“ケラマブルー”で知られる慶良間(けらま)諸島。2013年に国内31番目の国立公園に指定されるなど、近年活気を呈しています。何と言ってもその魅力は海。初めての方は、沖縄本島には決して無い圧倒的な“碧さ”に、衝撃を受けるでしょう!


ところで、数ある沖縄のビーチに、皆さんは美しさ以外に何を求めますか? 水質、安全性、設備、各種店舗やサービス、アクセス、混み具合など、要素はさまざま。もちろん、ぷかぷか浮いて魚と戯れたいという方も多いでしょう。しかし、実はシュノーケリング(シュノケ)を楽しめる(=a.許可されている b.しかもサンゴや魚影も濃い)ビーチは、意外にも少数派だったりします。その理由は、海水浴メインのビーチは砂浜がほとんどで、魚が住み着くサンゴの海とは根本的に性質が異なる(つまり、aとbの条件を同時に満たす場所は自ずと限られる)ためです。

座間味島の『古座間味(ふるざまみ)ビーチ』は、慶良間諸島を代表する大人気スポットです。その圧倒的な景観も去ることながら、砂浜でありつつもシュノケOKな点も人気の秘密。



海中に目をやるとご覧の通り! (写真上から)クマノミやモンガラカワハギ、コクテンフグといったカラフルで個性的な熱帯魚たちが、お出迎えしてくれます。



浜からすぐに3〜5m程となり、シュノケには打ってつけの水深です。また、浜から連なる岩場では水深1m程でも、魚影を確認できるので、お子さん連れでも安心です。ただ言うまでもありませんが、ご自身の安全はもちろん、足元のサンゴに触れないためにも、ライフジャケットの着用はマストです。

シーズン中は、シュノーケル3点セット&ライフジャケットはレンタルできます。水着だけでOKというお気軽さも嬉しいですね。さらに、欲張りな方は、マリンアクティビティにも挑戦しちゃいましょう。

ご覧の通り、パラソルやチェアもレンタルできるので、海に入らずとものんびり過ごせます。また、ビーチ脇には、飲食店を兼ねた売店も併設しているので便利。もちろんトイレ&シャワーも完備し、誰でも快適に過ごせること請け合いです。

アクセスは、座間味港から徒歩15分程ですが、一日7往復(大人300円・小児150円)で、村営バスも運行しているのでご利用ください。

那覇から高速船でおよそ50分。沖縄本島とは全く異なるケラマブルーの美ら海は、上(外)からだけでなく、下(中)から覗いてこそ、真の魅力を感じられるはずです。
国も認めたその美しさ…。心の底から感動必至です。

古座間味(ふるざまみ)ビーチ
住所/沖縄県島尻郡座間味村字古座間味901-3402
電話/098-987-2277(座間味村役場)
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
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