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大自然の懐に飛び込む大人の野遊び「やんばる流グランピング」

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12月某日。
 
今回の酔街日記は、街を飛び出してぽかぽか陽気のやんばるへ。ようやく日差しが落ち着いた12月は、キャンプのベストシーズンです。師走の慌ただしさを抜け出し、大自然の懐に飛び込んでみると、最高のアウトドダイニングが待っていました。
 
 
これまでにも記事で紹介してきたやんばるには、胃袋と心を満たす美味しいものがたくさんあります。そのやんばるをフィールドに、真剣に食に向き合う真面目で遊び心たっぷりな大人たちが今回のキャンプのメンバー。楽しそうな匂いしかしません。

 
野遊びのごちそう豚の血とバナナのソテーをマッシュポテトにのせたリッチな前菜からディナーがスタート。キャンドルも屋我地島(やがじじま)ではちみつと一緒に採れたみつろうを手しごとで加工したみつろうキャンドルです。

 
オードブルは彩り豊かな旬の野菜がたっぷり。BBQの網の上ではホットワインがことことあたたまり、やんばるの土でできたやちむんのカップにレードルで注ぐと、柑橘系フルーツのさわやかな香りが広がります。

 
ホットワインの隣では、やんばる産ハーブで香り付けをした豚肉が炭火で焼かれてジュージューと音を立て、最高のタイミングでゲストのお皿へ。これだけでジョッキビール1杯いけるぐらい、舌の奥にぐっとくる味です。お肉のソースも、屋我地島はちみつとやんばる産マスタードシードの地元産&ハンドメイド。

 
なんでしょう、これは。やはりただのBBQではありません。飲んで食べておしゃべりをしている間じゅう、テントの外からは海の音が聞こえていました。

 
お酒のほうは、最近県外でも発売されたオリオンビールの「琉球ペールエール」で乾杯した後、ホットワインをスープのように味わってもう十分幸せ。それなのに、さらにその先にはホットバタードラムが待っていました。伊江島産の伊江ラムサンタマリアを、「からき」というやんばるに生える香木から煮出したシナモンのような甘い香りのお湯で割って、バターをひとさじ。おつまみはナッツとブルーチーズとはちみつ。たまりません。

 
私がこうしてパソコンに向かっている間にも、今日も、毎日、いつでも、大自然の恵みを見つめ、美味しいことを考えている人たちに手をひかれ、また一歩、やんばるの懐の深みへと入っていけたような気がした夜。そこはとても大らかであたたかく、生きる喜びにあふれる場所でした。

 
満味」「Pain de Kaito」「YANBARU HARUSAA’S TABLE cookhal」「OKINAWA bee Happy」「うるまんちゅ BEACH OCEAN CLUB」のオーナーさん&ファミリーがホストとなって、地元の食材でゲストをもてなす「やんばる流グランピング」。いつかこの楽しさを、自然が好きでローカルをリスペクトする心を持った旅行者におすそわけしてもらえたら、もっと沖縄を好きになってもらえるなあ、と夢見心地で眠りについたのでした。ごちそうさまでした。
 
 
沖縄CLIPフォトライター 浅倉彩
 
 
 
 
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