沖縄の原風景が色濃く残っている伊平屋島(いへやじま)には、ショッピングセンターやアミューズメントパークはありません。しかし、透明度の高い青い海に囲まれた島内では、人の手が入らない純粋な自然を感じることができ、その“飾らない自然の姿”が最大の魅力です。
そんな伊平屋島に住む譜久村 英史(ふくむら ひでふみ)さんに伊平屋島のおすすめスポットを教えていただきました。
譜久村さんは、共同売店で主任を務める傍らカメラマンとして活動をされています。南大東(みなみだいとう)島生まれの譜久村さんは、父親が伊平屋島の出身者ということもあって、20年ほど前に伊平屋島に移住。現在は、72年続く前泊共同売店の主任をしながら、営業時間外や休日にはカメラを片手に島をまわり、風景や星空、植物、伊平屋酒造所の泡盛、神事などを撮影して自身のSNS上で掲載。島の魅力を国内外に向けて発信しています。
画像提供:譜久村 英史
「周囲34kmほどの小さな島ですが、同じ場所でも、季節や気候、時間帯によって異なる表情を見せてくれるので、伊平屋島は面白いですよ」と譜久村さん。中でも野甫(のほ)漁港から見る海はイチオシだそうで、特に太陽が当たった時に何層ものグラデーションになった海色は、島に住んで20年の譜久村さんも見る度に感動するそうです。
画像提供:譜久村 英史
島の高い場所に位置する我喜屋(がきや)ダムからは、前泊(まえどまり)港やその周辺の集落を一望することができ、まるでタイムスリップしたかのような素朴な景観が楽しめます。
画像提供:譜久村 英史
「冬は腰岳林道(こしだけりんどう)のトレッキングもいいですよ」と譜久村さん。島には久葉(くば)山やタンナ岳、阿波(あは)岳、賀陽山(がようざん)など8つの山がありますが、腰岳は遊歩道の整備がされており、気軽に散策を楽しめるのだとか。遊歩道はいくつかコースがあり、3,982mのコースはゆっくり歩くと50分ほどかかるそう。季節によっては珍しい野鳥や昆虫、植物に出会うこともできるそうです。
画像提供:譜久村 英史
「写真に興味を持ちはじめたのは、伊平屋島に来たばかりの頃でした。コンパクトデジカメからはじめて、その後一眼レフに移行しました。伊平屋島の星が撮りたくて、独学で勉強をしたんです。星降る島を多くの人たちに見てもらいたくて。夏は天の川がハッキリと出てきて、感動しますよ。月明かりのない新月の日に来てください」
時間がある時は星空撮影を教えてくださるとのこと。
在住歴20年の譜久村さんが今でも感動するという島風景は、島に訪れる多くの人たちの心をつかんで離しません。魅力あふれる伊平屋島へ、あなたもぜひ!
譜久村英史インスタグラム
hide.ff https://www.instagram.com/hide.ff/
沖縄CLIPフォトライター 舘 幸子
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