国際通りと牧志(まきし)駅の入り口のすぐ側のビルのエレベーターを最上階まで上がると、目の前に突然海外のビーチサイドテラスのような、開放感溢れる空間が広がる。さっきまでの都会の喧騒が嘘かのように。

「EL FARO」は2016年4月にオープンした、那覇のパラダイス通りにあるメキシカンレストラン「Borrachos」の姉妹店だ。スペイン、イタリア、南米など世界各国のシーフードが洗練された空間の中で楽しめる。テラス部分は白いウッドデッキにパラソル、ビーチチェアと、まるで海が目の前にあるかのようなリラックスした空間だが、店内に入ると海外の感度の高い都市のバーのような、木、鉄、レンガをあしらったインダストリアルなインテリアが最高にカッコイイ。外は友だちとビアガーデンの様にワイワイ楽しめるカジュアルな空間だが、店内は大人がゆっくり料理やお酒を楽しめるエレガントな空間になっている。

「EL FARO」とはスペイン語で「灯台」の意味。サンセットタイムに夕日が照らす那覇の町並みを一望しながら飲むお酒はまた格別だ。

インテリアだけでなく、県産の魚介類を豊富に使用したシーフード料理もかなり本格的。海老、カニ、あさり、イカ、タコなどの様々なシーフードをミックスし、ケイジャンスパイスかレモンアンドペッパーをまぶす豪快な盛付けのシーフードペスカトーレは本場さながらの味付けで、殻までペロリと食べれるソフトシェル。

県産マグロのカルパッチョはとてもフレッシュでさっぱりなのにエスニックな味わい。

豊富なレギュラーメニューの他にも日替わりのおすすめメニューが常に10品ほどあるので、何度来ても楽しめる。野菜は福岡県の糸島市から週に1~2度直送してもらっている。

お酒もシャンパンやワイン、ウィスキー、カクテル、自家製のサングリア、泡盛などかなり豊富。瓶ビールだけでも10種類あり、アンカースチームなどなかなか他店で置いていないブランドもあった。南米生まれのマテ茶のカクテルやソフトドリンクがあるのも面白い。

店内にはバースペースもあるので、遅い時間になるとお酒とおつまみだけを目当てにふらりと一人で来るお客さんも多いとか。フレンドリーなスタッフとの会話も楽しんでいたら、ついつい長居をしてしまいそう。

お店は瀬戸口さんと土山さんの共同経営。もともと県内のイタリアンのお店で働いていた土山さんが「Borrachos」にお客さんとして来店して瀬戸口さんと意気投合し、何か面白いことを一緒にやりたいね、と話していたのが形になったのだとか。

パーティや結婚式の二次会などでの貸切も可能。今後はハロウィーンパーティやカウントダウンパーティなど定期的にイベントも行う予定だ。2016年10月23日にはコロナ主催のDJを呼んだイベントもあるので、タイミングをあわせて開放感のある都会のオアシスに遊びに行ってみては?

EL FARO
住所/沖縄県那覇市安里1-1-60太永ビル6F
電話番号/098-868-4770
営業時間/17:00~26:00(LO25:30)
定休日/水曜日
沖縄CLIPフォトライター Sandy
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