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自家焙煎の珈琲と島豆腐のおからを使った自家製の焼きドーナツ。小高い丘の上にできた訪ねてみたくなる珈琲店【ニンギン商店(宮古島)】

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ニンギン商店。ちょっと変わった名前の小さな珈琲店が10月29日土曜日、宮古島(みやこじま)にオープンします。ニンギンとは宮古島の言葉で人間のこと。人間味あふれるオーナーの高江洲てるゆき(たかえす・てるゆき)さんが焙煎したコーヒー豆を目の前で粉に挽いて、ていねいにハンドドリップして出してくれます。
 
 
開店に向け用意しているコーヒー豆はエチオピア、コロンビア、タンザニアの3種類。エチオピアは中深煎り、コロンビアはやや深煎り、タンザニアはカフェオレ用に深煎りで仕上げているとのこと。
 
 
 
コーヒーのほか、島豆腐のおからを使った自家製の「焼きドーナッツ」もおすすめです。また、宮古島産の無農薬シークァワーサーやレモンなど季節の果物を使った自家製の飲み物などを楽しめます。それぞれ、お義父さんが飼っているミツバチが宮古島でせっせと集めた蜂蜜を使っているそうです。どんな味がするか楽しみですね。
 
 
 
10年ほど沖縄本島で出版関係の仕事をしていたてるゆきさんは、30歳になったとき、生まれ故郷の宮古島にUターン。東京で打楽器奏者として活躍したあと同じように島に帰ってきた由樹子(ゆきこ)さんと知り合って間もなく結婚。由樹子さんが背中を押して描き始めたイラストは知る人ぞ知る存在に。発達障害とされる子どもたちと学校の間に立つソーシャルワーカーとして働きながらコーヒーの世界にやがて引き込まれていったそうです。
 
 
 
コーヒーとの出会いは、宮古島で人気の「モジャのパン屋」。「手回し式の焙煎機でローストされた深煎りコーヒーを飲んだ時の感動は今でもハッキリ覚えています。それからすっかりコーヒーにはまってしまって、手回しの焙煎機を購入して、毎週末早朝から焙煎するようになりました」と顔をほころばせて原点を振り返るてるゆきさん。
 
 
 
「一杯の珈琲を来る日も来る日も丁寧に淹れて、たくさんの人を幸せな気持ちにしたい。何気なく流れているひとときを、素の自分に戻ったり、アートや音楽について語りあったり、ぼんやりしたり。人と人、地元の人と観光に来た人がつながる場所にもなったらいい。“おじい”になるまでこの道で修行を続けていきたいと思うようになりました」。由樹子さんに再び背中を押され、珈琲店の開業を決心するまでにそう時間はかからなかったのだそう。
 
 
 
ごちそうになったコーヒーは、苦みも、酸味も、甘みも柔らかで、やさしい感じのする味でした。小高い丘の上にあるニンギン商店にはちょうど、由樹子さんが参加していた音楽グループの耳触りのいい曲が流れていました。母屋の庭から差し込む日の光にほんのり照らされ、向かいにある大きな公園からそよ風に乗って聞こえてくる子どもたちの声を聞いていると、何気ない昼下がりが、小さな幸せの一つに思えてきました。
 
 
ペンションを切り盛りしながら、毎日のように海へ出かけて漁をするお父さんの背中に「自分らしく生きている人」のうしろ姿を見たというてるゆきさん。それもまた、ニンギン商店の開業を決めたきっかけの一つだそうです。「この場所を訪れる誰もが、自分らしくあれるように」。ちょっぴり照れ屋のてるゆきさんのそんな思いが伝わってくる居心地のよい場所でした。
 
 
住所/沖縄県宮古島市平良字久貝887-1
営業時間/11:00~17:00
定休日/日曜・月曜
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《宮古島に行ったら訪ねてみたいお店》
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

ソリッドな素材から温もりのある世界を生み出す『LITTAI METAL WORKS』【後編】

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『ソリッドな素材から温もりのある世界を生み出す『LITTAI METAL WORKS』【前編】』で紹介させていただいたLITTAI METAL WORKSの代表的なプロダクトがこちらのブックシェルフ。

 

 

 

鉄やステンレス、アルミニウムといった無機質な金属素材をインダストリアルでぬくもりが感じられるものに仕上げるLITTAI METAL WORKSの仲地研二(なかち・けんじ)さん。アートの世界で身につけてきた感性とアルティザン(職人)としての技術が合わさることでなんとも言えない世界観が形になっている。

 

 

「素材感がきわだっていて、デザインでごまかしてない」。ある写真家がそのように評するブックッシェルフは、装飾性をぎりぎりまで排除した、ミニマリズムの極み。デザイン性の高いプロダクトが世界中から集められているMOMA(ニューヨーク近代美術館)に展示されてもおかしくない完成度だ。

 

ブックシェルフを使ってインスタレーションを即興で制作中の仲地さん

 

宇宙から来た生物の骨格標本のようにも見える作品が数分で完成

 

フレームは直径13mmの鉄の棒、本が倒れないように支えるウエイトの丸鋼も一般的に使用されている規格鋼材だという。鋼材を組み合わせて形にしていくのも楽しい」と笑顔で語る仲地さん。その仕事ぶりは、いま、ここで手に入る素材で最高のものをつくり出すスローフードの料理人のようだ。

 

 

「この製品のいちばんの味わいは質感なんです」と仲地さん。「シンプルだからこそ、『これだ!』と言えるにたどり着くまでに、試行錯誤を繰り返しましたよ。簡易金型も何個か作り、用意しました」。そして、底辺の部分の角度やアールの大きさを何度も変えて試してみたという。


 

れだけでなく、艶の残しかたなど、素地に近づくようにこだわったのだそうだ。はじめは既製品のようにきれいに仕上げていたという接合部分も、よく見ると手仕事の痕跡が感じられるように、意図的にラフに仕上げてある。カーブしている角っこは黒皮が剥離して、味わい深い。加工に使っているのは1980年代に製造された油圧式のプレス機。角度の大きさは圧力のかけかたで変えることができる。

 

 

当初はインスタレーションとしてつくったというこのブックスタンドも、商品化されて6年ほどが経つ。ごくたまに、遊び心が甦ったりすると、積み重ねて造形作品づくりに興じたりもするらしい。本を収めるという本来の使い道以外にも、アイデアしだいで意外な用途が見つかるかもしれない。

 

 

「たとえば、手すりやドアノブもたくさんの人の手に触れることによって磨き込まれていくじゃないですか。時間の経過で変化してく表情もたまらないんですよ」と目を細めて語る仲地さん。

 

 

 

仕事に使っている旋盤やボール盤といった加工機械も昭和30年代に製造された年代もの。機械には違いないがどことなく人の体温が感じられる。それは仲地さんがつくりだすプロダクトにも同じように感じられるあたたかみのようなものだ。鉄は、鉄らしく。本来持っている魅力やあるべき姿を模索し続ける仲地さん。ブックスタンド以外にもコートハンバーやフック、棚受けなど、実用的でありながらも、時間の経過で表情を変える不思議な魅力を持った製品をつくり続けている。

 

LITTAI METAL WORKS

住所/沖縄県宜野湾市赤道1-5-26

電話/098-893-8218

営業時間/9:00~18:00

定休日/日曜

LITTAI METAL WORKSのブックシェルフなどは以下の店舗でも購入できます。

FUNNYQ DESIGN

MIX life-style

 

沖縄CLIPフォトライター 福田展也

 

《沖縄で楽しむアートとデザイン》

呼吸する彫刻、体温を持つ物体。アートユニット与太郎【前編】

ミッドセンチュリーモダンの面影を今に伝える沖縄のランドマーク『Rycom Anthropology(沖縄市)』

沖縄を代表するクリエイティブユニットが、ユニークなデザイン雑貨ショップをプロデュース!【アトロンSHOP(沖縄市)】

 

 

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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

「こんなに楽しかったんだ!」と目から鱗。沖縄の舞台芸能の魅力を60分に濃縮した“Ship of the Ryukyu”【PR】

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地域の誰もが芸能人。優れた歌い手、華麗な踊り手、流暢な語り手が身の回りに普通にいるのが沖縄です。日常に自然に溶け込む伝統芸能。その魅力を観光に来たみなさんにも、もっと気軽に味わってもらえるように創り出されたのが、伝統芸能の魅力をギュッと濃縮した舞台「Ship of the Ryukyu」です。
 
 
“琉球の船”というネーミングに「琉球が誇る芸能文化を船に乗せ、世界中に奔(はし)らせよう」という願いが込められていることからもわかるように、Ship of the Ryukyuは沖縄の伝統芸能に関しての予備知識がない人に楽んでもらえるように創り上げられています。
 
 
今回用意された5つの演目はどれも優美で大胆、そしてユーモラスな魅力を誰でも味わえるはず。2時間前後が一般的な伝統芸能の上演時間を、60分というコンパクトな時間に濃縮してありますので、いろいろな観光スポットを巡りたい方や短時間の滞在の方でも楽しみやすくなっています。
 
今回ご紹介する演目は、『ボトルメール』、『五月九月(ぐんぐゎちくんぐゎち)』、『EISA-SPIRIT REQUIOS・王朝伝』、『沖縄燦燦(さんさん)』、『YAESE芸能〜結〜』。順番に写真とともに紹介していきますね。
 
【 ボトルメール 】
 
 
 
「海の向こうにどんな人が住んでるんだろう、どんな国があるんだろう」と好奇心いっぱいな沖縄の人が400年前に海に流した手紙入りの空き瓶が、現在の沖縄に流れ着いたという設定。宮廷芸能、庶民の芸能、八重山の古典音楽、エイサーなど、ありとあらゆる沖縄芸能が凝縮して詰められているお得な芝居です。
 
エジンバラ演劇祭で4つ星、アヴィニオン演劇祭で5つ星など国外でも高評価。劇中にはお囃子に合わせて掛け声と手拍子を習得できる時間もありますので、観客の私たちもいっしょになって楽しめますよ。
 
【 五月九月 】
 
 
 
 
薩摩と中国からの派遣される使節をおもてなしするために、琉球王府に置かれた踊り奉行に関わる士族を主人公にしたドタバタコメディー。沖縄の芸能には惹かれるけれど、「どこか難しそうだし、眠くなりそう」という方も少なくないはず。そういう人たちのためにつくられたようなお芝居です。
 
ハイテンポで展開する物語にぐいぐい引き込まれていくこと間違いなし。喜劇のあちこちに盛り込まれている劇中劇はすべて本格的な伝統芸能の演目で、息を飲む暇もないくらい、多種多様な作品を味わえます。
 
【 EISA-SPIRIT REQUIOS・王朝伝 】
 
 
 
 
沖縄が誇るエイサーをよりダンサブルに刺激的にショーアップした創作エイサーです。振動が体の奥まで突き刺さってくる迫力ある太鼓と、息を飲む激しい動きの演舞で、瞬く間に釘付けになること間違いなし。
 
舞台上で繰り広げられるパフォーマンスは言葉や文化の違いを超えて、観るものを虜にしてしまいます。獅子舞や本土の神楽に欠かせないオロチ(大蛇)が登場したり、大太鼓と小太鼓のエイサーバトルが繰り広げられたりと、ドラマチックな構成で60分はあっという間に過ぎ去っていきます。
 
【 沖縄燦燦 】
 
〈画像提供:エーシーオー沖縄〉
 
〈画像提供:エーシーオー沖縄〉
 
沖縄各地の神歌、労働歌、古典音楽を、現代風のリズムでアレンジしたオリジナルの音楽に合わせ、踊りの所作もスピーディーで表情豊かな形にアレンジされています。
 
演奏は伝統的な三線、太鼓に加えてバイオリンをフィーチャー。沖縄の楽器と西欧の楽器のコラボレーションから生まれる新しいハーモニーが、創作された舞踊を引き立てています。イギリスのエジンバラ演劇祭で5つ星を獲得したというだけあり、今までにない沖縄芸能の可能性を感じさせてくれる作品です。
 
【 YAESE 芸能 ~結~ 】
 
 
 
 
沖縄本島南部の八重瀬(やえせ)町で開催されている季節折々の年中行事で演じられている地域芸能を披露する舞台。例えば、無病息災と五穀豊饒を祈願して神に捧げられる獅子舞や、女性だけの祭祀舞踊として県内の数カ所に伝承されているウフデーク(別の地域ではウスデークと呼ばれています)、勇壮な棒術、汗水節など、地域に根ざした古典芸能をまとめて楽しめます。
 
地域で暮らす人々が演じるどの舞台は温かい手作り感や一所懸命さが伝わってくるだけではありません。眺めていると自分も地域の祭りに参加しているかのような気分を味わえます。一つ一つの完成度が高く、地域の芸能でもこれほどレベルが高いのかとため息が出てきます。
 
人と人、地域と地域、あるいは国と国を繋げ、結びつけるのが芸能に与えられた大きな役割の一つ。かつての沖縄が小さな島国でありながらも独立した国家として繁栄してこられた理由の一つは、沖縄の人が長い間培い、受け継いできた芸能の力だと考えられています。異文化を取り入れながらもオリジナルなものへと昇華させてきた沖縄の包容力と創造力。5つの舞台を通じてぜひ、ご堪能ください。
 
 
■お問い合わせ先
 
<演目>
○ボトルメール 
○五月九月
○EISA SPIRIT  REQUIOS・王朝伝
○沖縄燦燦
○YAESE 芸能 ~結~
 
公益財団法人 沖縄県文化振興会
住所/沖縄県那覇市字小禄1831-1 沖縄産業支援センター6階 605
電話/098-987-0926(土日・祝祭日を除く平日9時~17時)、070-2839-4738
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

『神の島・久高島がよく見える絶景撮影スポット!』

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沖縄南部に“神の島”と称される島があります。それは、久高島(くだかじま)。かつて琉球を開闢したアマミキヨ神が降り立ったとされる島で、島全体が聖なる地。石ひとつ持ち出すことが禁止されています。その久高島には、南城市知念(なんじょうしちねん)の安座真港(あざまこう)からフェリーで約30分で行く ことができ、決して遠くはない距離にあるのですが、上記の理由から、少し勉強してからではないと島に行ってはいけないのかな? とか、気持ちが整わないと渡れないような、どこか気高い尊さを感じることができる“遥かなる島”です。また、秋から冬にかけての季節は北風が強く吹き、定期船が欠航することもある ので、島に渡れないときもあるかもしれません。しかし眺めることはいつでもできます。せっかく眺めるなら、そして、久高島を背景に写真を撮るなら、確実に素敵に写すことができる絶景ポイントをご紹介したいと思います。


 

まずもっとも人気のスポットは、ニライカナイ橋。橋をドライブしながら目の前に広がる海に感動するのですが、観賞ポイントは橋の上にある小高い丘。そこからの眺望が絶対オススメです。高台から眺められるので、左手の海上に見える久高島が、少し立体的に見えるのです。


 

同じく高台からの眺めが良い大人気の絶景スポットは、カフェくるくま(住所:沖縄県南城市知念字知念1190)のテラス席からの眺め。左手の奥のほうに久高島、その隣りにはコマカ島も見えるほか、珊瑚礁のリーフと青いグラデーションの海が織りなす光景にうっとりすることでしょう。

 

 

久高島にもっとも近い場所から眺めたいなら、知念岬公園が一番。駐車場からすぐ目の前に広がる光景がこちら。天候の良い日には、ときどきパラグライダーが飛んでいたり、とても気持ちの良い場所です。また、歩い て1~2分のところに道の駅「がんじゅう駅・南城」があり、その海側の展望台からも久高島が見えます。こちらも人気の記念撮影スポットです。

 

 

知念岬は昼間だけでなく、朝方や陽が暮れてからもオススメです。というのも、本島から眺める久高島は東側にあるので、朝陽の光線を浴びる光景が美しかったり、満月の光で浮かび上がる“月の道”に照らされたり、とても神々しい姿をみせてくれます。

 

 

また、世界遺産・斎場御嶽(せーふぁうたき)からの眺めも、とても神々しさがあります。斎場御嶽はアマミキヨ神が作ったといわれる聖地です。かつては男性厳禁の聖域で、琉球王府が認めた限られた人物 や神職の者しか入ることが許されなかった領域でした。今なお、沖縄の重要な聖地であります。斎場御嶽の三庫理(さんぐーい)を通り抜け、左手の海側に、 ちょうど久高島を眺めることができます。

 

 

そして、とっておきの眺望スポットは、聖地・テダ御川(てぃだうっかー/住所:沖縄県南城市知念知名)の駐車場からの眺め。この駐車場は近年整備されたばかりの新しい場所なので、穴場ともいえます。車をまっすぐに停めると、真正面に海。駐車場から海までの高さはそれほど高くないので、すぐ目の前に海がありま す。波の向こう側には久高島が見え、とくにオススメの時間帯は朝方。朝陽が昇ってから、しばらく美しい光景を見ることができます。
 
今回、定番の場所からとっておきのスポットまで惜しみなく皆さんにご紹介させていただきました。そのほかにも、あなたしか知らないオススメの場所があったら、ぜひおしえてもらえたら嬉しいです。

 

 

※久高島の関連展示:
『~海を旅するいのちの力~ 久高島のイラブー(海蛇)展』
住所:沖縄県南城市知念久手堅541 がんじゅう駅・南城
期間:2016年10月29日(土)~11月6日(日)10時~17時
(イラブー汁の販売については11月3日(木)~11月5日(土)です)
入場料金:300円(中学生以下無料)

 

・関連記事:
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

アラハビーチまで徒歩1分! 朝7時から開いている北谷のパン屋さん『MAYBE BAKERY』

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「たぶんパン屋って、どういうこと?」
 
沖縄県の中部、北谷(ちゃたん)にお店を構える『MAYBE BAKERY(メイビーベーカリー)』に私が興味を持ったのは、このちょっと変わった店名がキッカケでした。
 
 
「正真正銘のパン屋ですが、来てくださるお客様がパンだけではなく、いろんなことと繋がっていったらいいなという気持ちから名付けました。それは人と人の繋がりだったり、お店で販売しているハンドメイド雑貨だったり、あるいは店内に置いてある植物であったり。こういうモノたちにパンが埋もれてしまって“この店は、たぶんパン屋だろう”という感じになっても構わないと思っていて(笑)」と話してくれたのは、オーナーの大澤 正之(おおさわ まさゆ き)さん。 
 
 
「自分が楽しめなければお客様を喜ばすことは出来ないと思っています。なので、申し訳ないのですが、お客様のペースではなく、自分のペースで本当に好きなパンだけを焼いています。東京だとそれが難しいけれど、ゆったりとした時間が流れる沖縄ではマイペースでパンが焼けると思ったんです」。東京出身の大澤さんが沖縄に移住し、独立した理由をこのように話してくれました。
 
 
MAYBE BAKERYのオープンは2012年の10月。実はそれまで独立意欲は全くなかったのだと言います。
 
 
デンマークのデニッシュペストリーが好きで、パンの道に進むことを決意したという大澤さん。MAYBE BAKERYには、大澤さんの原点であるデニッシュ系のパンがずらりと並びます。
 
 
食の信頼が問われることの多い最近は食材の産地を訊かれることも多いのだそう。パン作りにはお客様に自信を持って答えられる食材のみを使い、菓子パンやお総菜パン用のカスタードクリームやチョコレート、トマトソース、バジルソースなどはすべて自家製です。
 
 
 
20種類ほど並ぶパンの中でも特に人気があるのは、生地に全粒粉を加えたクロワッサンやショコラクロワッサン、甘い生地に自家製シナモンクリー ムを巻いて焼き上げたシナモンロール。特にバターが香るふわふわでしっとりのシナモンロールは、店頭に並べるとあっという間に完売してしまうほど。
 
 
お総菜系では、県産のポークウインナーに自家製トマトソースとカレーチーズソースをのせたカリーブルストが人気だそうです。
 
 
「粉の香りがしっかりと感じられるパンが好きなんです」という大澤さん。バゲットは長時間発酵させた生地を高温で焼き上げ、外皮はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感が楽しめます。口に入れた瞬間に小麦の風味が広がり、噛みしめるほどに旨みが強くなるバゲットは、普段バターやオリーブオイ ルをつける方も、まずは何も付けずに召し上がってみてください。
 
 
ロッゲンミッシュブロート(ライ麦パン)にハンダマやニンジン、カボチャ、ゴーダチーズ、グリーンカールなどをサンドした「ベジタブルサンド」は、繊維とミネラルが豊富に含まれており、健康意識の高い人たちからも好評だとか。
 
 
取材中にもどんどんと売れていくパンたち。「お目当てのパンが完売してしまったらどうしよう?」と気が気ではなかったのは、ここだけの話 (笑)。店内は小ぢんまりとしていますが、並べられているパンはどれも美味しそうで目移り必至です。たくさんの中から選ぶ楽しみは、とても贅沢な時間で すね。
 
 
朝7:00からオープンしているMAYBE BAKERY。店内にはイートインスペースもあり、ここでモーニングをしてから出勤をする方や、休日には家族で訪れて過ごす方も多いそうです。中には朝とお昼、1日2回利用する方もいらっしゃるとか!
 
 
また、徒歩圏内にはウォーキング・ジョギングコースとしても人気のアラハビーチが。海風を感じながら購入したパンを楽しむのもおすすめです。朝ランニング(またはウォーキング)をしてからゆっくりモーニング…というコースも良いかもしれませんね。
 
 
MAYBE BAKERY(メイビーベーカリー)
住所/沖縄県北谷町北谷2-18-6
電話/098-911-6923
営業時間/7:00~18:00
定休日/毎週水曜日・第2、4木曜日
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko
 
 
▼沖縄のパン屋さん
 
 
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〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

沖縄行き往復航空券が当たる♪ フォトコンテストキャンペーン開催中!

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1. テーマ
「本当は教えたくない、とっておきの沖縄」
 
2.応募期間
2016年11月1日~2017年2月28日
 
3.景品
<最優秀賞> 1名様
 沖縄CLIP フォトライターと巡るフォトツアー(沖縄往復航空券付き)
 
<優秀賞> 1名様
 沖縄往復航空券
 
<佳作> 5名様
 石垣牛ステーキセット
 
<入選> 3名様
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※沖縄往復航空券については、着地先は沖縄県内限定となります。
※「最優秀賞」の 沖縄CLIPフォトライターと巡るフォトツアーは、5~6時間/1日程度を予定しております。
 
【募集要項】
以下の内容を必ずご確認いただき、予めご了解いただいた上でご応募ください。
(1)写真は必ず沖縄県内で撮影されたものでご応募ください。
(2)幅851ピクセル、高さ315 ピクセル以上、容量は5Mb以下のJPGもしくはPNG形式ファイルでお送りください。(PNGのほうが、より綺麗に掲載されます)
(3)応募の際は、Facebookアカウントが必須となります。もしお持ちでない場合は、応募に参加することができません。予めご了承ください。
(4)投稿ネーム、撮影場所、撮影時期、撮影に関する一言コメントを記載してください。(場所や時期は分かる範囲で結構です)
(5)投稿ネームは必ず記載してください。(本名でもニックネームでも結構です) 記載のない場合はサイトなどでの掲載の際、投稿者のFacebookアカウント名を使用致します。
(6)投稿ネームの内容にかかわらず、投稿者の氏名(Facebookアカウント名)やプロフィール写真は、沖縄CLIP Facebookページやサイト上などで公開される可能性があります。
(7)1回の応募について、1つの写真で投稿してください。(応募回数に特に制限はありません)
(8)投稿内容について、編集部で一部内容を編集したり、写真を加工(トリミングなど)させていただくことがあります。
(9)応募写真については、必ず第三者の著作権や肖像権などの権利を侵害していないことを約束していただきます。
(10)応募写真や審査方法および利用方法、利用場所、利用期間などについては沖縄CLIPに一任し、それを無償で許可をいただくことをご了承ください。
(11)沖縄CLIP Facebookページに投稿されたお写真の削除や取り消しのご依頼については、個別に沖縄CLIP Facebookページのメッセージにてご連絡ください。ご相談の上、可能な範囲で対応させていただきます。
(11)その他、この企画へのご参加に際しては沖縄CLIPの利用規約を必ずご確認いただき、その内容に従ってご投稿ください。
 
 
【 応募はこちらから 】 → http://okinawaclip.com/ja/photoform
 
 

『ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄』のクラブラウンジで至高のカクテルタイムを【PR】

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ホテル滞在は旅の大事な一部分。寝るだけではもったいないですよね。いつもとは違う旅の楽しみ方のひとつとして、たまには自分へのご褒美に、王道の外資系ホテルで特別な時間を過ごしてみたい。でも、中部のリゾートホテルまでは少し遠いし、那覇あたりにあると便利なのに…と思ったことはありませんか?
 
 
そんな方にオススメなのが、那覇市国際通りの中心地からすぐのところにある外資系ホテル『ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄』。周辺には、壺屋やちむん通りや那覇市牧志公設市場、桜坂や竜宮通りなどの飲み屋街もあり、新旧の那覇の魅力が交わる街のセンターポジションにそびえ立っています。ディープな沖縄を楽しみながら、ラグジュアリーなホテルステイが楽しめるのです。
 
 
ラグジュアリー感あふれるホテルで、もっと贅沢に過ごしたい!という方にピッタリなのが、最上階(18階)にあるクラブラウンジ。このドアの向こう側にはどんな特別なおもてなしがあるのでしょうか。
 
 
重厚感のある扉を開けると、おしゃれで高級感漂うラウンジがあり、コンシェルジュがお出迎え。そう、ここは高階層の客室「クラブフロア」に滞在のゲスト専用のラウンジなのです。チェックインやチェックアウトも、このラウンジで座ってゆったりと行うことができます。またコンシェルジュがこのフロアに常駐していることで、旅の手配もとてもスムーズ。レンタカーの予約や、周辺オススメスポットの紹介など、旅行にまつわる、あらゆるリクエストをコンシェルジュが叶えてくれます。
 
 
最上階からの景色は圧巻の一言。緑あふれる城下町・首里や、発展著しいおもろまちエリアを一望でき、何度も沖縄に足を運んでいる方でも、新たな那覇の姿を発見できるはずです。
 
 
そして注目なのは、専用のクラブラウンジでチェックインを済ませた後、サービスとして軽食を無料でいただけること。夕方17:00〜19:00までは、カクテルタイムとしてスパークリングワインを含むアルコールやドリンク、オードブルをいただけるので、夜の国際通りへ繰り出す前に、小腹を満たすことができます。さらに、朝食も無料で提供(7:00〜10:00まで)しているそう。
 
 
軽食とはいえ、ハイアットの料理ですから味は極上。世界各国から宿泊されるお客様を納得させる、国内外の食材を使った上質な料理やデザートがふるまわれます。
 
 
なかでもおすすめは、ローストビーフ。シェフが注文を受けてからカービングするので、フレッシュな状態で提供してもらえます。上質なローストビーフをカクテルタイムで楽しめるホテルはとても珍しいとのこと。クラブラウンジを利用するなら、外すことのできない一品です。
 
 
肝心の味のほうは、とても柔らかくて美味! 何枚でも食べられそうです。そして何より、このローストビーフにしても、ビュッフェ台のお料理にしても、盛りつけや彩りなど、ビジュアルを大事にしているところが、女性からの評価も高いのだとか。味覚だけでなく、視覚でも楽しめるのがハイアットのカクテルタイムなのです。
 
 
そしてドリンクの種類もビール、スパークリングワイン、赤ワイン、白ワインなどとても豊富。最上階からの素晴らしい眺めを満喫しながらの一杯は、おいしさもひときわ違います。
 
 
夜はまた雰囲気ががらりと変わって、那覇の街中だからこその美しい夜景が広がります。平和通りのアーケード街を真上から眺めることができるテラス席も魅力的。新たな那覇の魅力を発見できる、大人の隠れ家のような空間です。観光客の方に限らず、ぜひ地元の方も、この特別な気分を味わってみませんか。
 
 
ハイアットリージェンシー 那覇 沖縄 
住所/沖縄県那覇市牧志3-6-20
電話/098-866-8888
駐車場/あり
クラブフロア宿泊料金/お一人様 14,000円~
 
 
◎関連リンク
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
 
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
 
〜もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP〜

 

ほんの少量で激辛! 辛いもの好きにはたまらない島唐辛子で作ったおすすめ土産「やんばるヒリヒリ」

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島唐辛子を知っていますか? 沖縄に来たことがある方なら、きっとわかるはず。沖縄そば屋で必ず目にする激辛調味料、「コーレーグース」に使われている小さな唐辛子です。

島唐辛子という名のとおり沖縄県産の唐辛子で、在来種は数種類ありますが、写真は小ぶりでぷっくりとした「やんばる産」のもの。

 

 

畑ではこんな風に、先っぽを太陽に向けて成長していきます。

 

 

その島唐辛子を使って作られた一味唐辛子があるんです。その名も「やんばるヒリヒリ」。

 

 

これがもう、ほんっとに辛いっ!!! パンチのあるキレッキレの辛みで、初めて使ったときに一般的な一味唐辛子のように、パパッとそこそこ豪快にかけたら、食べてびっくり。

その名のとおり、口の中がヒリヒリし、あっという間にノックアウト。ひーひー言いながら、ようやく商品名の意味を理解したのでした。

なぜ、これほどまでに辛いのか? しかも、風味もよくて色合いもきれい。その秘密はていねいな作り方にありました。

 

 

使用される島唐辛子は農薬不使用。収穫したその日に契約農家から運ばれてきて3日以内に商品にする。ここがまず第一のこだわりです。収穫後はイオン水でしっかり洗い、低温乾燥。ずらっと広げて、大きな乾燥機で約1日半かけてじっくりと乾かします。

 

 

高温高速で乾かさないのは、唐辛子の豊かな風味を残すため。低温でじっくり乾かしたものとはまるで風味が違うそう。

 

 

次にへたをひとつひとつ手作業で取り、最後に粉砕器でさらさらの粉末に。

さて、ここで辛さの秘密に気づかれた方がいるかもしれません。激辛の秘密、それは・・・・・・

 

 

そう、種ごと粉砕しているんです!(こりゃー辛いわけです)

 

 

そして一般的な一味唐辛子より、やわらかな色。どちらかというとオレンジに近い赤なのも、黄色っぽい種ごと粉砕しているからだそう。夕焼け空のような美しい色合いも、やんばるヒリヒリならではです。

 

 

やんばるヒリヒリは、島唐辛子だけのものと、島唐辛子にシークヮーサーを加えた2種類の味があります。シークヮーサーも、写真のように低温乾燥してから 皮、実、種まですべて粉砕したのち、島唐辛子に混ぜます。シークヮーサー入りは、さわやかな柑橘系の香りが広がる、より南国テイストの味わいです。

 

 

麺類にかけるのはもちろん、豚汁などの汁ものや煮もの、丼ぶり、ピザ、たれやドレッシングにまで、幅広く使えるやんばるヒリヒリ。500~600円という プチプライスに加えて、小さくて軽いからお土産にぴったり。辛いもの好きのあの人へ、沖縄ならではのパンチのある唐辛子はいかがでしょう。

くれぐれも、ふりかけるときには、少量から試してみてくださいね。

 

お問い合わせ
ネクストステージ沖縄合同会社
電話/0980-52-5488
http://ns-okinawa.com/

 

◆やんばるヒリヒリを購入できる店◆
〇わしたショップ国際通り店
住所/沖縄県那覇市久茂地3-2-22 JAドリーム館1F
電話/098-864-0555
時間/10時~22時
定休日/無休
https://www.washita.co.jp/info/shop/honten/

 

〇大城屋(牧志公設市場内)
住所/沖縄県那覇市松尾2-10-1 牧志公設市場1F
電話/098-863-7270
時間/8時~20時
定休日/第4日曜日

 

〇道の駅「許田」やんばる物産センター
住所/沖縄県名護市許田17-1
電話/0980-54-0880
時間/8時30分~19時
定休日/無休
http://www.yanbaru-b.co.jp/

沖縄CLIPフォトライター 小野暁子
 

 

◆ネクストステージ沖縄合同会社の他のおすすめ商品
貴重なやんばる産の落花生を使用!「ピーナッツペースト」
いつも手軽にパパイヤを食べられる!「パパイヤしりしり」
 

まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。


 

~もっと沖縄を好きになる。沖縄CLIP~


空手のメッカ沖縄を訪れる世界の空手家たちが夜な夜な集う不思議なバー【DOJO BAR(那覇市) 】

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貿易国家だったという過去や、基地文化の影響から国際色が豊かな沖縄。どちらかといえば、沖縄市や北谷町(ちゃたんちょう)など中部地区が国際的な雰囲気を楽しめるエリアとしてしられているが、那覇市にも夜な夜な外国からの旅行者や沖縄に住む外国人が集まってくる場所がある。新都心と国際通りの中間にある『DOJO BAR』。イギリス出身の空手家が経営するインターナショナルなバーだ。

 

 

店名も店構えも、どことなく怖い感じがするが、ドアを開けてお店に入ると先入観は見事に打ち砕かれるだろう。オーナーのジェームス・パンキュビッチさんが大切にしているのは“feeling of laid  back”、リラックス してくつろげる空気感。ジェームスさんも、スタッフも、いたってフレンドリー。イギリスの本場のパブのように、気さくさでリラックスできるナイトタイムを楽しめるはず。

 

 

おまけにお客さんも、地元客、旅行客、沖縄在住の外国籍の人と多種多様。空手家が怖い存在だと言うつもりはないが、英語をブラッシュアップしたい人、異文化に触れたい人など空手家以外のお客さんにもリピーターが多いのだという。

 

 

オススメのメニューはオリジナルのピザと本場イギリスのフィッシュ&チップス。ピザは毎日手ごねをした生地を丁寧に焼きあげている。ギリシャ風のピザからハラペーニョを使ったピリ辛のピザまでバリエーション豊富。

 

 

フィッシュ&チップスといえばカリッと揚げられた衣がポイント。DOJO BAR の場合、ビールを使って、表面はカリッと、中はふわふわのフリッター生地が自慢。本場イギリスのソウルフードだけに、ジェームスさんも手を抜くわけにはいかない。いつ行っても、おいしい状態で出してくれるのが嬉しい限りだ。

 

 

空手の発祥の地沖縄で、「道場」を名乗って営業しているだけあって、お店には伝説的な空手家が愛用していた空手着、現役で活躍中の空手家のサイン、古武道の武具など空手に関する展示物がところ狭しと展示されている。それだけではなく空手や古武道、さらには世界のマーシャルアーツ(格闘技)に造詣が深いジェームスさんの頭の中には様々な情報が蓄えられている。海外から来た空手家にも「ここはまさに空手博物館だ!」と好評でクチコミで海外から訪れるお客さんが増えているそうだ。

 

 

たまたまこの店にやって来た旅行客から「沖縄の伝統文化に触れてみたい」と相談さ れると、県内の空手道場を紹介することもあるというジェームスさん。18歳で空手を始める前は、カンフー映画やサムライ映画が大好き。高校生の頃には宮本武蔵の『五輪書』を読んでいたというから驚きだ。そんなジェームスさんに空手の魅力について聞いてみた。

 

 

「空手の基本は力強さとしなやかさのメリハリ、固執しないで無心になること。そうすることで状況に対して素早く的確に対応できるんです。沖縄は日本や中国という大きな国に囲まれながらも存在をうまく保ってきましたよね。そして、オリジナルな文化を損なうことなく継承してきています。それができたのは空手の基本と同じ剛柔のメリハリと物事に固執しない柔軟性があったからだと思うんです」

 

返ってきたのは沖縄生まれの人以上に沖縄のことを理解し愛していることが伝わってくる言葉だった。さらに沖縄礼讃の言葉が続く。

 

 

「島の生活っていいですよね。海から吹く風、海の近くの暮らし、ウミンチュ(海の人)。海に近いギリシャにも住んでいたことがあるし、イギリスも島国だからウミンチュは世界中にいますけど、“いい人”が多いですよね。周りの人のことにも気を配っている人、助け合うことを当たり前だと思っている人。外国からのお客さんは見ての通り多いですが、『沖縄はフレンドリーで安全な街だ』って多くの人が口にします」

 

 

空手家の責任は周りの人を守ることだと考えるジェームスさん。「“守る”というこ とは技や腕力を使うことではない」という。安全な状態にいるスキル。争いが起きないような暮らし方をする力。「争いの理由の半分は誰もが持っているエゴなんですよ。争いは突然起きることはないでしょ。たとえば意見の違いとか誤解があって、感情に流されて、乱暴な言葉を使って、というふうに何かの違いが段階的に争いになっていく。その時々の要所でどんな行動を取るかで結果はまったく違ったものになるんです。そのときに必要なのは自分を律する力なんですよ」。

 

感情をコントロールする、エゴを上手になだめてあげる。空手の修練を続けるなかでそういう力が培われてきたのだろう。ジェームスさんの言葉からは知識以上の重みが伝わってくる。それは沖縄の「おじぃ」や「おばぁ」からしばしば感じる強さと優しさが混じりあったものと多分同じ。辛い体験を乗り越えてきたからこそ育まれた慈愛と抱擁の力だろう。

 

住所/沖縄県那覇市安里101

電話/098-911-3601

営業時間/19:00~25:00

定休日/不定休

Webサイト/http://www.dojobarnaha.com

 

沖縄CLIPフォトライター 福田展也

 

《沖縄文化に触れてみる》

空手発祥の地に誕生したあたらしい沖縄土産

帽子になった赤瓦屋根、Tシャツになった沖縄地図。あたらしい沖縄土産

沖縄でぶくぶく茶を体験!琉球の茶道ぶくぶく茶 あけしのの会

 

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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

 

欧米で話題の“グルテンフリー”メニューが揃っている宜野湾のカフェ『Rice beat(ライスビート)』

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世の中には様々な健康法が溢れていますが、最近話題になっている「グルテンフリー健康法」をご存知でしょうか? パンやケーキ、クッキー、シリアル、パスタ、うどん、ラーメン、カレールウ、クリームソースなど、私たちが日常的に口にする多くの食べ物に含まれているグルテン。グルテンは小麦や大麦・ライ麦などに含まれているたんぱく質の一種で、これを控えることで体調が良くなったという人も多く、いま注目されている健康法です。
 

 
そんなグルテンフリーメニューと、肉や魚・乳製品・蜂蜜などの動物性食品を一切使わないヴィーガンメニューがいただけるカフェ『Rice beat(ライスビート)』が宜野湾(ぎのわん)市にあります。
 
 
 
「グルテンフリーにヴィーガン…なんだか敷居が高いなぁ。訪れる人は一体どんな人たちなのだろう?」と思うかもしれませんが、意外にも多くの方が「パン・麺好き」「お肉好き」。
 

 
Rice beatの人気メニューは、茹でた大豆を発酵させた健康食材=テンペや、NASAが「理想の穀物」として評価をしているキノア(キヌア)、小麦粉の代わりに全粒白高きび粉とタピオカ粉、チアシードを使用したパンや野菜が盛りつけられた「Tempe Plate(テンペプレート)」。
 

 
油でサッと揚げて甘辛ダレを塗ったテンペは口当たりが良くホクホク。プチプチとした食感のキノアや、驚くほどもっちりジューシーなパンは「クセになる!」とリピーターが続出。
 

 
「昨日は焼き肉を食べ過ぎたから、今日は消化に優しいものを食べたい」と訪れる人も多いそうで、「週1回グルテンフリー+ヴィーガンメニューで内臓を休めてあげるだけでも、体調に変化を感じる人もいらっしゃいます」と話すのは、オーナーのタミィさん。
 

 タミィさんが以前出版した本、ライスビート
 
実はタミィさんは、惜しくも2015年に閉店してしまったビーガンレストラン「Tamie’s Kitchenで腕を振るっていたあの女性です。「Tamie’s Kitchenの時に“グルテンフリーメニューを増やしてほしい“という要望があったのですが、お店が忙しくて対応できず、ずっと心残りで…」そんな思いもあって、Rice beatではグルテンフリーのメニューを取り入れることにしたのだと言います。
 

 
食事以外のスイーツメニュー(もちろんグルテンフリー・ヴィーガン)も充実。小麦粉や乳製品・卵を使わないケーキやカップケーキは重くなく、食後でもサラリと入ってしまうので、ランチの後にぜひ。こちらは乳製品の代わりに豆乳を、白砂糖の代わりに沖縄の黒糖を使った「チョコレートアイスパフェ」。見た目はボリュームたっぷりですが重くなく、最後の一口までペロリ♪といただける美味しさです。
 

 
「実は気が付いていないだけで、グルテン過敏症・グルテンアレルギーの人は多いんです」とタミィさん。頭痛やアレルギー症状、呼吸器の不調、「なんとなく体調が悪いけれど原因が分からない」と悩んでいた人も、グルテンの摂取を控えることで改善されるケースも多く見ていると言います。
 

 
食材は出来るだけオーガニックの県産・北九州産を使い、調理器具にもこだわります(鉄のフライパンはなんと10代の時から使っているそう!)。安心して美味しく食べられるだけでなく、食べることで体調が整うなんて、まさに一石二鳥ですよね♪
 
「グルテンフリー健康法ってどうなの?」と気になっていた方もいらっしゃると思います。まずは一度、ご自身でその効果を体感してみませんか?
 
 
rice beat(ライスビート)
住所/沖縄県宜野湾市大謝名2-1-13
電話/098-943-7913
営業/水・木曜 11:00~18:00(L.O.17:00)
金・土・日・月 11:00~21:00(L.O.21:00)
定休日/火曜日
HP/http://ricebeat.jp/
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko
 
 
▼ヘルシー志向の方におすすめしたい沖縄の飲食店
カフェこくう。野菜がおいしい丘の上のカフェで、おいしい野菜と絶景を味わう
ON OFF YES NO。食材の深い旨みに、はっと驚くコールドプレスジュース
島豆腐がおいしすぎる食材に大変身。いままでにない大豆カフェ、ソイラボへgo!


 
 
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沖縄の隠れ家的離島、北大東島

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「どこかに隠れ家的な離島ってありませんか?」と聞かれたら、北大東島(きただいとうじま)の名を挙げるだろう。那覇空港から飛行機で1時間15分、泊港からフェリーで15時間、沖縄本島の東へ360kmの場所にある。空から眺めるとオカリナの形をしているロマンチックなこの島は、海の孤島と呼ぶにふさわしい。
 
 
北大東島での楽しみは海釣りとスナック。「太平洋のど真ん中でタンカーから釣り糸を垂らしているような」贅沢さを味わえる釣りと、素朴で朗らかな島の人に混じって島酒とカラオケで夜を明かす小さなスナック。広大な海や星降る夜空と小さな酒場。真反対のサイズ感が否が応でも宇宙の偉大さと人間のちっぽけさを実感させてくれる。
 
 
 
 
 
島の観光スポットはお世辞にも豊富とは言えない。が、おすすめしたいのは「燐鉱石貯蔵庫跡」とその周辺に残る石積み家屋の「遺跡」群、そして「民族資料館」。燐鉱石貯蔵庫跡は大正時代の開拓時代に発見され、1950年頃まで島の中心的な産業として栄えた燐鉱石採掘の名残を今に伝える不思議な雰囲気の場所で、民俗資料館では開拓者の島、北大東島の歴史や文化、自然について短時間で知ることができる。中でも方言の比較に関する展示資料は結構面白い。
 
 
 
最盛期は4,000人まで膨らんだこの島の人口は現在660人。自転車に乗って島を散歩すると、見かけるのは人よりも猫やヤギの方が多かったりする。
 
 
 
見方によっては寂しい島かもしれないが、逆に人が少ないからこそ、そして観光スポットがないことからこそ、北大東島は魅力的なのだと言えるだろう。朝の「出勤」時間帯、正午のお昼ご飯どき、夕方の帰宅時間。それ以外は車がほとんど走っていない島の道を、一人自転車に乗って気ままに走っていると、島を独り占めしている気分がして心地よい。
 
 
 
風になびくサトウキビ畑を横目に見ながら、シャカシャカとペダルを踏む。沿道からは菜の花が黄色い歓声を送ってくれるし、草むらには野良猫が潜んで闖入者を怪訝そうな目で睨んでいたりする。だから、ひとりぼっちな気がしない。
 
 
 
この島はじゃがいもの島としても知られている。基幹産業のさとうきびは連作すると病気になりやすいので、じゃがいもを輪作作物として数年前から栽培を奨励しているのだという。この島のじゃがいもは海風が運ぶミネラルを多く取り入れているので、味が濃い。なおかつ、孤島なので運送費がかかるため、島の外ではなかなかありつけないレアな特産品として脚光を浴びている。実際食べてみたが、塩を振らずにそのまま食べてもしっかりした味がした。北大東島のじゃがいもはなかなか手に入らないが、じゃがいも焼酎「ぽてちゅう」や5つの離島の特産品を集めて作った「おくなわカレー」の原料に使われているのでぜひご賞味あれ。
 
 
島を自転車で走っていると、珍しものに遭遇できるのも魅力の一つ。現役で使われている様子の古いトラクター。よく見ると、戦後のアメリカ統治時代の名残か、知る人ぞ知るマッセイファーガソンの旧車だ。
 
 
 
続いて、こちらは松の木とユニークな配色の家屋の組み合わせ。北大東島は八丈島からの移民が多く、言葉も伝統行事も沖縄の他の地域とは違っているらしい。集落の要所には御嶽(うたき)の代わりに社(やしろ)が建てらいるのも北大東ならではだろう。
 
 
沖縄の隠れ家的離島、北大東島は映画『旅立ちの島唄~十五の春』の主人公の遠距離恋愛の相手が住む島でもある。南大東島と併せてぜひ、海の孤島北大東島の独特の素朴な世界感を味わってみてほしい。
 
 
 
《参考サイト》
北大東村役場
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
《おすすめの離島》
 
 
 
 
 
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~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

久米島の泡盛酒造巡りで、きっと見つかる“お気に入りの一本”【PR】

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沖縄県が誇るお酒、泡盛。県内には47の酒造所があり、リキュールも含めると2,000種類ほどの泡盛があるそうです(2016年9月30日現在:沖縄県酒造組合)。フルーティーで飲みやすいものから、個性が強くずっしりした味わいのものまでテイストは様々。飲み比べをしてみるとそれぞれの違いが楽しめるので、泡盛に興味がある方も、「興味はあるけれど、味の違いがよく分からない」という方もぜひ一度試してほしいお酒です。
 
 
今回紹介するのは久米島(くめじま)にある泡盛酒造所です。キレイで豊富な水資源に恵まれた久米島は、泡盛造りに最適な土地と言われており、島内には2つの酒造所があります。ひとつは泡盛業界最大手の「久米島の久米仙(くめせん)」。もうひとつは家族経営の小さな酒造所「米島(よねしま)酒造」です。
 
 
久米島で一番高い宇江城岳(うえぐすくだけ)の麓に工場を構える創業昭和24年の「久米島の久米仙」は泡盛の生産規模が県内最大級。工場の敷地面積は8,595平方メートルと大変広く、事前予約で試飲も出来ますので、泡盛造りに興味のある方はぜひ訪ねてみてください。
 
 
久米仙では21種類の泡盛を製造・販売しています。久米島で名水と名高い「堂井(ドーガー)」と同じ水系の宇江城山を源流とする、自己水源の湧水を使用した泡盛は、クセが少なく口当たりまろやか。
 
 
35度の3年古酒「球美島(くみしま)」は久米島でしか手に入らない代物なので、お土産にもぴったりですね。
 
 
最近若い女性の間で人気があるのは泡盛リキュール。なかでも県産のシークヮーサーをふんだんに使用した「泡盛仕込みシークヮーサー」と、ペースト状にした梅の果肉をブレンドした「あらごし琉美の梅酒」は人気商品なんだそう。ロックはもちろん、甘みを抑えたテイストになる泡盛割りやさわやかな炭酸割りなど、お好みの飲み方でお試しください。
 
 
もう一方の酒造所は、家族経営の小規模な「米島酒造」です。こぢんまりとした工場は「意思の疎通がしっかりとれるので動きやすい」と話すのは、四代目の田場 俊之(たば としゆき)さん。「料理とのマリアージュを楽しんでほしい」という思いから、米島酒造が目指しているのは、端麗で主張し過ぎない泡盛。口に含むと品の良い香りがふわっと上がり、キレのある味わいが楽しめます。個性が強すぎないので、バーなどで泡盛ベースのカクテルに使われることも多いそうです…
 
まだまだ続く、久米島の久米島の泡盛酒造巡り! この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。
こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/kumejima/7606/

 

株式会社久米島の久米仙
住所/沖縄県島尻郡久米島町字宇江城2157
電話/098-985-2276
販売・試飲/10:00~16:00(お昼休みの12:00~13:00は除く)
 
 
米島酒造株式会社
住所/沖縄県島尻郡久米島町字大田499
電話/098-985-2326 
工場見学/月~土曜(要予約)
予約及び見学受付時間/10:00~12:00/14:00~17:00
 
 
沖縄CLIPフォトライター Sachiko 
 
 
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【リトハク×沖縄CLIPコラボ】瑠璃色の海に囲まれた小さな「鳩間島」を気ままに自転車トリップ♪

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TVドラマ『瑠璃の島』(2005年)で一躍有名になった鳩間島(はとまじま)。周囲3.9キロメートルと、徒歩でも1〜2時間程で一周出来る、八重山(やえやま)諸島では最も小さな有人島です。人工的な観光スポットはほとんどなく、そこにあるのは手付かずの豊かな自然、“鳩間ブルー”と呼ばれる瑠璃色の海、そして屈託ない笑顔に包まれた人々の暮らし…。穏やかな島時間に包まれたこの素朴な島を、レンタル自転車で気ままに周遊してみましょう。
 
 
まずは基本情報をご紹介。地理的には、石垣島の西北およそ38.3キロメートル、西表島の北およそ5.4キロメートルに位置します。アクセスは、石垣港離島ターミナルから高速船(または貨客船)でおよそ40〜45分(西表島経由の場合70分)。面積は0.96平方キロメートル程で、人口は約60人。隆起サンゴにより生まれた島で、形状はほぼ円形。周縁部は概ね平坦ですが、中央部にちょっとした丘陵(後述)を擁します。島内は、大まかに南部に港・集落があり、北部はほぼ農地です。
 
 
サイクリングをする際は、小さな島ならではの凸凹道もあるので運転にはご注意を! 一周できる路地はもちろん、島を縦断している小道も野草が鬱蒼と生い茂った、オフロードです。
 
それでは、いざ出発♪  まずは、集落からほんの数分。島一番の見所である丘陵部「鳩間中森(ハトマナカモリ)」をチェックです。まさに、名前の由来とされる、“島の中央に位置する森”は、島で最高地点となる海抜33.8メートル。八重山民謡『鳩間中森』でも知られる景勝地です。
 
 
 
入口から石段を登り、クバなどの樹々に囲まれた坂道を少し登ると、島のシンボルである高さ16メートル、純白の「鳩間島灯台」が姿を現します。

 
その隣には、復元された石造りの「物見台」があり、上部からは四方を瑠璃色の海に囲まれた緑豊かな鳩間島をパノラマで一望…。その美しさにド肝を抜かれました! ちなみに、入口付近にある「友利御嶽(トモリウタキ)」は、島の創建にまつわる神聖な拝所で無断での立入りは厳禁です。
 
 
 
それでは、いよいよ島の外周を囲む路地を辿って一周です。集落から時計回りで行く場合、最初に目指すは、西岸に広がる「屋良浜(ヤラハマ)」。鳩間島で一番広いこの天然のビーチでは、ガジュマルの木陰が優しいひとときを与えてくれそうです。
 
 
そこから少し北上した右手にあるのが「夫婦岩」。昔、この辺りに仲睦まじい夫婦が暮らしていたことから名付けられた2つ大きな石を指します。ヤブの中にあるため、少し見つけづらいのですが小さな看板を目印に、探してみて下さいね。
 
 
続いて向かったのは、北岸の西側にこぢんまりと佇む「立原浜(タチバルハマ)」。この海辺は、干潮時にはリーフ近くにタイドプール(潮溜まり)が現れるなど、起伏に富んだ豊かなサンゴ礁が特徴です。但し、満潮時はアウトリーフから波や潮が入り込むので注意が必要です。
 
 
そのすぐ隣の石積みが、「武士家跡(ブシヌヤーアト)」です。この場所は昔の物見台の跡地で2010年に復元されました。ただし、石積みは崩れやすいため、登らないようにしましょう。
 
 
北岸からなだらかに続く東海岸には「外若浜(フカバカハマ)」(写真)、さらに南下した島の東端には「船原浜(フナバルハマ)」が位置します。いずれも北部の浜辺同様、決して広くはないですが、人が来ることはほとんどない、ちょっとしたプライベートビーチ感覚を味わえます…
 
 
まだまだ続く、鳩間島の自転車トリップ♪ この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。
こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/yaeyama/7654/

 

沖縄CLIPフォトライター 小川 研(Qey Word)
 
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【リトハク×沖縄CLIPコラボ】“日本で最も美しい村”、多良間村で黒糖作り体験

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宮古島から39人乗りの小さなプロペラ機に乗って約25分。エメラルドグリーンからコバルトブルーへと息を飲むグラデーションを織りなす美しい海に囲まれた多良間島(たらまじま)に到着です。
 
 
多良間島と水納島の2島から成る多良間村は、生活の営みによって作られた美しい景観や、昔ながらの郷土文化等が評価基準の“日本で最も美しい村”に沖縄県で唯一認定されています。国指定重要無形民俗文化財に指定されている島の豊年祭「八月踊り」をはじめ、地域の伝統行事が世代から世代に受け継がれており、沖縄の中でも自然と文化と人の暮らしが調和した島なのです。
 
 
この島の特産品のひとつに、さとうきびから作られる黒糖があります。沖縄には黒糖の産地が数多くあり、産地それぞれのおいしさを楽しめるのですが、多良間の黒糖は複雑で奥行きのある味わいが評価され、とても人気があります。全国の製糖工場や、お菓子工房でも最高品質の黒糖として使用されているなど、高い評価を得ています。
 
 
 
それでは早速、黒糖づくりを大自然の中で体験してみましょう。黒糖づくりの体験ができるのは、多良間空港から車で2分ほどの場所にある『多良間島黒糖舎(たらまじましーとーやー)』です。到着すると、小高く積まれたさとうきびが、ほのかな甘い香りを漂わせていました。さとうきびが前日に収穫されたばかりで新鮮だからでしょう。
 
 
刈取り後、まず最初にやるのは圧搾です。扱いやすい長さにあらかじめ切り揃えられたさとうきびを数本、両手に持って、圧搾していきます。機械はゆっくりのんびり動きますので、人間のほうも慌てずに無理に力まずリラックス。それでいてテキパキと作業をしなくてはいけないそうです。
 
 
さとうきびの絞り汁がある程度の量集まったら、次は鍋に移して加熱します。石灰を加え、水素イオン指数(pH/ペーハー)を7.2辺りに調整して、煮詰めることで濃縮していきます。ここで注意しなくてはいけないのは焦がさないこと。
 
 
大きな鍋での作業なので、鍋底をやさしく撫でるようにかき混ぜなくてはなりません。また、表面には灰汁(あく)が浮いてきますので、その都度取り除くことも忘れずに。この灰汁はエグみの素なので丁寧に取り除く必要がありますが、取りすぎると水っぽくなったり、あっさりしすぎる黒糖になってしまうそうです。
 
目を離さずに注意深く煮詰めていくと、さとうきびの汁が茶褐色に変化してきてきます。匂いも、青葉のような香りから、甘くて芳ばしい香りへ。黒糖になる途中の姿に胸が高まります。
 
 
ここまできたら別の鍋に移して濃縮の工程に移ります。焦げないようにかき混ぜながら水分を飛ばしていくのです。光のあたり具合で黄金色に輝いて見える泡の色。芳ばしい香りが満ちるなか、現れては消えていく泡を眺めていると思わず舐めてみたくなる衝動にかられます。
 
 
「はい、もう少し我慢してくださいね」と濃縮された煮汁を更に別の鍋に移していよいよ仕上げ。かくはん棒の先に煮汁を絡めて、粘り気をチェック。適度な粘り気が出てきたら、指先につけて、歯先で「その瞬間」を見極めます…
 
まだまだ続く、多良間村での黒糖作り体験! この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。
こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/miyako/7638/

 

[お問い合わせ]
株式会社ツーリズムたらま
住所/沖縄県宮古郡多良間村仲筋2506-1
電話/0980-79-2966、090-1941-6222
実施日/土曜・日曜(事前予約が必要です)
料金/2,000円(お土産付き)
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
まだまだ知られていないあなただけが知る沖縄の魅力を是非教えてください。沖縄の旅行情報のご投稿はこちらから。
 
~もっと、沖縄が好きになる。沖縄CLIP~

 

【リトハク×沖縄CLIPコラボ】ハブがいない粟国島でゴロンと寝転がって星空観察

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那覇市から北西に約60キロメートルの距離にあり、沖縄本島から船で2時間程度で行ける粟国島(あぐにじま)。映画「ナビィの恋」のロケ地として知られ、特産品としては「粟国の塩」などが有名な島です。今回は粟国村観光協会スタッフがご案内するこの島ならではの“とっておきのツアー”をご紹介します!
 
集落散策で見かけたトゥージという石鉢(写真左)とさとうきびを搾る圧縮機として使われていたサーターグルマ(写真右上)、青空が似合うアラマンダ(写真右下)
 
粟国島は沖縄県内でも非常に珍しい火山活動でできた島なので、上の空撮写真でも分かるように白い断崖絶壁の岬(マハナ展望台周辺)や、ヤヒジャ海岸などでは火山の島であったことを証明する地層を見ることができ、粟国島独特の景観を楽しむことができます。そして実は夜の観光もおすすめ。離島だからこそ、人工の光によって星が見えにくくなること(光害)が少ないので星空観察に適しています。しかもハブがいない島なので、夜に寝転がりながら星空を眺めることができます。
 
 
ぼーっと眺めるのも良いですが、星空に詳しい方がガイドをしてくれると楽しさも倍増です。観光協会の名物案内人、四方正良(しかたまさよし)さん。粟国の自然に魅了されて移住された県外出身者で、もともと子どもの頃から星空に詳しいというスペシャリストです。この写真のように冬場でもTシャツ1枚で案内するのが、彼の普段からのスタイル。
 
 
ツアー開始は日没後。粟国村観光協会の窓口がある島あしび館「ビジターセンター」に集合です。ビジターセンター前を中心に星空観察会が行われます。日が暮れると、次第に宝石のように星々が輝き始め、自然のプラネタリウムの美しさに感激! ただ眺めているだけでも素敵なひとときですが、広大な星空をキャンバスに、四方さんが懐中電灯をレーザーポインターのように夜空に光線をさして詳しく説明してくれるので、より理解が深まります。
 
 
沖縄離島での星空観測に関しては、観測施設のある石垣島や波照間島が有名ですが、粟国村観光協会には移動式の大きな天体望遠鏡があるので、それを野外に持ち出して星を観ることができるのも粟国島ならではの醍醐味です。天体望遠鏡では、土星の環まで見えたり、新月でなければ月のクレーターまではっきり見えたりと、宇宙空間に漂う星雲や星団の観察ができます。
 
 
寝転がりながらの星空観察も格別です。地べたにそのまま寝転がってもよいですが、ヨガマットやレジャーシートがあればベターです。時折吹く夜風も心地よいのですが、冬場は暖かい格好をおすすめします。
 
 
真上を見上げると、ミルキーウェイとも呼ばれる天の川銀河。街灯が多い地域だと見ることのできない美しい光景が天上に広がっていました! 高い建物など視界を遮るものがなく、180度広がる満天の星を見ていると、なんともいえない幸福感に満たされていきました…
 
まだまだ続く、久米島の久米島の泡盛酒造巡り! この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。
こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/15islands/7608/
 
 
■ツアー申し込み先&問い合わせ先
粟国村観光協会
住所/沖縄県島尻郡粟国村東1142
電話/098-896-5151(要予約/担当・四方)
 
 
沖縄CLIPフォトライター 桑村ヒロシ(KUWA)
 
 
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【リトハク×沖縄CLIPコラボ】雄大な自然と、天国のような海に癒される久米島の魅力

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沖縄離島の中で一番、久米島(くめじま)が好きな理由はいくつもある。真っ白な砂浜が美しいハテの浜や、島の頂上から見る絶景。高低差もあって面積も広い久米島の魅力は本当に多彩。そして何よりも、行く先々で話しかけてくる島の人々の温かさに癒されに私は何度もこの島へ足を運ぶのだ。 

雄大な自然がつくり出すパワースポット

久米島の雄大な自然は、美しいビーチだけじゃない。島全体を一周すると、この島の持つ懐の広さを感じることができる。子宝に恵まれると言われ、 巨大な岩の裂け目から海が見える「ミーフガー(女岩)」というパワースポットの存在感は、何度訪れても圧倒されるばかりだ。スピリチュアルなものにあまり縁がない私でさえ、神様の存在を信じずにはいられない。

コバルトブルーの海に広がる亀の甲羅にそっくりな畳石は、安山岩質の溶岩がゆっくり冷えて岩石になる時に割れ目ができたもの。

そして樹齢250年余の琉球松である、五枝の松。真っ青な空に堂々と手を伸ばし、この島の様々な歴史を見てきたであろう長老松は、今日もどっしりとこの島の人々の暮らしを見守っている。そう、久米島は壮大な時の流れと地球の生命力を感じさせる、パワフルな自然で溢れている。

天国のような砂浜と海の青さに癒される

久米島から渡船で20分ほど、船上でもあまりの海の美しさに心を完全に奪われていたら、この世のものとは思えないほど美しい、真っ白な砂浜でできた島が見えてきた。初めて「ハテの浜」に降り立った時は、 あまりの景色に天国に来てしまったんじゃないかと思ったほど。360度エメラルドグリーンの海に囲まれた楽園のようなこの島は、オンシーズンの時は様々なマリンアクティビティが楽しめるけれど、オフシーズンは人も少なく、真っ白な砂浜でゆっくりと自分の時間を過ごすことができる。

ふと足元を見ると、透明な海の中でたくさんの魚が戯れに来てくれている。街の喧騒、色々なしがらみ、自分の日々を取り巻くわずらわしいものを完全に遮断し、ただ目の前に広がるブルーとホワイトの景色を眺めていたら、全てが海に洗い流されていくような感覚を覚えるのだ。

バラエティ豊富な島グルメ

久米島は野菜もお肉もお魚も、地産のものがたくさん溢れている島だ。多くの飲食店が島のフレッシュな食材をふんだんに使用しているので、美味しくないわけがない。赤瓦古民家の「やん小~(やんぐゎ~)」の沖縄そばは久米島地鶏と豚骨、カツオや昆布をベースとした濃厚なスープ。一番人気の味噌もやしそばは久米島産のお味噌の豊かな風味が素晴らしく、現地の湧き水で育てられたシャキシャキの惣慶もやしが美味しい。お庭に面した開放感のあるお座敷で、色とりどりの南国の花を眺めながらお店の人との会話を楽しんでいると、自分の中にもゆっくりと「島時間」が流れ込んでいくようだ。

少しお散歩して小腹が空いてきたら「かまぼこの店 助ろく」へ。地元の人も海産物を買いに訪れる人気の店内は、島で捕れた新鮮なお魚やてんぷらが盛りだくさん!

どこのお店に入ってもハズレがなく美味しいので、ついつい食べ過ぎちゃうことだけがいつも心配なのだけれど…

 

まだまだ続く、Sandyが語る久米島の魅力。この続きは、沖縄離島専門の観光情報サイト【リトハク】のWebサイトでご紹介しています。 こちらからご覧ください。 ⇒ http://ritohaku.okinawastory.jp/story/kumejima/

 

沖縄CLIPフォトライター Sandy

 

■関連リンク

古から伝わる先人たちの知恵「沖縄風水」を知る旅

 → 風水の文化を知りながら、昔の久米島の人々の暮らしや文化に想いを馳せる。

 

海洋深層水の力で身も心もビューティフルチャージ

 → 旅で疲れた体をたっぷり癒してくれる。海を目の前にしたジャグジーもおすすめ。

 

久米島、自然豊かな森の中でパン作り体験

 → オーガニックなパンづくり体験。島の恵みを感じ、ゆったりリラックスできる。

 

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一度履いたら病みつきに? 沖縄生まれの靴下「カラビサソックス」

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沖縄県中部、北谷町(ちゃたんちょう)にあるAKARAギャラリーは沖縄を代表する芸術家「名嘉睦稔(なかぼくねん)」氏によって建てられた美術館。その独創的なフォルムの外観は北谷のランドマークの一つといえます。ギャラリーには名嘉睦稔氏による木版画やリトグラフが展示され、アートグッズを販売するミュージアムショップとアパレルブランド「HabuBox」が併設されています。HabuBoxは「オリオンビール」「三線」「シーサー」「ゴーヤー」など、沖縄らしいモチーフをユニークにデザインするTシャツから、デザイン性の優れたかりゆしウェアまで、沖縄ファッション界を牽引しているブランドです。
 
©habubox
 
今回は、HabuBoxが生み出した、新しい履き心地を提案する靴下「カラビサソックス」ついてのお話です。
 
 
5本指の靴下が登場して久しいですが、指先がむき出しの5本指靴下を友人が履いている姿を沖縄で目にしたときの衝撃は忘れられません。そう、「カラビサソックス」とは5本指靴下の指先の部分を大胆にカットした、新しい形態の靴下なんです! 
 
「何故このような靴下が生まれたのか?」
 
どうやら、この方に起因しているようです・・・
 
 
HabuBoxのアートディレクターの名嘉太一(なかたいち)さんは、長い間「人一倍足裏の汗をかく」というコンプレックスに悩まされていました。真夏の厳しい暑さのなかで履くサンダルにさえ、靴下がないと不快で仕方がない・・・でも、真夏のサンダル履きに靴下という「センスのなさ」を許すことも出来ず。。。
 
「夏場のサンダル履きにも靴下が(ボクには)必要!」「でもサンダルに靴下履きのスタイルをダサく見られたくない!!」、この相反する二つの要素を解決するため、密かに購入した5本指靴下の指先を切り落とし、サンダルを履いていても裸足に見えるようにしていました。「もしかして、こっちの方がダサいのか??」という不安を抱きながらも敢えて個性的な手段を選ぶあたりが、HabuBoxのアートディレクターである所以なのでしょう。そこから「ひょっとしたら自分と同じ悩みを持つ人がいるのではないか?」と思いはじめました。今、自分一人が勝手に切って履いてるこの靴下も、キチンと商品化できたら誰かが救われるのかもしれない。そんな思いから「カラビサソックス」は誕生しました。
 
©habubox
 
「カラビサ」とは、沖縄の言葉で裸足のこと。”足汗コンプレッス”から生まれた新たな形態の靴下は、サンダル文化の根強い沖縄だからこそ、多方面へ広がる可能性をもつプロダクトと言えます。年中サンダルで過ごせる気候の沖縄で、冬場の「ちょっと涼しいかも」という時にもピッタリのアイテム。とくに、オシャレなサンダルの代名詞といえる「ビルケンシュトック」と試してみてください。普通の人でも夏場のビルケンは「足汗のかきやすいサンダル」になりがち。でもカラビサソックスとの相性は抜群。ビルケンのソールがサラサラのまま、ひと夏を過ごせるんです! 
 
赤と黒と白のボーダーで、天然記念物ヤンバルクイナのイメージを演出 ※2016年現在店頭販売にて終了予定。残りわずか!
 
靴下の配色とパッケージに「沖縄らしさ」を感じさせるモチーフをふんだんに取り入れているところは、HabuBoxならではのセンス。
 
赤瓦をイメージしたグラデーション
 
踵の滑り止めにデザインされている「スクガラス」。見えない部分にまで沖縄ディテールが施されている
 
「島バナナ」「もずく」「ゴーヤー」「島とうがらし」「スクガラス」「ヤンバルクイナ」「ガジュマル」。沖縄のアイコンたちが新しいファッションの舞台へ。名嘉さんの風土に対する思いが伝わってきます。
 
そんな、沖縄のモチーフを使った沖縄発のデザイン靴下「カラビサソックス」は2014年にグッドデザイン賞を受賞。沖縄のアパレルとしては初の快挙。
 
 
男性のコンプレックスから生まれた靴下でしたが、冷え性に悩む女性が重ね履きとして使ったり、指先が出ることで滑りづらくなるため妊婦さんにも愛用されるなど、思いも寄らない方向に波及しています。
 
実際、この原稿を書きながら私も履いているのですが、なんでしょう、この心地よさ。一本一本の指の間の程よい締め付け感と指先の涼しげな開放感、一日中、冷房の中で生活している足首をそっと包む温かさ。
 
夏に靴下を履く習慣がなかった私も、この夏、病みつきになってしまうこの靴下。お土産にも喜ばれますし、贈りものや自分用に是非試してみて下さいね。
 
 
カラビサソックスが買える場所
HabuBox 美浜店
住所/沖縄県北谷町美浜9-12
営業時間/11:00~21:00
 
アカラ店
住所/沖縄県北谷町美浜9-20
営業時間/11:00~21:00
 
那覇店
住所/沖縄県那覇市松尾1-2-4
営業時間/11:00~21:00
 
イオンライカム・ショップインショップ
住所/沖縄県中城郡機中城アワセ土地区画整理業区域内4街地 イオンスタイル3階
営業時間/10:00〜22:00
 
通販サイト
 
 
商品に関するお問い合わせ
株式会社プロジェクト・コア
〒904-0315 沖縄県読谷村字渡具知437-1
TEL/098-957-1772
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ)
 
 
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小さめサイズがちょうどいい♪ スイーツの本場=パリの焼き菓子が揃うnanan_pipeline【宜野湾】

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宜野湾(ぎのわん)市のパイプライン通りにひっそりとお店を構える焼き菓子屋さん『nanan_pipeline(ナナン パイプライン)』。

 

 

お店に並ぶ焼き菓子を作っているのは「スイーツは子どもの頃から食べるのも作るのも大好きでした」というパティシエール。好きが高じて趣味の域を大きく超え、お店をオープンする前には1年間、洋菓子の本場=パリへ。飲食店で働きながら、空いた時間や休日には勉強も兼ねて食べ歩きをしたと言います。

 

 

日本とパリの違いはいろいろありましたが、中でも驚いたのは“年配の男性がひとりでふらっとケーキを買いにお店に立ち寄ることが自然なこと”だったそうです。nanan_pipelineが目指すのは、まさにそこ。“パン屋さんと同じぐらいお菓子屋さんが身近な存在”になることでした。

 

  

 

店内には、フランスでメジャーなパウンドケーキやガトーショコラ、マドレーヌなど約15種類が店頭に並びます。オープン前に焼き上げるものあれば、食べ頃を逆算して前日や2日前に仕込むものも。

 

 

「数種類味わえるように」とあえてサイズを小さめにしたパウンドケーキは、バターが香るふんわりタイプ。白砂糖の代わりにきび砂糖を使うことで、甘さがまろやかになり、素材の味が活かされるそうです。

 

 

「黒糖&ジンジャー」「マンゴーココナッツ」「レモンポピーシード」伊江島のラム酒を使用した「フルーツケーキ」など、バリエーションは多数。それぞれ購入し、いろいろな味を楽しむのも良さそうですね。

 

          

フランボワーズの入った「ガトーショコラ」は、外はサクッ、そして中はしっとり。口に含むとリキュールの香りがふんわりと広がる、大人向けのケーキです。

 

  

 

島カボチャを贅沢に使い、シナモンやオールスパイスをたっぷり混ぜ込んだ「パンプキンスパイスチーズケーキ」も大人だから分かる美味しさ。ただ甘いだけではなく、ほのかに感じるピリッとした辛みが後を引きます。

 

 

特に女性から人気があるのは、千切りにしたニンジンがたっぷり入った「キャロットケーキ」。クルミのコリコリ食感が良いアクセントになっており、トッピングされているクリームチーズとバターで作ったやわらかなフロスティングと一緒にいただくと絶妙なハーモニー♪

 

 

私が個人的におすすめしたいのは、小麦粉の代わりにアーモンドプードルを使用した「無グルテンオレンジケーキ」。搾りたてのオレンジ果汁と果肉が入っているため、華やかな香りと爽やかな味わいが楽しめます。

 

「流行も取り入れたい」という思いから、グルテンフリーのスイーツを試作中とのこと。他のバリエーションは今後のお楽しみに。

 

 

nanan_pipelineのオープンは週3日(月~水)のみ。パリからインスピレーションを受け、アレンジを加えたという焼き菓子はどれも素朴で優しい味わいです。毎日食べても飽きがこないお菓子というのは、きっとこういうもののことを言うのだろうなぁと思います。

 

 

nanan_pipeline

住所:沖縄県宜野湾市大山1-5-12 トーマス大山1F

電話:080-7985-7836

営業:月~水曜日

営業時間:11:0017:00

Mailnanan.pipeline@gmail.com (注文受付)

P:2

 

 

沖縄CLIPフォトライター Sachiko

 

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farm to table で味わう日本最南端の日本蕎麦【食菜 かま田(宮古島)】

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ミヤコブルーとして知られる青い海が人気の宮古島(みやこじま)。自然の豊かさと並んで伝統文化が色濃く残り、イチャリバチョーデー(「出会えば兄弟」を意味するシマクトゥバ)の気質が県内でも強いこの島に日本最南端の蕎麦畑がある。南の島の太陽を浴び、ミネラルたっぷりの潮風に吹かれて育った宮古の蕎麦を使って手打ちした日本蕎麦を食べさせてくれる店があると聞いて訪ねてみた。

 

 

注文してしばらくすると、ほのかに緑がかった艶のある蕎麦がざるに盛られて運ばれてきた。さっそく、青ネギとわさびはそのままにしてめんつゆだけで、ずずっとすすった。蕎麦独特の豊かな香りと、しぐれのようにすっと消えいるような繊細な甘み。麺のコシはしっかりしていて、噛んだあと歯にぬかることもない。

 

 

続いては天ぷらの盛り合わせ。メインの海老2尾に宮古島で採れた旬の野菜が盛り付けられている。野菜の種類は季節によって変わってくるがこの日は5種類。ゴーヤー、ウリズン豆、フーチバー(よもぎ)、オクラ、そしてかぼちゃがサクサクの衣をまとって現れた。

 

 

蕎麦屋の楽しみといえば、冷の日本酒をちびりちびりとやりながら本を読んだり、とりとめもない物思いを楽しむこと。だし巻きや板わさ、蕎麦味噌をつつきながらのひと時もたまらない。

 

 

そばといえば沖縄そば。日本蕎麦を食べる文化がなかった宮古島に『食菜かま田』がオープンしたのは2010年。宮古島で生まれ育った鎌田広子(かまだ・ひろこ)さんが一人で始めたこの店を息子の鎌田賢(かまだ・けん)さんが手打ち蕎麦の店として再スタートさせたのが5年前。

 

 

蕎麦に対する鎌田さんの真摯な姿勢が口コミで広がり、地元のファンを増やしてきた。朝の6時から毎日手打ちされる蕎麦からは「よりおいしい蕎麦を」という真剣さが確かに伝わってきた。

 

 

 

宮古島に移住するまでは蕎麦はもちろん、食の仕事に関わったことがなかったという賢さん。子ども時代から、夏休みのたびに母親の故郷、宮古島には毎年のように遊びに来ていたそうだ。サラリーマンをしていた2008年、宮古の蕎麦畑を訪ねたときに転機が訪れた。その畑は宮古の高校で教師をしている従兄弟が土壌改良と水質改善を目的に実験的に始めたものだという。

 

 

 

収穫の手伝いをしているうちに楽しさを感じ始め、宮古島で蕎麦農家をやってみたいと思うまでになったのだとか。栽培して玄蕎麦を出荷するだけでは生計を立てるは難しいだろう、どうせやるなら、玄蕎麦から蕎麦粉、蕎麦粉から麺にして直接お客さんに味わってもらいたいと決めてからは、関西から関東へと、話題の蕎麦屋を食べ歩き、独学で蕎麦打ちを学び始めた。

 

 

「かま田さんは味がどんどん進化しているんですよ。オープンしたばかりの時は一所懸命に打った蕎麦という感じでしたが、いまではがんばりがしっかり形になった蕎麦を行くたびに味わっています」。

 

そういう風に食菜かま田を勧めてくれたのは、毎週のように食べに来ているという常連客。

 

「蕎麦を育てて蕎麦を打ってという生活に体はボロボロだけど、サラリーマンをしていた頃よりはるかに楽しいですね。いままでに何度か転職してきましたが、一生続けていきたいと思える仕事をようやく見つけられました」。早朝の蕎麦打ち作業の合間に鎌田さんが何気なく発したひと言は店を照らす朝の光のようにすがすがしかった。

 

 

 

食菜 かま田

住所/沖縄県宮古島市平良字下里737-11

電話/0980-72-0296

営業時間/11:3014:0 L.O17302000L.O

定休日/ランチ:火曜日、ディナー:月曜・火曜

Webサイト/https://www.facebook.com/shokusaikamata/

 

沖縄CLIPフォトライター 福田展也

 

 

《宮古島のおすすめ》

 

ラサ・コスミカ

FEU WAX

アトリエ和毛

 

 

 

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帽子になった赤瓦屋根、Tシャツになった沖縄地図。あたらしい沖縄土産

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裏通りを散歩していると、白い入道雲が浮かぶ青い空をバックに赤瓦の家が佇んでいる風景に出くわしたりする。瓦の朱色に漆喰が描く白い格子模様。所々から芽吹いていたりする小さな草花。内地では見かけることのない眺めに見とれる人間を、表情豊かなシーサーが屋根の上から見おろしていたりする。

 
沖縄の伝統的な家屋に使われてきた赤瓦。三線やハイビスカス、石敢當(いしがんとう)、サンゴ、ヤンバルクイナと並ぶ沖縄を代表するこのアイコンを、丸ごとあしらった商品が「島ぼうし 赤がわら屋根ハット」だ。「沖縄の強烈な日差しとマジムンからあなたを守る!」をキャッチフレーズにデビューしたばかりのチューリップハットは早くも注目されはじめている。
 
 
赤瓦は亜熱帯のスコールで降り注ぐ雨をためこんで、再び太陽が顔を出して照りつけ始めると、蓄えた水分を蒸発させて温度を微調整してくれる優れもの。シーサーはご存知のように邪悪なものを近づけない守り神。屋根の形をしたチューリップハットに2つのモチーフをあしらって、裏地の水色が澄み渡る青空のように眩しく輝いている。

「なくなりかけている沖縄の原風景を、帽子をかぶることでみんなの心に残していきたいんです」。そういう思いから島ぼうしをプロデュースしたのは、沖縄のあたらしいソウルフード「イカライス」を考案した池城安司(いけしろ・やすし)さんと弟の池城安信(やすのぶ)さん。将来の目標は、甲子園の応援席や那覇の国際通りを、沖縄のアイデンティティ『赤瓦屋根』で埋め尽くすことだという。
 
そして、こちらは「MAPs okinawa Tee」。池城さんがクビチリドゥシ(親友)の安慶名正浩(あげな・まさひろ)さん(「こましらでざいん」代表)とタッグを組んで商品化したこのTシャツは、ご覧の通り沖縄の地図をあしらったもの。
 
 
 
 
現在のラインナップは「那覇」、「名護・本部」、「石垣島」の3タイプ。ぜひ訪ねてほしい観光スポットがランドマークとともに描かれているし、距離感や位置関係にも結構こだわっている。だから、このTシャツを着て街を歩けば、道に迷った時にも地元の人に声をかけやすいし、そこから「イチャリバチョーデー」的な絆がひょっとすると生まれるかもしれないというスグレモノなのだ。
 
 
「土産ものというと、地元の人は見向きもしないことが多いじゃないですか。どうせなら、地元の自分たちが着てみたいと思うものを仲間と一緒に着たいですよね。それを見た観光客のみなさんに『自分も着たい』と思ってもらう。そんなTシャツを作りたかったんです」と安慶名さん。
 
 
 
デザイン起こしにあたっては、実用的かつ楽しめるものをと、池城さんと2人で何度もやり取りをし、描いては捨て、また描くというプロセスを繰り返したという。現在のポップでひねりの効いたテイストに仕上がるまではダメだしの連続だったのだろう。
 
「あたらしい沖縄土産」の「島ぼうし 赤がわら屋根ハット」と「MAPs okinawa Tee」。沖縄愛がたくさん詰まっているにもかかわらず、ゆるくてさわやか。空港や街中で見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
 
 
Produce & Design 4kake
住所/沖縄県宜野湾市新城2-36-12
電話/090-1542-2138
定休日/土曜
 
「MAPs okinawa Tee」は「こましらでざいん」とProduce & Design 4kakeのコラボアイテムです。
 
 
*「島ぼうし 赤がわら屋根ハット」は沖縄県内のわしたショップ、壺屋ワークス、YUNA、那覇空港、石垣島空港、イチグスクモードなどで、「MAPs okinawa Tee」の「那覇」と「名護・本部」は沖縄県立美術館・博物館、ジュンク堂那覇店、沖縄県内のわしたショップ、GRPホテル、壺屋ワークスで、「石垣」はイチグスクモード、アナナスなどで販売しています。
 
 
 
沖縄CLIPフォトライター 福田展也
 
 
 
《あたらしい沖縄土産》
 
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