東洋一とも言われるきらめく青い海、広がる青空とサトウキビ畑。宮古島と伊良部(いらぶ)島との間には、2015年に伊良部大橋が開通し、以前よりも気軽に行き来ができるようになりました。宮古空港から伊良部島までは車で約15分~20分と便利なアクセス。今回は、そんな伊良部島と宮古島で島の人たちに愛されているローカルグルメを紹介します。
宮古島に到着したら、島の中心街である平良(ひらら)の市場通りの食堂、じんく屋へ!

宮古そばやたくさんの定食メニューがあるじんく屋で、島の人たちから特に人気を集めるメニューは、「カツめし」(650円)だそう。

運ばれてきたものは、その名の通り、ご飯の上にどどんとトンカツがのっている、とてもボリューミーなひと皿。下のご飯はチャーハン、そしてソースカツ、さらには宮古そばも付いています。初めていただく組み合わせですが、香ばしいチャーハンと揚げたてさくさくのトンカツがマッチしておいしい! 好きなものをいっぺんに食べられて得したような気分です。男性に人気かと思いきや、注文する女性も多いとのこと。
実は、じんく屋さんは製麺所から始まった食堂で、現在も久松製麺所を家族で営んでいます。もちろん、こちらのおそばのメニューは自家製麺を使用。もちもちの平麺に、カツオと豚骨ベースのスープが絡んでほっこり優しいお味。
さっそくお腹を満たしたところで、伊良部大橋を渡って伊良部島へ!

全長約3.5キロメートル。その間ずっと、左右に広がるきれいな海を眺めながらなんとも爽快なドライブです。伊良部島に入ったら、中心街にあるHamburger&Bar insula(インスラ)へ。

insulaは6種類のハンバーガーが食べられるお店。なかでも自慢の一品は、「バイカンチキンバーガー」(ポテト・ピクルスつき850円)。「バイカン」とは、伊良部島で水揚げが多く特産でもあるカツオを燻製させ、なまり節を作る製法「焙乾」のこと。その伝統製法で燻したチキンを、テリヤキソースで味付けしハンバーガーにしています。

一口ほお張ると、燻製のスモーキーな風味がありながらもジューシーで、これまでには食べたことのないハンバーガーの味わい! 直火で燻すことによってチキンの旨みが凝縮するのだとか。ほかには、地元で獲れた新鮮なシイラを使った「マンビキバーガー(マンビキとは伊良部島の方言でシイラのこと)」や「テリタマバーガー」などもオススメで、ハンバーガーは全てテイクアウトもできますよ。

カツオの水揚げがされる漁師町、伊良部島の佐良浜(さらはま)

お次は、すぐご近所の「なかゆくい商店」へ。島の子どもたちからおじぃおばぁも通うこのお店は、天ぷらとかき氷のお店。沖縄の天ぷらは本土のものとは少し違い、フリッターのような感じでおやつの定番です。なかゆくい商店では、伊良部島で獲れたカツオを使った天ぷらや、地元の野菜のかき揚げ、そして紅芋のサーターアンダギー「紅芋ぱんびん」などがいただけます。

紅芋のサーターアンダギー「紅芋ぱんびん」

カツオ、野菜、鶏肉の天ぷら

営むのは手登根(てどこん)さん親子。地域の行事などでお母さんの千鶴さんが作る天ぷらがおいしいと評判だったことがお店をオープンするきっかけだったそうです。揚げたてあつあつ。止まらなくなってしまう美味しさです。ドライブのお供にももってこいですよ。
まだまだ続く、宮古人が愛するローカルグルメ食べ歩き!! この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。
こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/miyako/7359/
じんく屋
住所/沖縄県宮古島市平良下里84
電話/0980-73-4017
時間/11:00~16:00
定休日/火曜
Hamburger&Bar insula
住所/沖縄県宮古島市伊良部国仲22
電話/090-7381-4001
時間/12:00~16:00 19:00~24:00(夜は予約制)
定休日/不定休
なかゆくい商店
住所/沖縄県宮古島市伊良部国仲57-3
電話/090-9657-0395
時間/9時~17時
定休日/不定休
沖縄CLIPフォトライター 笹本真純
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