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石垣島で大ウナギを捕獲!

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先日、友人から「今から大ウナギを捕まえるから写真撮りにきて!」と電話が入り、急いで現場へ。
 
 
到着すると、すでに捕らえられた大ウナギがケースから飛び出たりして暴れているところでした。いると聞いてはいたけれど、こんなに大きいウナギを見たのは初めて!
 
 
この後ろの田んぼの水路に、昨日からずっと漂っていたらしい。網で捕れそうということで、大きな網でひとすくい!
 
 
目が水色…!
 
 
島内でウナギ屋さんをやっている先輩や、新鮮な魚が売りの居酒屋の友人に連絡するも、みんないらないと…。「もう、明日バーベキューして食べよう!」ということで、サシミ屋で働く友人がとりあえず持って帰りました。そのサイズ、体長122㎝、体重6.0Kg、胴回り33㎝だったそう。
 
翌日の日曜日、予定通り、バーベキューを決行しようとしたら豪雨。「ウナギのたたりだな」と話しながらも、屋根のある場所でぼちぼち飲み始めます。
 
 
大うなぎは蒲焼きで。じっくりと焼き上げ、いざいただきました。
 
 
かなりの弾力! 味はとても淡白! 
 
今回の大捕獲は、この日の地元の新聞にも大きくとりあげられて、バーベキューを片付けて二次会に歩いて向かう時や、そのお店で会った多くの人に「ウナギおいしかった?」と声をかけられました。このローカルさ、好きです。
 
初めて大ウナギを食べてみて、、自ら進んでは食べないかな。島の食材の味をまたひとつ知れました。
 
 
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沖縄CLIPフォトライター 笹本真純  
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

久米島の絶景(桑村ヒロシの島フォトコラム[第16回目])

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今回、リトハク+沖縄CLIPの取材で久米島へ! 久米島といえば一番の景勝地は、ハテの浜ですよね! ハテの浜の“奥の浜”のほうに上陸したい。そして、美しい光景をドローンの空撮写真に撮りたい。ドローンが飛ぶ高度でどれほどの空撮写真が撮れるのだろうか。そんな期待を胸に、JTAの飛行機に乗って那覇空港から飛び立つこと、わずか25分。久米島空港に着陸する前に、パイロットさんがハテの浜の側をまわってくれたのです!
 
 
ハテの浜の絶景をどうぞご覧ください。まだツアー客も上陸していない状態で、上空からの絶景の撮影に成功しました! 撮影チャンスはわずか数秒程度でしたが、一眼レフでばっちり撮り収めることできました。とくにハテの浜は縦長に全長7キロもあるので、縦位置でも撮影したいところ。ところがドローンだと縦写真の撮影がむずかしいので、航空機から空撮できたのはとてもラッキーでした。JTAのパイロットさんに大変感謝です! 
 
 
また、ドローンでもハテの浜を撮影してきました! ポスター写真にもなっているハテの浜といえば、奥の浜のほうが代表的ですが、ほとんどはお隣りの“中の浜”に上陸する船が多いのです。もちろん、中の浜もとても美しく、充分満喫できます。ただし、ポスターと同じような空撮写真を撮るなら、奥の浜に行くしかありません。そこで島で唯一、奥の浜まで行くことができるダイビングショップさんにご協力頂けることになりました。
 
しかし、現在では奥の浜はドローンでの空撮が禁止となっているため、本来は撮影できません。今回は、特別に撮影許可とご協力を頂き、奥の浜に上陸して撮影することができましたので、こちらはまた後日、沖縄CLIPに掲載させていただく予定ですのでどうぞお楽しみに!
 
 
またリトハクでは、久米島で体験したSUPの記事をご紹介予定です。こちらも無事に取材撮影を完了することができ、ご協力いただいた皆様にはとても感謝であります! 
 
久米島での取材撮影のミッションをすべて完了した日の夜は、ようやく僕の放課後の時間。呑み歩くわけでもなく、夜の星空を撮影に夜景スポットへ直行。夏といえば、天の川が綺麗な季節。久米島らしい景勝地で天の川を撮影したいと、ミーフガーで星空撮影。
 
星空を綺麗に撮影するなら、人工の明かりが少ないところがベスト。つまり、あたりは真っ暗闇の場所になるので、最初のうちはかなりドキドキします。小さな物音にもつい反応したりしますが、そのうちその場に馴染んでいき、まるで溶け込んでくような感覚になります。このときが一番心地よく、「あぁ、ちっぽけな自分も、宇宙の一部なんだなぁ」という感覚に浸ることができます。そうやって、夜空を眺めながら撮影した写真が上の写真です。
 
 
帰り道に久米島空港近くを走っていると、虹が出現。旅のしめくくりに、虹というのは嬉しい!! なぜなら、虹は歓迎の印。そう思えるほどのタイミングで出てくるのですから。
 
「また来るね、久米島」。
 
 
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沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA) 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

やんばる東村で大自然と触れ合う贅沢な旅。女性限定のひとつ宿「pukapuka」【PR】

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沖縄本島北部の東村(ひがしそん)にあるマングローブが茂る慶佐次(げさし)湾で、女性のひとり旅から楽しめるカヤックツアー。主催している『エコツアー プカプカ』が今年の夏から女子旅をサポートするお宿をオープンするそうです。大自然を満喫するツアーに参加したあと、そのままのんびりと過ごせるオススメの旅をご紹介します!



カヤックのスタート場所は、慶佐次湾のヒルギ林がある「東村ふれあいヒルギ公園」。


 

笑顔でお出迎えしてくれたのは、エコツアー プカプカの代表でカイドの藤元康匡さんと、サポート役の奥様の京子さん。13年前に大阪から沖縄に移住してリゾートホテルに勤務したあと、2008年に東村慶佐次でエコツアー プカプカをオープン。小さなお子さまから年配の方まで楽しめるとあって、リピーターも多く、女性にも人気のツアーです。

 

 

カヤックが初めてのかたもご心配なく。ほとんどのお客様が初めて体験されるかたが多いとのことで、丁寧に漕ぎかたを教えてくれます。基礎を教わったら、さっそくカヤックに乗り込みます。

 

 

慶佐次湾内はとても穏やかなのと、カヤックに乗るのは思っていたよりも簡単。教わった通りに漕ぐと、スイスイと進んでいきます。

 

 

途中、沖縄本島最大級のマングローブの支流に入っていくのですが、プチ探検しているみたいで、わくわく感がたまりません。

 

 

 

マングローブ内に生えているヤエヤマヒルギの生息地としては、日本最北端になるそうです。そしてヒルギの木の根元には、小さな生き物たちが息づいていました。よく見ると、トントンミー(写真左)やヒルギハシリイワガニ(写真右)やシオマネキなどがいます。それをガイドの藤元さんが見つけてくれて、くわしく解説してくれますよ。

 

 

日によって潮の満ち引きなどが違うので、ツアー実施時間も変わるのだそうですが、オススメのカヤックツアーの時間帯は、タイミングがうまく合えば、早朝や夕方が良いそうです(※干潮時の場合はカヤックができません)。早朝だと、ほかのツアー団体と混み合わないメリットがあるほか、なんといっても、空気が澄んでいて気持ち良いですし、アカショウビンやカワセミなど野鳥の鳴き声が聞けたりするそうですよ。夕方の場合は、とくに夏場がオススメだそうです。夏は昼間だと太陽光が強すぎるのですが、夕方頃なら陽射しがやわらかいそうです。

 

 

カヤックツアーを満喫したあとは、宿に泊まることができます。こちらは、「1日1組女性限定」の宿。「ホテルよりも、プライベート空間があることで、気兼ねなくお友達同士でお泊まりが楽しめます。また、女性のひとり旅にもおすすめです。


 

お宿をご紹介してくれるのは、奥様の京子さん。建物のデザインはもちろんのこと、小物やインテリアなど一つ一つ自身で買付にいくほどのこだわりぶり。「暮らすように旅していただきたい、という思いからこの宿は生まれました。お家のように寛いでほしいですね」と熱く語ります。

 

 

外観もモダンな造りですが、内観も素敵です。2階部分のカフェルームと客室2つをまるごと貸し切ることができます。おしゃれなキッチンの目の前にはバルコニーがあり、その先にあるのは憧れのオーシャンビュー! 近くには地元の新鮮な野菜が手に入る直売所などもあるので、食材を買い込んで、海を見ながらお料理…なんて贅沢なこともできちゃいます。


 

和室は琉球ビーグ(井草)をつかった畳を使用していて、ドアを開けると自然とホッとするような、やさしい香りが広がります。襖は消臭効果もある月桃(げっとう)の和紙を使用。照明は100%コットン。柔らかい光がお部屋を照らします。ロフトも付いていて、最大で6名宿泊可能なので、北部で宿泊しながら女子会するのにもオススメです。


 
何よりもこの宿の魅力は、手付かずの自然が残る東村という立地。宿の目の前に広がる太平洋の海を眺めたり、夜は満天の星を楽しむのも◎。バルコニーは東向きなので、晴れた日には美しい朝日が望めます。朝からパワーをもらえそうですね。
 

近くには知る人ぞ知る、秘密のビーチもあります。宿からのんびり自転車を走らせて10分ほど。自転車は宿でレンタルOK。早起きをしたら、このビーチまでお出かけして読書をしたり、朝ごはんを食べたり…充実した朝時間が楽しめそうです。


 

東村ふれあいヒルギ公園までお散歩もオススメですよ。マングローブを散策できる遊歩道のお散歩コースがあります。沖縄本島で川・海・山の三拍子がそろっているので、ぜひお泊まりしながら、のんびりと東村慶佐次の大自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

 

 

■エコツアー プカプカ

料金/マングローブカヌーコース:

 2時間コース・大人5,000円(6~12才までは3,000円)

 3時間コース・大人6,000円(6~12才までは4,000円)

住所/沖縄県国頭郡東村慶佐次(ひがしそんげさし)758-23番地
電話/0980-51-2155

■やんばるのひとつ宿 pukapuka 〜1日1組女性限定〜

料金/2名利用時 お一人様1泊8,000円〜 ※13歳以上

住所/沖縄県国頭郡東村慶佐次758-145番地

電話/0980-51-2155

公式HP/http://onesuite.eco-pukapuka.com

 

沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA) 

 

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知られざる手付かずの海岸『ウーグの浜(長浜)』in 粟国島(あぐにじま)

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那覇市の北西約60km、東シナ海の洋上にひっそりと浮かぶ孤島「粟国島(あぐにじま)」。那覇から、飛行機で約25分、フェリーで2時間程度の、ほとんど知られていない素朴な離島です。西部の火山堆積物からなる独特な景観や、琉球石灰岩による北部の天然鍾乳洞など、見所も少なくないのですが、一番のオススメは、やはり手付かず美麗な海でしょう。
 
 
島の最東端に位置する『ウーグの浜(長浜)』は、東海岸中部域、およそ1kmに渡って伸びるロングビーチ。ご覧の通り、説明不要…な、まばゆいばかりの白砂が自慢です。
 
 
 
駐車場はもちろん、シャワーやトイレも、全て無料で設置されているため、誰でも気軽に利用できます。もちろん東岸ですので、サンセットのポイントとしても知られています。
ところで、この美しい浜辺、村内でも地区により呼び方が異なるのも特徴です。西東地区では「ウーグ(の浜)」、浜地区では「長浜」と呼ばれる(更に言うと、入口には『粟国海水浴場』という看板も掲げられておりますが、現在は監視員やライフセーバーが常駐していないため、「海水浴場」指定が解除された経緯もあります)など、名称がいくつもあるのが面白いですね。
 
 
そして何と言ってもこのエメラルドグリーンに輝く水質…。素晴らしく高い透明度には、目を見張るものがあります。慶良間(けらま)諸島等、沖縄本島周辺の他離島に比べて便が良いとは決して言えない、知られざるスポットなだけに、オンシーズンでも観光客はまばら。“絶海の孤島”というスペシャルな環境だからこそ、汚れ無きありのままの美しさを、今なお保ち続けているのです。
 
 
島形に沿う緩やかなにリーフに囲まれた、遠浅の地形のため、水遊びにも適しており、夏の間は地元の子供たちも元気に泳ぎ回ります。そして、サラサラの砂地も去ることながら、実は浜の南側(向かって右手)には豊かなサンゴ礁が広がり、驚くほどに濃い魚影! そうです、シュノーケリングをしない手はありません。チョウチョウウオやスズメダイ、ベラやブダイの仲間、それにカクレクマノミなどカラフルな面々が楽しく迎えてくれますよ。
 
 
 
但し、先にもお伝えした通り、常駐監視員等はいませんので、海に入る場合は、自己責任が原則です。必ずライフジャケット(粟国村観光協会にて有料レンタルあり)を着用し、2人以上が鉄則です。言うまでもなく、リーフ外は大変危険ですので、絶対に出ないように。
 
 
沖縄旅行に欠かせない美ら海シーン…。セレブ感溢れる人工のリゾートビーチも素敵ですが、孤島の浜辺で静かに潮騒に包まれるのも、時には良いものですよ。
 
 
 
ウーグの浜(長浜)
住所/沖縄県粟国村浜
電話/098-896-5151(粟国村観光協会)
 
 
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
 
 
▼関連サイト: 
 
 
 
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http://okinawaclip.com/ja/recommend_post_form)から。
 
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ニモに会ってマンゴー食べよう。宮古島の離島「来間島」(くりまじま)へ。

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宮古島から来間(くりま)大橋を渡っていく来間島は、離島らしい素朴な風景が残る中、おしゃれなカフェも点在する密かな人気スポットです。
 
 
伊良部(いらぶ)大橋を望む天然ビーチ「長間浜」は、知る人ぞ知るシュノーケリングポイント。ビーチはただただ白い砂浜と自然に生えている植物と青い海があるだけで、レンタルサービスなどは一切ないので、宮古島の量販店などでシュノーケルセット(3,000円ぐらい)を入手してから行かれることをオススメします。
 
 
 
 
看板を目印にハンドルを切ると、空と海とサトウキビ畑が一望できる沖縄らしい景色が広がります。海に向かってまっすぐに伸びる小道の先にあるのが長間浜。
 
 
見ているだけでも美しい浜ですが、小道からビーチに出た地点からやや右のほうのほんの浅瀬に、カクレクマノミがたくさんいる小さな岩礁があります。いくつもの家族がそれぞれのイソギンチャクで暮らしている様子は、まるでカクレクマノミのマンションのようです。※強い潮の流れがあります。遊泳区域はなく、ライフガードもいないので、遊泳の際は、十分注意してください。
 
 
来間島の行き先としてもうひとつ。外せないのがレストラン「楽園の果実」です。(詳しくは、「甘くとろけるオーガニックマンゴーを頬張る悦楽。来間島の『楽園の果実』」)地元の有機マンゴー農家直営だから、とれたてのマンゴーを贅沢に使ったメニューが目白押し。
 
 
スイーツ以外の食事メニューも、「特選宮古黒毛和牛の楽園ステーキ丼」「マンゴー入り薬膳カレー」など、地元の食材にこだわっていて食べがいがあるのです。
 
 
息をのむほど美しく透き通った海と絶景、地元ならではの食べ物を、コンパクトに両方味わえる来間島。あまり混んで欲しくはないけれど(笑)とってもオススメです。
 
楽園の果実
住所/沖縄県宮古島市下地字来間259-2
電話/0980-76-2991
営業時間/4月~9月 11:00~19:00(L.O.18:30)、10月・3月 11:00~18:30(L.O.18:00)、11月~2月 11:00~18:00(L.O.17:30)
定休日/火曜
 
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沖縄CLIPフォトライター 浅倉彩
 
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北から南へ… 最果てのロストワールドを往く ~本島北部やんばる東海岸~

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沖縄で好きなのは、もちろん離島。でも、沖縄本島で惹かれるのは、やっぱり北部。“やんばる”エリアだ。昨年は離島には多く足を運んだが、ここ最近、その北部からは遠ざかっていた。振り返るに、一昨年は結構行ったものだ。『奥ヤンバル鯉のぼり祭り』や『indigo』など、かなり攻めた。だが、最後に行ったのは、恐らく昨年のGWの『羽地ダム鯉のぼり祭り』&『我那覇畜産 アグー村』か。言われてみれば、今年に入ってからは、名護より北へは一歩も進んでいない。まぁそのうち機会もあるだろうと、何とはなしに思っていた矢先、先日久しぶりに北部・国頭村(くにがみそん)行きの仕事が舞い込んで来た。
 
(2014/8/23 9:24)
 
そんなわけで、はりきって遠征。那覇市内の自宅から「沖縄自動車道」最北の「許田IC」(名護市)までおよそ120km強。高速を降りてから、県道をおよそ70km以上を延々とひたすら北上…。はっきり言って、猛烈に遠い。「そうだった…。こんなだったな」。久しぶりの、その気が遠くなるロング・ディスタンスに、諦めにも似た溜息が…。飛行機での移動に慣れきっていた自分にとって、空港までちょろっと行って飛行機で行く150km先の離島より、地べたをひたすら車で進む150km先の北部の方が、遥かに遠いことに今更ながら気づく。もちろん車中は自分1人。おまけに、その日出発は大雨の、しかも夜だったため、その行程は、絶望過ぎるほどに暗く長い時間だった。
 
と、いつになく重苦しいイメージから入ってしまったわけだが、3年前、数ある沖縄ガイド本で最初で最後(?)の“北部スペシャル版”となった幻の一冊を手がけた自分にとっては、特別な思い入れあるエリアであることに、変わりはない。ところで、広大なやんばるの地域でも、最北部・国頭村の、それもワイルドな大自然が圧倒的に残るのが、東海岸。そこは、更に最深部と言える程の、秘境。何も無い・誰もいない…。軽く車で流すだけでも、遥か異国の僻地に迷い込んだような、ワンダーな錯覚に陥る。
 
そんな、皆がよく知る“リゾートアイランド沖縄”とは全く異なる最果てのロストワールドにて。最近のカット+過去のスナップもブレンドしつつ、北(国頭村)から南(名護市)まで、お気に入りを並べてみた。撮影日時は(20XX/00/00 00:00)として記したが、詳しい場所はあえて書かない。気になる方は、ぜひとも約90km伸びる東岸沿いの県道70~国道331を、自ら探って欲しい。
 
・・・・・・
 
まずは、今回の取材でメインとなった国頭村から。国道58号の支点、奥集落から数km南下した小さな集落、楚洲(そす)の名も無き海岸。登って間もない朝の光は、夕陽のそれとはやはり異なりどこか新鮮な気がする。
 
(2012/10/25 8:25)
 
そこから少し下った宿にて、朝日にトライ。…が、あいにくの曇り空で、まんまるお天道様は顔を見せてくれず。それでも、これから始まる荘厳な一日を感じさせてくれた。これぞ東海岸の醍醐味。
 
(2016/6/13 5:36)
 
以前から行きたいと思っていたのが、『ヤンバルクイナ生態展示学習施設』にも立ち寄れた。キョンキョン(♀)の愛くるしさは、特筆もの。
 
(2016/6/13 13:25)
 
上記施設のある安田(あだ)集落にある、一風変わった存在が、茅葺き小屋「アシャギ」。『安田のシヌグ』という、400年近く続く伝統行事にて、用いられる。
 
(2013/01/16 11:34)
 
安田周辺で出逢った高台からの景観。高低差の激しい雄壮な地形も、東海岸の特徴だ。
 
(2012/10/24 16:49)
 
冗談ではなく、かつて数多の養豚が逃げ出し、大騒動になったことがあるらしい。
 
(2012/10/24日 17:09)
 
続いて東村へイン。大自然を切り開いて膨大なコンクリートで固めた『福地ダム』。そのコントラストが絶妙にシュール。
 
(2014/2/15 12:14)
 
以前、付近の宿『やんばるロハス』も紹介した、慶佐次湾(げさしわん)。独特なエメラルドグリーンのグラデーションは、一度見たら忘れられない。
 
(2012/10/26 11:26)
 
東村と言えば、もちろん生産量日本一を誇るパインアップル。夏から秋にかけて、村内あちこちで見せる表情は、やはり南国ならでは。
 
(2012/10/26 14:25)
  
そして、名護市。遠目からも一目で分かる大小の奇岩が風情を醸す『天仁屋崎(てにやさき)』。
 
(2014/2/15 12:27)
 
以前からずっと気になっていた岬だったわけだが、とうとう近くまで行ってみた。入江の様な、沖縄っぽくない砂地が少し意外。次回はサーフボードを持ち込むつもり。
 
(2014/2/15 15:25)
 
 知られざる幻の絶景スポット『ジュゴンの丘』はもちろん必須。看板も案内も無い、手がかりのない獣道を20分程進むと唐突に開けるファンタスティックな光景は、誰もが言葉を失うだろう。
 
(2015/12/30 15:09)
 
冬。北西から強い風が吹き込む沖縄本島は、西海岸でのマリンレジャーは基本的に厳しい。だが、北部東海岸「大浦湾」(トップ写真も大浦湾)は、年間を通して概ね穏やかなエリアに付き、特にオフシーズンの(数少ない)レジャーポイントとして、今後フィーチャーされる可能性は大いにある。ウミガメやジュゴンも生息するなど、世界的にも稀有な自然環境。人の手の入ることなく、このありのままの美しさが、未来永劫続くことを願ってやまない。
 
(2014/8/30 8:11)
 
忘れされた辺境。人気の無い情景。手付かずの大自然…。離島同様、やんばるには、古き好き失われし沖縄が、未だひっそりと残っている。風光明媚な佇まいとともに。西海岸リゾートに疲れたら、東海岸ローカルにて、在りし日の琉球にタイムスリップしてみてはいかがだろう。未だ見ぬ素朴な感動に、きっと出逢えるはずだ。
 
(2014/2/15 17:21)
 
 
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
 
 
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「日本最西端の島、与那国島(よなぐにじま)」

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石垣島、竹富島(たけとみじま)、西表島(いりおもてじま)、波照間島(はてるまじま)など個性的な島がたくさんある八重山諸島(やえやましょとう)ですが、そのなかでも、景観もだいぶ異なり、ひときわ独特な個性を放つ与那国島(よなぐにじま)。
 
石垣島から与那国島までは、飛行機で約30分、フェリーだと約4時間で着きます。日本最西端に位置するこの島は、石垣島までは117km、台湾までは111kmと、台湾のほうが近いんです。断崖絶壁に囲まれ、見える海の色もとても深い青。石垣島からたった30分で、どこかまったく違う土地にきたような気もするし、“果て感”がすごく漂っている気がします。
 
与那国島に来たら、私はいつもバイクで島をまわります。風を切って、与那国の大自然を肌で感じて気持ちいい!
 
 
与那国の見どころは、とてもパワーがありそうなスポットがたくさん。そのうちのひとつ、すっと高くそびえる立神岩(たちがみいわ)。展望台から見下ろすと、とても清々しい眺めです。
 
 
日本最西端の地である、西崎(いりざき)からは、国内最後に沈む夕陽が眺められます。
 
 
 
ティンダバナからの眺め。祖納(そない)の集落とナンタ浜。
 
 
おすすめの浜は、六畳ビーチという絶景ビーチ! 浜まで下りるのはちょっと大変なのですが、上から眺めるだけでもぜひ。
 
 
東崎(あがりさき)や南牧場周辺では、放牧されているたくさんのヨナグニウマに出会えます。こちらを気にすることなく、のんびりと草を食む姿が気持ちよさそう。
 
最果ての大自然の島でたくましく生きる人々にもとても惹かれます。ほかの八重山の島はなまりが似ているけれど、与那国だけはなまりも全然違うんです。与那国なまりは尻上がりのイントネーションで、そんな島の人の会話を聞いていると、やっぱりまたすごく遠くの場所に来たような気になります。
 
「どこの島がおすすめ?」とよく聞かれますが、いつも「与那国!」って即答しています。沖縄好きな人でもなかなか足を伸ばしにくい島だと思いますが、だからこそ行ってほしい! ぜひ次の沖縄旅は与那国島へ♪
 
 
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沖縄CLIPフォトライター 笹本真純 
 
 
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手つかずの海岸線が残る久高島(くだかじま)。海と天体が繰り広げる魅惑の美景

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沖縄本島から毎日6本の定期船が出ている久高島(くだかじま)には、手つかずの海岸線があります。
 
地球は自転しながら1年かけて太陽のまわりをめぐり、地球のまわりを月がまわっています。月と太陽の引力で地球がゆがみ、そのゆがみが潮の満ち引きとなって海の表情を変えます。太古の昔から変わらない宇宙のリズムを、久高島の海の景色は教えてくれるのです。
 
晴れて風のない日、干潮時には、イノーと呼ばれる外海から隔てられた穏やかな礁池にうっすらと水が残って鏡のように空を映します。
 
 
満月の夜、太陽が西の空に沈むのと同時に、東の海からはお月さまが現れ、光の道をつくります。
 
 
新月の夜、真夜中に干潮を迎えるイノーでは、島の人びとがイジャイ(潮干狩り)に出かけ、タコや貝をとります。
 
 
夜明け前は、目にも心にもしみるようなドーンパープル。
 
 
夕焼けは、空と海、白い砂の一粒一粒、すべてがピンクに染まります。
 
 
誰に見られるためでもなく、一瞬たりとも止まることなく、さまざまな表情を見せる自然。人間の心は、それを「美しい」と感じるようにできているようです。
 
その数奇な歴史と今も残る多くの神事から「神の島」と呼ばれることの多い久高島ですが、祈りとともに暮らす精神文化は、この人智を超えた自然とともにある暮らしがあって、はじめて育まれてきたものなのだろうと思うのです。
 
 
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沖縄CLIPフォトライター 浅倉彩
 
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『夏限定! 注目の洞くつ探検ツアーを体験してみませんか』

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沖縄で本格的な洞くつ探検ができるツアーがあるのはご存知ですか? ヘルメットにヘッドライトを装着し、探検服に軍手という装いで行く“夏期間限定”の洞くつ探検ツアーが7月16日(土)からはじまります! 暑い沖縄の夏だからこそ、涼しい地下世界への旅はいかがですか!
 
 
その場所は、沖縄南部の南城市(なんじょうし)にある観光施設『おきなわワールド』。おきなわワールドといえば、玉泉洞(ぎょくせんどう)があり人気ですが、この玉泉洞を途中でコースアウトして、未公開エリアの洞くつを探検することができます。どんなコースかというと、途中、胸元まで水に浸かったり、這って進んだりと、ふだんは体験することができないコースを、専門ガイドといっしょに楽しむことができるのだとか!
 
 
「おきなわワールドの玉泉洞は距離にして890メートルを観光用に公開していますが、実は未公開エリアまで含めると5,000メートルあり、いくつかに枝分かれしています。洞くつ探検のツアーでは、その未公開エリアをヘルメットをかぶって進みます」とガイドさん。
 
そんな話を聞くとちょっと難易度が高く感じるかもしれませんが、まったく大丈夫。小さなお子様(6歳以上)から、お年寄り(80歳くらい)まで参加した実績がある安心のツアーです。距離は全長600メートルほどのコースで、着替えからレクチャーまで含め所要時間は2時間半程度。
 
そして案内役は、この道ひとすじ、洞くつ専門のスペシャリストとして知られるガイドの大岡素平さんをはじめ、計4名いる専門のガイドさんがお伴します。
 
 
ツアー申し込み後、当日集合場所に行き、ヘルメットや探検服などを身に着けたあと、ガイドさんからのレクチャーがあります。洞くつ探検のマメ知識を知ってから出発するので、ワクワク感が増幅。途中までは一般の観光客と同じコースをいっしょに進むのですが、格好が格好なのでほかのお客さんからの注目度はかなり高いです。
 
 
そして実は、玉泉洞は深さ40メートル程の場所もあり、年間を通して摂氏21度と涼しいので、夏の散策にしては暑苦しくなく、快適な温度でツアーを楽しめます。玉泉洞に入ってから間もなく一般コースを外れ、いよいよ本格的な洞くつ探検がスタート! ときには両手も使ってしゃがみながら前進していくところもあります。さらには、こんなシーンも…
 
 
なんと、胸元まで水に浸かりながら、ロープを辿って進んでいきます! このツアーの中で、ぜひ一度は体験して頂きたいのがこの場面です。ちょっと水もひんやりするので、女子をはじめ、子供たちもキャーキャーと一番盛り上がります! 実際に子供たちにも大人気のツアーなので、夏休みに親子で参加も楽しいと思います。

 
もちろん、それだけではありません。人があまり入らない空間だからこそ、鍾乳石の色が綺麗なまま保たれていたり、それを間近で観ることができるのが、この洞くつ探検の醍醐味ともいえます。
 
 
真珠のような鍾乳石「ケイブパール」がとても美しかったり、見所が満載。ほかにも例えば…
 
 
このように、縄文土器や動物の化石を見つけることができたりと、その当時の古い動物の骨を見つけたりと、いろんな発見があり、楽しくてたまりません!
 
 
氷のつららにような鍾乳石の「つらら石」や、たけのこのような鍾乳石「石筍(せきじゅん)」は、何千年・何万年もかけて伸びていったものですが、中には、自然に折れて転がっているものもありました。折れてからもう200~300年は経っているそうで、ガイドさんが「どれくらい重いのか、持ち上げてみてください」とのことで持ち上げようとしてみたのですが、笑ってしまうほどビクともしません。かなりの重さがありました。
 
 
ツアーのクライマックスでは、ヘッドライトを1分間だけ消して、真っ暗な空間を感じてみるという、ちょっと神秘的な体験。まったく光はないのですが、不思議と怖くはなく、自分の感覚が研ぎ澄まされていくような、非日常的な感覚を味わいます。参加された女性も「暗闇の中、聞こえてくる水の音に癒されました。このまましばらくここに居たいなと思ったほどの心地良さでした」とのこと。
 
 
暗闇の体験のあとはゴールを目指します。地上に出たときの開放感が素晴らしく、当たり前のことですが、地上の光のありがたさが、また何ともいえませんでした。
 
体験された方々に感想を伺ってみると、
「ガイドさんの説明を聞きながら、鍾乳石が長い年月をかけて成長したものだというお話などに感心しながら、探検を楽しめました」。
「洞くつの中に水が流れていたり、鍾乳石が美しくて、自然の神秘を感じることができました」。
「水に浸かった場面があったのですが、案外、気持ち良かったです」などなど。
各々いろいろ感じながら、貴重な体験を楽しめたようです。
 
最後に、名物ガイドの大岡さんにもメッセージを頂きました。「沖縄の夏といえば一般的には海かもしれませんが、洞くつは海よりも涼しいですよ。こんなレアなところが玉泉洞にあるので、ぜひ、洞くつ探検を体験してもらいたいですね」とのこと。
 
日本の中でもトップ10に入る規模の玉泉洞で本格的な探検を経験したことは、忘れられない夏の思い出になることでしょう。ぜひこの夏、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
 
 
※『南の島の洞くつ探検』ツアー:
▼2016年7月16日~8月31日
 月~金  ①10:00 ②11:00
 土・日・祝①10:00 ②11:00 ③13:00 ④14:00
▼2016年9月1日~9月30日
 月~金  ①10:00
 土・日・祝①10:00 ②13:00
住所:沖縄県南城市玉城字前川1336番地(おきなわワールド)
電話:098-949-7421(前日17:00までに電話予約)
料金:大人子供一律料金3,000円(6歳以上)
(ガイド料、ヘルメット、ヘッドライト、シャワー室、保険料込み)
探検服一式レンタル料:1,000円
(探検服、ウォーターシューズ、タオル、軍手)
※探検用の服は各自ご準備して頂くことも可能です。
 
公式HP:
 
※関連記事:
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
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金城町石畳道

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首里城の南西にある石畳の坂道。琉球石灰岩がモザイク状に敷かれたこの道の界隈には琉球王国時代の町の面影が今も残されています。造成されたのが1522年頃との事で500年近くの歴史があり、激しい市街戦となった沖縄戦をまぬがれた貴重な史跡になっています。周辺には古い石垣や赤瓦屋根の民家、金城大樋川(「村ガー」と呼ばれる共同井戸)など首里城下町の情緒が感じられ、琉球文化の空気を味わえる散歩道です。
 
 
住所/沖縄県那覇市首里金城町84-3付近
音楽 : 宮田まこと
 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時
 
 
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本島中部で琉球ガラス作りを体験したいなら読谷村の『Glass Art 青い風』へ!【PR】

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沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)にある無料で入場できる観光施設『Gala青い海』内に、琉球ガラス工房『Glass Art 青い風』があります。『Gala青い海』がオープンしたのが11年前。オープン当初から『Glass Art 青い風』は、中部エリアの観光客にも“気軽に琉球ガラス製作を楽しめる工房”として人気があります。

 

 

この青い屋根が目印。最近リニューアルしたばかりの工房内ショップに総合受付があります。ここではどんな体験ができるかというと、『吹きガラス体験』『チビ皿制作体験』『箸置き制作体験』『トンボ玉アクセサリー体験』の4つのコースがあります。

 

 

今回ご紹介するのは、2つのコース。まずひとつ目は、オススメの『チビ皿制作体験』から。“チビ皿”とは、琉球ガラスの小皿のこと。アクセサリー入れ、醤油受けの小皿など実用的な使い方から、オブジェや飾りものにしても良いかも。なんと1回の料金で、2個も作ることができるそうですよ!(1個プラス1,000円でさらに数を増やしていくこともできます)

 

 

まず、コアとなる芯の色を選び(白、水色、青、緑など)、形を決め(星型、丸型、花型)、オプションでパウダーのほか、追加料金でカレットや金粉を付けることもできるので、様々なバリエーションのものを作ることができます。写真はオプションでカレットを付けているところ。カレットとは、水玉模様を作るためのガラスの粒のことです。

 

 

摂氏1200度の炉から出てきたばかりのとろっとろに溶けたガラスを型の上に乗せ、特製ハサミでカットしたあと、まだ真っ赤なうちに上から工具で押しつけます。そのとき深く押し込むかどうかの加減で、深い皿になったり、浅めの皿になったりしますよ。所要時間は30分ほどで、お好みのチビ皿を2個も作ることができます。

 

 

次にご紹介するコースは、定番で人気の『吹きガラス体験』。通常はレギュラーサイズで、そのほか追加料金でラージサイズを選ぶこともできます。オプションもチビ皿と同じような装飾ができたり、泡を入れてより清涼感のある加工もできます。

 

 

カップ製作はアレンジ次第で、カップのフチを狭めて一輪挿しにしたり、変形させて注ぎ口を付けたり、取っ手をつけてマグカップにできたりしますので、あなただけのオンリーワンな琉球ガラスをぜひ楽しみながら作ってみてくださいね。

 

 

そしてもうひとつのお楽しみが、店内にあるショッピングコーナーでのお買い物。沖縄県認定工芸士をはじめ、多くの工芸コンテストで多数の受賞者の手になる自信作の品々が並んでいます。

 

 

読谷の海が目の前というリゾートなロケーションのなかで、琉球ガラスを自分で作ってみたり、お土産を買うことができる、本島中部でオススメの琉球ガラス工房ですよ。

 
■Glass Art 青い風(RYUKYU GLASS WORKS UMIKAZE)
『チビ皿制作体験』料金:3,000円〜(2個)
『吹きガラス体験』料金:2,000円〜
(※どちらも手作りされた完成品の受け取りは翌日以降になります)
 
住所/沖縄県読谷村字高志保915Gala青い海内
電話/098-958-2000
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
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【リトハク×沖縄CLIPコラボ】久米島(くめじま)の美しい海を、SUPで水上散歩してみませんか?

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那覇空港から西へ約100キロ、飛行機で約30分で行くことができる久米島(くめじま)。琉球王朝時代から数ある島々の中でも最も美しい島として「球美(くみ)の島」と称されていた久米島の海を満喫できるマリンレジャーが、SUP(サップ)。SUPとは、「スタンドアップパドルボード」の略で、その名のごとく、ボードに立って、パドルを使って漕ぎながら海面をスイスイ進んでいくマリンスポーツです。ハワイ生まれの新しいスポーツで世界でも人気沸騰中。日本でもここ数年で愛好者が増えてきています。久米島でも本格的なSUPが今シーズンからスタートしました!

 

もしかしたら、一見難しそうに思えるかもしれませんが、大丈夫。一般的なサーフボードと違い、SUPのボード内には空気が入っていて浮力があるので、初心者にも優しいマリンスポーツなのです。誰でも楽しむことできるのが特徴です。

 

 

通常は、「日本の渚百選」にも選ばれた「イーフビーチ」周辺で行いますが、SUPは風に弱いので、その日の風向きに合わせて風裏ポイントに移動して行うことも可能です。久米島がSUPに向いている理由のひとつに、久米島には山や高い丘があるので風よけができることがあげられます。

 

今回SUPを申し込んだ先は、リゾートホテル「久米アイランド」内にあるマリンスポーツショップ「アイランドエキスパート」。この日のインストラクターは、SUPの世界大会で優勝実績がある奥谷一彦さんが担当してくださいました。

 

 

早速、SUP体験の様子をレポートしてみたいと思います。当日の風向きに合わせて、体験日はアーラ浜に向かいました。アーラ浜は山に囲まれたプライベートビーチのような美しい景観の自然浜。晴れた日は特にSUPから眺める海の透明度に感動することでしょう!

 

 

最初にパドルの漕ぎ方、そしてSUP用のボードでのバランスの取り方のレクチャーを受けます。水面に対してシャフトが垂直になるようにしながら、身体が曲がらないように注意して、目先は足元ではなく、顔を上げて遠くの方を見るようにするとバランスを崩しません。慣れるまでは、ボード上でひざまずきながら姿勢を低くしてレッスンしていきます。次第に慣れてきたら、インストラクターの合図でゆっくりと立ち上がります。

 

 

更にコツとしては、ボードを指先で掴むような感じで、足の指に重心を置くことを意識すると、ボード上でのバランスがうまく取れるようになってきますよ。そのようにバランスを取っていくことで自然と体幹が鍛えられるそうです。なんと、楽しみながらインナーマッスルをシェイプアップできるのも、SUPならではのメリット。実際に乗ってみると意外と簡単でした!

 

 

万一バランスを崩して水面に落ちても大丈夫。ライフジャケットを着用しているので安心です。

 

 

また、久米島の海でSUPをしていると、カラフルな熱帯魚やウミガメが見られることもあります。それくらい久米島の海は、透明度が高いのです。

 

 

 

まだまだ続く、久米島でのSUP体験! この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。

こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/kumejima/7150/

 

 

 

●参考料金:

SUPツアー料金(前日までの予約制):

シングルSUP体験コース(所要時間:1.5時間)/1名様5,500円/SUP器材レンタル込み。

ビッグSUP体験コース(所要時間:1.5時間)」/1名様5,500円で参加者4名様より/器材レンタル込み。

SUP周遊コース(所要時間:2.5時間)」/1名様9,000円/器材レンタル込み。

 

 

 

【今回の取材先】「アイランドエキスパート」(リゾートホテル久米アイランド内)

住所/沖縄県島尻郡久米島町真我里411

電話/098-985-7746(※総合窓口)

URL/ http://ie-kumejima.com

 

「イーフスポーツクラブ」(イーフビーチホテル内)

住所/沖縄県島尻郡久米島町謝名堂548

電話/098-985-8733(※「ハテの浜 SUP体験」申し込み先)

URL/ http://www.aqua-navi.com

 

「ブルーイクィップメント オーシャン ワークス」

住所/沖縄県島尻郡久米島町字比嘉160-41-101

電話/098-851-7170(※インストラクター)

 

 

 

 

「ブルーフィールド」

住所/沖縄県島尻郡久米島町真我里266

電話/090-5922-5283

URL/http://www.bluefield-kumejima.com/

 

 

沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA) 

 

 

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【リトハク×沖縄CLIPコラボ】初めての沖縄離島でアイランドホッピング

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石垣島在住のライターである私(笹本真純)も、もともとは島巡りをしていた旅人のひとり。初めて八重山諸島(やえやましょとう)を訪れた時、石垣島だけでなく他の島々にも行きたいと考えていた。石垣島を拠点に3泊4日、日帰りで竹富島と西表島(いりおもてじま)、そして日本最南端の有人島である波照間島(はてるまじま)へと渡った。

初めての八重山、圧倒的な原色の風景と大自然

憧れの石垣島、初めて訪れたのは13年前の9月のこと。羽田空港からのフライトを那覇で乗り継ぎ、到着したのは、電車の駅のようなとてもこじんまりした空港(旧石垣空港)。そして、飛行機を下りると、そのまま駐機場からターミナルまで歩いて移動。地方空港らしいローカルさに心が弾んだ。湿度の高い空気に、東南アジアに来たかのような錯覚を覚え、ワクワク感がさらに高まる。

石垣島から他の島へのアクセスを考慮し、船が発着する離島ターミナルのすぐ近くのホテルを予約していた。レンタカーを借りて、石垣島を初めて訪れた人は必ず立ち寄るであろう、川平湾(かびらわん)にも足を運んだ。降りそそぐ太陽の光の下、青く輝く海に、サトウキビ畑、民家の門柱のシーサーにブーゲンビレア。今はすっかり見慣れた景色だけれど、初めての八重山は目に映るものすべてが新鮮だった。

日本最南端の有人島、波照間島へ!

以前からとにかく南への憧れが強かった。だから、八重山諸島のいちばん南、波照間島にももちろん行ってみたかった。石垣島から船に揺られること約1時間。ついに日本最南端の有人島へ。港からすぐ近くのニシ浜。その海の色には目を奪われた。こんなにきれいな海が日本にあったなんて。その感動は幾度となく訪れた今でも変わらない。

クリームソーダ色のニシ浜で泳いだら、自転車で島を1周。汗だくになりながらも、所々にいるヤギにほっこりし、日本最南端の地、高那崎(たかなざき)を目指す。そこまでへの道は、草が生い茂る細い下り坂。その1本道が、「すごく行きたい場所へ通じている道なんだ」と感じさせてくれて一層テンションが上がっていく。

たどり着くと、高那崎の海の色はとても深いブルーで、ずっと眺めていたい景色だった。売店でアイスクリームを買って休憩していたら、人懐っこい島の子どもたちが近寄ってきて、一緒に写真を撮ったり。そんな素朴な触れ合いがあると、旅の思い出がまた特別になっていく。

竹富島で沖縄の原風景を感じる

赤瓦の屋根とサンゴの石垣の家並みに、白砂の道。沖縄の原風景とも言える、のんびりとした空気の漂う集落。咲き乱れる花々と青空。その色彩のなかに今自分がいると思うだけでニンマリとしてしまうのだった。

蝶が飛び交う道を自転車に乗ってコンドイ浜まで。広がる遠浅のエメラルドグリーンに思わずため息。カキ氷を食べて休憩したりしながら、西桟橋(にしさんばし)に星砂の浜として有名なカイジ浜、アイヤル浜と、めいっぱい島を回った。

民家の庭には見たこともない、果物のような野菜のようなものが実っていたり(島の人に聞いたらそれはパパイヤだったそう)。船の最終便の時間が近付いて港へ。次は泊まってみたいなと、竹富島を後にした。



まだまだ続く、笹本真純の初めての沖縄離島アイランドホッピング。この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。 こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/story/yaeyama/

 

沖縄CLIPフォトライター 笹本真純 

 

■関連リンク

石垣島の大自然を満喫!四輪バギーで爽快に石垣島を駆け抜けよう!

 → 国内でもほとんどないバギーアクティビティ。石垣島をよりディープに体感できる。

 

波照間ブルーの海、満天の星々、日本最南端の楽園!

 → ため息のでる波照間ブルーの海と、びっくりするほどの満天の星を眺められる。

 

石垣島の大自然「バンナ公園」をセグウェイで駆けぬけよう!

 → 注目のアクティビティ、セグウェイで石垣島の自然と一体になる。

 

 

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食べないなんて損! まるで生チョコのように濃厚な舌触り、1年以上鍾乳洞で熟成させた『龍の蔵 県庁前店』の豆腐よう。

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豆腐を紅麹と泡盛に漬けて発酵・熟成させた「豆腐よう」は、琉球王朝時代から伝わる沖縄の高級珍味です。お酒のアテとして人気ですが、その一方で「しょっぱ過ぎる」、「泡盛の香りがキツイ」など、苦手意識を持っている方も多いようです。
 
 
そんな豆腐ようへのマイナスイメージを払拭しようと、インターリンク沖縄が那覇市松尾(まつお)にオープンさせたのは、沖縄初の豆腐よう専門店『龍の蔵(たつのくら) 県庁前店』。金武町に鍾乳洞の古酒蔵を持つインターリンク沖縄は、同じ場所で豆腐ようも作っているのです。
 
 
地下30mにある洞内の気温は年間を通して18度。泡盛や豆腐ようを長期間寝かせておくのに最適な温度だと言います。ひとつの樽の中には100個ほどの豆腐ようが入っており、年間400樽以上を仕込むそうです。
 
豆腐ようは通常2~3ヶ月ほど熟成させたものが商品として流通するそうですが、龍の蔵では1年以上もの長期にわたり熟成させてから店頭に並べます。じっくり時間をかけて熟成させることで角のないまろやかな味わいになるのだとか。

 
「好きな方はもちろんですが、苦手な方にもぜひ一度うちの豆腐ようを食べてもらいたいです。」と話をしてくれたのは、専務取締役の豊川 明佳(とよかわ さやか)さん。もちろんしょっぱ過ぎたり、泡盛の香りがキツイ、なんてことはまったくありません。「豆腐ようは苦手だから」と言っていた方でも、試食をするとその美味しさに驚くそうです。
 
 
口当たりがまろやかな豆腐ようは、まるでクリームチーズやウニ味噌のよう。ねっとりとした舌触りは生チョコレートにも似ています。 そのまま食べるのはもちろん、ジャム感覚でパンに塗っても。 残ったタレはご飯にかけたり、オリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり、「タレの中にチーズを漬け込んで発酵させたらとても美味しかった」というお客様もいらっしゃったそうです。
 
豆腐ようは開封後でも半年持つそうです。保管は冷蔵庫のポケットではなく、温度差の少ない奥の方で。
 
 
豆腐ようをペースト状にした「豆腐餻(よう)モダン」シリーズは、様々な料理に使える万能調味料。
 
 
フレーバーはスタンダードの「琉球」、石垣島産の唐辛子・コチュジャン・豆板醤・ごま油などをブレンドした「中華」、アンチョビ・オリーブオイル・ガーリックなどが入った「洋風」の3種類あり、何種類もの調味料を使わずこの一瓶だけで味付けが出来てしまう優れものです。
 
 
例えばこちらのラフテー(沖縄風角煮)は、300gの三枚肉に大さじ1杯の「琉球」を加えただけ。砂糖やみりん、酒、醤油などの調味料を一切使っていないとは思えないほどコクがあって深い味わいに仕上がります。
 
 
「中華」は冷奴や、おかゆ、バンバンジーにのせたり、中華風の炒め物をしたい時にもぴったり。

 
 
「洋風」は茹でたパスタに絡めたり、温めるだけでバーニャカウダソースに変身。お魚・お肉料理のソースとしても使えるので、味付けに悩む必要もありません。
 
「家庭料理に使えるので、毎日でも食べてもらいたい」と豊川さんは言います。腸内環境を整える働きのある発酵食品なので、美と健康のためにも積極的に日々の食生活に取り入れたいですね。美味しいうえに体にも良い豆腐よう。食わず嫌いをせず、まずは一度試してみませんか?
 
 
龍の蔵 県庁前店
住所/沖縄県那覇市松尾1-9-47
電話/098-861-6331
営業時間/10:00~19:00
定休日/なし
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko 
 
 
▼県庁前周辺の美味しいグルメスポット
 
 
 
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一度履いたら病みつきに? 沖縄生まれの靴下「カラビサソックス」

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沖縄県中部、北谷町(ちゃたんちょう)にあるAKARAギャラリーは沖縄を代表する芸術家「名嘉睦稔(なかぼくねん)」氏によって建てられた美術館。その独創的なフォルムの外観は北谷のランドマークの一つといえます。ギャラリーには名嘉睦稔氏による木版画やリトグラフが展示され、アートグッズを販売するミュージアムショップとアパレルブランド「HabuBox」が併設されています。HabuBoxは「オリオンビール」「三線」「シーサー」「ゴーヤー」など、沖縄らしいモチーフをユニークにデザインするTシャツから、デザイン性の優れたかりゆしウェアまで、沖縄ファッション界を牽引しているブランドです。
 
©habubox
 
今回は、HabuBoxが生み出した、新しい履き心地を提案する靴下「カラビサソックス」ついてのお話です。
 
 
5本指の靴下が登場して久しいですが、指先がむき出しの5本指靴下を友人が履いている姿を沖縄で目にしたときの衝撃は忘れられません。そう、「カラビサソックス」とは5本指靴下の指先の部分を大胆にカットした、新しい形態の靴下なんです! 
 
「何故このような靴下が生まれたのか?」
 
どうやら、この方に起因しているようです・・・
 
 
HabuBoxのアートディレクターの名嘉太一(なかたいち)さんは、長い間「人一倍足裏の汗をかく」というコンプレックスに悩まされていました。真夏の厳しい暑さのなかで履くサンダルにさえ、靴下がないと不快で仕方がない・・・でも、真夏のサンダル履きに靴下という「センスのなさ」を許すことも出来ず。。。
 
「夏場のサンダル履きにも靴下が(ボクには)必要!」「でもサンダルに靴下履きのスタイルをダサく見られたくない!!」、この相反する二つの要素を解決するため、密かに購入した5本指靴下の指先を切り落とし、サンダルを履いていても裸足に見えるようにしていました。「もしかして、こっちの方がダサいのか??」という不安を抱きながらも敢えて個性的な手段を選ぶあたりが、HabuBoxのアートディレクターである所以なのでしょう。そこから「ひょっとしたら自分と同じ悩みを持つ人がいるのではないか?」と思いはじめました。今、自分一人が勝手に切って履いてるこの靴下も、キチンと商品化できたら誰かが救われるのかもしれない。そんな思いから「カラビサソックス」は誕生しました。
 
©habubox
 
「カラビサ」とは、沖縄の言葉で裸足のこと。”足汗コンプレッス”から生まれた新たな形態の靴下は、サンダル文化の根強い沖縄だからこそ、多方面へ広がる可能性をもつプロダクトと言えます。年中サンダルで過ごせる気候の沖縄で、冬場の「ちょっと涼しいかも」という時にもピッタリのアイテム。とくに、オシャレなサンダルの代名詞といえる「ビルケンシュトック」と試してみてください。普通の人でも夏場のビルケンは「足汗のかきやすいサンダル」になりがち。でもカラビサソックスとの相性は抜群。ビルケンのソールがサラサラのまま、ひと夏を過ごせるんです! 
 
赤と黒と白のボーダーで、天然記念物ヤンバルクイナのイメージを演出 ※2016年現在店頭販売にて終了予定。残りわずか!
 
靴下の配色とパッケージに「沖縄らしさ」を感じさせるモチーフをふんだんに取り入れているところは、HabuBoxならではのセンス。
 
赤瓦をイメージしたグラデーション
 
踵の滑り止めにデザインされている「スクガラス」。見えない部分にまで沖縄ディテールが施されている
 
「島バナナ」「もずく」「ゴーヤー」「島とうがらし」「スクガラス」「ヤンバルクイナ」「ガジュマル」。沖縄のアイコンたちが新しいファッションの舞台へ。名嘉さんの風土に対する思いが伝わってきます。
 
そんな、沖縄のモチーフを使った沖縄発のデザイン靴下「カラビサソックス」は2014年にグッドデザイン賞を受賞。沖縄のアパレルとしては初の快挙。
 
 
男性のコンプレックスから生まれた靴下でしたが、冷え性に悩む女性が重ね履きとして使ったり、指先が出ることで滑りづらくなるため妊婦さんにも愛用されるなど、思いも寄らない方向に波及しています。
 
実際、この原稿を書きながら私も履いているのですが、なんでしょう、この心地よさ。一本一本の指の間の程よい締め付け感と指先の涼しげな開放感、一日中、冷房の中で生活している足首をそっと包む温かさ。
 
夏に靴下を履く習慣がなかった私も、この夏、病みつきになってしまうこの靴下。お土産にも喜ばれますし、贈りものや自分用に是非試してみて下さいね。
 
 
カラビサソックスが買える場所
HabuBox 美浜店
住所/沖縄県北谷町美浜9-12
営業時間/11:00~21:00
 
アカラ店
住所/沖縄県北谷町美浜9-20
営業時間/11:00~21:00
 
那覇店
住所/沖縄県那覇市松尾1-2-4
営業時間/11:00~21:00
 
イオンライカム・ショップインショップ
住所/沖縄県中城郡機中城アワセ土地区画整理業区域内4街地 イオンスタイル3階
営業時間/10:00〜22:00
 
通販サイト
 
 
商品に関するお問い合わせ
株式会社プロジェクト・コア
〒904-0315 沖縄県読谷村字渡具知437-1
TEL/098-957-1772
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ)
 
 
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知る人ぞ知る! かりゆしウエアの発信地! 那覇ふ頭の「かりゆしウエア展示即売所」

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那覇空港からもっとも近い港・那覇港。復帰前からあるというレトロな建物「那覇ふ頭船客待合所」内には、知る人ぞ知る穴場的なショップがあります。
 
 
その名は、「かりゆしウエア展示即売所」。かりゆしウエアの元祖発信地です。ホテルなどからユニフォームとしてかりゆしウエアを大量に注文されることも多い即売所は、常時5~6メーカー、およそ70種類のかりゆしウエアを取り揃えています。
 
 
「かりゆし」とは、おめでたいこと、縁起の良いことを表す言葉。「まだ紙幣がなくて、希少な貝がお金の代わりだった時代、波に乗った貝が波打ち際に寄せてくることは、とても縁起が良いことでした。貝が寄せてくることが訛って“かりゆし”となったという説もあるそうですよ」と沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合・事務局長の銘苅(めかる)直子さん。
 
 
現在、かりゆしウエア1枚につき二千円札を1枚使っていただくと5%割引になります。また、かりゆしウエアに付いているタグを2枚集めると、沖縄県内のリゾートホテル宿泊券や沖縄県の特産品などが当たる感謝還元キャンペーン2016も実施中。ぜひご応募くださいね。感謝還元キャンペーン2016は終了しました。
 
「テレビで見たデザインのかりゆしウエアを探していますが、どこのメーカーさんでしょうか? といったお客様のご質問にもお答えしています。全メーカーさんの特徴がわかりますので、かりゆしウエアに関するお客様のリクエストにはほぼお応えできていると思います」と頼もしい限り。
 
当初、かりゆしウエアはメンズ用しかなく、女性はメンズのSサイズを着ていたそう。女性用のかりゆしウエアは2006年頃から製造されるようになり、いまでは女性らしい華やかなかりゆしウエアが目を楽しませてくれます。
 
各国の首相がかりゆしウエアを着用して談笑する姿が印象に残る2000年の「九州・沖縄サミット」。サミットを契機に、いまではすっかり全国区となったかりゆしウエア。その歴史は、1970年まで遡ります。1968年、「沖縄観光の父」と呼ばれる宮里定三(みやざと ていぞう)氏がハワイ視察に訪れた際、ハワイのアロハシャツをヒントに、沖縄の気候にあった沖縄らしいデザインのものを、と発案。県民からデザインを広く公募、1970年に「おきなわシャツ」として売り出されたのが、現在のかりゆしウエアの原型です。その後、沖縄シャツ、トロピカルウエア、かりゆしシャツなど、混乱しかけていた名称は、1990年に「かりゆしウエア」と統一されました。
 
2013年には製造40万着を超えたかりゆしウエア。新作は年に一度3月1日に発売されるため、即売所は3~4月がご来店客数のピークだそう。大きなサイズも揃えているので、大柄の方がまとめ買いをされることもあるとか。ピーク時に相当な枚数が売れて、取材に訪れた7月はすでに品薄状態。かりゆしウエアと即売所の人気振りがうかがえます。
 
現在のかりゆしウエアの定義は、「沖縄県産品であること」、「沖縄らしさを表現したものであること」の2点。走りだした当初は、沖縄らしさを追求するあまり、デザインは沖縄の伝統工芸柄であること、開襟シャツであることなど、厳しい制約でスタートしましたが、徐々に素材やスタイル、デザインの制約を取り払って行きました。条件を緩めたことで、多様なかりゆしウエアが生まれ、サミットに続き、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」人気もあいまって、かりゆしウエアの人気は次第に広がりをみせました。
 
老若男女問を問わず豊富なラインナップのかりゆしウエア。キッズ用は愛らしく、沖縄のおみやげにピッタリです。
 
いまではフォーマルウエアとしても認知されているかりゆしウエア。現在では、観光業者だけにとどまらず、行政、官公庁、銀行、飛行機、飲食店などなど、かりゆしウエアをユニフォームとして導入しているところも数多く、今年2016年4月からは名護市屋我地(やがじ)の「屋我地ひるぎ学園」が沖縄県内で初めて中学校の制服に導入しました。
 
地元ウチナーンチュ男性が、出張で来沖の方をご案内。ご予定より滞在が長くなったため、足りなくなったかりゆしウエアを買い足しに。すっかり沖縄に馴染んでいらっしゃるご様子です。
 
シャツの裾を出して着る「シャツアウト」スタイルが特徴のかりゆしウエア。シャツを出すだけで体感温度は2℃も変わるそう。そんなかりゆしウエアの着こなしポイントを銘苅さんに教えていただきました。「一番大切なのは、サイズが合っていることです。メーカーさんによって規格が異なりますので、試着は必ずなさってください。好きな色と似合っている色は違う場合もありますので、客観的な意見を聞いてみるのも良いかと思います。キレイにアイロンをかけて清潔感を出すことも大切です。履いているシューズを変えてみたり、全体のコーディネートを意識してみるのもポイントです」。暑い夏を乗り切るために、沖縄が誇るかりゆしウエアにぜひチャレンジしてみてくださいね。
 
お客様とスタッフのみなさまで記念撮影「ハイ! シーサー!」。笑いあふれる和やかな雰囲気です。
 
「たまに同じかりゆしウエアを着ている方を見掛けることがあります。そのときは、“同じですね!”と声を掛けます。同じものを着ているということは好みが合うということですから。イチャリバチョーデー(会えばみな兄弟)なんですよ!(笑)」と明るく爽やかな笑顔の銘苅さん。「かりゆしウエアは沖縄の風土に合ったよい服です。“沖縄と言えば、かりゆしウエア”というのが日本中、世界中に認知されるといいなと思います」との想いを語ってくださいました。
 
内地から出張でお越しのお客様と。那覇空港に着いた瞬間、かりゆしウエア着用率の高さを目の当たりにして、「沖縄の企業へ訪問するにはかりゆしウエアが良いのかも!」とのご判断でお立ち寄り。さすが!
 
かりゆしウエアのPRと普及を目的としたかりゆしウエア展示即売所は、驚きの普及販売価格でかりゆしウエアが販売されています。気になるお値段は行ってみてのお楽しみ! あなたに似合う一着がきっと見つかりますよ。
 
 
かりゆしウエア展示即売所
住所/沖縄県那覇市通堂町2-1(那覇ふ頭先客待合所1階)
営業時間/10:00~18:00(4月~8月) 9:00~17:00(9月~3月)
電話/098-861-4166
定休日/土曜・日曜・祝日
 
沖縄CLIPフォトライター 安積美加 
 
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“音楽・店・人”  from “最後のまちぐゎー”『栄町市場』

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変わりゆく、那覇。32万人からなる県庁所在地は、言うまでもなく大都会で、近年インバウンドの膨張もあってか、その度合いは顕著で急速、そして容赦ない。それでも、気まぐれに、“すーじぐゎー(沖縄の言葉で「小路」)”に入ると、昔ながらの風情に出逢えたりもする。やはりまだまだ“うちなぁ”だ。
 
 
那覇の、どこか懐かしいアジアの場末的な空気が、大好きだ(った。…かつては)。だが、ここ数年、その雑多な下町感が、目に見えるように失われている。10年程前、初沖縄の際に泊まったのは、那覇の、確か開南辺りのゲストハウス。今では近代的なマンションがオっ建ち、跡形も無い。それどころか、区割り自体が根こそぎ変貌し、景観そのものが全く別のものとなり、僅か10年前当時の面影は、1mmも無い。
 
その最たるエリアが、『桜坂』周辺ではないだろうか。暗く細く、どこに繋がるかも分からないすーじぐゎーに、いかにも…なスナックが立ち並ぶ。ゾクゾクするよな怪しさ満載の飲み屋街…も、今は昔。想像できない程の巨大外資系ホテルが下界を見下ろし、ピカピカに整備された広い道路には、わ(れ)ナンバーがびゅんびゅん往来。モダンという隙間風が、徐々に、そして確実に吹き込み、セピア色はどこにも見当たらなくなってしまった。
 
それから、開南周辺といえば、『農連市場』。この、うちなぁを代表する“まちぐゎー(うちなぁぐちで「市場」)”も、すでに再開発の運命に。さらに、我らが『牧志公設市場』も、移転計画が取り沙汰されて久しい。これらノスタルジックな“レトロうちなぁ”は、早晩、ロストするのである。跡形もなく。時代の流れとは言え、頗る寂しい。
 
しかし、それでもなお、たった一つ、希望がある。『栄町市場』だ。古き良きまちぐゎー的世界観を、今なおディープに&貴重に残す。それどころか、新しい店が次々に暖簾を構え絶妙に進化さえしている。
 
 
新旧入り乱れつつ、今なお賑わう、この“最後のまちぐゎー”を、少し前にどっぷり取材した。昼と夜でおよそ異なる表情が垣間見える、この魅惑の市場に、一週間程足繁く通った。仕事仲間と飲む時は大抵この街だが、ここまでねっとり張り付いたのは初めて。
 
 
静かに広がるワンダーな情景に、改めて感慨深し。中でも、印象に残ったのが、“音楽・店・人”という3つエッセンス。世に出ることの無かったアザーカットたちから、この、最後のまちぐゎー特有の、3つの匂いをお届けしよう。
 
 
【about 音楽】
栄町は何と言っても、音楽の街。それを強力に牽引してきたのが、魂のロックバンド【マルチーズロック】であることは論を待たない。その、地の底から湧き出るような糸満 モリト氏の日本人離れしたヴォーカルは、深いところに染み入る。
 
 
そして、もう一つ。【おばぁラッパーズ】は絶対に外せない、もう一つの顔。齢を微塵も感じさせないエネルギッシュなパフォーマンスが、聴衆を魅了する。
 
 
去る5月15日に開催されたイベント『栄町市場 熊本・大分震災支援チャリティーマルシェ』では、マルチーズやおばぁ達の他、多くのミュージシャンが思いおもいに栄町“愛”を表現していた。ちなみに、毎年6~10月の最終土曜日に行われる『栄町屋台祭り』では、彼ら・彼女らのステージを無料で満喫できる。ぜひ一度足を運んでみて欲しい。
 
 
【about 店】
それから、お気に入りのお店を幾つか。もちろん筆頭は、みんな大好き、餃子屋さん。『べんり屋 玉玲瓏(イウリンロン)』は、言わずもがなの栄町No.1店。日々18:00の開店前からできる行列で、この街の、夜のステージが開幕する。「焼」や「水」など、4種類の餃子の他、小籠包も絶品だ。
 
 
 
2000年オープンの老舗『栄町ボトルネック』は、この街の盛衰を間近で見てきた。というよりむしろ、常にその中心にいた大重鎮は、音楽とお酒という、コア・コンピタンスを形成してきた立役者だ。〆にいただく沖縄そばも去ることながら、マスターの朴訥な笑顔にホっとさせられる。
 
 
一番好きな店は、やっぱり『生活の柄』。2008年の移住後、初めて飲んだ思い出の店。あのマルチーズロックのモリト氏が店主で、屋号は、沖縄出身の詩人・山之口貘(やまのぐちばく)の詩を、高田渡が曲を付けて歌ったフォークソングより。音楽も一流ながら、料理の腕前も見事。運が良ければ、ギター生演奏を目撃できる。
 
 
『COFFEE potohoto』は、昼間のちょっとした休憩に立ち寄りたい。ローストチャンピオンシップで入賞した山田 哲史(やまだ てつじ)氏による一杯は、格別ながらも200円~という、栄町価格が素敵。店頭はいつでも地元民、観光客、外国人など様々な客層の笑顔で溢れる。
 
 
市場を取り巻くように増え続ける新興店舗も粒ぞろい。数ある人気店で、エスニックの『Chill Out』は、口コミで高い評価を得ている。オーナーシェフのコウ ヤスヒロ氏がサーブする本格タイ料理は、本場を食べ歩いた経験が随所に表現され、ツウをうならせる。
 
 
【about 人】
備瀬 武敬(びせ たけのり)氏は、栄町市場商店街振興組合の理事町を務める。10年ほど前に衰退しかけた、生まれ育ちった地元・栄町を、音楽イベントで盛り上げた第一人者。街を見つめ続けてきた想いは、誰よりも深く、熱いものがあった。
 
 
理事長の実弟である、備瀬 隆(びせ たかし)氏は、市場のど真ん中『備瀬商店』の店主でありつつ、栄町市場商店街振興組合の理事として汗を流す。沖縄ブームなるものがあったが、栄町には関係なく、独自の歴史を歩んできたと誇らしく語る。
 
 
そして最後は、おばぁラッパーズより、高良 多美子(たから たみこ)氏。通称“うしぃ”さんは、生家である八百屋&雑貨店『ハイサイ食品』の店主でもある。物価が安いのは今も昔も良いところよ!と、からからと笑う。女性ながら豪放磊落、文字では表現しえない素朴な魅力こそ、栄町の懐の深さそのものを物語っていた。
 
 
不可逆的に、移ろいゆく時間。そして変わりゆく大都市・那覇…。今日の世界にあって、古き良き昭和な牧歌的レトロうちなぁを、いつまでも望むのは、贅沢なのかもしれない。でも、だからこそ、この愛してやまない、最後のまちぐゎー・栄町に、寄り添っていたい、少しでも。変貌する時代の風景を、見続けていたい、すぐ傍らで。
 
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
 
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帽子になった赤瓦屋根、Tシャツになった沖縄地図。あたらしい沖縄土産

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裏通りを散歩していると、白い入道雲が浮かぶ青い空をバックに赤瓦の家が佇んでいる風景に出くわしたりする。瓦の朱色に漆喰が描く白い格子模様。所々から芽吹いていたりする小さな草花。内地では見かけることのない眺めに見とれる人間を、表情豊かなシーサーが屋根の上から見おろしていたりする。

 
沖縄の伝統的な家屋に使われてきた赤瓦。三線やハイビスカス、石敢當(いしがんとう)、サンゴ、ヤンバルクイナと並ぶ沖縄を代表するこのアイコンを、丸ごとあしらった商品が「島ぼうし 赤がわら屋根ハット」だ。「沖縄の強烈な日差しとマジムンからあなたを守る!」をキャッチフレーズにデビューしたばかりのチューリップハットは早くも注目されはじめている。
 
 
赤瓦は亜熱帯のスコールで降り注ぐ雨をためこんで、再び太陽が顔を出して照りつけ始めると、蓄えた水分を蒸発させて温度を微調整してくれる優れもの。シーサーはご存知のように邪悪なものを近づけない守り神。屋根の形をしたチューリップハットに2つのモチーフをあしらって、裏地の水色が澄み渡る青空のように眩しく輝いている。

「なくなりかけている沖縄の原風景を、帽子をかぶることでみんなの心に残していきたいんです」。そういう思いから島ぼうしをプロデュースしたのは、沖縄のあたらしいソウルフード「イカライス」を考案した池城安司(いけしろ・やすし)さんと弟の池城安信(やすのぶ)さん。将来の目標は、甲子園の応援席や那覇の国際通りを、沖縄のアイデンティティ『赤瓦屋根』で埋め尽くすことだという。
 
そして、こちらは「MAPs okinawa Tee」。池城さんがクビチリドゥシ(親友)の安慶名正浩(あげな・まさひろ)さん(「こましらでざいん」代表)とタッグを組んで商品化したこのTシャツは、ご覧の通り沖縄の地図をあしらったもの。
 
 
 
 
現在のラインナップは「那覇」、「名護・本部」、「石垣島」の3タイプ。ぜひ訪ねてほしい観光スポットがランドマークとともに描かれているし、距離感や位置関係にも結構こだわっている。だから、このTシャツを着て街を歩けば、道に迷った時にも地元の人に声をかけやすいし、そこから「イチャリバチョーデー」的な絆がひょっとすると生まれるかもしれないというスグレモノなのだ。
 
 
「土産ものというと、地元の人は見向きもしないことが多いじゃないですか。どうせなら、地元の自分たちが着てみたいと思うものを仲間と一緒に着たいですよね。それを見た観光客のみなさんに『自分も着たい』と思ってもらう。そんなTシャツを作りたかったんです」と安慶名さん。
 
 
 
デザイン起こしにあたっては、実用的かつ楽しめるものをと、池城さんと2人で何度もやり取りをし、描いては捨て、また描くというプロセスを繰り返したという。現在のポップでひねりの効いたテイストに仕上がるまではダメだしの連続だったのだろう。
 
「あたらしい沖縄土産」の「島ぼうし 赤がわら屋根ハット」と「MAPs okinawa Tee」。沖縄愛がたくさん詰まっているにもかかわらず、ゆるくてさわやか。空港や街中で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
 
 
Produce & Design 4kake
住所/沖縄県宜野湾市新城2-36-12
電話/090-1542-2138
定休日/土曜
 
「MAPs okinawa Tee」は「こましらでざいん」とProduce & Design 4kakeのコラボアイテムです。
 
 
*「島ぼうし 赤がわら屋根ハット」は沖縄県内のわしたショップ、壺屋ワークス、YUNA、那覇空港、石垣島空港、イチグスクモードなどで、「MAPs okinawa Tee」の「那覇」と「名護・本部」は沖縄県立美術館・博物館、ジュンク堂那覇店、沖縄県内のわしたショップ、GRPホテル、壺屋ワークスで、「石垣」はイチグスクモード、アナナスなどで販売しています。
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
 
《あたらしい沖縄土産》
 
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とれたての島野菜と世界のいいもの。映画好きのシェフが作るワインによく合うおいしい料理【ライオンミドリ(那覇市)】

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国際通りの牧志駅(まきしえき)から、ひめゆり通り(R330)に向かう並木道の途中に、隠れ家的な店がある。ワインに合う気さくなフレンチと気取らないパスタを食べさてくれるこじんまりした店の名は「ライオンミドリ」。
 
 
沖縄と世界の「いいもの」を使って、ていねいに作られたおいしい料理。オーナーの野口泉(のぐち・いずみ)さんが実際に飲んで納得した、およそ100種類の自然派ワイン。テーブル2つとカウンターのみのアットホームな雰囲気。
 
 
この日、ご馳走になったのは「チーズの盛り合わせ(¥1,280)」、「島ナスとホロホロ鳥のリエット」(¥680)、「本気でつくる、ナポリタン」(¥1,000)。ライオンミドリの野菜やハーブは、できる限り沖縄産。
 
 
 
野菜屋 元などこだわりの八百屋から仕入れた、無農薬・無化学肥料の野菜たちをできる限り使っているし、ハーブは野口さんのお連れ合いの美和子さん(現在は育休中)のお父さんが沖縄市にある自家菜園で育てたものを使っている。義父さんの畑に寄って、新鮮なハーブを収穫してから出勤するのが日課だという野口さん。「真夏の沖縄ではゴーヤや冬瓜などの瓜類とかハーブしか採れないので、どうしても県外の野菜を使わざるを得ないんです」と申し訳なさそうだが、そればかりは自然の摂理なので仕方がない。
 
 
さて、ライオンミドリのチーズはワインと同じように、シェフ自らが食べてみて、「これは食べてもらいたい」と思ったものばかり。どれもヨーロッパの実食な生産者が作っているそうだ。たとえば、アミノ酸たっぷりの36ヶ月熟成させたゴーダチーズ、青カビ系に目がない人も苦手な人もともに満足できる「フルムダンヴェール」、ヤギ乳の魅力が上手に引き出された「ブッシュドルッセ」など、「和牛に例えるとA5ランクに相当する高級チーズ」を楽しめる。
 
 
野口さんが作るフレンチはどれもワインにぴったり。ブルスケッタ、フォアグラのムース、ディップなどの本格的なおつまみにはバケットが添えられている。お腹が空いている時にはスパゲティーにぜひチャレンジを。コザにお店を構えていた時以来の看板メニューで、「スパゲッティーを食べるならここ!」という人も少なくないという。トマトの魅力が引き出されたナポリタンのほか、「ゴルゴンゾーラチーズのクリームスパゲティー」、「焦がしバター風味のきのこのスパゲティー」、「サルデニア島のカラスミのスパゲティー」など、想像するだけでも、よだれが出そうなメニューが揃っている。
 
 
 
「素材が加工されお皿に盛り付けられまでのプロセスの一つ一つと、全体の構成が、フレンチのおもしろいところなんです」と野口さんは言う。スタジオミュージシャンを目指していた高校時代に早くも自分の実力のレベルに気づき、ミュージシャンを撮る方に回ろうと、フォトグラファーの道に進んだ。
 
やがて、仕事を通じて料理の面白さに惹かれるようになりこの世界へ。故郷の群馬と東京で料理を経験したあと、フランスで本番のフレンチを学んだのだという。幸い小さな店だったし、オーナーのおばあちゃんに気に入られたこともあって、前菜からデザートまで任せてもらうという、普通では考えられない幸運に恵まれたのだそうだ。
 
 
野口さんは毎年、お店を休んでフランスに出かけている。食べ歩きをしたり、街なかを散歩したり、骨董品屋に行って映画のポスターを買い集めたり。現地の空気に触れることで感覚を維持することができるらしい。フランス旅行の目的はそれだけではないという。オーナーのおばあちゃんやシェフなど、修行時代にお世話になった人たちへのご挨拶やお墓参りが、そもそもの目的なのだそうだ。
 
 
「すごく可愛がってもらいましたから」と、はにかむように呟くつぶやく野口さん。食べに行くたびに温かい気持ちになれるのは、野口さんと、今は育児中の美和子さんの人柄のおかげなのだと、あらためて気づかされた取材だった。こんどは義理の両親を連れてプライベートで食べに行こう。
 
 
ライオンミドリ
住所/沖縄県那覇市牧志3-18-23
電話/080-6484-8060
営業時間/平日・土曜・祝日 18:30~24:30
     日曜12:00~15:00(L.O.14:10)、18:00~24:00
     (8月はランチ休業)
定休日/火曜日
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
 
 
《沖縄本島南部のおいしいもの》
 
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夏限定のお楽しみ!ON OFF YES NOの「ジュース屋さんのアイスバー」

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どうにも「限定」という響きに弱くて、今月限定、10食限定、そんな言葉を見るたびに、くいしんぼう魂が反応。心がぐらりと動き、いてもたってもいられなくなります。
 
 
那覇の国際通りから徒歩10分。再開発中の農連市場のすぐそばにあるコールドプレスジュース店、「ON OFF YES NO」のアイスバーも、暑い時期ならではの限定品。毎年のお楽しみです。
 
 
コールドプレスジュースとは、熱を加えずに野菜やフルーツを搾ったもの。さらりと口当たりがよく、ビタミンや酵素たっぷりのヘルシードリンクです。
 
こちらの店では、沖縄県産の無農薬のフルーツや野菜を中心に、搾りたてのジュースを提供。
 
 
だから、暑い時期のショーケースはこのとおり!
 
すいか、パイナップル、パパイヤ、ドラゴンフルーツetc. 南国のフルーツが盛りだくさん。これらがジュースになっていくのです。
 
 
そのぎゅっと旨みが詰まったジュースにフルーツをミックスしたのが、暑い時期限定のアイスバー!
 
ポップな見た目のツートンカラーで、「ジュース屋さんのアイスバー」という名前の響きからも惹かれるアイス。3種類あって、いずれも2つの味をいっぺんに楽しめます。
 
写真左から、野菜もたっぷりとれる「ベジ・レインボー」、ドラゴンフルーツのビビッドな色合いがキュートな「オキナワ・サン」。そして一番右は、ほんのりチョコ味の「スウィート・クラウド」です。
 
 
それぞれビミョーに食感が違って、ちょっと溶けたところがまたおいしくて。砂糖を全く使っていないのに、甘くて風味も豊か。無添加・無着色。独自の急速冷凍法で、食材のおいしさを閉じ込めた、フレッシュで安全な食材を扱うジュース屋さんだから作れる味わいです。
 
 
このアイスバーは、イベントで出したら大好評で、お客さんからの「また食べたい!」というリクエストに応えて夏限定販売することになったもの。子どもはもちろん、女性も男性も、おばぁまでファンがいるという人気商品です。
 
個人的には、このスウィート・クラウドの大ファン。カカオの豊かな風味とバナナ&アーモンドミルクの味わいが絶品です♪
 
 
もうひとつおまけに、こちらは期間限定のコールドプレスジュース!(やっぱり『限定』に弱いです)
 
左は、デトックス効果の高い小麦若葉がベースの「ウィートグラス・オ・レ」。色合いがきれいな右は、沖縄産のすいかとパイナップルをふんだんに使った「ピンク・フラミンゴ」。
 
6種類の定番ジュースのほかに、限定の味もあるので、足を運ぶたびにお楽しみがあります。旬の食材にこだわる店だからこそ、期間限定のアイスバーやジュースを味わうと、より沖縄を感じられるかもしれません。
 
 
一歩店に入ると、ぴかぴか笑顔のオーナー夫妻が待っています!
 
 
 
ON OFF YES NO(オンオフイエスノー)
住所/沖縄県那覇市樋川2-1-23
電話/098-987-4143
時間/7時~17時
定休日/月曜・火曜
 
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 小野暁子
 
 
 
▼小野暁子の「きょうもまんぷく」の他の記事はこちら
 
 
 
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