花の咲く時期には、沖縄の至る所で見かけることができるブーゲンビリア。コントラスト鮮やかで、気持ちが明るくなるー。
ブーゲンビリアを使って、サンキャッチャーなどの素敵なドライフラワーリースを作るドライフラワー作家の森井裕子さんのリースを紹介します。
裕子さんのアトリエがある読谷村（よみたんそん）のアロマリラクゼーションサロン「unico」を訪ねると、白を基調としたアトリエとサロンルームにはふんわりとユーカリの心地よい香りが漂い、柔らかな笑顔が印象的な裕子さんと一緒に、ゆらゆらと揺らめくサンキャッチャーやリースが出迎えてくれました。
左 アトリエ 右 アロマリラクゼーションunico
自身のアトリエでドライフラワーにしたユーカリやその時々の葉や花、羽などを使ってリースを作ります。葉や花は、アトリエのある読谷村の近場で摘むことが多いのだそう。
もともとアロマリラクゼーションサロン「unico」で施療を行う裕子さんですが、お友達のためにドライフラワーリースを作ったのがきっかけで、今では予約待ちの人気リースに。ドライフラワー作家としても活躍中です。
一際目を引くのは、ブーゲンビリアを使った作品。色鮮やかな赤やピンク色の花の色がとても心ひかれる色合い。 裕子さんいわく、ブーゲンビリアの花の色は赤から白まで変化に富み、様々な表情を見せてくれることが魅力的なんだとか。表情豊かなグラデーションが生まれたり、最初は色鮮やかなピンク色だったものが、日が経つごとに薄ピンク色へと変化したりと、見ていて全く飽きないのだそう。
満開のブーゲンビリアを見つけてはしゃぐドライフラワー作家の森井裕子さん。この写真を撮った後、心置きなく花を摘み取りました。
ブーゲンビリアの花が咲く時期は、秋から春にかけて。「花が咲く時期はブーゲンビリアレーダーを張って近所に咲くブーゲンビリアを探しているんです（笑）。沖縄は、ブーゲンビリアを植えている家が多いし、もし知らない家の方でも、声をかけると心良く花を摘ませてくれるんです。またすぐ咲くからいいよー、って（笑） みなさん、とても親切。娘のカレンと一緒に、花を積みに行くことも楽しみのひとつなんです」と、嬉しそうに話す裕子さん。
摘んで来たブーゲンビリアで遊ぶカレンちゃん。かわいい。
摘みとった花は、1枚1枚丁寧に洗らい、花びらがしなやか状態で形作られていきます。
建築家の高崎正治さんが言った「心を込めて作ると木霊が宿り、それを贈るとその人を守る」という言葉。「そんな想いでいつもリースを作れたらなー」と裕子さん。心を込めて作られるリースを部屋に飾ると、ゆらゆら揺れるリースのリズムと一緒に裕子さんの優しい想いや沖縄の自然を身近に感じられる気がして、不思議と穏やかな気持ちになっていきます。
私の家にも、裕子さんが作ってくれたブーゲンビリアとユーカリのサンキャッチャーが太陽の光を浴びて虹色の光を生み出してくれています。眺めていると、ほんとに心和むんですよね〜。
陽が暮れた後のルームライトで映し出されるリースの影も雰囲気あっていい感じ。
アトリエ近くにある雑貨販売やコーヒーがいただける「青い森商店」の広い自然溢れるお庭で、リースたちを飾ってみましたよ。風にそよぐ姿が、のどか。時間を忘れて、ずっとのんびりと眺めてしまいそう。
女性らしい雰囲気のリースの他に、シックなイメージのリースも。裕子さんが唯一選んだ取扱店、北谷町（ちゃたんちょう）にあるコーヒースタンドZHYVAGO COFFEE WORKSのメンズライクでインダストリアルスタイルをイメージしたかっこいい空間にもマッチしています。
実は12月2日（水）から、初めての個展が開催されます。初ですよー。この日の為に作られた、裕子さんのチャーミングな笑顔と優しい人柄が感じられる、かわいかったり、時にはかっこよかったりな作品にたくさん出会えます。ぜひ、足をお運びください。
ドライフラワー作家 森井 裕子『FirstExhibition』
日程／2015.12.2wed-12.6sun
時間／12:00-20:00
場所／VIVACE SPACE（沖縄県那覇市首里石嶺町4-318-3F）
電話／098-887-6600
＊作品は販売も行います。
dryflowerworks by unico (ドライフラワーワークス バイ ユニコ)
お問い合せ／moriiyuko@gmail.com
電話／070-6640-0358
【取り扱い店舗】
ZHYVAGO COFEE WORKS（ジバゴコーヒーワークス）
住所／沖縄県北谷町美浜9-46 シーサイドビル1F
電話／098-989-5023
営業／9:00〜サンセットまで
休／不定休
沖縄CLIPフォトライター 0173（知念玲奈）