
Vitamin Candle ボタニカルシリーズ
北谷(ちゃたん)のビーチの目の前に、大豆ワックスを使ったキャンドル専門店「Vitamin Candle」がオープンしました。窓がたくさんあり、明るく白い空間の店内は、入った瞬間に優しい香りに包まれます。香りの素は、キャンドルに使われる大豆ワックス、パームオイルに、アロマオイル。耳には波音が寄せてくるこの空間で、ランタンづくりの体験ワークショップも行われています。

Vitamin Candle お守りMAYOKEキャンドル(マース入り)
Vitamin Candleが扱っているのは、燃焼部分のロウには石油系の素材を一切使わず、芯の素材も綿にこだわったピュアナチュラルなキャンドルだけ。一般的なキャンドルは燃焼時や火を消した時に、煙に黒いススが混じりますが、ここのものはススがなく、真っ白な煙しか出ません。ロウの表面は、やさしい乳白色ととろっとした質感にかすかな甘い香りが漂い、まるで赤ちゃんの肌のようです。

Vitamin Candle スタンダードシリーズ。春と秋に採取される沖縄産のミツロウを配合した数量限定品で、イエローはアロマ入り。
いずれも大豆ワックスをベースにした3つのシリーズには、それぞれに個性が。「マース」は沖縄で古くから魔除けと考えられてきた塩を配合したもの。「ボタニカル」はドライフラワーが埋め込んであり、火を灯してロウが溶けるうちに、あぶり絵のように植物が浮かび出てきます。「ランタン」は数色のロウで地球や沖縄の海、夕日のような色合いが再現されていて、内側から照らされると、空間全体に幻想的な表情を与えてくれます。

Vitamin Candle ランタンシリーズ
オーナーの上原順子さんは、「みんなが自分の原点に還って、暮らしと心をワクワクさせるきっかけの場所をつくりたい」と、Vitamin Candleをつくりました。「炎の揺らぎには、木漏れ日や小川のせせらぎと同じように、人間の鼓動に近いリズムがあると言われています。炎を見つめたり、炎のある空間にいるだけで、森林浴をする以上のマイナスイオンを浴びられるという説もあります」心に安らぎをもたらすキャンドルだからこそ、体にも優しい自然素材にこだわっているんですね。

オーナーの上原順子さん(右)と店長の村上礼子さん(左)
そういえば、多くの先住民族に、火を見る、火を囲む、という習わしがあります。火にはそれだけ、ひとりひとりの心を安定させ、ともに見る人びとをつなげる力があるのかもしれません。

ランタンづくりの体験ワークショップは、所要時間2時間ほど。好きなタイミングで申し込めます。(営業時間内・要事前予約)
今後は、大豆ワックスの品質をより一層向上させたり、みんなでキャンドルを囲むイベントも定期的に開催する予定とのこと。火を灯すたびに、沖縄の甘くて優しい風の匂いを思い出せそうなVitamin Candleのキャンドルで、沖縄旅行の癒しを毎日の暮らしに持ち帰ってみませんか?
VITAMIN CANDLE
住所/沖縄県中頭郡北谷町宮城1−722
電話/098-989-5325
営業時間/9:00-1700
定休日/日・月・祝
沖縄CLIPフォトライター 浅倉彩
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