私たちに癒しや活力を与えてくれる海。沖縄の離島、石垣島(いしがきじま)へ行ったことがある方は、心を奪われるような美しい海に感動されたのではないでしょうか。
島内の夕日スポットとして知られているサザンゲートブリッジの近くにお店を構える「R’s story」のオーナー 中村 玄斗(なかむら げんと)さんは、そんな石垣島の海に魅せられて1994年に石垣島に移住しました。ダイビングスクールを卒業後、インストラクターとして活動をしていた中村さんは、思わぬ事故で大きな怪我をしてしまいました。子どもの頃から夢だったというダイビングインストラクターの職を失い「絶望のどん底に突き落とされたようだった」と話します。
そんな中村さんがアクセサリーの世界に興味を持ちはじめたのは、長期に渡る治療期間中でした。考古学者である父親から「国内最古の装飾品は貝製のビーズで、発見されたのは沖縄だった」ことを知らされたことがきっかけだったそうです。
中村さんは、琉球時代以前から八重山(やえやま)地域でお守りとして使われてきた貝について調べるようになり、「太古の人たちが身に付けていた装飾品の真意を、現代人に伝えていきたい」とお店をオープン。店名「R’s story」のRには、Ryukyu(琉球)、Roots(起源)、Renaissance(復活)、Romance(伝奇)、Reality(真実)という5つの意味が込められています。
中村さんは、石垣島を代表する自然素材を使ってオリジナルアクセサリーを製作しています。主に使用しているのは「身を守る力がある」と言い伝えられてきた蝶貝と、魔除けのお守りとして使われてきた夜光貝。螺旋で先の尖った模様と形は「悪いもの(邪気)を寄せ付けない」と言い伝えられていたそうですが、その代表的な貝が夜光貝なのだそうです。昔から語り継がれてきた意味を大事に、「おしゃれだけでなく、お守りとして身につけたくなるアクセサリーを目指しています」と中村さんは話します。
天然の貝を削り、磨き上げたアクセサリーは世界にひとつだけ。色合いも模様も微妙に変わるため、ふたつとして同じものはありません。扱っているアクセサリーは季節を選ばず身につけることのできるものが多く、購入者からは「カジュアルからキレイめのファッションまで、様々なシチュエーションで合わせやすい」と好評です。
八重山の夜光貝は滅多に採れないそうで、年々希少価値が高くなっているそうです。「今すぐ石垣島には行けないけれど、R’s storyのアクセサリーが気になる」という方は、ぜひオンラインショップをチェックしてみてください。
昔から語り継がれてきた八重山の大切な宝物に触れ、石垣島に思いを馳せてみませんか?
R’s story
住所/沖縄県石垣市八島町1-7-5 サザンワールド1F西
電話/0980-87-6199
営業時間/9:30〜19:30
オンラインショップ/https://www.creema.jp/c/rs-story/item/onsale
画像提供:R’s story
沖縄CLIPフォトライター 舘 幸子
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世界にひとつだけ。お守りとして身に付けたい「R’s story(石垣島)」のアクセサリー
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