那覇空港から車で約15分の場所にある「沖縄アウトレットモールあしびなー」内のあしびなー広場にて、「日本うまいもの市 by 沖縄CLIPマルシェ」が週末限定で開催中です。2月10日(土)から2週に渡り、週末の計6日間開催されるこのイベントは、通販サイト「沖縄CLIPマルシェ」で紹介している沖縄県内のメーカーが大集結。旬の食材や加工品、スイーツ、琉球ガラス、泡盛、健康食品など、約250品にわたる沖縄県の特産品がずらりと並び、その魅力を直接手にとって楽しむことができます。

さらに、北海道の特産品を扱う「サッポロドラッグストア」や北海道メニューの飲食店「北海道海鮮処えん」、日本全国の特産品が勢ぞろいする「まるごとにっぽん」が出店。北は北海道、南は沖縄まで、各都道府県の特産品と一度に出会える貴重なマルシェなのです。
初日に訪れた会場は、「いらっしゃいませ!」と販売スタッフの元気な掛け声が飛び交い、まるで市場のような活気に満ちた雰囲気。歩いていると、「どうぞ!」と試飲や試食を呼びかけられ、いろいろな味を楽しむことができました。

「沖縄のおいしい家庭料理を食卓へ」をコンセプトに、レトルト食品などを販売する「オキハム」は、創業約40年。長い歴史の中でも、ソーキ汁、中味汁、てびち、山羊汁など、あたためるだけで手軽に食べられる「琉球料理シリーズ」は、1982年の販売開始から愛され続けているロングセラー商品です。会場には、購入後に鍋であたためてその場で食べられるコーナーも。骨付きあばら肉と昆布、大根を煮込んだソーキ汁は、レトルトとは思えない本格的な味とボリューム感! ごろごろの具材と昆布だしの効いたコクのあるスープが絶妙です。

パッケージに別添されたみそは、「塩味やみそ味、各家庭によって味つけが違うのでお好みで入れられるように」とのこと。みそを加えると、ぐんと濃厚な味わいに。違いを楽しめる嬉しいアイデアです。ほかにも、お米に混ぜて炊くだけでじゅーしー(炊きこみごはん)ができあがる「じゅーしぃの素」、オリジナルブレンドスパイスで煮込んだタコスミート「タコライス」など、沖縄の味を象徴する商品がずらり。「オキハム」の商品は、観光客のお土産としてはもちろん、沖縄を離れた子どもたちへ親から贈る“ふるさとの味”としても喜ばれているそうです。

石垣島に牧場を持つ「ゆいまーる牧場」は、石垣牛と石垣島アグーを生産する家族経営の畜産農家さん。北谷町(ちゃたんちょう)には、直営の焼き肉店「炭火焼肉 金城」があり、石垣島から届く新鮮なお肉をおいしい炭火焼きでたっぷり堪能できます。

「ゆいまーる牧場」の石垣牛は、めずらしい長期熟成肥育の雌牛。地産の肥料を与え、ゆっくり時間をかけて肥育しながら牛の肉を熟成させる方法です。「バナナに例えると、青いまま採って熟れるまで時間を置くか、しっかり熟れた黄色い状態で採るかという違い。長期熟成肥育は後者のほう。生きた状態でお肉を熟成させていくイメージです」。牧場を営む4姉妹の1人、金城明代さんがわかりやすく説明してくれました。

時間、費用がかかる上、雌は雄に比べて体格が小さいので、生産できる量が少ないのも難点。それでも長期熟成肥育の雌牛にこだわるのは、ほかならぬ、その特別なおいしさ。「雌牛は、オリーブオイルのようにあっさりとした上質な脂がとれるので、のどごしがよく、するする食べられるんです。それでいて、熟成期間が長いので深みもあり、薫りが芳醇です」。

会場では、そんなこだわりの石垣牛を使った牛丼を飲食ブースで提供。白飯が見えないほど牛肉がたっぷりのせられた贅沢な一品です。ガツンとした野性的な後味は残らず、肉の旨みをぎゅっと凝縮した上品な味わいは、まさに「するする食べられる」という言葉どおり。ほかにも、肉の脂身から出る甘みとじゃがいもとの相性が抜群なサクサクの石垣牛コロッケや、肉汁たっぷりの石垣牛入フランクなども絶品です。

「北海道海鮮処えん」は、北海道の食を沖縄で楽しめるお店。那覇の中心地、国際通りにある「サッポロドラッグストア」の2階、「北海道くらし百貨店」に併設しています。昼は名物「海鮮ひつまぶし」などのランチメニューを提供、夜は海鮮の刺身を始め、じゃがバターやとうもろこしの天ぷらなど北海道メニューを提供する居酒屋として営業しており、新鮮な海の幸を堪能できることで話題を呼んでいます。

今回は、ふだんお店で出していない特別メニューを用意。サーモン、イクラ、イシガレイを盛り合わせた海鮮三色丼は、コク深い味ととろみのある食感のサーモン、プチプチと弾けて口の中で旨みが広がるイクラ、さっぱりとした味わいと歯ごたえが魅力のイシガレイ、それぞれの個性が楽しめるボリューミーな一品です。

鮭のアラと大根をコトコト煮込んで仕上げたアラ汁は、ひとくち飲んで出汁の旨みに感動。たっぷりな鮭の脂が味噌と溶け合い、体に染み渡る濃厚な仕上がりです。

東京の観光名所、浅草にある「まるごとにっぽん」は、47都道府県の特産品を扱う商業施設。「観光に訪れる人たちに、日本各地の素晴らしい食べ物、文化を伝えていきたい。地域を応援していきたい」という思いから、2015年12月にオープンしました。

「“まるごとにっぽん”で扱う商品のセレクト基準は、地元産のものであること。たとえば、兵庫県だと山椒を使った調味料“山椒ジェノベーゼ”、大分県では柚子を使った香辛料“ユズスコ”など、その土地の名産品がしっかり伝わるような商品を扱っています」と、商品部の三橋洋太さん。

今回は、沖縄にそうした各地の魅力を伝えるべく出店。各都道府県の特産品を数点ずつセレクトし、北から南まで約200品を販売しています。島根県の神西湖で採れた粒身の大きな「神西湖しじみ」、秋田名物いぶりがっこのスライス「いぶり大根漬」など、見ているだけで日本全国を旅した気分に。「“まるごとにっぽん”のコンセプトはまさにそこ。各地を訪れた気分になる“風土巡礼”なんですよ」。

販売スタッフから直接商品のこだわりなどを聞けるのも貴重な機会。弾む会話できっと楽しいひとときが過ごせるはずです。
北から南、全国各地の特産品に出会える「日本うまいもの市」で、おいしい旅気分を味わってみてはいかがでしょうか?
第1回目:2018年2月10日(土)~2月12日(月) 3日間 10:00~18:00
第2回目:2018年2月16日(金)~2月18日(日) 3日間 10:00~18:00
場所:沖縄アウトレットモールあしびなー あしびなー広場
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