沖縄には39もの有人島があることをご存知ですか? 自然豊かでゆったりとした時間が流れる離島には、本島にはない魅力があります。 39の中からどの島を選ぶか悩むところですが、日本最南端の有人島「波照間島」はいかがですか? 石垣島の石垣港離島ターミナルから高速船で約1時間。外洋(陸から遠く離れた広い海)を航行するので揺れが激しいことでも有名ですが、苦労して行く価値は十分にあるはずです。 今回はそんな波照間島のお薦めを5つご紹介させていただきます。
① 記念撮影の定番スポットへ
波照間島には路線バスもタクシーも走っていません。到着したら、まずバイクか自転車をレンタルしましょう!そして向かうは「最南端の碑」が建つ高那崎(たかなざき)。ここは島の南東部に位置する景勝地で、記念撮影の定番スポットとして知られています。
入口には日本全国から集められた小石を使って作られた蛇の道があるのですが、この道は2匹の蛇が絡み合っているような形をしています。1本は沖縄を、もう1本は日本本土を意味し「二度と離ればなれにならないように」という願いが思いが込められているのだそうです。
波照間港からこの場所までの距離は約4km、自転車で約25分。波照間の風を感じ、のどかな風景の中をのーんびりと走ってみませんか?
最南端の碑のある高那崎の詳細情報
住所/沖縄県八重山郡竹富町波照間
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② 日本最南端のカフェでいただくベジランチ
スーパーマーケットもコンビニエンスストアーも書店もない波照間島ですが、カフェはあります。日本の最も南に位置する飲食店「kukuru cafe」。ククルは沖縄方言で心を意味します。 古民家を改装したアジアンテイストなこちらのカフェ、一歩足を踏み入れるとどこか懐かしい雰囲気に心地良さを感じます。
こちらでいただけるのはキーマ風カレーやベジタコライス、島豆腐のガトーショコラなど、地元でつくられた食材を使ったベジ料理。 ベジタコライスは挽肉の代わりに島豆腐を、チーズの代わりに波照間産のもちきび(雑穀の一種)のソースが使われています。 動物性の食品が一切使われていないのに軽すぎず重すぎず、体に嬉しいヘルシーランチです。波照間島の雰囲気によくマッチした一皿。
kukuru cafeは不定休、そしてサトウキビ製糖期間(12~3月)はお休みとのことなので、行かれる際は念のためご確認ください。
kukuru cafeの詳細情報
住所/沖縄県八重山郡竹富町字波照間3146
電話/0980-85-8135
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③ 波照間島のお土産はコレに決まり!
さて、せっかく ‘果ての島’ まで来たのですからやはりお土産は買っておきたいですね。 波照間島は小さな島なので種類は多くはありませんが、お土産選びに悩み、時間をとられてしまうことがないので助かります。 では、間違いのない波照間土産を2つご紹介しましょう!
1つ目は黒糖です。島のほとんどがサトウキビ畑なので、黒糖は外せません。蜜の旨みと甘みがそのまま凝縮された黒糖は雑味成分がなく、1粒でも満足できる深い味わいです。濃い目のコーヒーやエスプレッソとも相性ぴったり。この組み合わせ、ぜひお試し下さい。
2つめは幻の泡盛と呼ばれている「泡波」です。こちらの泡盛は家族経営の少量生産、しかも地元での販売を中心に行っているためなかなか島外に出荷できず、県外では10倍以上の値段がつくこともあるのだとか! 微妙に塩分を含んだ波照間島の地下水からつくる泡波は ‘泡盛通’ の人たちからも「珍しい」と喜ばれています。 そんな泡波は集落内の居酒屋で飲むことが出来ますので、波照間島滞在中にぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
波照間産の黒糖と泡波の詳細情報
④一日中海を感じていた人にお薦めの宿
波照間島に宿泊するのなら、島の最も南に位置する宿「ペンション最南端」はいかがでしょうか?日本のベストビーチにも選ばれたことのあるニシ浜ビーチが目の前に広がり、部屋からその絶景を楽しむことができる贅沢な宿です。
生まれも育ちも波照間島というオーナーの崎枝(さきえだ)さん。「この素晴らしい海を沢山の人に一日中満喫してもらいたい」という思いから9年前にオープンしたそうです。早朝には静けさ漂う海を、夕方にはニシ浜の水平線に沈んでいく夕日を楽しむことが出来るのです。決してお金では買うことの出来ない贅沢。
そしてよく晴れた夜には天然のプラネタリウムが空一杯に広がります。88星座のうちなんと84星座を観測することができるので、屋上に寝そべって満天の星空をお楽しみください。
ペンション最南端の詳細情報
住所/沖縄県竹富町字波照間886-1
電話/0980-85-8686
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⑤ ため息が出るほど美しいニシ浜ビーチ
最後にご紹介するのは数々の「日本のベストビーチランキング」で毎回上位に入る「ニシ浜ビーチ」です。 真っ白な砂浜とエメラルドグリーンやエメラルドブルー、コバルトブルーのグラデーションが織りなす自然の造形はただただ圧倒される美しさ。
つま先がしっかりと確認できるほど透明度の高い海は、眺めているだけでも心がスーッと軽くなります。波は穏やかで、浅瀬でもサンゴや南国特有の魚を見ることができるのもこのビーチの魅力です。
視界を遮るものは何もありません。寝転んで海風を感じ、波音に耳を傾けてのんびりと絶景を楽しみましょう。時が止まったような世界をお楽しみください。
ニシ浜ビーチの詳細情報
住所/沖縄県八重山郡波照間
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日々の雑踏で疲れた私たちの心を癒してくれる力が波照間島にはあります。「離島に行ってみたいけれど、どの島が良いか分からない」という方はぜひ一度ご検討下さい。
◎ 本島ではなく、離島をお考えの方にお薦めの記事はこちらでも紹介しています。
沖縄CLIP編集部
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