と聞いてしまうようなおしゃれなデザイン。ここ「guma guwa(グマーグワァー)」は、330年前から続く老舗窯元「育陶園」から生まれたブランドのお店。かわいいお花の模様も、沖縄で伝統的に使われてきた絵柄なのだそうです。

小さく かわいい器

guma guwaの器は、小さなテーブルでも使えるようにと、少しこぶりに作られていて新婚さんやカップルにおすすめです。guma guwaにあるものは、どれもこれも思わず、揃えたくなる可愛さ。guma guwa(グマーグワァー)。とは、沖縄の言葉で“小さく かわいい”という意味。その名前にぴったりな、こぶりで可愛らしい食器たちは、お土産にも、自分へのご褒美にもおすすめです。

■guma guwa(グマーグワァー)の詳細はこちら
朝の食事をさりげなく彩ってくれる食器たち

沖縄のやちむんは伝統工芸のひとつですが、決して古くさいものではなく新鮮で魅力的な作品ばかり。沖縄にはやちむんの工房や窯元がたくさんあるので、見学に行くのもおすすめです。店舗によっては全国配送もしているので、沖縄旅行のお土産としても喜ばれますよ♪  ぜひあなたのお気に入りのやちむんを見つけてみてください。

※それぞれのスポットの情報は取材当時のものです。
 最新の情報につきましては、公式サイト等でご確認ください。

沖縄CLIP編集部

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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

初回登録日:2015年4月1日 最終更新日:2022年12月20日


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