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Channel: 沖縄旅行・観光のおすすめ情報サイト|沖縄CLIP
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ハイセンスな大人のDJパーティ「エロオトナイト.」

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ふだんは人情味あふれる飲み屋街を主戦場としている私ですが、ふとした瞬間に、とある衝動が訪れることがあります。それは、「おしゃれな気分になりたい」というもの。本当におしゃれな人々は、当たり前すぎて決してそんな気分にはならないのだろうなあ、と、見えない隔たりに遠く目を細めつつ、「たまにはいいじゃない」と、気後れする自分をなだめすかして(笑)本当におしゃれな人々が集うイケてる大人のパーティにお邪魔してきました。
 
ドレスコードはレッド&ブラック&ゴールド。カメさんもおめかししてました。
 
19時ぴったりに到着したそのイベントの名は「エロオトナイト」。Made in Okinawaで高い評価を受けているデザインアイテムといえば「ペーパージュエリー」ですが、行ってみるとエロオトナイトのオーガナイザーのおひとりは、これを世に出した「VIVACE」のオーナー伊是名淳さんでした。エントランスでコヒーバをくゆらせるその佇まいに、のっけからおしゃれな気分に。ちなみに、もうおひとりは、沖縄を代表するアパレルブランド『YOKANG』の田仲洋さんです。(そりゃ、おしゃれなわけだ。)
 
 
気後れしていたので写真を撮り損ねましたが、伊是名さんはペーパージュエリーを男性向けに発展させたペーパーウォレットチーフを、胸ポケットにしのばせておられました。こういう今までにない発想が生まれることと、こういう粋な夜遊びは同じところに根っこがあるんだろうと思います。
 
 
フロアには、そのペーパージュエリーをデザインした古堅ちひろさんの姿も。お話してみると、これから代官山を拠点にお仕事を展開するそう。上京して著名女性フォトグラファーの弟子になるのだという写真家の卵の女性とも出会い、その情熱と行動力に胸を打たれることしきり。沖縄のクリエイティブシーンが白熱していく予感しかしません。
 
 
貸し切りとなっていた会場のお店「CENTRO」、とっても素敵でした。いつもは口をついて出てくる「ハイボールおかわり」のひとことが引っ込むおしゃれなカウンターに、酔いとともに深く沈みこめるヴィンテージレザーのソファ席。カウンターの向こうの笑顔もやわらかく、きっとふだんも、とても居心地がいいお店です。思いのほか長居してしまったのは、そんな笑顔とともに手渡された自家製リモンチェッロ(ハイボールではなく)をおかわりしたからだと思います。 
 
 
気づけば店内は超満員。お酒と音に心地よく酔ったゴキゲンな大人たちが道に溢れ出し、カウンターにはテレビで見たことのあるお顔がちらほら。友人・知人がごろごろ。最初の気後れは亜熱帯の彼方に溶け出して、真夏の夜は更けていきました。もちろん、沖縄CLIPフォトライター仲間のSandyとも遭遇。もはやルーティン。酒場でばったり会ってもちっともびっくりしません(笑)逆に、ばったり会わないと元気にしているのか心配になるぐらいです。
 
 
夢も仕事も両方持った大人同士の素敵な出会いと、大人が嗜む軽妙洒脱な音が満ちるエロオトナイトは、大人になるのも悪くないと思わせるかなりオススメなパーティです。次回vol.5は11月26日。わたしは気後れして行けないかもしれませんが、Sandyは必ずいると思います。沖縄のカッコいい大人に出会いに、足を運んでみてくださいね。
 
 
CENTRO
所在地/沖縄県那覇市泉崎1-5-13 仲栄真ビル 1F
電話/098-943-1345
営業時間/[月~木]18:00~翌1:00(L.O.24:00)
[金・土]18:00~翌5:00
定休日/日曜(月曜日が祝日の場合、日曜営業・月曜休み)
エロオトナイト公式facebookページ/https://www.facebook.com/erootonight/
 
 
沖縄CLIPフォトライター 浅倉彩
 
 
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まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
 
~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

【沖縄CLIPムービー】Doucatty(ドゥカティ)

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南城市にある工房でイラストをあしらった布ものや服などを作っている夫婦ユニット・Doucattyの工房にお邪魔しました。主に海の生き物、動植物など沖縄の自然をモチーフにした絵柄を大きな布、手拭いやTシャツなどに手作業で染めています。南国感あふれる色鮮やかで躍動感のある大胆な絵柄を見ると嬉しくなるようなエネルギーを感じます。おみやげにもらったら元気になりそうな作品が揃ってます。

 

南城市佐敷新里740-1
 
 
音楽 : hacomaco 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時 

【沖縄CLIPムービー】JOY SUP×SURF

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名護市喜瀬に2016年にOPENしたスタンドアップパドルボード(SUP)が楽しめるアクティビティ&ショップです。美しい名護湾で気軽にSUPの体験ができます。サーフボードに比べ初心者でも簡単に立てるので幅広い層で人気が高まっているSUP。スクールやクルーズのメニューもあり滞在中にじっくりと楽しみたい人にもおすすめのショップです。
 

http://www.joysupokinawa.com

音楽 : hacomaco 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時 

【沖縄の海の世界】沖縄本島・今帰仁村(なきじんそん)の海

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沖縄本島北部・本部(もとぶ)半島の北に位置する今帰仁村(なきじんそん)。桜の名所でもある世界遺産の今帰仁城址、ロケ地として知られる赤墓(あかばか)ビーチ、霊験あらたかなクボー御嶽(うたき)、沖縄の原風景を残す素朴な集落などなど、那覇の喧騒から約2時間のドライブで、森閑とした今帰仁村へショートトリップすることができます。
 
 
今帰仁村の最大の魅力は、離島かと錯覚してしまうほどの手付かずの美しい海。至るところから海へ下りることができますから、お気に入りのポイントを探して歩いてみるのもオススメです。
 
 
 
どこまでも珊瑚でビッシリと埋め尽くされた海は、まるで龍宮城のようです。
 
 
干潮時には、水面に珊瑚の姿が鏡のように映しだされることも。
 
 
穏やかな波に身をゆだね、龍宮城を自由に泳ぎまわる魚たちを眺める時間はサイコー。桃源郷が地上の楽園だとすれば、ここは海の楽園。龍宮城でもてなされる俗世を忘れた浦島太郎になった気分です。
 
 
時間を忘れてのんびりと海を眺めて過ごすことも、珊瑚の龍宮城を目指して泳ぐことも、どちらも楽しめる今帰仁村の海。シュノーケリングセットを携えて、あなたのお気に入りの楽園を探しに、今帰仁村の海へゆっくりとお出掛けしてみませんか?
 
沖縄CLIPフォトライター 安積美加 
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

【沖縄CLIPムービー】PANORAMA Ocean View Cottage(パノラマオーシャンビューコテージ)

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本部半島の南側、美ら海水族館へ向かう海沿いの国道449号線から山側に上っていった先にある一棟貸しのプライベートコテージです。
 
その名の通り高台から真っ青な海を臨み、優雅にのんびりとすごすには最高のシチュエーション。建物はとても機能的なトレーラーハウスで家族や4~5人のグループでも充分なスペースがあります。キッチンや洗濯機も完備していて、家で暮らすようにステイできる素敵なコテージです。

 
音楽 : MAKOTO MIYATA 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時

【沖縄CLIPムービー】金月そば(きんちちそば) 恩納店

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読谷村にある沖縄そばの人気店「金月そば」の2号店が恩納村にオープン。本店とはメニューが違い「沖縄つけそば」がメインのお店です。もちもちの太くちぢれた自家製麺は見た目にも食欲をそそります。三枚肉と地元の季節野菜が載り、沖縄紅豚とやんばる鶏でじっくり取った出汁のつけだれ。そしてこの店の目玉はオプションで麺を100%沖縄産小麦の「地粉太麺」に変更可能なことです。
 
店と同じ建物の中にある沖縄産小麦の製粉所の粉を使用しているので、ひきたての小麦の香りと味が楽しめます。つけだれに辛子味噌をブレンドした「つけそば赤だれ」スタンダードな鰹だしの「沖縄そば」もあります。地の物にこだわった独創的な「沖縄つけそば」是非試してみてください。
 
 

恩納村名嘉真8-3
 
音楽 : TROPICALISM 
 
沖縄CLIPムービーライター 小川櫻時 

久米島の絶景『ハテの浜』を満喫できるシュノーリングツアー

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久米島(くめじま)を代表する絶景『ハテの浜』では、シュノーケリングツアーがおすすめ! ハテの浜の中でも、別格な『沖の浜』で、“天国のような3時間ツアー”をご紹介! ビーチからのほか、ボートでもシュノーケリング。また、シュノーケリングのコツも教えてもらえるのでお得です!
 
 
ハテの浜とは、前の浜・中の浜・沖の浜からなる全長7キロほどある砂洲で、その総称として『ハテの浜』と呼ばれています。久米島の観光ポスターなどで見るハテの浜は、どこがメインに撮られているかというと、沖の浜がメインに写っているものが多いんです。その沖の浜まで行きたいなら、イーフビーチホテル内のイーフスポーツクラブが唯一ツアーを敢行しています。
 
 
ハテの浜を満喫するなら、10月までツアー開催されている夏期限定の『ピクニックシュノーケルプラン』が絶対オススメ。安心して泳ぎをより楽しめるようになるシュノーケルのコツを習得できたり、ボートでシュノーケルポイントまで連れていってもらえたり、ライフジャケットやシュノーケル器材、ハテの浜で快適に過ごすためのパラソルとチェアや、ランチも付いているお得なツアーなんです!
 
 
朝9時に、イーフビーチホテル裏手にあるクラブハウス(イーフスポーツクラブ)に集合。そのあと港を出発し約30分ほどで、一番奥のハテの浜(奥の浜)に到着します。久米島の砂浜といえばイーフビーチも綺麗なのですが、ハテの浜の砂浜はより白いのが特徴的。青い海と真っ白な白浜とのコントラストが眩しいほどの輝きをみせます。
 
 
ハテの浜に着いたら、まず自分専用のパラソルとチェアーを案内してもらいます。(※ハテの浜で快適に過ごすには、陽射しよけがついた休憩場所の確保が必須です)
 
 
そのあと、泳ぐ前に、まず最初にシュノーケル講習がスタートします。自己流でシュノーケルしていた人も多いと思うので、この機会にちゃんとした技術を教わっておくと、とても安心ですよ。
 
 
シュノーケルのコツや基礎をしっかり教わったあとは、ハテの浜からボートで5分の珊瑚礁ポイントに移動して、さっそく泳ぎを開始。
 
 
そこはお魚天国。豊かな珊瑚礁のまわりには、魚と戯れながら泳げるほど、色とりどりの熱帯魚がたくさんいました。たっぷりボートシュノーケリングを楽しんだあとは、ハテの浜に戻ってお昼の時間。
 
 
ランチタイムのあとは、出航までの約1時間の自由時間。オプションで、SUP(サップ)やバナナボートなどのマリンアクティビティーを楽しんだり、まだまだ泳ぎ足りない人はひと休みした後にもうひと泳ぎしたり、浜辺でカメラを持って写真を撮りまくったり。
 
 
今回このツアーに参加されたAさん(神奈川県在住)に感想を伺ってみると、
「沖縄のある離島に住んでいましたが、ハテの浜はまた格別ですね。魚の種類がたくさんいたし、ポイントに連れて行ってもらえるし、すっとやってみたかったSUPも体験できたし、シュノーケリングのBSAC講習修了カードも貰えました。友達に“絶対行ったほうがいいよ”って勧められるまま参加したんですが、大満足でした」。
 
ハテの浜を知り尽くす、ツアーインストラクターのかたにも“ハテの浜の魅力”をたずねてみました。
「ハテの浜のどこを写真に撮っても“ポストカードのような世界”になるのがハテの浜です。東洋一ともいわれるハテの浜は“ココにしかない”絶景です」とのこと。どの島にも無い絶景が、久米島のハテの浜にあります。期間限定のツアーにぜひ参加して渡ってみてはいかがでしょうか。
 
 
●はての浜ツアー申し込み先&料金など詳細は下記まで:
「イーフスポーツクラブ」(イーフビーチホテル内)
住所/沖縄県島尻郡久米島町謝名堂548
電話/098-985-8733
 
 
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沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA) 
 
 
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名物店長のいる昭和ノスタルジーな「歌声酒場春ちゃん」

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すっかり前回の浅倉嬢のコラムで呑んだくれキャラにされた私ですが、いやいや貴女も大概ですから(血で血を洗う闘いのゴング)。東京から帰ってきたばかりの浅倉嬢をスーツケース持参のまま呑みに連れ出し、ひとしきりいい感じになったところで最近栄町にオープンした月光荘の名物店長はるちゃんが経営する「歌声酒場春ちゃん」に行くことに。栄町は小さな飲み屋がたくさんあり、東京で例えるならゴールデン街のような、ノスタルジックな昭和の風景が残っている地域です。そんな渋い通りの2階に、見つけましたよ歌声酒場。
 
 
若かりし日は競って「今」の歌を歌うことこそステータスのような部分があったカラオケだけど、歳を重ねていくとどうでしょう。いかに渋い歌が歌えるかを競いあうようになりました。演歌もぐっと染みてきます。そうここは昭和の歌声酒場。
 
 
そしてこの春ちゃん。とにかく頭の回転が速くておもしろく、接客上手! プロの歌手としても活動している春ちゃんは、カラオケで聞くのがもったいないほどの素晴らしい歌唱力です。彼の歌声を聴きに行くだけでも、このお店に行く価値があると思います。システムはカラオケ歌い放題、お通しチャージ込みで1,000円(ドリンク300円〜)のプランと、チャージ無しドリンク1杯700円という良心的なお値段。
 
 
壁には那覇の三線の名士の人生観がどーんと。
 
 
Sandyは髪型的に「DESIRE/中森明菜」だよね、なんて無茶ぶりをされ、人生初のカラオケで「ゲラッ ゲラッ ゲラッ ゲラッ バーニンラーーーーッ」を歌うことに。
 
 
酔っているって素晴らしいですね。
 
沖縄らしく、歌によっては三線の弾ける人が合わせて弾いてくれたりします。春ちゃんはオープンゲイなので好みの男性が来客すると可愛く口説き始めます。そんな男性を前に愛の歌を歌い上げる春ちゃん。
 
 
掛け合う歌と歌。私が「夏の日の1993/class」を入れると浅倉嬢は「分かった!」と言って「何も言えなくて…夏/j-walk」を入れました。「カラオケはまるで連歌※の様じゃない?」(※五七五と七七との連続から成る複数の作者が連作する詩形式)浅倉嬢が、そんな詩的なことをつぶやきました。
 
選曲のセンスが問われるのがカラオケです。みんなが盛り上がれ、かつ琴線に触れる絶妙なバランスの曲。そんな曲をうまく入れられた時の「君、わかってるね」の一体感といったら。「聖母たちのララバイ/岩崎宏美 」や「寂しい熱帯魚/Wink」で異常に盛り上がる店内。最初は男性だけだった店内が、気がつけば完全に女性(と春ちゃん)に支配されていました。そうなるともう無法地帯です。ある女性が「200万円男にだまし取られた〜!」なんて歌の歌詞に合わせて過去の告白を始めたら、その激しい心を表現するかのように誰かが「ゆーれてゆれ 今ここーろーがなにも信じられないままー」と「ROSIRE/LUNA SEA」を歌い上げます。途中春ちゃんの恋愛ときめき事件が発生して、その思いを歌に乗せて歌っていたら「この中で一番乙女は、春ちゃん…」という、気づいてはいけない事実にみんなが気づいてしまいました。
 
「これがいろんなものの原点なんだから!」と「Kiss Me/氷室京介」を歌い上げる完全に神が降りてきている浅倉嬢。この時点で朝の6時過ぎです。さっき東京から帰ってきたばかりの人とは思えないタフさ。
 
 
気がつけば夜中1時から朝の7時すぎまでぶっ通しでみんなで歌い続け、ドアを開けたら笑えるほどの完全なる朝でした。
 
 
 
歌声酒場春ちゃん
住所/那覇市安里388-101 喜納ビル2F
TEL/098-943-9133
営業時間/24時-朝5時
毎週金、土のみ営業(11月からは毎日営業)
 
沖縄CLIPフォトライター Sandy 
 
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前略 南ぬシマジマ(桑村ヒロシの島フォトコラム[第17回目])

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これまで島旅で撮影してきた写真がフォトエッセイ集として出版されました! 詩人とのコラボ企画で、7年ぶりの最新刊です! タイトルは、『前略 南ぬシマジマ』。写真は、宮古の幻の大陸から八重山諸島、沖縄本島および周辺離島が撮影地ですが、一期一会で出会った瞬間の景色と、南島詩人・平田大一さんが紡ぐコトバとの対話のような一冊。沖縄県産本の出版社として知られる出版社「ボーダーインク」からの“奇跡の出版”です。
 
 
なぜ“奇跡の出版”かというと、出版担当者からは「出版不況の中、今どんな本が一番売れないかというと、写真集と詩集ですよ」と出版を躊躇されます。まさに、その両方ですものね! でも、そんな一般常識は覆したくなるのです。実際、前作はほぼ完売! 残りわずかとなっています。そこで、増刷よりは新刊を出そうと。またチャレンジの日々に、わくわくと胸躍っています。でも、どうして挑み続けるのかって?
 
 
ふだん仕事の撮影では、オーダーいただく依頼内容に合わせて写真を撮影しますが、それとはまた別に、表現活動として好きな写真を撮り続けることができるのは、とても幸せなこと。昼間の仕事の撮影が終わったらくたくたですし、陽も暮れてしまっていますが、夜間だって月の光で撮影できますし、月が出ていなかったら星々がくっきりと写るので真夜中に撮影してみたりと、幻想的な写真を楽しむことができます。真夜中とか絶景の孤島で撮影した写真は“独り語り”のようなものですが、詩人とのコラボは“対話”。1+1は、倍以上の広がりをみせて、限界という壁(常識とか自分でブレーキをかけてしまう境界)さえも越えていこうとします。
 
 
かれこれ8年以上表現活動で写し続けてきた写真は、もともとは自然を切り撮って写したもの。また自然の中に還していこうと、自然の洞くつの中で写真展のほか出版記念イベントを2016年9月18日(日)の18時から行います!「え? 洞くつの中で写真展? イベント? それどこ?」
 
 
それはどこかというと、おきなわワールド向かいの、ガンガラーの谷「CAVE CAFE」。前回も写真を自然に戻そうと1年以上かけて写真展を開催してきたことがあります。今回は展示方法も少し変わっていますし、出版記念イベントはトークや朗読ライブのほか、スペシャルゲストも出演します。オリオンビールのTVCMの音楽でもお馴染み、イクマあきらさんをゲストに迎え、また、南島詩人・平田大一さんの表現するパフォーマンスも必見ですよ! ぜひ皆さん、会場でお会いいたしましょう!!!!!
 
 
■2016年9月18日(日)
「平田大一×桑村ヒロシ『前略 南ぬシマジマ』出版記念トーク&朗読ライブ」
出演:桑村ヒロシ(写真家)、平田大一(南島詩人)
ゲスト:イクマあきら(音楽家)
司会:吉澤直美
場所:ガンガラーの谷「Cave Cafe」(おきなわワールド向かい)
(住所:沖縄県南城市玉城前川202)
時間:18:00開演(17:30開場)
料金:本代+1ドリンク込み 3500円
(※新刊持参の方は、1ドリンク込み特別料金2000円で入場できます!)
電話(ガンガラーの谷):098-948-4192
 
*内容:
トーク&朗読イベント、および映像スライドショー。
2016年8月28日出版予定のシマとの対話シリーズ新刊『前略 南(ぱい)ぬシマジマ』の出版記念イベント。
(関連写真展も2016年9月1日よりスタート!)
 
・詳細ページ:
 
・関連記事:
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)

【沖縄の海の世界】慶良間諸島・阿嘉島の海

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那覇から高速船で約1時間、慶良間(けらま)諸島のほぼ中央に浮かぶ阿嘉島(あかじま)。人口300人足らずの小さな島には、国内外を問わず、多くの観光客の方が海遊びをお目当てに訪れます。
 
 
白い砂浜とコバルトブルーの海が見る者を一瞬で魅了するニシハマ、ウミガメに会えることからここ数年人気上昇中のマジャ、ちょっぴり隠れ家的なヒズシ、アップダウンの激しい山道をクルマで約15分のクシバルなど、シュノーケリングを楽しめるポイントがいくつもあります。
 
 
ボートに乗らずとも、慶良間の美しい海へ、直接アクセスできるところが阿嘉島の最大の魅力です。
 
 
 
ひとくちに「サンゴ」と言っていますが、サンゴには2つのグループがあります。サンゴ礁を形成する造礁サンゴ(イシサンゴ)と宝石サンゴです。造礁サンゴは浅い海で早く成長し、宝石サンゴは深い海でゆっくりと成長します。ふだんシュノーケリングで私たちの目を楽しませてくれているサンゴは造礁サンゴなのです。
 
 
阿嘉島臨海研究所の2008年の資料によりますと、阿嘉島を中心とした慶良間海域には、14科59属248種の造礁サンゴが生育しているそうです。
 
 
日本国内にはおよそ400種の造礁サンゴが確認されているそうですから、慶良間の海には、国内の約62%の造礁サンゴが元気に育っているということです。
 
 
阿嘉島の魅力は、色とりどりのサンゴが元気な素晴らしい海だけではありません。波の音が穏やかに響く島の夜は、天の川が煌めく満点の星空が楽しめます。阿嘉島は日帰りも可能ですが、ぜひお泊りになって、打ち寄せる波の音を聞きながら、星降る島の夜を過ごしてみてください。
 
 
さぁ、シュノーケリングセットを携えて、あなたのお気に入りの楽園を探しに、阿嘉島の海へゆっくりとお出掛けしてみませんか?
 
 
沖縄CLIPフォトライター 安積美加 
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

那覇のラグジュアリーホテルでワイン&週末の生演奏をリーズナブルに嗜む「WINE BOOK」【PR】

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2015年7月オープンの『ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄』といえば、那覇中心部・国際通り周辺の桜坂エリアに燦然と輝くランドマーク。市内では初にして唯一の外資系ラグジュアリーホテルというだけに、ステイはもちろん、レストランやバーも超一流です。中でも、高さ6.5mの天井と、巨大ガラス窓で三方を囲まれた開放感が特徴の1F「the lounge(ザ・ラウンジ)」は、まさに大人の洗練空間…。厳選されたコーヒー&紅茶や、季節感溢れるデザートで、優雅なひとときを過ごせること請け合い。遅めのブランチや待ち合わせなど、様々なシーンで重宝されそうです。
 
 
そのザ・ラウンジにて、この夏から毎晩展開中の注目企画が「WINE BOOK(ワインブック)」です。4人のソムリエが世界各国より厳選したワインは、スパークリング含む14種類をグラス500円(税別 以下同)から。そして常時200種類(!)を取り揃えたボトルは3,000円からオーダーできます。さらに、23種類ものアペタイザーは、なんと1,500円で食べ放題! しかも、時間無制限の上に、サービス料/チャージ料等は、一切無しというから驚きです。
 
 
何と言ってもそのタイトル通り、一番の魅力は数々のワイン。県内最大級のラインアップながらも、常に新しい銘柄にもこだわります。アルゼンチンの白〔ハーモニートロンテス(2014)〕とウルグアイの赤〔タナ・レゼレヴァ(2013)〕は、県内初入荷。ハイアットでしか飲むことができないので、ぜひ押さえておきたい一杯。また、カリフォルニア・ナパバレーのヴァインクリフ〔カベルネシーヴィニヨン(2012)〕などがこの時期、ソムリエのイチオシです。
 
 
 
 
アペタイザーは、野菜にきのこ、肉や魚など、バリエーションも豊富で彩り豊か! 例えば、鴨のリエット、イタリア産プロシュート、スモークサーモン、ブラウニーなど、名前を聞いただけでワクワクします♪ そして特筆すべきは、チーズだけで7種類のラインナップ! 18ヶ月熟成のミモレットやコンテ、24ヶ月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノなど。フレッシュ系にハード系、青カビもの&白カビものなどが粒揃い。チーズラバーにはこの上ない至福の時間をお約束…。
 
 
メニューから気になる一皿を選んでも良し。ワインに合った一品をソムリエにチョイスしてもらうも良し…。お好きなスタイルであれこれお試し下さい。
 
 
それだけではありません。毎週末、金・土曜日限定で、サックスまたはフルートの生演奏を、なんと無料で鑑賞できてしまうというから、もう二重三重にビックリ!!
 
 
この日は、県内でソロ&ユニットとしても活躍するサックス奏者・屋良 久美子(やら くみこ)さんが登場。素敵な音色と優しい調べで、ロマンチックな時間を演出してくれました。演奏は、19:00・20:00・21:00と、各30分を3回も楽しめます。ちなみに当企画、年内は当面継続の予定。生演奏を嗜むためにも、やはり週末にこそ訪れたいですね!
 
 
厳選ワインとアペタイザー、そして生演奏…。これ以上無いほど贅沢尽くしの、お得な企画のワインブック。はっきり言って、18:00〜23:00まで、5時間フルで過ごすのも大ありです(笑)。至福のウィークエンドを、心ゆくまでお楽しみ下さいね!
 
 
 
 
ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄 
住所/沖縄県那覇市牧志3-6-20
電話/098-866-8888
駐車場/あり
 
WINE BOOK(毎日開催)
営業時間/18:00〜23:00(22:00 L.O)
場所/1F the lounge
 
沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
 
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未知なる食のマリアージュ! 泡盛がさらに美味しく飲める、大人のための絶品レシピ。沖縄の珍味=豆腐よう+クリームチーズのパスタ。

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お酒が好き♪ で20代の頃はかなり飲んでいましたが、最近はガクンと飲む量が減っています。もしかしたら元々アルコールに弱い体質なのかもしれません。ワインだったら2杯、ビールだったら350ml缶一本でほろ酔い気分に。昔はワイン1.5本ぐらい飲んでいたというのに(笑)
 
ワイン、ビール、日本酒、ウイスキー、紹興酒… どれも好きですが、最近はそれに加えて泡盛も嗜むようになりました。「せっかく沖縄に住んでいるのだから」という思いもあって、毎晩チビチビ飲んでいるうちに、気づいたら好きになっていたというパターンです。
 
ということで今回は、泡盛によく合う『酒の肴』をご紹介させてください。主役は沖縄の珍味=豆腐よう。豆腐を紅麹と泡盛で漬けて発酵させた豆腐ようは、クリームチーズや生チョコレートのような舌触りとウニのような濃厚な風味を持っています。美味しい上に発酵食品なので身体にも良く、“私的おすすめ沖縄フードベスト3” のひとつです。
 
 
 
『豆腐ようとクリームチーズのパスタ』
 
【材料 2人分】
豆腐よう 3個
クリームチーズ 3個(45g)
しめじ 1パック(100g)
牛乳 100mlぐらい
パスタ(フジッリ) 100g
オリーブオイル 大さじ1
 
 
1. しめじの石づき部分を切り落として小房にわけ、オリーブオイルで軽く炒めます。
 
 
2. しめじがしんなりとしたら豆腐よう(汁ごと)とクリームチーズを加え、木べらなどでつぶすように混ぜながら、弱火で溶かしていきます。
 
3. 全体が混ざったら、少しずつ牛乳を加えながら混ぜ(※沸騰しないように弱火で)、トロミがついたところで火を止めます。
 
4. 豆腐ようソースのフライパンに茹でたパスタを加え、ソースと絡めたら出来上がり。
 
 
豆腐ようとクリームチーズのパスタには、米島酒造の泡盛「久米島」を合わせてみました。味わいに厚みがあり、ほんのりミルキーなニュアンスも感じられる久米島。まったり濃厚な豆腐よう+クリームチーズソースとよく合います。火を通すことで豆腐ようのツンとしたクセ(私はそこも好きなのですが)が和らぎ、まろやかでこっくり、そしてリッチな味わいに。
 
 
泡盛の飲み方ですが、ストレートやロックがキツイと感じる場合は、水割りや炭酸割りにするのもおすすめ。特に炭酸割りはゴクゴク飲め、暑さが厳しい夏にはぴったりです。
 
 
私は今回らせん状の“フジッリ”を使いましたが、その他のショートパスタやフェットチーネ、リングイネでも。豆腐ようは1個200~300円ほどするのでコスト的に少し高くなってしまいますが、一度試していただきたいとっておきのレシピです。「自宅でちょっぴり贅沢したい♪」そんな日にぜひ。
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko 
 
 
▼沖縄食材を使った「酒の肴」レシピ
 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

風の人、土の人、沖縄の田んぼで人をつなぐ人

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梅雨明け前にもかかわらず南の島の太陽がさんさんと降り注ぐある日曜日のこと。バイパス沿いの駐車場に車を停めドアを開けると、「うわー!」、「きゃーっ!」、「いやー!」と子どもたちの歓声が聞こえてきた。
 
 
小川を渡って田んぼに向かうと、渡り鳥だろうか、子どもたちの声に混じって鳥のさえずりも聞こえてくる。きょろきょろあたりを見渡していると、田んぼの持ち主の男性が、「こっちに鳥の巣があるんですよ、ほら見えるでしょ」と声をかけてくれた。
 
 
沖縄本島中部にある宜野湾市(ぎのわんし)。都市化が進むこのエリアにかろうじて残されている昔かながらの田んぼを会場に、自然に触れ合うイベントが開かれていた。主催したのは農家と消費者をつなぐ仕事を始めて2年を迎えるという大城雅史(おおしろ・まさふみ)さん。沖縄生まれ沖縄育ちの青年が時々見せる笑顔には、たくましさと優しさが同居しているように感じられる。そう見えるのはたぶん、沖縄の歴史と自然に包まれて彼が育ってきたせいだろう。
 
 
農家と消費者をつなげるために大城さんが最初に関わったのは、沖縄で栽培された有機野菜を県内外の小売業者に卸す問屋での仕事だった。その会社で2年間流通を学んだあと、独立。「流れのままにやってきた」と当時を振り返るが、独立して今に至るきっかけはある人たちとの出会いだったという。
 
 
3.11で原発に変わるソフトエネルギーの必要性を痛感していたというエネルギーの専門家、同じ時期にそれまでは関わりのなかった農業の世界に身を投じた電力会社の元職員、そして、農業という土地に根ざしたなりわいを地域を支える産業に進化させようと考えている実業家。そういった人との出会いによって、大城さんの心の中にもともとあった「土地とのつながりを重んじる気持ち」が刺激され、海中に隠れていた氷山の全貌が現れたのだそうだ。
 
 
それまでの大城さんはどちらかといえば「風の人」だったようだ。小さい頃からひと通りのことがまんべんなくできる、いわゆる「器用貧乏」タイプ。実際、一つのことにのめり込んで、深掘りしていくのではなく、いろんなことに関心を持って、風のように自由に動き、人と人を結びつけるようなことに興味をそそられてきたという。
 
今でも風の人という一面を持ってはいるが、新たにプラスオンされたのが「土の人」の要素だった。「自分のルーツを掘りなさい」というアドバイスに背中を押され、家系を調べ始めた大城さんは、家系図の中に地域の伝統を復活させた人物がいることをつきとめた。その頃から、土地とのつながりが彼の関心空間を占めるようになる。
 
 
土地やそこで暮らす人への敬意を持ち続けること。自分のルーツを遡るうちにいつのまにかルールのようになったのが、地域で崇められている場所に手を合わせること。初めての集落では、御嶽やカーと呼ばれる井戸などそこに住む人が大切にしている場所に行き必ず手を合わせ挨拶するようにしているという。
 
「土地とつながっていれば何とかなる。土地に敬意を払うことを忘れなければ、しかるべき時に風が吹く。風によって、必要とされている何かが運ばれてくる。そして、何か一つアクションを起こせば次に必要なものが見えてくる」大城さんはそう感じるようになったそうだ。
 
 
独立して1年目は農家が育てた野菜がどのようにして台所に届くのか、流通について勉強をした。二年目となる今年は、作り手と使い手をつなげることに軸足を移している。4月には「アースデー」にブースを出して宜野湾の田んぼで育てられている田芋の魅力をアピールした。5月には沖縄料理に欠かせない田芋(たーんむ)が栽培されている宜野湾の田んぼで、親子で泥にまみれたあと、田芋を使った料理を味わうイベントを開催した。最近ではベジタリアンでなくてもおいしく味わえるベジ&ヴィーガンの店で、生産者と消費者が交流できるイベントを開催した。
 
 
「子どもはもろんだけど、お母さん、お父さんの方がむしろ楽しんでるんですよね」。田んぼでのイベントの日、田芋(ターンム)の茎で作ったムジ汁をお椀に盛りつけながら大城さんは語ってくれた。「泥の力ってすごいんですよ。腰をおろすと立ち上げれなくなるんです、気持ちいいから。子宮のなかの赤ちゃんみたいに大地が受け止めてくれる。仕事とか生活とかでたまったいろんなものを田んぼが吸収してくれるし、閉じかかった心を再び開いてくれるんですよ」。
 
 
田んぼとか畑で泥まみれになって遊んだ経験を持つ人は最近どんどん減ってきているようだ。そんななか、大城さんが提供するイベントは、ほんとうはこう過ごしたかったという子ども時代を、もう一度生き直すめの貴重な機会なのかもしれない。
 
 
大城雅史(Food Chord 代表)
住所/沖縄県那覇市繁多川2-11-53
電話/090-7460-0399
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
 
《沖縄の原風景》
 
 
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ミジヌウトゥワラビンチャーヌクィー<水の音こどもたちの声>金武町金武大川

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沖縄の小中学校の夏休みが明けた最初の土曜日、沖縄本島東海岸に位置する金武町(きんちょう)の「金武大川(ウッカガー)」に立ち寄りました。ウッカガーは1992年、金武町指定文化財に指定された金武町並里(なみさと)区の共同井泉です。
 
 
1620年頃から水が湧き出るようになり、これまで一度も枯れたことがないと言われるウッカガー。その水量・規模は、沖縄県下に誇る湧泉です。
 
 
青い空、白い雲、ギラギラと輝く夏のティーダ(太陽)、絵に描いたような夏の昼下がり。ウッカガーを訪れてみると、移動販売のぜんざい屋さんも来ていて、さまざまな世代の人たちが涼を求めて集っていました。
 
 
ウッカガーのタンカー(真向かい)には大川(おおかわ)児童公園があり、噴水や水場でたくさんの子どもたちが元気に遊んでいます。土地柄なのか、外国の子どもたちも一緒に楽しそうに水かけっこをしています。
 
 
「ここは小さな子を遊ばせるには、海で遊ばせるより安全で安心」とのことで、宜野湾市(ぎのわんし)や那覇市など、わざわざ市外からも遊びにいらしているほどの人気振りです。
 
 
沖縄の強い陽射しから逃げるように、ウッカガーの湧水で足を水浴びさせて、汗が滴る顔を洗いました。ひんやりとした湧水が、干からびそうになっていた身体中の細胞に活力を与えてくれます。清らかな湧水がとうとうと流れ落ちるところは、「気」も良いのでしょう。身体ばかりでなく、気持ちまでリセットしてくれるようです。
 
 
飲料水、水浴場、洗濯・芋洗場、馬や牛の水浴場など、用途別に区切られた井堰が、1924年ウッカガーにつくられ、水道が通る1962年までの間、ウッカガーは朝に夕に、人々が集う村一番の賑わいどころでした。文字通り、井戸端会議が開かれていたそうですが、その様子もこの水量と規模なら想像にかたくありません。
 
 
ウッカガーのすぐそばには、ガジュマルの絡みついた鳥居がありました。自然に溶け込み、うっかり見過ごしそうです。「鳥居の建立時期を記した文献はありませんのではっきりとは言えませんが、おそらく昭和17年から19年くらいの間に建てられたのではないでしょうか」と地元の方。なんでも、鳥居のそばにあるガジュマルは一度伐採したにも関わらず、残っていた根の部分が成長して鳥居に絡みついたそう。100年足らずの歳月で、鳥居とガジュマルが一体化してきている様子は、自然の生命力の強さを感じずにはいられませんでした。
 
 
ザァーザァーと絶え間なく流れ落ちる涼しげな水の音をBGMに、子どもたちのはしゃぎ声がこだまする。その合間に、ときおり聞こえてくるサワサワとした木樹の囁き。かつて、人々が集い、井戸端会議を開いていた地は、いまも変わらず、人々の憩いの場として賑わい、親しまれているのです。
 
 
ウッカガーと大川児童公園を縦横無尽に往来して楽しむ子どもたちを眺めていると、サルスベリの白い花が風に舞って、ワタボウシのようにふわふわと飛んできました。
 
 
ザザザー。通り風がサルスベリを駆け抜けたのか、次の瞬間、無数の白いワタボウシが視界を覆いました。不意にワタボウシが描いた白く眩しい世界は、私からすべての音を奪いました。それは、ほんのわずかな時間、白昼夢をみているようでした。視界からワタボウシが消えた途端、現(うつつ)の音が私を呼び醒ましました。それは、安らぎを与えてくれる水の音と、平凡な幸せを運ぶ子どもたちの明るい声なのでした。
 
 
沖縄CLIPフォトライター 安積美加 
 
 
 
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あなたが1番好きな沖縄は、どんな風景ですか? JAL×沖縄CLIPフォトコンテストもいよいよ10月末まで!

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沖縄に移住してよかったことのひとつは、いくら写真を撮ってもあきないこと。それほどに、沖縄という島の景色は多彩で、フォトジェニックだといつも思います。仕事ではない時の外出でもカメラを携帯して、心が動いた時にシャッターを切ったりしています。
 
池間大橋そばの、なんとも形容しがたい海の色
 
やっぱり一番はなんといっても綺麗な海と広い空。海も空も、どこも同じようで全然ちがう。場所や天気によって青の濃淡が変化し、いつみても飽きることがないです。空はどこまでも広大で、雲の形がときにダイナミックに、ときに繊細にその表情を変えます。ギラギラと照りつける夏の空があれば、周囲を真っ赤に染める夕日があり、マジックアワーに見せる色合いは、言葉に言い表せないものがあります。
 
秋ころになると、すこし「青」もやさしい色合いに
 
残波岬のダイナミックな夕景
 
ニライカナイ橋は絶景スポットとして人気
 
もちろん自然の景観だけではありません。離島をはじめとしたちいさな集落のほのぼのとした風景は、初めて来た場所でも、なぜか郷愁を誘うようなあたたかい気持ちにしてくれたりします。商店の入り口でおばぁたちがゆんたくしていたり、さとうきびの収穫に精をだすひと、どことなくカラフルな家とそれを彩る南国の花とシーサー。市場にいけば出会える色とりどりの島の恵み。そして写真にまで写りそうな、にぎわう人々の熱気。センス溢れるカフェや、やちむんをはじめとした工芸、などなど。
 
いろあざやかな「喫茶にわとり」のごちそうかき氷
 
本島南部のとある場所にあった木に囲まれる本棚と軽トラック
 
奥武島の風物詩、トビイカの天日干し
 
東村にあるカラフルな佇まいのカフェ
 
新原(みーばる)ビーチで偶然見つけた風景
 
うるま市「勝連城跡」の空に続く階段
 
読谷村・やちむんの里ののどかな風景
 
この記事をご覧になっていただいている方はご存知の方も多いと思いますが、現在「JAL×沖縄CLIPフォトコンテスト」を開催中で、「あなたの1番好きな沖縄」をテーマに、たくさんの写真を応募いただいています。そこにはそれぞれの視点、感性でとらえられた、本当に様々な沖縄の風景があります。そんな写真を見るたびに、移住して4年が経ちますが、まだまだ知らない沖縄の風景があるんだなーと思い知らされます。
 
 
さて、7月から開催してきたフォトコンテストも、いよいよ残すところ1ヶ月半ほどとなりました。沖縄往復航空券が当たるほか、最優秀賞は、編集長である私が「写真を楽しむ沖縄の旅」と題して、とっておきのフォトジェニックな場所へご案内しますよ。なによりも、みなさんにとっての「一番好きな沖縄」が見れることを楽しみにしています。
 
まだまだたくさんのご応募をお待ちしています。さぁ、あなたの1番好きな沖縄は、どんな風景ですか?
 
 
沖縄CLIP編集長 セソコマサユキ
 
「JAL×沖縄CLIPフォトコンテスト」の詳細はこちら
 
 
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八重瀬町『GRAIN(グレイン)』のペアリングでふたりの絆を永遠に♪

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ふとした瞬間、目に入る手元のジュエリー。「人とは一味違うペアリング・結婚指輪を」と考えている方にご紹介したい個性派の指輪があります。
 
 
シルバーと、世界遺産の屋久杉を組み合わせたリング「添(Sou)」。樹齢1,000年を越える屋久杉は、同じ木種であっても色や木目模様、風合いがすべて異なり、ひとつとして同じものはありません。
 
 
1,000年以上もの長い年月を隣同士寄り添って生きてきた屋久杉のように「末永く寄り添うふたりでいてほしい」と幸せを願って作られたペアリングは、ふたつを重ね合わせると木目が繋がるようにデザインされています。
 
 
シルバーと木。異なるふたつの素材を組み合わせたジュエリーを生み出すのは、沖縄県出身の小橋川 剛右(こばしがわ ごう)さんです。もともと建築に興味があった小橋川さんは、建築学科のある鹿児島の大学に入学。しかし、建築について学んでいる間に建物の中、つまり空間や家具にも興味を持ち始めたのだと言います。大学では家具について学べる授業がなかったため、独学で勉強。そして卒業後は、鹿児島県内で家具を製作する日本伝統木芸作家のもとで6年間修行しました。
 
 
高級木材である屋久杉を使用した家具は高額で、食卓テーブルは400万円程するものもあったそう。小橋川さんは、家具の製作過程で発生する大量の廃材を「もったいない」と感じ「廃材を有効活用して何か作れたら……」と思うようになったと言います。
 
 
もともとシルバーの指輪やネックレスを身に着けるのが好きだった小橋川さんは「シルバーと木を組み合わせてジュエリーを作ったら面白いのではないか?」と思い、テレビや雑誌、インターネットを利用してジュエリー作りについて学び、見よう見まねで作り始めました。そして知人の歯科技工士からは彫金の技術を学んだそうです(金歯や銀歯を作り上げる技術と貴金属を加工して磨き上げる技術はとても似ているため、歯科技工士からジュエリー業界に転職する人は多いとか!)。
 
その後28歳で生まれ故郷の沖縄に戻って独立。八重瀬町(やえせちょう)に『GRAIN(グレイン)』をオープンさせ、肌身離さず身に付けていられるジュエリーの製作・販売を始めました。
 
 
使う木材は屋久杉のコブ材(樹脂が溜まっている部分で、色味が濃く時間が経つとツヤが出てくるそうです)や沖縄県の県木=琉球松、ガジュマル、相思樹(そうしじゅ)など。水に強い樹脂加工をしているため、家事やお風呂、海に入る際も外す必要がありません。
 
 
松科の中で2番目に堅くて丈夫な琉球松を使用したこちらのリングは存在感たっぷり。手元に個性が光ります。大らかな木目が特徴の琉球松は、年月と共に濃い飴色へと変化していくそうで、経年変化を楽しむのもまた醍醐味です。
 
 
「自分ひとりでは絶対に思いつかない作品が完成するから面白い」と、小橋川さんは異分野で活躍するアーティストとのコラボレーションにも力を入れています。例えばこちらのペンダントは、沖縄県内のヘナアーティスト(ヘナという植物の原料を使って肌に模様を描くボディーアート)DANさんとコラボレーションした作品。ヘナアートの技術を使い、樹脂で描いた模様が調和した可愛らしいペンダントです。
 
 
GRAINで扱っている商品はジュエリーだけではありません。琉球松に牛革を縫い合わせたキーケースは、木目の温かみを感じるデザイン。男性へのプレゼントにいかがでしょうか?
 
 
持ち手に琉球松を使用したカバンはGRAINの新作。本体が桐なので驚くほど軽く、女性でも楽に持ち歩きができると好評です。
 
 
「個性的なアイテムを取り入れて周りと差をつけたい!」と思っている方におすすめしたいアイテムがGRAINには揃っています。ネットオーダーも可能ですが、木目を活かした作品は見る角度によって表情が変わるので、ぜひお店に足を運んで、実際に手に取ってじっくりとご覧ください。
 
 
GRAIN(グレイン)
住所/沖縄県島尻郡八重瀬町字宜次703-1-2F
電話/050-3578-1743
営業時間/13:00~18:00
定休日/月・火・祝日・第2・4日曜日(営業時間外で希望の方は要予約)
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko 
 
 
▼沖縄でジュエリーの購入を♪と考えている方は、ぜひこちらもご覧ください
 
 
 
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沖縄移住のきっかけと現在(桑村ヒロシの島フォトコラム[第18回目])

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沖縄移住歴もそろそろ14年目。もともと沖縄に移住するきっかけとなったのは、琉球の島々の伝統芸能や三線(さんしん)が導いてくれたようなもの。最近また原点を振り返るような出来事がはじまったり、ライフワークとなっている島旅の撮影の日々も佳境。久しぶりに近況をご報告します。
 
 
最新のニュースといえば、フォトエッセイ集『前略 南ぬシマジマ』を発刊したばかりで、9月18日には出版記念イベントをガンガラーの谷「Cave Cafe」で開催しました。開催予定日は、台風16号が沖縄本島への最接近が危ぶまれていたのですが、その数日前に、撮影の仕事の打ち合わせの会話の中で、大石林山(だいせきりんざん)の鍋池に棲む白龍にお参りしたら良いといわれ、無事開催を祈念したところ、その願いが通じたのか無事開催することができました! 一番上の虹の写真がその答えなのか、白龍のモニュメントがある場所(写真右下部分に注目)で、虹が参拝した翌日に出現! イベント前々日という見事なタイミングでもあったので「白龍からの“OKサイン”だ」と感じとり、イベント開催を決行しました。
 
 
また、お客様の中には、つい1ヶ月ほど前に、伊平屋島の伝統祭祀を撮影した際、今年初めて神人(かみんちゅ)としてデビューされた人がおられたのですが、まさかここで再会するとは! この巡り合わせに感動したり。また、御歳80歳になるかたがバスで2時間もかけてお越し頂いたり。かつての仕事仲間や、同士たちも駆けつけてくれたり。長年応援してくださっている皆様をはじめ、多数のご来場をいただきありがとうございました! 大変感謝であります!
 
 
ところで、このイベントで冒頭に上映した写真スライド映像でBGMに使用させて頂いたのが、奄美島唄の唄者・朝崎郁恵さんの曲。使用許可を頂くため、久しぶりに朝崎先生に電話をしました。実は、かつて同先生から奄美島唄を習っていた時期があり、島唄に限らずたくさんの事を学ばせて頂いていました。恩師との久しぶりの会話から、また新たな気づきを頂いたり、原点を見つめなおす良い機会となりました。
 
 
島唄といえば、もうひとつ、新しい出来事がスタートします。大ヒット曲「島唄」の宮沢和史さん(元THE BOOM)が、沖縄民謡の音源を自費で録音・収集してきた貴重な音源集を、この度、CDボックスで17枚組(全245曲)として製作し、沖縄県内の学校や図書館、海外や県外の沖縄県人会に寄贈、保存・継承されていくことになりました。その活動を応援するファンディング「唄方プロジェクト」の呼び掛け人のひとりとして参加させて頂くことになりました。この音源はすべて宮沢さんの手で新しく録音していったもので、沖縄本島〜周辺離島、八重山諸島、宮古諸島の島々の民謡を収集、故・登川誠仁さんなど巨匠の唄三線など未公開音源が収録されています!
 
 
この取り組みを知ったのは、新刊『前略 南ぬシマジマ』の共著で文章を担当した平田大一さんからお誘いを受けたことがきっかけで、意義深い主旨に賛同し、参加することになりました。忙しさのあまり、島唄の世界から少し遠ざかっていたような気がしていたのですが、これを機に微力ながらも応援していけたらと思います。また皆様からの応援もぜひお待ちしております!
(※この写真は、「第1回呼び掛け人会議」の直後に出た三重の虹。これもまたOKサインだと受け取って、地道に前進してゆきます。)
 
 
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沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
 
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週末限定ランチ始めました! まかない飯から生まれた“沖縄鶏ポタそば”【DIRTY MARTINI(那覇市)】

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「えっ、これが沖縄そば?」 白いスープにきれいなピンク色のチャーシューがトッピングされたこの一杯を最初に見た時は、一瞬目を疑いました。
 
 
 
 
 
 
沖縄そばと言うと、きっと多くの方が“鰹節と豚骨で出汁をとった透明なスープに麺が入っていて、その上に三枚肉とかまぼこと紅生姜がのったもの”を思い浮かべると思います。 
 
 
 
しかし那覇市の久茂地(くもじ)川沿いにお店を構える『DIRTY MARTINI(ダーティーマティーニ)』のテーブルに置かれた一杯は全く違っていました。
 
 
 
 
 
 
夜のみ営業をしていたレストラン&バー『ダーティーマティーニ』が、8月中旬から週末限定ランチで始めた「沖縄鶏ポタそば(750円)」。メニュー化が実現したきっかけは、まかない飯としてスタッフの間で人気抜群だったことでした。
 
 
 
 
 
 
スープは、鶏ガラを8時間ほどかけてじっくり煮込んだ鶏白湯(とりぱいたん)がベースになっています。鶏白湯は、例えるとしたら豚骨スープの鶏バージョンのようなもの。乳白色のスープはとろみがあり、鶏肉特有の旨みとコクが感じられます。スープには鶏肉の皮を加熱して抽出した鶏油(チーユ)も加えているそうで、香ばしさも風味も格別!
 
 
 
 
 
 
これだけでも十分に美味しいスープですが、さらに玉ねぎやニンジン、じゃがいも、ニンニクなどの野菜をポタージュ状にしたものを加えて煮込むそうです。仕上げにハンドブレンダーで泡立て、スープの表面に泡を浮かせたら完成です。
 
 
 
 

 
 
 
 
ふわっとした泡は口あたりがとてもまろやか。じゃがいものポタージュや軽めのホワイトシチューのようなスープで、ひと口目もふた口目も沖縄そばとは思えないのですが(笑) 麺をすすってみると納得。
 

 
 
 
コシの強い「もとぶ熟成麺」の縮れ丸麺はまさしく沖縄そばの麺でした。とろみのあるスープは麺によく絡みます。
 
 
 
沖縄そばだけれども、洋風の沖縄鶏ポタそばは新感覚、新ジャンル。初めて口にするお客様からは「これ流行るね!」と大好評だそうです。
 
 
 
麺を覆うように贅沢にトッピングされたチャーシューは、沖縄県産の豚肩ロースを使用。ミディアムレアに仕上げるため59度で140分低温調理しているそうで、驚くほどしっとり柔らか。
 
 
 
 
 
 
多めにかかった粗挽きブラックペッパーが全体の味を引き締めており、自家製のラー油はお好みで。
 
 
 
 
 
 
ここ沖縄では、そば屋さんへ行くとジューシー(沖縄の炊き込みご飯)をセットで頼む人が多いのですが、ダーティーマティーニではジューシーの代わりに200円の「半熟チキンカレー」をどうぞ。程良い辛さが後を引くカレーは、そばを食べて満腹でもスプーンが止まらないほどの美味しさです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
長さ10mもの一枚板を使用したカウンター席に革張りのソファー、JBLのスピーカー…… 夜は高級感あふれる大人のための空間ですが「週末のランチタイムはカジュアルに過ごしてください。ファミリーも大歓迎です」とのこと。
 
 
 
 
 
 
お客様を楽しませてくれるスタッフ、諸見里 真卓(もろみざと しんたく)さんと山川 浩太(やまかわ こうた)さんの存在は大きく、女性一人で入ってもすぐに馴染めてしまう一軒です。
 
 
 
贅沢な空間で味わう新ジャンルの沖縄そばを、あなたも一度体験してみませんか?
 
 
 
 
 
DIRTY MARTINI(ダーティーマティーニ)
 
住所 /沖縄県那覇市久茂地2-24-14
 
電話/098-955-6281
 
営業時間/月~土18:00~2:00(L.O.1:00)、日18:00~0:00
 
週末ランチ/金・土・日12:00~15:00(L.O.14:00)
※14:00の時点でお客様がいらっしゃらない場合はクローズするそうです。
 
定休日/お休みはFacebookでご確認下さい
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko 

 ▼ちょっとユニークな沖縄そば、あります
  
  
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ルーフトップで開放感抜群のシーフードレストラン「EL FARO」

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国際通りと牧志(まきし)駅の入り口のすぐ側のビルのエレベーターを最上階まで上がると、目の前に突然海外のビーチサイドテラスのような、開放感溢れる空間が広がる。さっきまでの都会の喧騒が嘘かのように。
 
 
「EL FARO」は2016年4月にオープンした、那覇のパラダイス通りにあるメキシカンレストラン「Borrachos」の姉妹店だ。スペイン、イタリア、南米など世界各国のシーフードが洗練された空間の中で楽しめる。テラス部分は白いウッドデッキにパラソル、ビーチチェアと、まるで海が目の前にあるかのようなリラックスした空間だが、店内に入ると海外の感度の高い都市のバーのような、木、鉄、レンガをあしらったインダストリアルなインテリアが最高にカッコイイ。外は友だちとビアガーデンの様にワイワイ楽しめるカジュアルな空間だが、店内は大人がゆっくり料理やお酒を楽しめるエレガントな空間になっている。
 
 
「EL FARO」とはスペイン語で「灯台」の意味。サンセットタイムに夕日が照らす那覇の町並みを一望しながら飲むお酒はまた格別だ。
 
 
インテリアだけでなく、県産の魚介類を豊富に使用したシーフード料理もかなり本格的。海老、カニ、あさり、イカ、タコなどの様々なシーフードをミックスし、ケイジャンスパイスかレモンアンドペッパーをまぶす豪快な盛付けのシーフードペスカトーレは本場さながらの味付けで、殻までペロリと食べれるソフトシェル。
 
 
県産マグロのカルパッチョはとてもフレッシュでさっぱりなのにエスニックな味わい。
 
 
豊富なレギュラーメニューの他にも日替わりのおすすめメニューが常に10品ほどあるので、何度来ても楽しめる。野菜は福岡県の糸島市から週に1~2度直送してもらっている。
 
 
お酒もシャンパンやワイン、ウィスキー、カクテル、自家製のサングリア、泡盛などかなり豊富。瓶ビールだけでも10種類あり、アンカースチームなどなかなか他店で置いていないブランドもあった。南米生まれのマテ茶のカクテルやソフトドリンクがあるのも面白い。
 
 
店内にはバースペースもあるので、遅い時間になるとお酒とおつまみだけを目当てにふらりと一人で来るお客さんも多いとか。フレンドリーなスタッフとの会話も楽しんでいたら、ついつい長居をしてしまいそう。
 
 
お店は瀬戸口さんと土山さんの共同経営。もともと県内のイタリアンのお店で働いていた土山さんが「Borrachos」にお客さんとして来店して瀬戸口さんと意気投合し、何か面白いことを一緒にやりたいね、と話していたのが形になったのだとか。
 
 
パーティや結婚式の二次会などでの貸切も可能。今後はハロウィーンパーティやカウントダウンパーティなど定期的にイベントも行う予定だ。2016年10月23日にはコロナ主催のDJを呼んだイベントもあるので、タイミングをあわせて開放感のある都会のオアシスに遊びに行ってみては?
 
 
 
EL FARO
住所/沖縄県那覇市安里1-1-60太永ビル6F
電話番号/098-868-4770
営業時間/17:00~26:00(LO25:30)
定休日/水曜日
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sandy 
 
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「おいしい!」ものにはわけがある。昔ながらの市場で味わうスペシャルティコーヒー。【COFFEE potohoto(那覇市)】

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「ぽとっ」、「ほと」、「ぽとっ」、「ほと」・・・。朝起きて、目が覚めぬうちにコーヒーをドリップで淹れるときに、聞こえてくる心地よい音。最初はゆったり、やがて少しずつ早くなる軽やかなリズム。まどろみの世界から現実の世界へとゆるやかに引き戻してくれる魔法の音楽。その音をそのままお店の名前にしたという『COFFEE potohoto』は、那覇市のディープスポット、栄町市場にあり、沖縄でトップクラスのコーヒーを楽しめる店として親しまれている。
 
 
 
 
 
 
 
より良いものをつくり出そうと技を極め続ける職人とか、いくつかの条件の組み合わせから最適解を導き出そうとする研究者とか、真理を解き明かそうとする敬虔な求道者。そういった肩書きがしっくりきそうなのが、マスターの山田哲史(やまだてつじ)さん。パートナーの山田紗衣(さえ)さんや遠く離れた読谷(よみたん)村から通勤してくる安里成太(あさと・しげた)さんと一緒に、小さいけれど、沖縄のスペシャルティコーヒーの世界になくてはならないないこのお店を2006年から営んでいる。
 
 
 
 
 
 
今日、最初にいただいたのは「スペイン風アイスエスプレッソ」。和歌山のこだわりの農家が農薬を使わずに育てたレモンをスプーンで押しつぶすように果汁を絞り出し、コーヒーと合わせて飲むのだという。いままでにない初めての体験は、想像していた以上のものだった。
 
 
 
 
 
 
スペインのバレンシア地方の飲み方だというが、沖縄の長い夏にもぴったり。すっきりとした爽やかなレモンの風味が、エスプレッソで抽出したコーヒーと絡み合ってなんとも言えない味覚の世界を醸し出していた。
 
 
 
この店はアイスコーヒーを美味しく飲める店として、観光客にも人気があると聞いたことがあるが、コーヒーの芯にあるおいしさをアイスでいかに味わえるか、試行錯誤を続けている様子があらためてうかがえた気がする。
 

 
 
 
 「酸の質」「アフターテイスト」「バランス」がコーヒーのおいしさを決める要素だという山田さん。はじめはドリップで淹れていたというが、その後フレンチプレスの魅力を知り、最近ではエスプレッソにはまっているそうだ。一般的なカフェではオートマチック設定のエスプレッソが主流だが、potohotoでは、チンバリのマシーンを使ってマニュアルで淹れている。
 
 
 
 
 
 
スペシャルティコーヒーだからこその華やかさ、ほのかな甘み、なめらかでクリーミーな口当たり、そしてフルーツや草花、ハーブやカカオを思わせる香りなど、産地や生産者によってひとつずつ違う豆の個性。そういったコーヒーが持つ価値をわずか20秒程度の一瞬で引き出すには相当な技術が必要とされる。
 

 
 
 
 
「オートマチックは豆の持ち味を100点とすると60~70点くらいを引き出せるように設定してあるんですよ。でも、コーヒーは栽培方法、輸送方法、保存状態、天候、焙煎の仕方などいろんな条件が影響する繊細な飲み物。だから、最適な条件を見つけてそれをクリアできるかどうかで味わいが変わってくるんです。針の穴を通すように難しい作業ですけど、狙った穴にピタリとはまったときの感動はただものではない。『おいしさの芯』を上手に引き出せるのがエスプレッソなんです」と語る山田さん。
 

 
 
 
実際に味わってみると、今までの経験でできあがっていた「エスプレッソはどこで飲んでも変わらない」という固定観念が、一瞬にして崩れ去っていった。この驚きはpotohotoで初めてフレンチプレスで淹れたコーヒーを飲んだ時に覚えた感動を凌ぐもの。けれども味覚は人によって異なるわけだし、どんなコーヒーを飲んだらいいかは人ぞれぞれ。といことで、オススメのコーヒーを幾つか聞いてみることにした。
 
 
 
 
 
 
コーヒーがどちらかといえば苦手で普段は飲まないという人には、浅煎りのスペシャルティコーヒーの華やいだ魅力をゆっくりじっくり引き出してくれるフレンチプレス。コーヒーをほぼ毎日飲んでいるという人には、口当たりの良いクリーミーさが普段飲んでいるコーヒーとは明らかに違う印象を与えてくれるカプチーノ。そして、自称、コーヒー通の方には、豆の状態と焙煎と抽出方法がぴったり重なった時に出会う感動がプロにも「コーヒーをやっていてよかった」と思わせるほどの強烈なパンチ力を持つエスプレッソ。山田さんがぜひ飲んでみてほしいと推薦してくれたのは3つのコーヒーたちだった。
 

 
 
 
そうそう、こだわりのコーヒーと一緒に味わってほしいのが、こちらのクリームサンドクロワッサン。和歌山のレモンを砂糖漬けにしたレモンピールと、クロワッサンの切れ目に塗ったレモンシロップがホイップクリームのほんのりした甘さを引き立てている。デザート的なパンは季節に応じて入れ替わるので、その時々のおいしさを楽んでみるのもいいかもしれない。
 
 
 
「いいものはそれにふさわしい価値が見出されるべきだし、相応の対価が支払われるべきだ」が持論の山田さんは、いいものをみんなで支えていける社会にゆっくりでもいいから近づけたいと願っているそうだ。
 

 
 
 
 
「コーヒーをカルチャーに」をキーフレーズに、コーヒーを楽しむことをライフスタイルの一つのあり方として考えてもらえたらと、いくつかの取り組みを始めてもいる。その一つが この秋開催される『okinawa COFFEE festival』。県内のコーヒーロースターやこだわりの食の店が集まるほか、『A FILM ABOUT COFFEE』の上映、ワークショップやセミナーなど、いろいろな角度からコーヒーや食を味わい、ライフスタイルを考えるユニークなイベントに積極的に関わっている。沖縄にお立ち寄りの際はぜひ、訪ねてみてはいかがだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
COFFEE potofoto  
 
住所/沖縄県那覇市安里388-1栄町市場内
 
電話/098-886-3095
 
営業時間/10:00~18:00(月~木) 10:00~19:00(金・土)
 
定休日/日曜日
 
Webサイト/http://www.potohoto.jp
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
 
 
 
《那覇市内にあるおすすめの珈琲屋》
 
 
 
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