街から少しだけ離れた海沿いに、石垣島ガラス工房 Ponte(ポンテ)はあります。2013年にオープンしたポンテでは、オリジナルのグラスやジェルキャンドル、ガラスのシーサー、とんぼ玉をつくる体験ができます。

“Ponte”の文字が揺れるかわいい看板が目印。高台にある工房からは石垣島のきれいな海が見渡せます。


ポンテでは、1回吹いてぱっと終わる体験ではなく、何度も息を吹き入れてふくらませていき、好みのかたちに成型するところまで、いくつもの工程を実際で体験できます。
この日は、大阪から大学の卒業旅行でやってきた4人組がグラスづくりに挑戦。

まず、グラス、一輪挿し、小鉢の3つからつくりたいものをチョイス。色も選び、水玉やマーブルといった模様を考えていきます。難しそうなイメージもありますが、熟練のスタッフが丁寧に教えてくれるので安心です。ひとりひとり交代でチャレンジ。

グラスの口を少しずつ広げているところ。口の部分は小さめにしたり、大きくひらいたり、調整しながら好きなかたちにしていきます。


「とても楽しかった。できあがりが楽しみ!」と笑顔のみなさん。つくったガラスは、丸1日かけてゆっくりと冷やされていきます。

できあがったものがこちら。それぞれ個性が出た、自分だけのオリジナルガラスが完成です。

こちらも体験でつくれるジェルキャンドルとガラスのシーサー。

体験以外にも、グラスやオーナメント、ピアスや箸おきなどのカラフルでつやつやな商品がたくさんあります。

多肉植物がとてもお似合いなミニグラスも今後販売予定。

スタッフが商品をつくるのを見させてもらうと、熱でやわらかいガラスのかたまりが、素早い動きでみるみるうちにきれいなグラスのかたちになって、まるで手品を見ているよう。体験を教えてくれるスタッフはみなさん、専門的に勉強され、経験を積んでこられた方ばかり。その職人技に釘付けになります。

工房の屋上からはこんなに気持ちのいい眺め。右手には観音崎灯台があります。
オーナーの浅野さんご夫婦はダイバーで、海外の海もたくさん見てきました。そんなおふたりが、「八重山の海はとてもきれい」と太鼓判を押す青い海。
そんな島の海をイメージしたガラスたちは、きらきらととてもきれい。旅行から帰っても、島のことを思い出してほしい、との気持ちも込められている体験工房です。
とっておきの旅の思い出に、自分だけのガラスを持って返りませんか?
石垣島ガラス工房 Ponte(ポンテ)
住所/沖縄県石垣市新川1625-35
電話番号/0980-82-4620
営業時間/10時~18時最終受付
休/水曜(夏場は無休)
HP/ http://ponte-glass.com/
体験は予約優先。できあがりは郵送も可。
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沖縄CLIP編集部