沖縄には豊かな自然の風合いを活かした染物が数多くあるのをご存知でしたか?今回はその中でも、特にオススメな染物4選をご紹介します。職人さんの手仕事で丁寧に作られた作品は、いつまでも大切に使いたくなるものばかりです。
①サトウキビで染め上げる「ウージ染め」
ウージ染めとは、サトウキビの葉や花穂を煮出して染め上げる技法で、緑葉を使用した明るい緑色の染物と、花穂を使用した柔らかな桃色の染物があります。どちらも和風の色合いで、ストール・バック・かりゆしウエア・ビジネス小物など、プレゼントにも喜ばれる作品が多数あります。素材を収穫する季節によって色合いが微妙に変化するので、季節ごとの美しい自然のグラデーションを楽しむ事ができます。
ウージ染めを利用した作品は、日用品からファッションウエアまで多岐に渡って販売されているので、あなたに合った作品でウージ染めを、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
沖縄県南部に位置する豊見城市(とみぐすくし)にある豊見城市観光プラザてぃぐま館では、ウージ染めの「染めと織り」を体験することができます。その他にも、紅型、琉球ガラス、やちむん、琉球漆器、木工など沖縄工芸品の展示販売も行っているので、是非足を運んでみてくださいね。
ウージ染めの詳細情報
住所/沖縄県豊見城市字豊崎1-1162(豊見城市観光プラザてぃぐま館)
電話/098-856-8766
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②沖縄の藍染め「琉球藍(りゅうきゅうあい)染め」
琉球藍染めとは沖縄に古くから伝わる技法で、「琉球藍(りゅうきゅうあい)」という植物を原料とした染物です。その深い青は、沖縄の空や海の色を思い出させてくれます。沖縄のお土産にオススメです。
沖縄県中部のうるま市にある 花藍舎(からんしゃ)の織物は、沖縄本島北部で栽培された琉球藍で糸を染め上げ、ひとつひとつ手織りされています。ふわっと軽やかで上品なストールは、どんなファッションにもすっと馴染んでくれます。
古民家で「カラカラ~、シャ~ン」という機織りの音色を聴きながら、あなたにぴったりな琉球藍のアイテムを見つけてみて下さい。
染織工房「花藍舎(からんしゃ)」の詳細情報
住所/うるま市勝連南風原152番地
電話/090-5720-9268
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③沖縄伝統染物「紅型(びんがた)」
「紅型(びんがた)」とは、琉球王朝時代から伝わる沖縄の伝統工芸で、その昔は王族や上流士族しか身に着けてはいけないものでした。現代ではTシャツや靴下に紅型模様を入れ込むなど、日々のファッションとして発展しています。動物や海の生き物などを描いた作品も多くあり、まさに伝統工芸とモダンファッションのコラボレーションです。
工房さんご虫の紅型は、優しい色合いとキュートなイラストが特徴で、子ども達が喜びそうなクジラやカバを描いたデザインを見つける事ができます。
こんなにかわいい、ユンボー柄だってあるんです。一枚一枚丁寧に手作業で色付けをしているので、同じ柄でも微妙に色合いが違っていて、贈り物にもおすすめですよ。
工房さんご虫 の詳細情報
④サンゴで染める「サンゴ染め」
沖縄の海でシュノーケリングをして、その魅力にどっぷりはまってしまった方も多いのではないでしょうか?沖縄には、そんな美しい海のサンゴ礁の化石を使った染物があるんです。浜辺に打ち上げられた化石サンゴの型の上から布を覆い、赤・黄・青・紫の中から好きな色を押し当てていって、サンゴの紋様を浮き上がらせます。
那覇市にある首里琉染(しゅりりゅうせん)では、サンゴ染めで彩られた風呂敷やストール、トートバックやTシャツを展示販売しています。
サンゴ染め体験もすることができて、あなただけのオリジナル作品を持ち帰る事ができます。
首里琉染(しゅりりゅうせん)の詳細情報
住所/沖縄県那覇市首里山川町1‐54
電話/098‐886‐1131
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いかがでしたか?沖縄ならではの、自然の風合いを活かした染物を4つご紹介しました。沖縄旅行のお土産として、自信を持ってオススメします。
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沖縄CLIP編集部
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