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ふんわりモチッ! 沖縄の郷土菓子「アガラサー(黒糖蒸しパン)」の作り方

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こちらのコラムでは、沖縄食材を使ったお酒に合う料理レシピを作ってきましたが、前回に引き続き番外編としてスイーツレシピをお届けしたいと思います。

長い自粛期間中、私は、もともと好きだったお菓子作りに没頭していました。今回の外出自粛がきっかけで、お菓子やパン作りに挑戦する方が急激に増えたそうですが、そんなこともあって、生クリームやクリームチーズ、バターが品薄に。本当はチーズケーキを作りたかったのですが、どうしても生クリームとクリームチーズが手に入らなかったので、それらを使わず、家にあった材料で作れるお菓子を作ることにしました。




私が作ったのは、沖縄の郷土菓子「アガラサー」。アガラサーは沖縄方言で「蒸す」という意味だそうで、戦後の小麦粉が流通した時代に、小麦粉をおいしく食べるレシピのひとつとして誕生した、いわゆる蒸しパンです。そんな昔から親しまれてきたアガラサーは使う材料も少なく、とても簡単なので、ぜひ作ってみてください。




アガラサー(材料 5個分)
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
黒糖(粉末) 35g
黒糖(固形) 20g
水 80cc
サラダオイル 小さじ1
醤油 小さじ1




黒糖は粉末と固形のもの、両方を使います。


作り方




黒糖の塊を粗めに刻みます。2/3は生地に混ぜ込みますが、残りの1/3はトッピング用。






ボウルにお水、粉末の黒糖、醤油、オイルを入れて軽く混ぜます。




そこに振るった薄力粉とベーキングパウダーを加えてダマがなくなるまで混ぜます。




刻んだ黒糖を加えて軽く混ぜます。




耐熱性の紙製カップに生地を流し込んでいきます。蒸している間に生地が膨らむので、カップに入れる生地は7分目ぐらいを目安にしてください。

形崩れしないよう、紙製カップはやシリコンまたはアルミや耐熱ガラスのプリン型に入れるのがおすすめですが、我が家にはプリン型が無いので、紙コップをカットしてホッチキスで止めて代用しました。




生地をカップに流し込んだら、取っておいた黒糖(刻んだもの)を振りかけて、蒸していきます。蒸し時間は10〜12分ほど(あらかじめお湯を沸騰させておいた蒸し器に入れてください)。




粗熱が冷めたら完成です。




ふわっ、もっちり。粉の素朴な風味、コクのある黒糖の甘さ、隠し味に加えたお醤油の香りがどこか懐かしさを感じさせてくれます。

私が作ったアガラサーは甘さ控えめバージョンなので、甘めが好きな方は黒糖(粉末)の量を増やして、お好みの味を見つけてくださいね。


沖縄CLIPフォトライター 舘 幸子


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