
沖縄本島の中部、東海岸からのびる海中道路は、左右一面に広がる爽快なマリンブルーの景色が人気。週末のドライブコースや観光スポットとしても人気のエリアです。

ウィンドサーフィンやカイトサーフィンなどのマリンスポーツも盛んで、晴れた日にドライブをしながら見るカラフルなカイトの舞いは、南国のトリップ感を演出してくれます。
海中道路を渡ると最初に辿り着くのが平安座島(へんざじま)。すぐそばには小さな漁港があり、目の前に広がる海を渡る浜比嘉(はまひが)大橋を越えるとあるのが、人口500人余りの浜比嘉島。

琉球神話で「神様が住んでいた島」と伝えられてれる浜比嘉島は、近年のパワースポットブームにもあやかって、年々訪れる方が増えています。個人的にも何組かこの島のお陰で「子どもを授かった」、「良縁に結ばれた」という方にお会いしたことがあります。ついには住み着いてしまった家族もいるくらい。

シルミチューと呼ばれる神様の住んでいた場所からほど近い浜辺
我が家も浜比嘉島が大好きで、天気のよい日には誰もいない浜に磯遊びや泳ぎにいったり、釣りを楽しんだりしています。

413はまひがホテル&カフェの目の間に広がるビーチでは、防波堤に佇む釣り人ののんびりとした風景がまた心地よい
日帰りで遊ぶのももちろん楽しいのですが、オススメは島に滞在して、ゆったりした島時間を満喫していただきたいところです。個人的にお気に入りのホテルは、浜比嘉島リゾート。ロビーから望む太平洋はもうそれは、溜め息が出るほどの絶景。

沖縄の青い澄んだ海をそのまま切り取ったようなホテルのロビー
ホテル浜比嘉島リゾートの反対側に位置する「413はまひが ホテル&カフェ」では、沖縄風炊き込み御飯「ジューシー」や「ゆし豆腐」など家庭料理が朝食でいただけます。

浜比嘉島では赤瓦の古民家が比較的多く残されている集落としても有名で、古民家を利用した食堂「てぃーらぶい」もオススメスポットです。

沖縄の昔ながらの家屋に足を踏み入れれば、時が止まったような佇まいに昔の田舎に帰郷したようなタイムスリップ感が味わえます。どこか懐かしさを感じさせる、てぃーらぶいの看板メニューは「浜のてぃーらぶい定食」。島の料理コンテストで1位を獲得した「季節野菜とスーチカー(豚バラ肉の塩漬け)のあんだんす(油みそ)炒め」。これぞシマ(地元)の家庭の味が楽しめます。

決して大きな島ではありませんが、素敵なホテルや美味しい食事処に恵まれている浜比嘉島。きらきらと光る水面にはしゃぐ島の子供たちを眺めるだけでも、心がほっと休まる温かい島です。

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沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ)
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