浦添(うらそえ)市は、那覇市(なはし)のお隣に位置していますが、有名な観光スポットが少なく、沖縄観光で立ち寄る人は少ないかもしれません。でも、浦添市には、素材と味にこだわりがあり、地元民に評判の美味しいお店がたくさんあります。
外人住宅街に店舗を構えるオシャレなお店もあり女性にも人気。駐車場があるお店も多いので車も停めやすく、ドライブ途中の寄り道に、浦添市はおすすめですよ。
1.カリッ、もっちっ。人気のカヌレ専門店「ほうき星」
エクレアやマカロン、ミルフィーユ、クレープなど、日本でもすっかり定着したフランス菓子ですが、今人気なのが「カヌレ」。そんなカヌレの専門店が浦添市にあります。外人住宅街「港川ステイツサイドタウン」に佇むお店の名前は「ほうき星」。「沖縄の青い海も素敵だけど、満天のお星様がカヌレに似ているから」と付けたそう。お店の扉を開けると、一口サイズのカヌレがカウンター越しに並んでいます。
多良間島(たらまじま)産の黒糖や牛乳、卵を使ったほうき星のカヌレは、常時8種類+季節限定メニューが1~2種類並びます。外はカリッ、中はしっとりもっちり柔らかな食感のカヌレ。甘さと香ばしいまろやかな苦みが心地良く、後を引くおいしさです。ほうき星では1日に数回焼き上げるので、運が良ければ、焼きたてに出会えるかもしれません。
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カリッ、もっちっ。フランスの伝統菓子、カヌレの専門店が浦添市港川にオープン!「ほうき星」
2.ヒージャー(ヤギ)料理を外人住宅でおしゃれに「rat & sheep」
沖縄のソウルフードと言えばヒージャー(ヤギ)料理ですが、観光客にはちょっと食べ辛いヒージャー(ヤギ)をおしゃれな料理に仕立て上げて提供するお店が浦添市港川にある「rat & sheep」。こちらも沖縄ならではの空気感を味わえる外人住宅街「港川ステイツサイドタウン」にお店を構えています。料理とアートが架け橋になって人と人がつながる場所として設けられたお店は、大きな窓から自然光がたっぷり入り、庭も広くてとてもいい雰囲気。
提供されているヒージャー(ヤギ)料理は、ヤギ肉をミンチにして食べやすくしたカレーとハンバーグ。ヤギ肉の長所を盛り立て短所を補うポークとの合挽きのミンチが使われています。ハンバーグの味付けは塩と胡椒のみ。シンプルさを追求し、ヤギの風味をしっかり引き出しています。てまひまかけてテーブルに運ばれてくるヤギ料理は実に美味しい。この機会にぜひ、ヤギの魅力に触れてみてはいかがでしょう。
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沖縄のソウルフード、ヒージャー(ヤギ)料理を外人住宅でおしゃれに味わってみる。【rat & sheep(浦添市)】
3.山原地鶏だしのあっさりスープが決めて「鶏そば屋いしぐふー」
浦添市では、港川ステイツサイドタウンのカンサスストリートと、浦添大公園展望台の2箇所に店舗を構える「鶏そば屋いしぐふー」。沖縄そばと言えばカツオだしが一般的ですが、こちらのお店では、沖縄県の北部「やんばる」で育った山原地鶏をじっくりと煮込んで出汁を取ります。あっさりとした中に、しっかりとこくがあり、舌をほどよく刺激する塩気が後を引くスープは、しっかりとしたコシと、もちもちとした食感の自家製麺との相性も抜群。
おすすめの「特選そば」は炙って香ばしく仕上げた鶏もも肉と、塩こしょうで柔らかく仕上げた胸肉がトッピングされていて、あっさりとしていながらも、パンチのある一杯。仕上げにおすすめなのが「温泉たまごかけご飯」。半分は少し醤油をたらしてそのままいただき、残りの半分には残ったスープをかけてお茶漬け風に。そばも大、中、小のサイズから選べて大満足です。
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鶏そば屋いしぐふーは山原地鶏だしのあっさりスープが決めて
4.ふんわり、もっちり、天然酵母の食パン専門店「天食米果」
「天食米果(あましょくべいか)」は、浦添市(うらそえし)伊祖(いそ)の住宅街にひっそりたたずむ天然酵母の食パン専門店。目の前にある小さなショーケースには、山形のアーチを描いたこんがりきつね色の食パンが並んでいます。粉のおいしさを味わえるシンプルなもの、アイシングがくるくるかけられたの、メロンパンのようなクッキー生地をかぶせたの。同じ食パンでも表情はさまざま。
「天食米果」の食パンは、九州産の小麦粉を使い、レーズンで起こした自家製天然酵母でじっくり焼き上げています。ゆっくり発酵させ、時間をかけて旨みを引き出しているので、香り豊かでふんわり、もちもちとした食感。パンの皮にもこだわりが。皮がフルーティーな味わいになるように配合を考え、香ばしい風味を楽しめるように焼き色がしっかりとつけられています。外側までちゃんとおいしく味わえる天然酵母の食パン、是非焼き立てを味わってみてほしいです。
■天食米果の詳細はこちら
ふんわり、もっちり、皮までおいしい!天然酵母の食パン専門店「天食米果(あましょくべいか)」
5.地元で大人気!チキンの丸焼き「ブエノチキン」
沖縄の人なら誰もが知っていると言っても過言ではないほど、地域に親しまれ愛されている浦添市にある「ブエノチキン」。特製オリジナルタレにじっくり漬け込んだやんばる若鶏を、ロースターでじっくり焼き上げています。にんにくたっぷりなのに、さっぱりとした味わいなのは、お酢とオレガノを使った特製タレと、時間をかけてローストする事で余分な脂を落すというオーナーのこだわりがあるから。
チキンに詰められたニンニクは、お肉のうまみがしみ込んでいて、そのまま食べてもおいしいです。男性なら一羽ぺろりといけちゃう人もいるそう。その美味しさは県外まで広がり、最近では県外からの注文もあり、有名人もこっそり足を運ぶ人気店です。大人気ですぐ売り切れちゃうので、買いに行く時は電話予約した方が確実に購入することができます。
■ブエノチキンの詳細はこちら
ブエノチキン浦添は、沖縄で大人気のグリルチキンのお店!
6.夏季限定のごちそうかき氷「喫茶ニワトリ」
浦添市港川にある外人住宅を改装したオシャレな外観が印象的な「喫茶ニワトリ」。こちらの人気商品は、夏季限定ごちそうかき氷。沖縄県産無農薬タンカンを贅沢に使用したタンカンと蜂蜜のかき氷、ドラゴンフルーツのかき氷、パイナップルのかき氷、黒糖金時豆バニラミルクぜんざいなど、どれも沖縄の旬の果物のおいしさを最大限に活かした贅沢なメニュー。
氷は軟水に海洋深層水を添加したものを使用し、着色料、香料を使用しないのはもちろんのこと、 素材の風味を引き立てるためにガムシロップや練乳まで手づくりというこだわりよう。どれもひとくち食べれば、顔がほころび、沖縄を感じることのできるものばかり。人気店なので県外に出店することもあります。最新の営業日はお店のInstagramでご確認を。
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沖縄素材の美味しいスイーツを♪夏季限定、喫茶ニワトリのごちそうかき氷
7.おいしい手作りソーセージ「プカプカプーカ」
浦添市立図書館の向かい、県産豚肉100%のこだわり自家製ソーセージのお店、その名も「プカプカプーカ」。安心して食べられる、そして思わず口笛を吹きたくなるような美味しいソーセージを手間をかけて作っているとのこと。季節によって練りこむ素材を替え、バジルを練り込んだソーセージや、島らっきょうを練りこんだソーセージなどバラエティ豊なソーセージを味わうことができます。
そんなおいしそうなソーセージを店頭ですぐに食べたい、という方も、ガマンしなくていいんです!おいしいソーセージを使ったホットドックが味わえます。季節ごとのスープもセットにすることも出来るので、ランチタイムに行くのが特にオススメ!
■プカプカプーカの詳細はこちら
浦添市の「プカプカプーカ」は自家製ソーセージとホットドックの専門店
8.もちもち!ジーマーミ豆腐「トミ屋工房」
浦添市美術館のちょうど裏手にある、「トミ屋工房」。ここはオーナーのお母様である、「トミちゃん」のレシピを受け継ぐジーマーミ豆腐の専門店です。県内のスーパーでもよく見かけますが、こちらでは実際に作ってる風景を見ながら、店内で食べることができます。美味しさの秘訣は、お水と豆の選別から練りの作業まで、手間暇をかけているから。
「トミ屋工房」のジーマーミ豆腐は、「もちもち」&「のどごしつるん」の食感でとっても美味しい。無添加・無着色で安心して食べられるのも魅力です。味は4種類。試食もできるので、お気に入りの味を見つけてみてください。
■トミ家工房の詳細はこちら
もっちり、ぷるるん!「トミちゃんのジーマミ豆腐」
那覇市のお隣、浦添市の美味しいお店を8店舗ご紹介しました。通り過ぎるのがもったいないほど、こだわりのお店が多いの浦添市。テイクアウトで楽しめる所も多いので、これからの季節、外で食べるのも気持ちいいかもしれませんね。ぜひ気軽に立ち寄って、こだわりの味をお試しください。
※それぞれのスポットの情報は取材当時のものです。
最新の情報につきましては、公式サイト等でご確認ください。
沖縄CLIP編集部
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初回投稿日:2015年6月2日 最終更新日:2023年6月14日