
那覇空港から車でおよそ60分。都会からちょっと足を伸ばした場所に、緑深い亜熱帯の森があるのをご存知ですか? そこは、沖縄本島中部のうるま市にある石川高原。全長2kmの自然散策路が縦横に走る広大な森「ビオスの丘」です。
恐竜が暮らしていた時代を連想させる古代植物ヘゴや、亜熱帯の常緑樹に混じって、様々な種類の蘭をはじめ、季節の花々が咲き乱れる心安らぐ空間は、さながらやんばるの自然の森のような非日常の風景が広がっています。


今回ご紹介するのはビオスの丘を代表する人気コンテンツの一つ、湖水観賞船で巡るジャングルクルーズです。このプログラムは45人乗りの観賞船に乗って、25分ほど巡るもの。車椅子に乗ったまま乗船できますので、3世代、4世代のでの思い出づくりにも最適です。



このクルーズの感動ポイントは大きく3つに分けられます。1つは亜熱帯の水辺に生息するユニークな植物や水辺に集まる小動物を観察できること。季節の渡り鳥も多く飛来するこの湖では、キジムナーのもとになったといわれているアカショウビンやサンコウチョウ、カワセミといった超レアな鳥を間近に見ることさえあります。

もう1つはガイドのトーク。10名のガイドが、マニュアルに頼ることなく、自分の個性で乗船中、色々な角度から話題を提供してくれるのです。お客さんの反応を探りながら、動植物の解説から、沖縄あるある、そして、プライベートよりの話題へと上手に脱線してみせる腕前はなかなかのものです。

ちなみに今回のガイドさんは佐渡山学さん。この道17年のベテランで、趣味は映画鑑賞。沖縄のことだけでなく、全国の都道府県の情報も日頃自主的にストックしていらっしゃるようで、面白おかしいガイドで、お客さんをなごませたり、笑わせたりと楽しい時間を提供してくれていました。最後の感動ポイントは、すみません。記事に書いてほしくないとのこと。言えるのは、サプライズが2度あるということ。乗ってみてからのお楽しみにということで、秘密にさせてくださいね。



さて、のんびり楽しく巡っている間、たとえば水辺には、リュウキュウハグロトンボやベニトンボなど、本土ではお目にかかれないトンボもたくさんいることに気づきます。それから多様な花、花、花。植栽した蘭のほか、野生の蘭、そして、この日は梅雨明けして間もない日だったので、白い花が印象的なイジュの花が真夏の花の代表選手、オキナワキョウチクトウと一緒に咲き誇っていました。

楽しすぎたせいか、あっという間に過ぎ去ったジャングルクルーズ。今度は違うガイドさんの船に乗ってみたくなりました。船を降りたら、クルーズ中にガイドの佐渡山さんがおすすめしてくれたスリルあふれるブランコ乗り場へ向かいました。ブランコに乗って緑の風景を眺めていたら、懐かしい子ども時代のことが走馬灯のように蘇ってきました。


やんばるの大自然を手ごろな規模感で再現したこのビオスの丘。那覇やリゾートタウンの恩納村からのアクセスが抜群なので、県外国外からの観光客が毎日たくさん訪れています。そして、実は地元のお客さんも意外に多いことで知られています。きっと、ここを訪れることで、懐かしい時代の沖縄を感じることができるからでしょうね。園内にはいくつもの庭や、池、そして、記念撮影ポイント、そして動物たちとのふれあいゾーンがちりばめられていますので、ぜひ、時間をかけてのんびり散策してみてください。
[湖水観賞舟]
料金:大人 800円、小人 500円(別途入園料)
所要時間:約25分
営業時間:9:30~17:00
場所:入園口から約200m、歩約10分
*4歳未満は無料(ひざの上に抱えてください)
*30分間隔にて運行(毎時00分。30分出発)
*20名以上でのご利用の場合はご予約をお願いします。
ビオスの丘
住所/沖縄県うるま市石川嘉手苅 961-30
電話/098-965-3400
営業時間/9:00~18:00(入園は17:00まで)
定休日/無休
Webサイト/http://www.bios-hill.co.jp
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
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