沖縄料理といえばやっぱり「沖縄そば」。沖縄ではお弁当屋さんで「100円そば」も売られているほど、身近なお料理です。定番のソーキそばや三枚肉そばの他にも、地域によっていろいろな種類が味えます。そんな奥深い沖縄そばの中でも、今回は地元で長く愛されるお店をご紹介します。これぞ沖縄そば!といえるような、絶品沖縄そばが味わえます。沖縄旅行に来た際は、伝統的な沖縄そばを味わえるお店を訪ねてみてはいかがですか?
① 那覇の古民家で味わう沖縄そば
那覇市首里の高台にある沖縄そば屋さん「しむじょう」は、築60年の古民家でおいしい沖縄そばを味わえるお店です。お店の建物は、国の登録有形文化財にも登録されています。

歴史情緒たっぷりの店内で味わう沖縄そばは、豚骨の旨味が凝縮された出汁にたっぷりとカツオ節を入れたコク深い味。麺は、細い平麺でスープとのバランスが絶妙です。

ソーキそばにトッピングされたお肉は、じっくりと煮こまれているので柔らか。最近人気の沖縄そば屋さんの中には、濃い目の味付けでお肉を煮込むことも多いのですが、しむじょうのお肉はあっさりした味付けなので、沖縄そば本来の味をじゃましません。長年愛される王道の沖縄そばです。

② 元祖ゆし豆腐そばを味わう「高江洲そば」
「ゆし豆腐」は、沖縄ではよく食べられている、おぼろ状のお豆腐のこと。そんな「ゆし豆腐」を沖縄そばにトッピングした「ゆし豆腐そば」が味わえるのが、浦添市にある高江洲そばです。地元客のみならず観光客の間でもクチコミが広がり人気になったお店で、開店するとすぐにお客さんが入ってくるそう。

高江洲そばの麺は平たいちぢれ麺で、トッピングのふわふわゆし豆腐とよく絡みます。ゆし豆腐の他にも、トロトロになるまで煮こまれた軟骨ソーキもトッピングされており食べごたえがあります。豚骨ベースの白濁スープと、ゆし豆腐、平麺のバランスが絶妙な一杯です。

③ 北谷町の有名店「浜屋」
ショッピングスポットが多くあることで観光客にも人気のスポット、北谷町。そんな北谷町で30年以上愛されている沖縄そば屋さんがここ、「浜屋」です。浜屋の沖縄そばは、とろけるほど煮こまれた軟骨ソーキがトッピングされています。スープは、あっさりなのに旨味が凝縮された味で、最後まで飲み干したくなる一杯です。
浜屋には有名人も数多く訪れるそうで、壁にはサインが飾られています。地元に人のみならず、観光客にも愛されている、沖縄そばの名店です。

④ 宮古島の老舗沖縄そば屋「丸吉食堂」
1961年創業の老舗「丸吉食堂」は、絶品宮古そばを味わえる名店です。丸吉食堂の宮古そばには、隠し味でニンニクが入っており一口食べるとやみつきになる味です。スープは豚骨をベースにしたまろやかな味わい。食べごたえのある中太麺と旨味たっぷりのスープが絶妙のバランスです。ソーキそばには、ソーキ肉がたっぷりのっていてボリューム満点です。

丸吉食堂は食後に、黒糖アイスキャンディーがサービスされます。黒糖のやさしい甘さで、ガッツリ宮古そばを味わったあとでもさっぱりいただけます。

⑤ 石垣島の絶品八重山そば「来夏世」
石垣島にある人気店「来夏世(くなつゆ)」は、絶品の八重山そばが味わえるお店です。”八重山そば”の特徴は、トッピングに甘く煮た豚肉や八重山かまぼこ、島ネギが入っていること。来夏世(くなつゆ)では、定番の八重山そばが味わえます。スープは、カツオ出汁が効いた豚骨ベース。麺には丸麺を使っています。コク深い味わいはどこか懐かしさを感じます。
お店は、お昼ごろになるとたくさんのお客さんで賑わう人気店。少し早めの時間に訪れるのがおすすめです。

最近は、沖縄県外にも沖縄料理店が増えているので沖縄そばを味わう機会が増えたかもしれません。でもやっぱり、沖縄で味わう沖縄そばの味は格別です。沖縄に来た際は、長く地元民に愛される老舗の沖縄そばの味を味わってみてはいかがでしょうか?お店ならではの味があるので食べ歩きしてみるのもおすすめです。
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沖縄CLIP編集部
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